「魔術」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
278行目: | 278行目: | ||
魔術を発動させる為の要素。エーテルとは別物。<ref group="出" name="「魔力」『Talk.』">「魔力」『Talk.』</ref><br> | 魔術を発動させる為の要素。エーテルとは別物。<ref group="出" name="「魔力」『Talk.』">「魔力」『Talk.』</ref><br> | ||
原初の生命力とも、命そのものともいわれる。マナとオドに分けられるが、マナの方が量が絶対的に多いというだけで、質に大した違いは無い。魔術師ならマナは自由に行使できるが、その量は魔術回路の数に依存する。<ref group="出">「月姫用語辞典-魔力」『月姫読本 Plus Period』p.189</ref> | 原初の生命力とも、命そのものともいわれる。マナとオドに分けられるが、マナの方が量が絶対的に多いというだけで、質に大した違いは無い。魔術師ならマナは自由に行使できるが、その量は魔術回路の数に依存する。<ref group="出">「月姫用語辞典-魔力」『月姫読本 Plus Period』p.189</ref> | ||
− | * | + | *大源(マナ):自然界に満ちている星の息吹たる魔力を指す。ポリネシアに伝わるマナとほぼ同義。<ref group="出" name="「魔力」『Talk.』" /> |
− | * | + | *小源(オド):『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では精気とも。生命(人間)が自らの体内で生成する魔力を指す。 |
魔力は精神と肉体に結びついている。そのため本物の精神が夢の世界に迷い込んだ状態で魔術を使用すると、実際に魔力が消費される。 | 魔力は精神と肉体に結びついている。そのため本物の精神が夢の世界に迷い込んだ状態で魔術を使用すると、実際に魔力が消費される。 | ||
=== 詠唱 === | === 詠唱 === | ||
− | + | 魔術を起動させる為の動作。手続きで言うのなら、申請、受理、審査、発行のうち、最初の申請である。 | |
− | + | ||
− | + | 呪文は大別して二つある。<br> | |
+ | 一つには、「門派ごとの魔術基盤に働きかける約束事」。一流派として安定した魔術を使用する際は、定められた形式通りに手順を踏まねばならない。その時の決まった言葉が呪文であり、「形式」であるため身振り等の他の要素も関わる場合もある。基本的には「世界に訴えかける」もので、大呪文、大儀式の類。<br> | ||
+ | もう一つには、「自身を作り変えるための自己暗示」。魔術回路を効率よく起動・作動させる方法の一つとしての、自らを作り変える「決り文句」である。もともと呪文とはこちらの意味が先にあった。呪文は世界に訴えるものではなく自身に訴えるもの。同じ魔術でも、魔術師ごとに呪文詠唱の文句の内容は異なる。これはつまり術者の人間性の違いで、「自分を作りかえる」ために必要な言葉は各々によって違うということである。 | ||
詠唱はその長さで幾つかに分類される。 | 詠唱はその長さで幾つかに分類される。 | ||
− | + | *一工程(シングルアクション):魔力を通すだけで魔術を起動させる。[[ガンド]]や[[魔眼]]など。 | |
− | + | *一小節:一つの事柄を自身の中で固定化する。 | |
− | + | *瞬間契約(テンカウント):十以上の小節を以って簡易的な儀式と成す。『ロード・エルメロイII世の事件簿』によると、個人が行使できる中では最長。 | |
− | + | *一節:詳細不明。スキル「対魔力」の説明で頻出する。 | |
− | + | [[メディア]]の高速神言は、一言口に出す必要はあるが、1工程と同じかそれより早く発動し、かつその威力は5小節以上に相当する。<ref group="出">「Fate用語辞典-詠唱」『Fate/side material』p.56</ref> | |
− | + | ||
− | + | 詠唱は魔術師として成長することで短縮可能である。どの程度までの短縮が可能かは明記されていないが、宝石魔術のように何らかの媒体を使用することでほぼ一小節の詠唱でAランクの魔術行使もできる。 | |
− | + | [[セミラミス]]のように、魔法陣を複数用意等の準備をすればAランクを超える魔術を行使することも可能ではあるが、通常魔力は強力な分、その際に要するマナ等から感知され易くなり、宝具でのバックアップでもない限り実戦レベルでそれほどの魔術を多用するのは無理がある。そのため、現代の魔術師が戦闘で使用出来るのはAランク魔術が上限といえる。 | |
− | [[メディア]]の高速神言は、一言口に出す必要はあるが、1工程と同じかそれより早く発動し、かつその威力は5小節以上に相当する。<ref group="出" | + | |
== 各種魔術 == | == 各種魔術 == | ||
432行目: | 434行目: | ||
;その他 | ;その他 | ||
:他にも、「降霊術」、「カバラ」、「建築魔術」、「音楽魔術」、「風水魔術」、「陰陽道」、「鬼道」、「対獣魔術」など様々なものがある。 | :他にも、「降霊術」、「カバラ」、「建築魔術」、「音楽魔術」、「風水魔術」、「陰陽道」、「鬼道」、「対獣魔術」など様々なものがある。 | ||
+ | |||
+ | == [[魔術師]] == | ||
+ | 魔術師とは、「根源」へ至ることを渇望し、そのための手段として魔術を用いる者。 | ||
+ | |||
+ | 詳細は「[[魔術師]]」を参照。 | ||
+ | |||
