「Fate/stay night」を編集中
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: 2004年1月30日(CD版)<br>2006年3月29日(DVD) | : 2004年1月30日(CD版)<br>2006年3月29日(DVD) | ||
; Realta Nua | ; Realta Nua | ||
− | : 2007年4月19日(PS2版)<br>2011年12月(PC版)<br> | + | : 2007年4月19日(PS2版)<br>2011年12月(PC版)<br>2012年11月29日(Vita版) |
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; Realta Nua | ; Realta Nua | ||
: PlayStation 2<br>Windows XP/Vista/7<br>PlayStation Vita | : PlayStation 2<br>Windows XP/Vista/7<br>PlayStation Vita | ||
− | | | + | | 開発 = TYPE-MOON / 有限会社ノーツ |
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:TYPE-MOON / 有限会社ノーツ | :TYPE-MOON / 有限会社ノーツ | ||
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; Realta Nua(PS2版) | ; Realta Nua(PS2版) | ||
: [[MELTY BLOOD Act Cadenza]](PS2) | : [[MELTY BLOOD Act Cadenza]](PS2) | ||
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; Realta Nua(PS2版) | ; Realta Nua(PS2版) | ||
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:2015年4月 - 6月 | :2015年4月 - 6月 | ||
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| 連載期間 = 2006年2月号 - 2012年12月号 | | 連載期間 = 2006年2月号 - 2012年12月号 | ||
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| 連載期間 = 2015年6月号 - | | 連載期間 = 2015年6月号 - | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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:2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。 | :2006年から2012年までコミック『Fate/stay night』が連載(内容はfateルート)。 | ||
:2007年に『Fate/stay night [Realta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。 | :2007年に『Fate/stay night [Realta Nua]』が発売。『Fate/stay night』のPS2移植版。 | ||
− | :2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - | + | :2010年に劇場版アニメ『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』上映(内容はUnlimited Blade Worksルート)。 |
:2012年に『Fate/stay night [Realta Nua]』がPSvitaへ移植。※15才以上対象(15禁ではない)。 | :2012年に『Fate/stay night [Realta Nua]』がPSvitaへ移植。※15才以上対象(15禁ではない)。 | ||
:2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。 | :2014年にTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』が放送(内容はUnlimited Blade Worksルート)。 | ||
:2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。 | :2015年からコミック『Fate/stay night [Heaven's Feel]』が連載(内容はHeaven's Feelルート)。 | ||
− | :2017年から劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's | + | :2017年から劇場版アニメ『「Fate/stay night」 Heaven's Feel』が3部作で公開予定(内容はHeaven's Feelルート)。 |
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== あらすじ == | == あらすじ == | ||
