「アグリッピナ」の版間の差分

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: 「自分を『皇帝の母』にするだけの舞台装置」。<br>夫も娘も、彼女にとっては私欲を満たす道具に過ぎない。
 
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:ネロの政治基盤を固めるために招集したが、彼の教育によって、ネロは堕落した母に反抗するようになる。
 
:ネロの政治基盤を固めるために招集したが、彼の教育によって、ネロは堕落した母に反抗するようになる。

2013年10月9日 (水) 14:10時点における版

アグリッピナ

  • スペル:Agrippina
  • 誕生日:11月6日/血液型:型
  • 身長:cm/体重:kg
  • スリーサイズ:B/W/H

ローマ皇帝・第5代皇帝ネロの母。

略歴
本名・ユリア・アグリッピナ。自らの子を皇帝とするため、ありとあらゆる奸計を行い、皇妃となってからは「ユリア・アウグスタ・アグリッピナ」と名乗るようになる。
ネロを皇帝とした後、自分に多額の賄賂を贈った汚職議員を勝手に釈放し、ネロの政策や改革案に私欲で口を出し続け、年を増すごとに増長していった。しかし彼女の横柄な干渉は、セネカの影響で皇帝として自立心が芽生えたネロとの間に確執を生み、対立する事となる。
ネロは腐敗しきった国政を正すため、元老院との対決前に後門の狼であるアグリッピナを倒す必要に迫られ、彼女の暗殺を決意する。しかし暗殺計画はことごとく失敗し、とうとう公衆の面前で母を切り捨てるしか道はなかった。
人物
稀代の策謀家であり、自らの権力欲のために夫を次々に変え、兄カリグラや叔父のクラウディウスとも関係を持った毒婦。娘であるネロには幼い頃から毒と解毒剤を同時に与えて絶対的な服従を強要し、肉親としての情は欠片もなく、史実通り途轍もなく冷酷な女性だったらしい。
政治的には非常に優秀な人物で、ネロの教育役に旧知の仲であった元・元老院議員セネカを登用して元老院を味方につけるよう画策し、セクストゥス・アフラニウス・ブッルスなど優秀かつ自分の影響力が強い人材を集めるなど政治的な人選は卓越していた。
また女同士にも関わらず、ネロと先代皇帝の娘・オクタヴィアの婚姻を成立させ、本来なら時期皇帝であるべきはずのブリタンニクスより高い皇位継承権を獲得させるなど、侵略者の如き「根回し」に並ぶ者はいなかった。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA
セイバーの回想で言及されるが本編では登場せず、漫画版で明確な人物像が描かれる。

人間関係

ネロ
「自分を『皇帝の母』にするだけの舞台装置」。
夫も娘も、彼女にとっては私欲を満たす道具に過ぎない。
セネカ
ネロの政治基盤を固めるために招集したが、彼の教育によって、ネロは堕落した母に反抗するようになる。

メモ

  • ファッションはいつも「ヘソ出し」と、生前の娘と同じ趣味。だが外見は余り似ておらず、辛うじて「目元が似ているかな?」と思う程度。娘と印象が大きく違って見えることの最大の原因は、権力欲に憑かれている事を表すように、いつも何を考えているのか分からない不気味な表情をしているためと思われる。
    そのせいか、漫画版作者ろび~な氏からは「ライオン裸締めできそう」と評されている。
    また娘以上の巨乳である。
  • ネロが言うには、メルトリリスは彼女に雰囲気がよく似ているらしい。
  • ネロとは近親相姦をしていたという話もある。
    TYPE-MOONではネロは女性なので、普通に考えればこの逸話は採用されていないと考えるだろう。だが漫画版でも夫であったクラウディウスが死んだ喜びの余りにネロが苦しむほど強く抱き付いたり、皇帝就任前にはキスしそうになるなど、アグリッピナの淫靡な雰囲気も相まってかなり怪しい描写がされている。
    「母と息子が関係を持つ」、「父が娘を犯す」というのも、かなりショッキングなものだが、「母が娘に肉体関係を迫る」というのは更にぶっ飛んでいる。
    • 精神分析において、男児の精神崩壊の際に働くとされる「アグリッピーナコンプレックス」という概念が存在する。
      幼児期に男児が母親の乳首を吸う際に男児は性的快感を覚えるが、実は乳首を吸われている母親も性的快感を覚えているとされ、通常ならば離乳によって母子の分離が自然に行われるが、母親の方がその性的快感を忘れられずに無意識のうちに分離を拒否すると、男児の方で母との忌まわしい記憶がコンプレックスとなり、人格形成に問題を引き起こすようになるとされる。
      このコンプレックスを負っている者は母親を精神的に極度に嫌がり、母親に上に乗られることはおろか、触れられる事さえ嫌気が差し、悲劇的で自虐的な感情に襲われることもあるという。また、たとえ直接的な性的行為がなくとも、子供の母親に対する性的衝動を超過させるに十分な要素が母親側にあれば、このコンプレックスは働き得るとされる。
      さらに、母親から直接的な性的虐待をされた男児は、その原体験によって「狂っているならさらに狂ってしまえ」「奈落の底まで堕ちてしまえばいい」と自暴自棄な心理状態に陥ってしまうケースが存在するという。
      これの語源は、史実において「ネロは幼少期にアグリッピナに犯された記憶のせいで、常にフラッシュバックに苦しめられるようになり、自暴自棄になって母親を殺し『余は狂人なのだ』という強迫観念に襲われ悪政に走った」と言う学説に由来する。

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