「トワイス・H・ピースマン」の版間の差分

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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「泥濘(ぬかるみ)の日常は燃え尽きた。」<br />「魔術師による生存競争。」<br />「運命の車輪は回る。」<br />「最も弱きものよ、剣を鍛えよ。」<br />「その命が育んだ、己の価値を示すために。」
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;「目的のない旅。海図を忘れた航海。」<br />「君の漂流の果てにあるのは、迷った末の無残な餓死だ。……だが。」<br />「生に執着し、魚を口にし、星の巡りを覚え、名も知らぬ陸地を目指すのならば、あるいは。」<br />「誰しもは初めは未熟な航海者に過ぎない。」<br />「骨子のない思想では、聖杯には届かない。」
 
;「目的のない旅。海図を忘れた航海。」<br />「君の漂流の果てにあるのは、迷った末の無残な餓死だ。……だが。」<br />「生に執着し、魚を口にし、星の巡りを覚え、名も知らぬ陸地を目指すのならば、あるいは。」<br />「誰しもは初めは未熟な航海者に過ぎない。」<br />「骨子のない思想では、聖杯には届かない。」

2013年8月2日 (金) 19:26時点における版

トワイス・H・ピースマン

  • スペル:Twice H Pieceman
  • 誕生日:月日/血液型:型
  • 身長:cm/体重:kg
  • CV:東地宏樹

白衣を着た謎の人物。ムーンセルの聖杯戦争において、セイヴァーのマスターであり、聖杯戦争の創作者。
熾天の玉座にて待つモノ。網霊(サイバーゴースト)。

略歴
かつてアムネジアシンドロームという病気の治療法を発見した偉人。戦争があれば常に戦火の中に身を投じ、人命救助に尽力した戦争を憎む人物だが、1999年に極東で起きたバイオテロに遭い死亡する。
作中の彼は実在した「トワイス・ピースマン」という人物を模したNPCが、生前の記憶(正確に言えばデータのオリジナルの記憶)を取り戻してマスターとなったイレギュラーな存在。
自意識に目覚めた彼は当時ムーンセルで行われていた生存トライアルにキャスターを召喚し参戦する共にムーンセルに蓄積された人類史を参照し、彼独自の願いを持つようになる。幾度もの戦いの末に聖杯へと至り、生前の彼の願いを叶えようとするも彼はムーンセルにとって「不正なデータ」に過ぎず、ムーンセルに触れようとすれば「不正なデータ」であることが感知されたちまち解体されるため、ムーンセルの中枢に接続する事ができなかった。
熾天の門からの操作では彼の望みは叶えられないため、招いた魔術師の性能を競い合うトライアルでしかなかった生存競争に数々のルールを加え(ただし彼には表層のルール操作しか出来ず、ムーンセルに予め設定されていた『セラフから生きて脱出できるのは一人だけ』という部分は彼には変更不可)、数々の最後まで生き残った一人だけを想像もできぬ領域にまで成長させる聖杯戦争へと作り変えた。
そうして長い間、熾天の門で自分と同じ「戦争によって急激に成長した者」を待ち続け、自分の望みを託そうと試みる。
人物
戦争を憎み、戦争から多くの功績を残してきた偉人。表向きの評価はそうだが、実際彼は戦争を見るたびに憎悪や焦りに襲われ心臓が活発的に躍動する「病気」に苛まれ、正義感でも義務感でもなくその痛みを和らげる為に戦地へ赴いていた。
自身の戦争に対する常軌を逸した殺意に疑問を抱きつづけるが、1999年のバイオテロでの死の間際、彼は自分が70年代に起きた民族紛争の戦争孤児であったことを思い出し、疑問への解答として戦争の中で必死に生きようともがく命の強靭さを垣間見たことで「戦争」とそれが生む成果を否定しきれなかったことに思い至る。
そしてNPCとして自我と記憶を取り戻した彼は、停滞した今の世界に絶望する。戦争は欠落をもたらすが、だからこそ欠落以上の成果をもたらすし、もたらさなければならない。然るに今の停滞した世界はどうか?それまでに積み重ねた欠落に見合うほどの成果を得られていないではないか。そして欠落を埋めるほどの成果を得られないならば、さらなる欠落をもってさらなる成果を生み出さなければならない。そんな偏執的な思考の下、彼は全人類規模の戦争を起こすことで人類を成長させ、現在の世界の停滞を打破しようとしている。
能力
霊子ハッカーとしての適正はあったが、その実力は最弱といえるものだった。しかし死んでもまた再構成されるNPCという立場を利用し、幾度となく戦い、何十という戦いの末に聖杯にまでたどり着いた。コードキャストはスキルを封印してくる「seal_skill()」と、HPを完全回復させる『recover_()』