+ | == [[ウィザード]] == | ||
+ | 神秘の崩壊に伴い、電脳世界での活動に適応した魔術師の進化形。 | ||
+ | |||
+ | 詳細は「[[ウィザード]]」を参照。 | ||
+ | |||
+ | == 魔術刻印 == | ||
+ | 古い魔術師の家系が歴史とともに受け継いできた、ある意味で最大の家宝であり、最大の呪いでもある一子相伝の固定化された神秘。生涯を以って鍛え上げ固定化(安定化)した神秘を、幻想種や魔術礼装の欠片、魔術刻印の一部などを核として刻印にし子孫に遺したもの。<br>本来、魔術刻印は何百年も醸造して作られる新しい臓器のようなもの。臓器であるがゆえ血族以外の者にはまず適合しないし他人が干渉する余地も薄い。 | ||
+ | なお、全く鍛えられておらず歴史を持たない魔術刻印の形状は「純然たる四角形」である<ref group="出">「[https://twitter.com/makoto_sanda/status/1177963868150124545 三田誠Twitter2019年9月29日0時10分]」</ref>。この四角形は魔術刻印の「器」であり、魔術刻印を鍛えることは、この「空の器」を埋めていくことと同義である。 | ||
+ | |||
+ | 魔道書でもあり、本人が習得していない魔術でも式に魔力を走らせれば行使できる。モノによっては刻印そのものにも自律意思が備わっており、持ち主の魔術に連動して独自に補助詠唱を始めたり、意識を失った状態でも自動的に蘇生魔術式を読み出したりする機能がある場合もある。 | ||
+ | |||
+ | その血統の歴史全てが刻まれているといっても過言ではなく、魔術刻印を継承した魔術師は一族の無念を背負って、次の後継者に刻印を譲り渡さねばならない。ある意味、代を重ねて重みを増していく呪いと言える。 | ||
+ | |||
+ | 刻印を複製することはできず、魔術師の家系が一子相伝なのは、刻印を受け継ぐ者を複数にはできないため。<br>ただし、何代も続いた刻印を複製するのではなく、新規に魔術師となった人間がその一代の魔術を刻印として残すことは可能。継承者以外の人間が魔術師に弟子入りし、新たに自分の家を興すということはできるので、魔術師の家系には新しいものと古いものがそれぞれある。もっとも、自身と自身の家系の魔術の完成が第一目的である魔術師が弟子をとるというのは、何がしか理由があった場合のことであり、積極的に行われることではない。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | 古い魔術師の家がはばを利かせているのは、魔術刻印の存在が大きい。<br>現代における新たな魔術刻印は、ほとんどの場合有力な家系から魔術刻印のごく一部を移植してもらうことで造られており、それを株分けと呼ぶ。同じ魔術系統を戴く複数の家系による「門派」、同じ家名を持ちながら本家や分家などに複数の魔術師を擁する「一門」などは、過去にそういった株分けにより生まれていったもの。<br>株分けをされる魔術師にとっては幻想種や魔術礼装の欠片などの異物を埋め込むよりもずっと若い世代で魔術刻印を完成させることができるというメリットがあり、また魔術刻印を株分けする魔術師にとっては一時的に刻印に傷はつくもののそれは数ヶ月から一年程度調律師の施術を受けることで回復できる上、株分けした家からの絶大な忠誠を期待できるというメリットがある。<br>大元となる本家の魔術刻印は源流刻印と呼ばれる。 | ||
+ | |||
+ | 刻印は代を重ねる事で強化されていくが無限に強化できるわけではなく、「成長の限界」を迎えた刻印はどれだけ代を重ねても成長しない為、そのような魔術刻印を持った家系は衰退し、やがて消滅する事となる(例:マキリ家)。 | ||
+ | |||
+ | なお、「魔術刻印」という名称はここで述べられている「魔術師の家系が持つ遺産」につけられた固有のものではない。<br>「魔術」で扱われる「刻印」――何らかのモノ(人体も含む)に刻まれることで魔術的効果を発揮する文字・図形(例えば「ルーン文字」など)全般に、「魔術刻印」という名称は使用されている。 | ||
+ | |||
+ | == 起源 == | ||
+ | 起源とは、魔術師に限らず、あらゆる存在が持つ、原初の始まりの際に与えられた方向付け、または絶対命令。あらかじめ定められた物事の本質。 | ||
+ | |||
+ | 詳細は「[[起源]]」を参照。 | ||
+ | |||
+ | == 魔術組織 == | ||
+ | 魔術師による団体。<br>著名なものに[[魔術協会]]があるが、これは西洋魔術の組織であり、他にも中東や大陸(中国)にも独自の魔術と組織がある。<br>日本にも魔術組織はあるが、[[魔術協会]]に組してはおらず、作品中で描かれたことはない。日本は東西の文化が入り混じる特異な場所で、日本古来の魔術ではなく西洋魔術を使う魔術師も多く生息しており、作品で描かれるのはそういった西洋魔術を学んだ魔術師達である。<br>また日本には実戦派法術師の組織が密かに暗躍しているらしいが、凛によればこれも西洋魔術師と相容れない性質の組織らしい。 | ||
== メモ == | == メモ == | ||
452行目: | 489行目: | ||
===出典=== | ===出典=== | ||
<references group = "出"/> | <references group = "出"/> | ||
− | |||
== リンク == | == リンク == | ||
* [[小辞典]] | * [[小辞典]] | ||
− | |||
− | |||
− | |||
{{DEFAULTSORT:ましゆつ}} | {{DEFAULTSORT:ましゆつ}} |