「覚者」を編集中
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| 声優 = 田中秀幸(サウンドドラマ) | | 声優 = 田中秀幸(サウンドドラマ) | ||
| 属性 = 秩序・中立<ref group = "注">おそらくは中庸の誤記。</ref> | | 属性 = 秩序・中立<ref group = "注">おそらくは中庸の誤記。</ref> | ||
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| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| 誕生日 = 4月8日 | | 誕生日 = 4月8日 | ||
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: 聖杯戦争終了後、熾天の玉座にて[[主人公 (EXTRA)|主人公]]を待ち構えるトワイス・H・ピースマンが従えるサーヴァント。 | : 聖杯戦争終了後、熾天の玉座にて[[主人公 (EXTRA)|主人公]]を待ち構えるトワイス・H・ピースマンが従えるサーヴァント。 | ||
: 基本の7クラスには該当しない、特別なクラスのサーヴァント。 | : 基本の7クラスには該当しない、特別なクラスのサーヴァント。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
− | : 読み方は似ているが、「''' | + | : 読み方は似ているが、「'''セイヴァー/Saver'''=救世者」であって、「セイバー/Saber=剣士」ではない。 |
: クラス名である「救世者」の他、「覚者」「この世でただひとり、生の苦しみより解脱した解答者」「地上でただ一人、生命の真意に辿り着いたもの」と紹介される。自らの行いが悪であるとしていたトワイスの計画する世界救済に手を貸していたのは、トワイスの思想に共感したからではなく、トワイスという人間の心の行く末に慈悲を示していたため。 | : クラス名である「救世者」の他、「覚者」「この世でただひとり、生の苦しみより解脱した解答者」「地上でただ一人、生命の真意に辿り着いたもの」と紹介される。自らの行いが悪であるとしていたトワイスの計画する世界救済に手を貸していたのは、トワイスの思想に共感したからではなく、トワイスという人間の心の行く末に慈悲を示していたため。 | ||
:召喚にも条件があり、彼を召喚するには「善悪を問わず人類を救う理念に開眼している」ことが条件とされている。 | :召喚にも条件があり、彼を召喚するには「善悪を問わず人類を救う理念に開眼している」ことが条件とされている。 | ||
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: サーヴァントとして召喚に応じた為、如来(真如[真理]から来たもの)ほどの力や権限は無い。 | : サーヴァントとして召喚に応じた為、如来(真如[真理]から来たもの)ほどの力や権限は無い。 | ||
: ただしセイヴァーはサーヴァントとしては規格外の強さを誇り、[[玉藻の前|キャスター]]がこれまで戦ってきたサーヴァントとは格が違うと称する。 | : ただしセイヴァーはサーヴァントとしては規格外の強さを誇り、[[玉藻の前|キャスター]]がこれまで戦ってきたサーヴァントとは格が違うと称する。 | ||
− | : | + | : まず攻撃面は、スキル『カラリパヤット:EX』に裏打ちされた古代インド武術によって近接戦闘では無双を誇り、宝具『転輪聖王』によって遠距離も制圧する。 |
: 更に防御面では、英雄と反英雄の全パラメータをそれぞれ2、1ランク下げる『対英雄:B』と、物理や概念、次元間攻撃等によるダメージを自身のHP分削減し精神干渉を完全無効化する『菩提樹の悟り:EX』を保有する。 | : 更に防御面では、英雄と反英雄の全パラメータをそれぞれ2、1ランク下げる『対英雄:B』と、物理や概念、次元間攻撃等によるダメージを自身のHP分削減し精神干渉を完全無効化する『菩提樹の悟り:EX』を保有する。 | ||
: つまり、彼が本来即死するダメージを与えてやっと効果がでる上に、それだけの威力をステータスが2ランク下がった状態で弾き出さねばならない、という出鱈目な防御性能を誇る。[[殺生院キアラ]]の『この世、全ての欲』のような攻撃も、精神干渉を完全無効化する性質上通用しない。そして、長期戦にもつれ込むと宝具『一に還る転生』によって勝敗が決する。 | : つまり、彼が本来即死するダメージを与えてやっと効果がでる上に、それだけの威力をステータスが2ランク下がった状態で弾き出さねばならない、という出鱈目な防御性能を誇る。[[殺生院キアラ]]の『この世、全ての欲』のような攻撃も、精神干渉を完全無効化する性質上通用しない。そして、長期戦にもつれ込むと宝具『一に還る転生』によって勝敗が決する。 | ||