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;[[遠坂凛]] | ;[[遠坂凛]] | ||
− | : | + | :ヒロインの一人。魔術師の家系「遠坂家」の現当主であり本人も魔術師。穂群原学園2年生。 |
:美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。 | :美少女で優等生を演じているが、実は高飛車な「あかいあくま」。アーチャーと契約して聖杯戦争に臨む。 | ||
;[[エミヤ|アーチャー]] | ;[[エミヤ|アーチャー]] | ||
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;[[間桐桜]] | ;[[間桐桜]] | ||
− | : | + | :ヒロインの一人。穂群原学園1年生で、間桐慎二の妹。士郎にとっても妹のような存在。 |
;[[メドゥーサ|ライダー]] | ;[[メドゥーサ|ライダー]] | ||
:バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。 | :バイザーで視界を封じた、妖艶な女性。 | ||
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | ;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]] | ||
− | : | + | :通称イリヤ。聖杯戦争に参加するマスターの一人で、バーサーカーと契約している幼女。 |
;[[ヘラクレス|バーサーカー]] | ;[[ヘラクレス|バーサーカー]] | ||
− | : | + | :イリヤのサーヴァント。巨人と見紛うほどの巨躯を持った、巌(いわお)のような男性。 |
;[[クー・フーリン|ランサー]] | ;[[クー・フーリン|ランサー]] | ||
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;[[後藤劾以]] | ;[[後藤劾以]] | ||
:穂群原学園の生徒。 | :穂群原学園の生徒。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
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;[[ケイ]] | ;[[ケイ]] | ||
− | :セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited | + | :セイバーの義兄。『Fate/hollow ataraxia』などで言及されていたが、TVアニメ版『unlimited blade works』のドラマCDで霊体として登場した。 |
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==用語== | ==用語== | ||
;[[聖杯戦争]] | ;[[聖杯戦争]] | ||
− | : | + | :万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる |
;マスター | ;マスター | ||
:聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。 | :聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。 | ||
;[[サーヴァント]] | ;[[サーヴァント]] | ||
− | : | + | :過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。基本的にセイバー・アーチャー・ランサー・ライダー・キャスター・バーサーカー・アサシンの七つのクラスが存在する(が、例外もある) |
==舞台== | ==舞台== | ||
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:; エンディングテーマ「Link」 | :; エンディングテーマ「Link」 | ||
:: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu | :: 作詞:芳賀敬太 / 作曲:KATE / 歌:NUMBER 201 feat. rhu | ||
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==アニメ== | ==アニメ== | ||
− | + | ;『Fate/stay night』 | |
− | * | + | * 2006年1月~6月に放送されたTVアニメ。 |
* Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。 | * Fateシリーズ初のメディアミックス、かつ全年齢向けとして作られた作品。 | ||
− | * 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay | + | * 主な製作はジェネオン・エンタテインメント(現在はNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)。アニメーション制作会社はスタジオディーン、販売会社はジェネオン・エンタテインメント。ジェネオン・エンタテインメントはアニメ化以前から販売会社として型月と関わりを持っている会社で、『[[月姫]]』や原作ゲームである『Fate/stay night』、リメイクとなる『Fate/stay night[Réalta Nua]』のサントラなど、現在もこの会社が販売している製品は少なくない。 |
