「ネタバレ/Fate/Grand Order」の版間の差分
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===クラス=== | ===クラス=== | ||
− | <!-- | + | <!-- |
+ | ;アルターエゴ | ||
==概要== | ==概要== | ||
哲学においては他者の持つ自我の事である。オルターエゴとも。 | 哲学においては他者の持つ自我の事である。オルターエゴとも。 | ||
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== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
− | + | 今までに登場したのは10人。全員女性という特徴がある。 | |
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[[Category:小辞典]] | [[Category:小辞典]] | ||
[[category:アルターエゴ|*]] | [[category:アルターエゴ|*]] | ||
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--> | --> | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
<!-- | <!-- | ||
− | 人理継続保障機関フィニス・カルデア | + | ;人理継続保障機関フィニス・カルデア |
==概要== | ==概要== | ||
人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、[[マリスビリー・アニムスフィア]]が創立した未来を保障するための機関。<br> | 人類の未来を語る資料館。時計塔の天体科を牛耳る魔術師の貴族である、[[マリスビリー・アニムスフィア]]が創立した未来を保障するための機関。<br> | ||
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===[[Fate/Grand Order]]劇中におけるカルデアの歩み=== | ===[[Fate/Grand Order]]劇中におけるカルデアの歩み=== | ||
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2016年の人類滅亡が証明されたことを受けて、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。 | 2016年の人類滅亡が証明されたことを受けて、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。 | ||
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===カルデアの真実=== | ===カルデアの真実=== | ||
− | |||
国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた<ref group = "注">幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。</ref>。 | 国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はロード・アニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、初代所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた<ref group = "注">幕間の物語「英霊憑依」ではエルメロイⅡ世がデミ・サーヴァントの説明を聞いた際「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。</ref>。 | ||
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==カルデアの区画== | ==カルデアの区画== | ||
;マイルーム | ;マイルーム | ||
− | :[[主人公 (Grand Order)|マスター]]の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている<ref group = "注"> | + | :[[主人公 (Grand Order)|マスター]]の部屋。ベッドと棚の他、トイレとシャワーが併設されている<ref group = "注">『マンガで分かる!Fate/Grand Order』ではラブホテルみたいなシャワー等と言われていた。</ref>。あまり私物は無い。 |
:ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。 | :ゲーム上ではお気に入りに設定したサーヴァントを連れ込んでおり、マイルームページでのセリフが聞けるが、特定の条件を満たさない限り聞けないボイスもある。 | ||
:設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。 | :設定上では様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている。 | ||
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:ここに設置されていたコフィンから各特異点に対してレイシフトを行う。 | :ここに設置されていたコフィンから各特異点に対してレイシフトを行う。 | ||
:「虚月館殺人事件」では、管制室の端末を[[シャーロック・ホームズ]]が使用している。 | :「虚月館殺人事件」では、管制室の端末を[[シャーロック・ホームズ]]が使用している。 | ||
− | : | + | :だが、ホームズでも管制室のメインフレームには立ち入れない。正真正銘のブラックボックス。 |
;ダ・ヴィンチちゃん工房 | ;ダ・ヴィンチちゃん工房 | ||
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:職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。食料庫も併設されている。 | :職員やサーヴァントの為の料理を作る厨房。食料庫も併設されている。 | ||
:普段の食事に加えて、お月見やバレンタインデーなどのイベント用の調理にも使用される。 | :普段の食事に加えて、お月見やバレンタインデーなどのイベント用の調理にも使用される。 | ||
− | :作中では[[エミヤ]]と[[ブーディカ]]が主に厨房を取り仕切っており、[[タマモキャット]]がサブチーフ。[[両儀式〔アサシン〕]]、[[源頼光]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕]]もよく使用しているとか。 | + | :作中では[[エミヤ]]と[[ブーディカ]]が主に厨房を取り仕切っており、[[タマモキャット]]がサブチーフ。[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]、[[源頼光]]、[[アイリスフィール〔天の衣〕|アイリスフィール]]もよく使用しているとか。 |