:菩提樹の悟りの影響か、ネロの原初の火による剣の一撃を素手で受け止める、「LastEncore」においてはそもそもガードすらせず剣による攻撃を防壁で止める等の描写がされている。 | :菩提樹の悟りの影響か、ネロの原初の火による剣の一撃を素手で受け止める、「LastEncore」においてはそもそもガードすらせず剣による攻撃を防壁で止める等の描写がされている。 | ||
− | :手加減していてもあまりの強さを誇るせいか、システム上サーヴァント同士の戦いで直接倒す必要の無いドラマCD版やコミックス版等のメディアミックスではマスターであるトワイスを直接攻撃してようやく勝利した程。アニメの『Fate/EXTRA Last | + | :手加減していてもあまりの強さを誇るせいか、システム上サーヴァント同士の戦いで直接倒す必要の無いドラマCD版やコミックス版等のメディアミックスではマスターであるトワイスを直接攻撃してようやく勝利した程。アニメの『Fate/EXTRA Last Encore』に至っては原作主人公陣営を倒した後はそのまま敗北する事無く別次元へ去っていくレベルであった。ちなみに方法としては以前から語られていたが、強すぎる英霊でさえも直接マスターを倒して勝利するという方法が実際なされたのは彼が初である。 |
− | : | + | |
+ | === スキル === | ||
+ | 『[[Fate/EXTRA]]』で使用するスキル。 | ||
+ | |||
+ | ; 空虚 | ||
+ | : 敵に魔力ダメージを与える。 | ||
+ | ; 中道 | ||
+ | : 3ターンの間、ATTACKにHP吸収効果を付与する。 | ||
+ | ; 三味 | ||
+ | : 3ターンの間、GUARDにMP吸収効果を付与する。 | ||
+ | ; 苦諦 | ||
+ | : 3ターンの間、BREAKにスタン効果を付与する。 | ||
+ | ; 集諦 | ||
+ | : 通常攻撃、スキルを問わず、敵の攻撃に対し、カウンターで筋力ダメージを与える。 | ||
+ | : 攻撃に対するカウンターなので、GUARDや補助スキルに対しては発動しない。 | ||
== ステータス == | == ステータス == | ||
50行目: | 62行目: | ||
: セイヴァーの大宝具である究極の対個人宝具。下記の『天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)』の最大展開<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156">「Fate/EXTRA用語辞典-一に還る転生」『Fate/EXTRA material』p.156。</ref>。 | : セイヴァーの大宝具である究極の対個人宝具。下記の『天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)』の最大展開<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156">「Fate/EXTRA用語辞典-一に還る転生」『Fate/EXTRA material』p.156。</ref>。 | ||
: 人類創生の理に匹敵するエネルギーを人間一人に収束させ、その苦しみから解放するという最終解脱説法<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18">『Fate/EXTRA material』p.18。</ref>。 | : 人類創生の理に匹敵するエネルギーを人間一人に収束させ、その苦しみから解放するという最終解脱説法<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18">『Fate/EXTRA material』p.18。</ref>。 | ||
− | : | + | :ブラフマー思想によるなら、全ての人間はブラフマーの転生であり、全ての人類は同一の個人であると言う事になる<ref group = "注">インドの転生は時間軸を無視する事が往々にしてあるので、細かいツッコミは野暮天だとか。</ref>。この思想に立った場合、全人類は必ず成仏する。何故なら、全ての人間は究極的には覚者に転生するからである<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。 |