* 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。 | * 声優による声が初めてついたのもこの作品であり、本作の音響監督である辻谷耕史、原作サイドの奈須きのこと武内崇による本作でのキャスティングが現在に至るまで影響を及ぼしている。 | ||
− | * | + | * 奈須きのこが全24話の初稿プロットと脚本監修を担当、武内崇がキャラクターデザイン監修、オリジナル衣装制作、1期OP絵コンテを担当。奈須は初稿プロットを担当した為、実質的には正規の脚本家扱いとなっている。その為、脚本家座談会にも普通に登場していた。 |
* ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。 | * ストーリーはFateルート。ただし、初稿プロット担当の奈須が他のルートの展開をつまんだ他、アニメオリジナルに積極的な姿勢を示したため、UBWルートとHFルートに加え奈須によるアニメオリジナルが含まれる。終盤には完全なFateルートに帰結する。 | ||
* 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。 | * 本編では原作の立ち絵が忠実に再現されており、DVDのホーム画面が原作全ルート制覇後を模した物であるなど、原作プレイヤー向けの細かいファンサービスが豊富。 | ||
* 累計ソフト売り上げは101万枚(1,013,369枚)以上。2010年3月時点で100万枚を超えるミリオンヒットが報道され、同年8月に発売されたDVD-SETがオリコンで13,369枚が記録されている。 | * 累計ソフト売り上げは101万枚(1,013,369枚)以上。2010年3月時点で100万枚を超えるミリオンヒットが報道され、同年8月に発売されたDVD-SETがオリコンで13,369枚が記録されている。 | ||
− | * 「FateProject」内で今作は紹介されていない。これはTYPE- | + | * 「FateProject」内で今作は紹介されていない。これはTYPE-MOONとアニプレックスの共同企画の名称である為、版権元が別である本作が紹介されない事は版権の都合上の事で、特別な措置ではない。 |
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* 原作サイドのコメント | * 原作サイドのコメント | ||
::奈須きのこ『アニメ完結おめでとう&おつかれさまでした。準備期間から数えて約一年、これだけ長くアニメ製作に関われたのは初めての事でした。毎回高いクオリティを維持してくださったスタッフの皆さん、原作の無茶なところ、矛盾したところを上手くまとめてくださった山口監督、素晴らしい音楽を提供してくださった川井憲次氏、丁寧な音作りをしてくれた辻谷音響監督、その他たくさんの縁の下の力持ちたちに感謝と拍手を。アニメ版Fate最大の魅力はエンディングです。一つの物語が終わって、誰もいなくなった部屋に残された「ここにいた証」を見た時「ああ、良かった」と心の底から思いました。放映が終わった七月の寂しさに耐える奈須でした。』 | ::奈須きのこ『アニメ完結おめでとう&おつかれさまでした。準備期間から数えて約一年、これだけ長くアニメ製作に関われたのは初めての事でした。毎回高いクオリティを維持してくださったスタッフの皆さん、原作の無茶なところ、矛盾したところを上手くまとめてくださった山口監督、素晴らしい音楽を提供してくださった川井憲次氏、丁寧な音作りをしてくれた辻谷音響監督、その他たくさんの縁の下の力持ちたちに感謝と拍手を。アニメ版Fate最大の魅力はエンディングです。一つの物語が終わって、誰もいなくなった部屋に残された「ここにいた証」を見た時「ああ、良かった」と心の底から思いました。放映が終わった七月の寂しさに耐える奈須でした。』 | ||
::武内崇『クセの多い原作に最後まで付き合っていただきました。原作ではほとんど描けなかった士郎がアニメでは大活躍。自分にも描けない絶妙な表情を見せてくれ、新たな魅力にたくさん気付けました。一番好きなシーンはギルが消滅する時にセイバーの頬を撫でるシーン。原作では奈須に絵にしなくていいと言われ描けなかった事に後悔があったんです。アニメ版のこのシーンは映像にするならこんな感じ、というドンピシャなものでした。くすぶっていた想いも晴れて成仏したような感じです(笑)』 | ::武内崇『クセの多い原作に最後まで付き合っていただきました。原作ではほとんど描けなかった士郎がアニメでは大活躍。自分にも描けない絶妙な表情を見せてくれ、新たな魅力にたくさん気付けました。一番好きなシーンはギルが消滅する時にセイバーの頬を撫でるシーン。原作では奈須に絵にしなくていいと言われ描けなかった事に後悔があったんです。アニメ版のこのシーンは映像にするならこんな感じ、というドンピシャなものでした。くすぶっていた想いも晴れて成仏したような感じです(笑)』 | ||
− | + | ;『Fate/stay night - Unlimited Blade Works』 | |
− | + | * 2010年に上映された劇場用アニメ。 | |
− | + | * 主な製作ジェネオン・エンタテインメント。アニメーション制作会社はスタジオディーン。 | |