登場作品と役柄

Fate/EXTRA
聖杯戦争の創作者。
Fate/EXTRA CCC
失意に沈む主人公を密かに激励する。また空間の歪みによって、かつての時間軸の彼とキャスターが登場。

人間関係

セイヴァー
サーヴァント。
主人公 (EXTRA)
自らの理想の体現者として、当初から見守り続けていた。聖杯戦争を勝ち抜いた彼(彼女)にその理想を実行させようとするが拒絶される。
キャスター (EXTRA・青)
元サーヴァント。最弱のサーヴァントと称しながらも、彼女の健闘を讃える。

名台詞

泥濘ぬかるみの日常は燃え尽きた。」
「魔術師による生存競争。」
「運命の車輪は回る。」
「最も弱きものよ、剣を鍛えよ。」
「その命が育んだ、己の価値を示すために。」
「目的のない旅。海図を忘れた航海。」
「君の漂流の果てにあるのは、迷った末の無残な餓死だ。……だが。」
「生に執着し、魚を口にし、星の巡りを覚え、名も知らぬ陸地を目指すのならば、あるいは。」
「誰しもは初めは未熟な航海者に過ぎない。」
「骨子のない思想では、聖杯には届かない。」
「生存の為の搾取。繁栄の為の決断。」
「その行為は野蛮ではあるが――否定する事も、またできない。」
「……死の淵でこそ、得るものもあるだろう。」
「死を悼め。失ったものへの追悼は恥ずべきものではない。」
「死は不可避であり、争いがそれを助長するのなら、」
「死を悼み、戦いを憎み。」
「死を認め、戦いを治めるがいい。」
「力を持つが故に道を踏み外す。」
「道を踏み外す為に逸脱した力を願う。」
「この矛盾もまた、人間の証である。」
「紛争のない世界、調和に満ちた世界でさえ、特例は表れる。」
「なんのために。」
「避けようのない死、逃げようのない終わり。」
「結末を前にしたとき、本質は表れる。」
「祈りも救いも不要。戦いは今日、ここで終わる。」
「その狭間で――どうか、見せてほしい。」
「かつてそうであったように、人間の全てが、」
「絶望の中で光を見いだせるのかを。」
「認めよう。殺し合う事は避けられない。」
「肉親でさえ、隣人でさえ、競い合う相手なのだと。」
「それが人間の本質だ。」
「動物を絶命させ、資源を食い荒らし、消費するだけの命。」
「しかし、ならば――」
「彼らの争いには、何の意味があったのか」。
「最も弱きものが、最も強きものに挑む。」
「迷いと嘆き、決断と成長に満ちたその道程こそ、人間の証である。」
「聖杯は強きものにのみ与えられる。」
「最後の二人は、ともに性質の違う強者となった。であれば――」
「もう一度君に贈ろう。光あれと。」
「――熾天の玉座にて君を待つ。」
「そして閉幕の鐘が鳴る。」
「その目覚めは、誰のものか。」
一回戦〜七回戦、聖杯戦争終結までのチュートリアル。戦争を肯定するトワイスの思想が感じられる。
「来なさい、最弱のサーヴァントよ。
彼(彼女)同様、君の健闘もまた、私には誇らしい」
かつてパートナーだったキャスターとの決戦時。「最弱」と貶しながらも、彼なりにキャスターには思い入れがあった模様。
「諦める? 何を言うんだ。人間は始めから諦めている。
全能ではないのだから。
我々は諦めながらでしか生きられない生物だ。
そんな事を、まさか、今さら君が?」
「それは諦めではない。結論だ」
「ここに一枚の絵があるとする。私は欠片だ」
「パズルの欠片。絵に開いた穴。いまだ埋められない空白」
余白わたしがあるうちは、絵は完成しない。
だから私は欠片であり続けた。
完成してしまった絵は、それで終わりだからね」
「無論、人生は完成する事が目的だ。
どのような生命も、どのような文明も、いつかは終わる。
我々はその終わりを目指している。今も、昔も」
「だが、いま君が描くその絵は―――」
完成おわりに足る、美しい紋様アートグラフと言えるのかね?」
欠けた夢を通じて主人公に語りかける。「そこで終わってしまっていいのか」と。
「ああ―――」
「―――その言葉こそ、君のすべてだ」
主人公の答えを聞いて。どこか満足気に。
「君には重荷を背負わせ続けた。幸せであるのなら私も嬉しいよ。……うん。嬉しいのだけど―――
アレはちょっとないな。うん、ない。
キャスター。君、ああいうのが本性なのかい?」
ムーンセルの悪戯か、過去と未来のキャスターとそのマスターたちが邂逅する。キャスターに対しては彼なりに思うところがあるようで、未来のキャスターが幸せそうなのは嬉しいようだが、さすがにあのはっちゃけっぷりにはついていけない模様。
「確かな事は、君と私は敵同士という事だ。どうやら―――私たちは、決して相容れない者らしい。」
キャスターが二人いるという状況に混乱しつつも、敵と見れば容赦はしない。しかしまだお互いを知らないとはいえ、後に自分の思想を託そうとする者に対して「相容れない」と言ってしまっている。確かにその通りになるのだが…