:要するにあらゆる衆生の苦しみを救う、「人間はみんな私になるのだ輪廻転生」<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。 | :要するにあらゆる衆生の苦しみを救う、「人間はみんな私になるのだ輪廻転生」<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。 | ||
:人類史が続けば続くほど、その版図が広がれば広がるほどダメージ数値は増していく<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18"/>。生有る者、人であれば決して逆らえない大ダメージ<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。理論上、地球人類ではこの攻撃に耐えられない<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18"/>。ゲーム内で使用した際のダメージ数値は五十六億七千万<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。 | :人類史が続けば続くほど、その版図が広がれば広がるほどダメージ数値は増していく<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18"/>。生有る者、人であれば決して逆らえない大ダメージ<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。理論上、地球人類ではこの攻撃に耐えられない<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.18"/>。ゲーム内で使用した際のダメージ数値は五十六億七千万<ref group="出" name="『Fate/EXTRA material』p.156"/>。 | ||
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: ドラマCD版では色々と設定が追加された。この宝具が人間以外にはどの程度効くかどうかは曖昧だったが「どんな生命体でも耐えられない」というセリフがトワイスや主人公の考察から語られている。「あらゆる命を解脱させる事により、あらゆる生存効果を無効化して成仏させる」という完全無欠の即死宝具。更に発動時には対象の身動きすらも封じるので自力による回避はほぼ不可能。 | : ドラマCD版では色々と設定が追加された。この宝具が人間以外にはどの程度効くかどうかは曖昧だったが「どんな生命体でも耐えられない」というセリフがトワイスや主人公の考察から語られている。「あらゆる命を解脱させる事により、あらゆる生存効果を無効化して成仏させる」という完全無欠の即死宝具。更に発動時には対象の身動きすらも封じるので自力による回避はほぼ不可能。 | ||
:またマテリアルで没になったと語られていた「主人公に宝具が当たったが、彼はNPCであるがゆえに生の苦悩や実感が乏しく無効化される」というイベントがドラマCDでは描写される事となった。 | :またマテリアルで没になったと語られていた「主人公に宝具が当たったが、彼はNPCであるがゆえに生の苦悩や実感が乏しく無効化される」というイベントがドラマCDでは描写される事となった。 | ||
− | : | + | : ゲーム的には、対セイヴァー戦で一定ターン内に決着がつかないと展開される「絶対ゲームオーバー攻撃」。天輪聖王ダメージ+特殊効果の表記無しでリトライ画面に飛ばされるため発動した時点でGAME OVERが確定、あらゆるHPも防御も蘇生SKILLも通じない。ただし、この宝具には発動までに時間を要し、ゲーム的にも相当の時間(14ターン)が必要。 |
; 天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン) | ; 天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン) | ||
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: その際、太子の顔を見たアシダ仙人は涙を流し、何故泣くのかを王が問いかけると「太子は世俗に生きるならば世界の全てを支配しうる王の中の王、'''天輪聖王'''になられるでしょう。しかし修業の道を歩むならば真理に目覚め、世の中の人々を救う教えを授ける仏陀(目覚めし人)となるでしょう。私はこの齢故に、太子が仏陀になられた時はもうこの世に居りません、世の真理に目覚めた彼の人の教えを聞くことが出来ないのが、残念でならないのです」と答えた。 | : その際、太子の顔を見たアシダ仙人は涙を流し、何故泣くのかを王が問いかけると「太子は世俗に生きるならば世界の全てを支配しうる王の中の王、'''天輪聖王'''になられるでしょう。しかし修業の道を歩むならば真理に目覚め、世の中の人々を救う教えを授ける仏陀(目覚めし人)となるでしょう。私はこの齢故に、太子が仏陀になられた時はもうこの世に居りません、世の真理に目覚めた彼の人の教えを聞くことが出来ないのが、残念でならないのです」と答えた。 | ||
