「幻想種」を編集中
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伝説、神話にて登場する生物の総称。文字通り、幻想の中にのみ生きるモノ。<br> | 伝説、神話にて登場する生物の総称。文字通り、幻想の中にのみ生きるモノ。<br> | ||
外的要因によって生態系が変貌したモノ、ヒトの想念より生み出されたモノ、長寿により上の段階にあがったモノなどがいる。妖精や巨人と言われる亜人、日本の生粋の鬼や竜と言われる魔獣などがこれに該当する。特に[[竜種]]は幻想種の頂点に位置し、最強の幻想種であるとされている。<br> | 外的要因によって生態系が変貌したモノ、ヒトの想念より生み出されたモノ、長寿により上の段階にあがったモノなどがいる。妖精や巨人と言われる亜人、日本の生粋の鬼や竜と言われる魔獣などがこれに該当する。特に[[竜種]]は幻想種の頂点に位置し、最強の幻想種であるとされている。<br> | ||
− | + | 『月姫』では「野獣」、「魔獣」、「幻獣」、「聖獣」と分かれていた<ref group="出">「[http://www.typemoon.org/etc/zadan/zadan2-2.html スタッフ座談会第二夜 注釈]」</ref>が、『Fate/stay night』からは「魔獣」、「幻獣」、「神獣」に変わっている<ref group="出">「Fate用語辞典-魔獣」『Fate/side material』 p.73</ref>。いずれにせよ右に行く程高位になって行く。<br> | |
− | 最高位の「神獣」ランクは、「ギリシャ神話の暴風」テュポンや、「白鯨」モビー・ディックなどが有名で、「このあたりの神獣はもはや生き物というよりも超兵器みたいなもの」と言われている<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-本編枠外の質問」『Fate/complete material | + | 最高位の「神獣」ランクは、「ギリシャ神話の暴風」テュポンや、「白鯨」モビー・ディックなどが有名で、「このあたりの神獣はもはや生き物というよりも超兵器みたいなもの」と言われている<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-本編枠外の質問」『Fate/complete material Ⅲ』 p.136</ref>。この位階になると時には竜種すら上回り、英霊では手も足も出ない強さを持った者も少なくないが、神獣の中でもその強さには個体差が存在する。<br> |
幻想種の多くは神代より存在する様々な動物が入り混じったキメラ(掛け合わせ)、合成獣である。魔獣ランクならば魔術師でも使役可能だとされる。[[サーヴァント]]の宝具として召喚、使役されることもある。 | 幻想種の多くは神代より存在する様々な動物が入り混じったキメラ(掛け合わせ)、合成獣である。魔獣ランクならば魔術師でも使役可能だとされる。[[サーヴァント]]の宝具として召喚、使役されることもある。 | ||
− | + | その在り方そのものが『神秘』であり、彼らはそれだけで魔術を凌駕する存在。神秘はより強い神秘に打ち消される。魔術が知識として力を蓄えてきたように、幻想種はその長い寿命で力を蓄える。特に千年クラスの幻獣・聖獣の類の神秘性は魔法と同格であり、魔術程度の神秘では太刀打ちできず、その存在を目撃するだけでも奇跡とされる。<br> | |
長く生きた幻想種であるほど、この世界から遠ざかっていくため、現在、世界に留まっている幻想種はせいぜい百年単位のモノであるとされている。未だ未開の地の奥深くでなら発見できなくはないが、幻獣ランク以上のものは既に世界の裏側に肉体を捨て、魂だけでシフトしてしまっている。捨てられた肉体は地下で石油等に成っている。 | 長く生きた幻想種であるほど、この世界から遠ざかっていくため、現在、世界に留まっている幻想種はせいぜい百年単位のモノであるとされている。未だ未開の地の奥深くでなら発見できなくはないが、幻獣ランク以上のものは既に世界の裏側に肉体を捨て、魂だけでシフトしてしまっている。捨てられた肉体は地下で石油等に成っている。 | ||
− | + | 『Fate/Grand Order』では人理が混乱しているため、人間の世界にもワイバーンだけでなくバイコーンやキメラといった幻想種が湧き出ている。 | |
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+ | ===幻想種リスト=== | ||
;一角獣 | ;一角獣 | ||
:幻想種の1つ<ref group="出">「[http://www.typemoon.org/etc/zadan/zadan2-1.html スタッフ座談会第二夜]」</ref>。魂を食べるとされる、霊験灼かな獣。その角は第七聖典の材料にもなっている<ref group="出">「月姫用語辞典-第七聖典」『月姫読本』</ref>。 | :幻想種の1つ<ref group="出">「[http://www.typemoon.org/etc/zadan/zadan2-1.html スタッフ座談会第二夜]」</ref>。魂を食べるとされる、霊験灼かな獣。その角は第七聖典の材料にもなっている<ref group="出">「月姫用語辞典-第七聖典」『月姫読本』</ref>。 | ||
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;カリュドン | ;カリュドン | ||