メモ

  • 最終的に仲違いしたが、キャスターとの実践経験は百を超えると語っており、それなりに長期間の契約関係だった模様。当時のキャスターは明るい面を隠した楚々とした女性として振る舞っていたが、彼本人は薄々本性に気付いていたらしい。
  • 因みに彼女の本性を見た際の感想は「アレはちょっとないな。うん、ない。」
    • 彼なりにキャスターに思う所があるようで色々と無理をさせて済まないと感じている。主人公と幸せな関係を築いている彼女を見て、良かったじゃないかと語っている。
    • この時のキャスターは非常に強かったので、「何で対魔力も無関係な呪術を使えるこのサーヴァントでそんなに負けまくるんだ」「そりゃお釈迦様に逃避する訳だ」なのと揶揄されることも。彼の超回復コードキャストも厄介ではあったのだが。
      しかし、ここでの戦いは後の彼が作った聖杯戦争のルールに則ってのもので、その強さがこの彼が戦っていたであろうトライアルでどれだけ通用していたかは分からない。
  • 仮に彼が聖杯戦争の最終的な勝利者になったとしても、人類は激減こそすれ滅亡はしないだろう。と言われている。正しく行動すれば誰もが生き残れる全人類規模の戦争と言っても「正しく行動できる者」は、やはり一握りのようだ。

話題まとめ

平和男
ラスボスではあるが出番が極端に少なく、影も薄いことからか、一部ファンの間でついたあだ名がピースマンを和訳した『平和男』。このことはTYPE-MOONエースVOL.6のDVD付録でも言及されている。
ちなみに、彼の名前のつづりは「Piece」であり、「Peace」ではない。なお、名前の部分は「Twice」であり、和訳すると『二度目の欠片男』である。……キャスター(EXTRA・青)曰く、「正直な話、そんなところで伏線張られてもナー」。\n//== 商品情報 ==

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