: これはアシダ仙人の予言と言われるもので、宝具の名称はここから来ていると思われる。 | : これはアシダ仙人の予言と言われるもので、宝具の名称はここから来ていると思われる。 | ||
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== 真名:覚者 == | == 真名:覚者 == | ||
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=== Fate/EXTRA === | === Fate/EXTRA === | ||
; [[トワイス・H・ピースマン]] | ; [[トワイス・H・ピースマン]] | ||
− | : | + | : マスター。彼を救済する為にサーヴァントとして呼び出しに応じる。ドラマCD版によると厳密には召喚された訳ではなく、ムーンセルが再現したはいいものを聖杯戦争に参加する事はないだろうと放置されていたが、苦悩するトワイスの姿をたまたま見かけて自分から勝手に降りてきたと言うのが正しいらしい。ゲーム版ではマスターとサーヴァントという関係性とは思えないほど互いに戦闘で協力し合いながら語り合う姿は無かったが、ドラマCD版ではトワイスの指示に応じて従うなどマスターとサーヴァントという関係性が表現されている。最後は彼の最後を見届けながら共にいずこへと還っていった。 |
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=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
171行目: | 167行目: | ||
== メモ == | == メモ == | ||
* 作中では真名が明言されておらず『Fate/EXTRA material』でようやく「覚者(ブッダ)」と確定した。 | * 作中では真名が明言されておらず『Fate/EXTRA material』でようやく「覚者(ブッダ)」と確定した。 | ||
− | ** リアルに誤解が多いがブッダ(仏陀)は個人名ではなく「悟りを開いた者の称号」といったもの。つまり冬木の聖杯戦争における[[ハサン・サッバーハ]] | + | ** リアルに誤解が多いがブッダ(仏陀)は個人名ではなく「悟りを開いた者の称号」といったもの。つまり冬木の聖杯戦争における[[ハサン・サッバーハ]]のように「覚者の称号を持つ何者か」であって、個人名までは特定していない。 |
− | ** | + | ** ただし容姿やトワイスなどからされる紹介、使用スキルなどから、ほぼ間違いなく「釈迦(ゴータマ・シッダールタ)」であると推察できる<ref group = "注">事実、ビジュアルファンブックにおいてキャラクター原案の武内氏が「[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%80_(%E6%BC%AB%E7%94%BB) 『手塚治虫のブッダ』]を買ってきて一気読みした」と<!--ビジュアルファンブックでは伏字を使用しているが-->ほぼ確定的なコメントをしている。</ref>。 |
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* このサーヴァントを獲得するマスターは、善悪はどうあれ『人類を救う』理念に開眼している。 | * このサーヴァントを獲得するマスターは、善悪はどうあれ『人類を救う』理念に開眼している。 | ||
* 「対英雄」や「菩提樹の悟り:EX」は極めて強力なスキルだが、主人公のサーヴァントは反英雄や神性を持つサーヴァントが多く、運よくこのスキルを軽減出来る条件が揃っている。 | * 「対英雄」や「菩提樹の悟り:EX」は極めて強力なスキルだが、主人公のサーヴァントは反英雄や神性を持つサーヴァントが多く、運よくこのスキルを軽減出来る条件が揃っている。 | ||
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* トワイスが消滅しても特にダメージを受けた様子すら無く任意で帰っているが、これは[[玉藻の前]]がムーンセルの強制消去に耐えていたように「大元の存在が規格外であるが故に耐性があること」が理由の模様。 | * トワイスが消滅しても特にダメージを受けた様子すら無く任意で帰っているが、これは[[玉藻の前]]がムーンセルの強制消去に耐えていたように「大元の存在が規格外であるが故に耐性があること」が理由の模様。 | ||