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* 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。 | * 全国13劇場という超小規模上映としては異例の好成績を叩きだしFate人気を見せつけた。 | ||
− | * | + | * ストーリーは純正のUBWルート。ただし、映画一本という尺の都合上恋愛描写はほぼ省略されており、バトルに重点が置かれている。 |
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* 本作はあえて奈須が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。実は武内は本名名義で参加しており、キャラデザ担当の石原に個人的にデザイン監修を行っていた事も明らかになっている。 | * 本作はあえて奈須が関わらなかった作品である。アニメシリーズの監督だった山口に対し「Fate/stay nightを任せられる」「思いっきりやって欲しい」と制作が決定したとの事。実は武内は本名名義で参加しており、キャラデザ担当の石原に個人的にデザイン監修を行っていた事も明らかになっている。 | ||
* ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。 | * ガイドブックやビジュアルガイドなどでたびたび関係者内では非常に好評だったと記録されており、本作に対し奈須らは「アニメーションの最高峰」「原作としてこれ以上嬉しい事はない」と賛辞を送っている。 | ||
− | * 本作のメインビジュアルを描いた山中虎鉄氏は、2016年に『Fate/ | + | * 本作のメインビジュアルを描いた山中虎鉄氏は、2016年に『Fate/GrandOrdar』のラスボスのビジュアルも担当している。理由は本作のメインビジュアルを描いてくれた縁によるもので、奈須が頼み込んだとの事。 |
− | + | ;『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』 | |
− | + | * 2014年から2015年にかけて放送されたTVアニメ。 | |
− | + | * 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。アニプレックスは『Fate/Grand Order』などでタッグを組んでいる会社。直系傘下のアニメーションスタジオに「A-1 Pictures」があり、Grand Orderはそちらが担当している。 | |
− | + | * 奈須きのこが全26話の脚本監修を担当、武内崇がプロデューサー、オリジナル衣装制作を担当している。 | |
− | * | + | * ストーリーはUBWルート。ただし、新事実(キャスターの元マスター、ロンドン編等)を盛り込みたいという奈須の意向から「UBWルート+アニメオリジナル」となっている。当初はFateルートをアニメ化する予定だったが、奈須はただ映像化するだけなら既に展開されている作品と変わらないため、相当なアレンジを加える必要があると考えていた。その後、「衛宮士郎の物語」としてよりアニメ向きな「UBW」がアニメスタッフ側より提案される。奈須は、UBWならば2クールでリメイクする事に意義を見出せると判断し、正式にUBWルートに変更となった。 |
− | * | + | * 劇場版とタイトルが被らないように、UBW部分にカッコが付いている。 |
− | + | * 本作は、「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」「2014年の新たなUBWを制作する」ことを軸に制作されている。そのため客観的に伝わりやすくするため、士郎に関する描写が原作より変更されている部分もある。 | |
− | * | + | * アニメ『Fate/zero』を意識した描写が登場する。それらの場面の音楽はゲストコンポ―サーとして参加した梶浦氏が手を加えるなど、かなり力の入ったものになっている。前述のように奈須はアニメオリジナルに積極的であり、バーサーカーの生命ストックやギルガメッシュ戦の結末など、『Fate/zero』を抜きにしても原作からの大胆な改変が見られる。また、士郎とアーチャーの戦いでは、ufotableが最初に提示した脚本は原作になぞったものであったが、奈須からの提案により自らが脚本をほぼ書き直し、原作とは異なる演出で表現された。放送終盤、奈須は本作に対し「アニメは原作と別物であり、違うジャンルの娯楽です。だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています」と語っている。 |
− | * | + | * 別の作者が書いた、『Zero』では『stay night』と直接繋ぎあわせると辻褄が合わない設定・矛盾した発言など多くの問題が発生してしまい、更にアニメ『[[Fate/Zero]]』の収益が良かっただけに「ufotableは『Zero』の内容と矛盾が起きないよう、無理矢理『stay night』の設定を変更してくるのではないか?」、という不安の声がファンの間で囁かれた。<br>奈須氏もこの問題には気づいており竹箒日記で言及している<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201401.html 竹箒日記2014/1/31]</ref>。 |
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::竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。 | ::竹箒日記から放送前には下記の文章が公開されている。 | ||