:女神アルテミスが地上を罰するべく送り込んだ魔獣。幻獣に匹敵する霊格を持つ。一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。<br>[[アタランテ]]は宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。 | :女神アルテミスが地上を罰するべく送り込んだ魔獣。幻獣に匹敵する霊格を持つ。一見は猪に見えるが、それは素体となる生物が猪だっただけ。カリュドンの皮を人が被れば、魔人と化す。<br>[[アタランテ]]は宝具『神罰の野猪』としてこのカリュドンの皮を所持している。 | ||
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;巨人 | ;巨人 | ||
− | : | + | :巨人というのは種族だと思われがちだが、必ずしもそういう訳ではない。幻想種としての巨人は、種であるという以前に、荒ぶる力を示すもの。恐るべき力。人の形をして、けれども人ではない。神のようで、神ではない(ダビデ曰く、ここでいう神というのは多神教の神であり、天におわす御方ではない)。人ならざるもの。人であるもの。しかして、力あるもの。荒ぶるもの。逆らうもの。 |
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;巨人種 | ;巨人種 | ||
− | : | + | :神代には蔓延っていたが、[[ベオウルフ]]が生きていた時代では精々10メートル程度に留まっている。 |
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;クリチャーチ | ;クリチャーチ | ||
− | : | + | :ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。 |
:臆病だが、仲間を呼んで際限なく押し寄せてくる。 | :臆病だが、仲間を呼んで際限なく押し寄せてくる。 | ||
:撃って殴ったら死ぬため、[[ヤガ]]にとっては手軽な魔獣。 | :撃って殴ったら死ぬため、[[ヤガ]]にとっては手軽な魔獣。 | ||
;ケツアルコアトルス | ;ケツアルコアトルス | ||
− | :[[ケツァル・コアトル]]の宝具『翼ある蛇』によって召喚される翼竜。 | + | :[[ケツァル・コアトル]]の宝具『翼ある蛇』によって召喚される翼竜。<br>実際に白亜紀に棲息したケツアルコアトルスよりも遙かに強化されており、ランクは幻獣~神獣クラス。 |
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;ケルピー | ;ケルピー | ||
:イギリス・スコットランド地方の伝説で登場する、水面を闊歩する蹄と魚の鱗に似た尾を持つ青ざめた馬。別名アハ・イシュケ。人肉、特に少女の肉を好んで喰らう危険な魔獣。 | :イギリス・スコットランド地方の伝説で登場する、水面を闊歩する蹄と魚の鱗に似た尾を持つ青ざめた馬。別名アハ・イシュケ。人肉、特に少女の肉を好んで喰らう危険な魔獣。 | ||
:サーヴァントと戦える程の攻撃性と、ダイラタンシー流体を魔術的に成立させた防壁である魔の水膜を有する。また有翼の飛翔形態である「水の鳥(ブーブリー)」へと変身する事ができる。 | :サーヴァントと戦える程の攻撃性と、ダイラタンシー流体を魔術的に成立させた防壁である魔の水膜を有する。また有翼の飛翔形態である「水の鳥(ブーブリー)」へと変身する事ができる。 | ||
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− | ; | + | ;ケルベロス |
− | : | + | :三つの首を持ち、象ほどの巨体を誇る魔犬。 |
− | : | + | :ハデスの加護を受けられる状態では神獣ランクを誇るが、加護を受けられない状態では弱体化し、サーヴァントと同程度の実力になる。 |
;飛蹄雷牛(ゴッド・ブル) | ;飛蹄雷牛(ゴッド・ブル) | ||
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;シャンシャン | ;シャンシャン | ||
− | : | + | :[[ベオウルフ]]が率いる[[ヤガ]]たちが飼いならした魔獣。 |
;ジャヴォル・トローン | ;ジャヴォル・トローン | ||
− | : | + | :ロシアの異聞帯に棲息する魔獣。多頭の大蛇。 |
:体内にアルコールを生成する種。生成するのは蒸留酒ではなく、どちらかというと発酵酒のようなもの。 | :体内にアルコールを生成する種。生成するのは蒸留酒ではなく、どちらかというと発酵酒のようなもの。 | ||
:村一つ程度なら、平気で潰す凶悪な存在。 | :村一つ程度なら、平気で潰す凶悪な存在。 | ||
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;人理を否定する神獣 | ;人理を否定する神獣 | ||
:名称不明。[[ヘラクレス]]が十二の難行で倒した神獣。人が生み出すあらゆる道具を無効化する特性を持つ。 | :名称不明。[[ヘラクレス]]が十二の難行で倒した神獣。人が生み出すあらゆる道具を無効化する特性を持つ。 | ||
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;人狼 | ;人狼 | ||
134行目: | 67行目: | ||