* 全く正反対の人物に見えるが「マスターの行き着く果てに慈悲を示し、間違っていると知りながら仕えていた」というサーヴァントとしての在り方は[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]と同じ。 | * 全く正反対の人物に見えるが「マスターの行き着く果てに慈悲を示し、間違っていると知りながら仕えていた」というサーヴァントとしての在り方は[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]と同じ。 | ||
− | * 前述した通り「この世でただひとり、生の苦しみより解脱した解答者」「地上でただ一人、生命の真意に辿り着いたもの」だとトワイスが説明している。<br />ただしTYPE- | + | * 前述した通り「この世でただひとり、生の苦しみより解脱した解答者」「地上でただ一人、生命の真意に辿り着いたもの」だとトワイスが説明している。<br />ただしTYPE-MOONの世界ではどうなのか不明だが、一般常識として釈迦は自分が最初の仏陀であることも最後の仏陀であることも明白に否定している上、5000人以上の弟子に「私と同じ悟りに達した(=仏陀になった)」と言っているので、その点から言って上記のトワイスの理解は明白におかしい。『手塚治虫のブッダ』ではそんな扱いだが……。 |
− | ** | + | ** 大乗系の理解としては、釈迦を久遠の過去に悟りを開き、一切の仏を自身の化身とする根源的な仏とする見解もあるため、「釈迦如来唯一人を仏陀として認定する」というトワイスの意見は別に間違いではない。<br />ただし「釈迦が認めた弟子達が本当に釈迦レベルなのか?」という問いは真剣に信仰してる人には非常にセンシティブな議題なので注意が必要。 |
− | * | + | * 宗派によって解釈が多少異なるが、生前の釈迦は大日如来の応身(教えを広める為に現世に現れる化身)として扱われ、入滅後には大日如来と同一の存在(報身)として扱われることが多い。大日如来は万物や虚空・虚無、一切万象と同一の如来。 |
− | + | ** ちなみに[[玉藻の前]]の大本の大本である天照大神も型月においては大日如来とされている。つまり彼女とセイヴァーも非常に遠いが元は同一の関係性でもある。両者共トワイスに仕えていた辺り彼は不思議な縁がある様だ。 | |
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* 嫌いなものに「毒茸」とあるが、これは釈迦がスーカラマッタヴァという茸の入った料理(ただしどのような料理だったかは諸説ある)を食べた際、その毒に当たってしまったことが原因と思われる。 | * 嫌いなものに「毒茸」とあるが、これは釈迦がスーカラマッタヴァという茸の入った料理(ただしどのような料理だったかは諸説ある)を食べた際、その毒に当たってしまったことが原因と思われる。 | ||
* 『EXTRA』のサーヴァントでは唯一、CVが設定されていなかったが、サウンドドラマ版では原作者の方々の要望などを元に田中秀幸氏が担当することになった。 | * 『EXTRA』のサーヴァントでは唯一、CVが設定されていなかったが、サウンドドラマ版では原作者の方々の要望などを元に田中秀幸氏が担当することになった。 | ||
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* 同じく「菩薩」として悟り仏に至った[[玄奘三蔵]]曰く「仏は人類の存亡について、それすらも大きなうねりの一つとして認識しており決して関与しない」という事が語られた。 | * 同じく「菩薩」として悟り仏に至った[[玄奘三蔵]]曰く「仏は人類の存亡について、それすらも大きなうねりの一つとして認識しており決して関与しない」という事が語られた。 | ||