::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。 | ::''「極端な話ですが、物語性においても映像面においても『zero』とは別のモノと考えてください。<br>『stay night』が目指したものと『Zero』が目指したものは別のもの。これを無遠慮に繋げてしまうと物語も空気感も破綻します。<br>『stay night』も『zero』も違う作家が書いた違う物語だからこそ、互いを尊重しあえるものなんです」<br><br>暴論である事は覚悟の上での発言でした。<br>自分はzeroという大仕事を終えてくれたスタッフに「前の仕事の方法論は忘れてほしい」と言ったのです。<br>そんな中、その場に集まったスタッフの皆さんははっきりと返してくれました。 | ||
::''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。 | ::''「勿論わかっています。これはzeroの続編ではなく、stay nightという新作ですから」と。<br><br>―――この時点で、奈須きのこの“でも今になってFateってどうなの?”なんて迷いは消えました。<br>あれだけの成功の後に、こんな言葉を即答できるスタッフとものづくりができる事に感謝を。<br>今は『ufo版Fate/stay night』が10年の歳月に相応しいものに仕上がるよう、微力ながらお手伝いさせていただいております''。 | ||
− | :: | + | ::監督の三浦貴博もインタビューで、<br>「やはり同じ製作スタッフが手掛けている以上、『Fate/Zero』をご覧になった方は、あの物語の続きとして本作を見ると思うんです。切嗣やイリヤの存在については、スタッフも意識せざるえません。<br>ただ、『Fate/stay night』は『Fate/Zero』とは別の作品であるという意識で臨んでいます。シナリオ打ち合わせの際も、よくそのことをスタッフみんなで確認し合っています。作品の成り立ちもユーザーの視線も『Zero』の続きとしての『stay night』であるけれども、『Zero』は『stay night』原作ゲームがあっての『Zero』であり、今回の『Fate/stay night』はそれ単体で成り立つ映像作品でなければならないと」とコメントした。 |
− | * | + | * BDBOXのみでの販売となり、売り上げは37万枚(376,375枚)を超えており、ufotableはufotable史上最高売り上げと発表している。判明している売り上げ枚数ではFate/Zeroの方が上だが、定価で買った場合こちらが数千円高いため最高売り上げ金額としては矛盾はない。 |
− | + | ;『「Fate/stay night」Heaven’s Feel』 | |
− | + | * 2017年以降に上映予定の劇場用アニメ。 | |
− | + | * 主な製作はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。 | |
− | + | * 三部作を予定。 | |
− | + | * 漫画「Fate/stay night(Heaven’s Feel)」と被るためか、今回はFate/staynightの部分にカッコが付いている。 | |
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==その他== | ==その他== | ||
− | ; | + | ;好きなキャラクター(アニメ『Fate/stay night』関係者) |
:衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている | :衛宮士郎役・杉山紀彰⇒明言していないが、代表作に士郎を挙げている | ||
:セイバー役・川澄綾子⇒ギルガメッシュ | :セイバー役・川澄綾子⇒ギルガメッシュ | ||
:遠坂凛役・植田佳奈⇒ギルガメッシュ(劇場版UBW視聴後は新たにランサー) | :遠坂凛役・植田佳奈⇒ギルガメッシュ(劇場版UBW視聴後は新たにランサー) | ||
:間桐桜役・下屋則子⇒アーチャー | :間桐桜役・下屋則子⇒アーチャー | ||
− | : | + | :イリヤ役・門脇舞⇒バーサーカー |
:藤村大河役・伊藤美紀⇒イリヤ | :藤村大河役・伊藤美紀⇒イリヤ | ||
:ライダー役・浅川悠⇒間桐慎二 | :ライダー役・浅川悠⇒間桐慎二 | ||
570行目: | 319行目: | ||
:女性スタッフ総合⇒ギルガメッシュ | :女性スタッフ総合⇒ギルガメッシュ | ||
(アニメスピリチュアル、ビジュアルガイド参照) | (アニメスピリチュアル、ビジュアルガイド参照) | ||
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==商品情報== | ==商品情報== | ||
605行目: | 350行目: | ||
===アニメ(アニプレックス版)関連=== | ===アニメ(アニプレックス版)関連=== | ||
Blu-ray<br> | Blu-ray<br> | ||
− | <amazon>B00OUQWA76</amazon><amazon>B00W6HGXUG | + | <amazon>B00OUQWA76</amazon><amazon>B00W6HGXUG</amazon> |
CD<br> | CD<br> | ||
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