:その力はサーヴァントに匹敵し、極めて高度な知性も有する。生命力も異常で、頭部を斬り落とされても死なず何事もなかったかのように戦闘を続行する。 | :その力はサーヴァントに匹敵し、極めて高度な知性も有する。生命力も異常で、頭部を斬り落とされても死なず何事もなかったかのように戦闘を続行する。 | ||
:生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。[[ベディヴィエール]]によると、霊的なものを栄養にするとのこと。 | :生身のものと岩石で躰が構成されたものの2種類に分けられるが、備えている能力は変わらない。[[ベディヴィエール]]によると、霊的なものを栄養にするとのこと。 | ||
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:[[オジマンディアス]]の宝具『熱砂の獅身獣』として召喚・使役される。 | :[[オジマンディアス]]の宝具『熱砂の獅身獣』として召喚・使役される。 | ||
:;スフィンクス・アウラード | :;スフィンクス・アウラード | ||
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;双角馬 | ;双角馬 | ||
− | : | + | :バイコーン。 |
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;天馬 | ;天馬 | ||
− | : | + | :神代の幻想種。通常の天馬のランクは魔獣であり、そう強力な幻想種ではないが、[[メドゥーサ]]が召喚する個体は神代から存在し続けてきた個体で、幻獣の域に達しており、護りに関しては既に竜種に達している。 |
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;デーモン | ;デーモン | ||
158行目: | 88行目: | ||
;バシュム | ;バシュム | ||
:大毒蛇。[[ティアマト]]が生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。<br>掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間[[モードレッド]]を即死させるほどの毒息を持つ。<br>[[セミラミス]]が宝具『驕慢王の美酒』で召喚した。流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』本編では上半身のみが召喚されている。 | :大毒蛇。[[ティアマト]]が生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。<br>掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間[[モードレッド]]を即死させるほどの毒息を持つ。<br>[[セミラミス]]が宝具『驕慢王の美酒』で召喚した。流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』本編では上半身のみが召喚されている。 | ||
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;ヒポグリフ | ;ヒポグリフ | ||
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:伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。 | :伝承通り猛毒を持ち、その殺傷力はサーヴァントにとっても脅威となるほど。幻想種としては強力な部類らしく、ヘラクレスの十二の難行の中でもヒュドラ殺しは別格の功績として扱われている。 | ||
:また、生前の荊軻は始皇帝を暗殺するためにこの毒を匕首に焼き入れたほか、[[ギルガメッシュ]]の王の財宝内には食用(毒あり)がある。 | :また、生前の荊軻は始皇帝を暗殺するためにこの毒を匕首に焼き入れたほか、[[ギルガメッシュ]]の王の財宝内には食用(毒あり)がある。 | ||
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;魔猪 | ;魔猪 | ||
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;[[ヤガ]] | ;[[ヤガ]] | ||
− | : | + | :ロシアの異聞帯『永久凍土帝国 アナスタシア』に存在する人種。魔獣と人間の合成体。 |
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;ラミュロス | ;ラミュロス | ||
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:若干色素が薄い以外は人間とそう見た目は変わらず、ステレオタイプな吸血鬼のような外観。 | :若干色素が薄い以外は人間とそう見た目は変わらず、ステレオタイプな吸血鬼のような外観。 | ||
:;[[ヴォルフガング・ファウストゥス]] | :;[[ヴォルフガング・ファウストゥス]] | ||
− | ::『[[Fate/Labyrinth]] | + | ::『[[Fate/Labyrinth]]』に登場したラミュロスの一員。自身の霊器再臨を目論み、迷宮の聖杯戦争を開催する。 |
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==[[竜種]]== | ==[[竜種]]== |