** その為、人類史を修復する為に英霊達が多く集うカルデアでも召喚は非常に厳しいと思われる。以前から『Fate/Grand Order』への登場が疑問視されていた中でのこの情報だが、同時にシナリオ中に名と存在が示唆される・宝具の演出とは言え姿を見せる等の描写もあり、トワイスの前例があるように個人を救済するために動く可能性もまだ残っているため、彼が登場するかは仏のみぞ知る。 | ** その為、人類史を修復する為に英霊達が多く集うカルデアでも召喚は非常に厳しいと思われる。以前から『Fate/Grand Order』への登場が疑問視されていた中でのこの情報だが、同時にシナリオ中に名と存在が示唆される・宝具の演出とは言え姿を見せる等の描写もあり、トワイスの前例があるように個人を救済するために動く可能性もまだ残っているため、彼が登場するかは仏のみぞ知る。 | ||
− | *その正体から他作品で'''もっとも登場させにくいサーヴァント'''の一人とも称される。サーヴァントでありながら他作品では表現や活躍がさせにくく、出しにくいとされるサーヴァントは[[ペイルライダー]]や[[マックスウェル]] | + | *その正体から他作品で'''もっとも登場させにくいサーヴァント'''の一人とも称される。サーヴァントでありながら他作品では表現や活躍がさせにくく、出しにくいとされるサーヴァントは[[ペイルライダー]]や[[マックスウェル]]等が居るが、このキャラの場合は宗教的側面で出しにくいとされる別の方向性で出すのが困難なタイプである。その為他作品で登場出来たのも何でもありな「ちびちゅき」や「コハエース」、FGOで[[玄奘三蔵]]の宝具で少しばかり登場しただけである。 |
**その為原作でラスボスを張ってたとはいえ、登場出来ないかもしれないとファンからですら半信半疑であったアニメでの登場に多くの人が驚いた。しかし本編に出すのが精いっぱいなせいか、アニメの広告、PV、グッズなどの関連商品などでも第一話から登場しているにも関わらず、一切姿を出さない徹底ぶりであった。 | **その為原作でラスボスを張ってたとはいえ、登場出来ないかもしれないとファンからですら半信半疑であったアニメでの登場に多くの人が驚いた。しかし本編に出すのが精いっぱいなせいか、アニメの広告、PV、グッズなどの関連商品などでも第一話から登場しているにも関わらず、一切姿を出さない徹底ぶりであった。 | ||
− | **なお出しにくいのは確かではあるが、ペイルライダーやマックスウェルなどと比べればまだ容易な方である(なんだかんだで覚者がゲームやアニメに登場しているのも恐らくそのため) | + | **なお出しにくいのは確かではあるが、ペイルライダーやマックスウェルなどと比べればまだ容易な方である(なんだかんだで覚者がゲームやアニメに登場しているのも恐らくそのため)。まあそもそもこの二名はアニメ化すらまだなので片方は作品の完結すらしてないので単純に出る機会が無いと思われるが。 |
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*『一に還る転生』のダメージ値の'''五十六億七千万'''は、釈迦の入滅から五十六億七千万年後に弥勒が次の仏陀として現れるという伝承<ref group="出">[https://kotobank.jp/word/%E5%BC%A5%E5%8B%92%E8%8F%A9%E8%96%A9-640508#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 「弥勒菩薩」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)(執筆者:定方 晟)]</ref>に由来すると思われる。<ref group="注">人口に比例すると言われているが、これはデマである。そもそも『Fate/EXTRA』が発売された2010年の時点での世界人口は68.8億人であり、56.7億人は1990年代の世界人口である。</ref> | *『一に還る転生』のダメージ値の'''五十六億七千万'''は、釈迦の入滅から五十六億七千万年後に弥勒が次の仏陀として現れるという伝承<ref group="出">[https://kotobank.jp/word/%E5%BC%A5%E5%8B%92%E8%8F%A9%E8%96%A9-640508#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 「弥勒菩薩」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)(執筆者:定方 晟)]</ref>に由来すると思われる。<ref group="注">人口に比例すると言われているが、これはデマである。そもそも『Fate/EXTRA』が発売された2010年の時点での世界人口は68.8億人であり、56.7億人は1990年代の世界人口である。</ref> | ||
*元ネタである仏教において、如来に届いていない菩薩さえ遥かに強大である。たとえば観世音菩薩は千変万化の力を持ち、無上の力を持つ者は、勢至菩薩の知恵によって支えられているという。 | *元ネタである仏教において、如来に届いていない菩薩さえ遥かに強大である。たとえば観世音菩薩は千変万化の力を持ち、無上の力を持つ者は、勢至菩薩の知恵によって支えられているという。 |