:イベントや幕間の物語などで舞台になる頻度は高いのだが背景絵がまったくなく、廊下の背景絵が流用されているために「廊下で立ち食いしている」等と揶揄されることも。 | :イベントや幕間の物語などで舞台になる頻度は高いのだが背景絵がまったくなく、廊下の背景絵が流用されているために「廊下で立ち食いしている」等と揶揄されることも。 | ||
:後に期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の際に廊下の背景絵を元にしたフードコード風の飲食スペースの背景絵がようやく登場したが、2018年6月のことだったので既にカルデアは崩壊後であった。 | :後に期間限定イベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の際に廊下の背景絵を元にしたフードコード風の飲食スペースの背景絵がようやく登場したが、2018年6月のことだったので既にカルデアは崩壊後であった。 | ||
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;謎の区画 | ;謎の区画 | ||
:カルデアのとある一角に、サーヴァント達の身に付けていた仮面が収集された謎の区画。 | :カルデアのとある一角に、サーヴァント達の身に付けていた仮面が収集された謎の区画。 | ||
− | : | + | :セイントグラフで見る限り[[カーミラ]]、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]、[[ファントム・オブ・ジ・オペラ|ファントム]]、[[ゴルゴーン]]、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]の仮面が確認されている。 |
:ちなみにとある窓口係を通せば、誰でもレンタル可能である模様。一番人気は真ん中にあるアマデウスの仮面で、やたらと[[佐々木小次郎|日本]][[天草四郎時貞|人]]に人気のようだ。 | :ちなみにとある窓口係を通せば、誰でもレンタル可能である模様。一番人気は真ん中にあるアマデウスの仮面で、やたらと[[佐々木小次郎|日本]][[天草四郎時貞|人]]に人気のようだ。 | ||
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;厩舎 | ;厩舎 | ||
− | : | + | :地下に存在。京極などのサーヴァントが連れている馬などは恐らくここに入れられている。 |
;書斎 | ;書斎 | ||
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;ティールーム | ;ティールーム | ||
:空き蔵を[[ロマニ・アーキマン]]が改築したもの。ムーンライトと名札が書かれている。<ruby><rb>AV</rb><rt>オーディオ</RT></RUBY>機材、防音設備、カラオケマシンがある。 | :空き蔵を[[ロマニ・アーキマン]]が改築したもの。ムーンライトと名札が書かれている。<ruby><rb>AV</rb><rt>オーディオ</RT></RUBY>機材、防音設備、カラオケマシンがある。 | ||
− | :カラオケ部屋は[[ネロ・クラウディウス]]と[[エリザベート=バートリー]]が使っており、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | + | :カラオケ部屋は[[ネロ・クラウディウス]]と[[エリザベート=バートリー]]が使っており、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が「しばらく近づかない方が良い」という事態になっていた。 |
== カルデアの発明 == | == カルデアの発明 == | ||
;事象記録電脳魔・ラプラス | ;事象記録電脳魔・ラプラス | ||
− | : | + | :1950年に完成した「全知の悪魔」の名を冠するカルデアの発明の一つ。 |
+ | :過去の記録を集計する使い魔で、レイシフトの転移に於いてマスターを保護する役割を持つ。 | ||
:公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。 | :公にならなかった表の歴史、人知れず闇に葬られた情報を拾い、観測する。 | ||
;疑似地球環境モデル・カルデアス | ;疑似地球環境モデル・カルデアス | ||
− | : | + | :1990年に完成したカルデアの発明の一つ。 |
+ | :アニムスフィアの“地球の人類史の保障”というグランドオーダーの結論として作り上げた魔術礼装。 | ||
+ | :惑星には魂があるとの定義に基き、その魂を複写する事により作り出された小型の疑似天体。いわば小さな地球のコピーである。 | ||
:カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。 | :カルデアスは同時に地球のライブラリとして機能する。未来は変動するものであるため、100年先の未来の詳細は観測できないとされるが、確定した過去の詳細は引き出せる。いわば人類史の過去に向かう羅針盤であり、人体を量子分解し過去に出力するレイシフトもカルデアスがあればその成功率は格段に跳ね上がる。 | ||
:位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。<br/>[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。 | :位相が違うため干渉はできないが、シバによる観測は可能。地球環境のモデルを投影し星の状態を過去や未来に設定し観測する事が出来、現実の地球の様々な時代を正確に再現可能。<br/>[[マリスビリー・アニムスフィア]]はカルデアスの設定を100年後に定め、カルデアスに文明の光が灯っていれば人類は100年後も存命していると確認しようとしていたが、人類史が焼却され人理があやふやな状態下では、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。 | ||
− | : | + | :カルデアスは地球の魂をコピー・再出力した疑似天体であるため、一度回した以上止めることはカルデアスの死と同じ。更にこれ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため、物理的には太陽やブラックホールに等しい存在であり、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。 |
− | : | + | :公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点でも未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。<br/>なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。<br/>マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所一基ですらも「これだけでは話にならない」と言わしめている。 |
:彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。 | :彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。 | ||
− | :カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[ | + | :カルデアを制圧したNFFサービスに同行していた[[グレゴリー・ラスプーチン|ラスプーチン]]は「カルデアスは根源に到達する為に開発された」と発言しており、[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]自身が根源に到達する為に必要不可欠な要であったことが確実視されている。 |
;近未来観測レンズ・シバ | ;近未来観測レンズ・シバ | ||
− | :1999年に完成した、[[シバの女王]] | + | :1999年に完成した、[[シバの女王]]の名を冠するカルデアの発明の一つ。 |
+ | :カルデアスを観測するための専用望遠鏡。人理保障機関カルデアの顧問を務める魔術師である、レフ・ライノールが開発した、幻視を得る極めて高度な呪具。 | ||
:カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。 | :カルデアスを取り囲むように配置された、いわば地球観測衛星のようなもの。カルデア内のほぼ全域を監視し、写し出すモニターとしても機能している。 | ||
:一方でレフの独断により、魔神柱群がゲーティアにとって不慮な行動を取らないための監視・抑止機能が密かに付加されていた([[ラウム]]はこれを「足枷とも言うべきセーフティ」だと述べていた)。実際にあたかも低位の知能の如き行動として、[[シバの女王]]を自発的に召喚しセイレムに送り込んでいたのである。 | :一方でレフの独断により、魔神柱群がゲーティアにとって不慮な行動を取らないための監視・抑止機能が密かに付加されていた([[ラウム]]はこれを「足枷とも言うべきセーフティ」だと述べていた)。実際にあたかも低位の知能の如き行動として、[[シバの女王]]を自発的に召喚しセイレムに送り込んでいたのである。 | ||
:観測できるのは西暦までで、紀元前以上に遡ると精度が落ち、必要な魔力と電力も膨大なものとなる。霊基の濃度の他に、その数も観測する。 | :観測できるのは西暦までで、紀元前以上に遡ると精度が落ち、必要な魔力と電力も膨大なものとなる。霊基の濃度の他に、その数も観測する。 | ||
:現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。 | :現代に対しては観測できず用をなさないが、『禁忌降臨庭園 セイレム』では観測対象が現代のセイレムにも関わらず、恐るべき精度の情報をもたらした。 | ||
− | : | + | :シバの女王の精神状態に同調して稼働する性質を持ち、他の機材にまでも影響が及んで、思わぬ不調を来すことも。 |
:『邪竜百年戦争 オルレアン』の[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や『神聖円卓領域 キャメロット』の[[女神ロンゴミニアド]]は、怨嗟の炎や魔力を特異点からカルデアにまで及ぼしているが、後者のケースではその際にシバを数枚吹き飛ばした。 | :『邪竜百年戦争 オルレアン』の[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や『神聖円卓領域 キャメロット』の[[女神ロンゴミニアド]]は、怨嗟の炎や魔力を特異点からカルデアにまで及ぼしているが、後者のケースではその際にシバを数枚吹き飛ばした。 | ||
;守護英霊召喚システム・フェイト | ;守護英霊召喚システム・フェイト | ||
− | : | + | :2004年に完成したカルデアの発明の一つ。 |
+ | :冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。 | ||
:ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]。 | :ストーリー上では、カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功してきた。第一号は[[ソロモン]]、第二号は[[マシュ・キリエライト]]の中に召喚された[[ギャラハッド]]、第三号は技術開発部部長として常駐した[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]。 | ||
:第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。また、このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。 | :第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。また、このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。 | ||
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:加えて人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となった。 | :加えて人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となった。 | ||
:何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。 | :何故本来は成立しない“イフの人類史”の英霊まで扱うことができるのかは不明。 | ||
− | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー | + | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[シバの女王]]が英霊召喚システムを暴走させ、自らを触媒に[[キルケー]]をセイレムに送り込んだ。 |
:なお、一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となっていた。<br/> | :なお、一度召喚・契約すれば、当該サーヴァントの霊基グラフはシステムにデータとして記録されるため、仮にそのサーヴァントが役目を終えて退去したとして、いつでも再契約が可能となっていた。<br/> | ||
:レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの<RUBY><RB>霊基</RB><RT>セイントグラフ</RT></RUBY>データ移植作業が実施され、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。 | :レムナントオーダー完遂後は不測の事態に備えてダ・ヴィンチ及び[[シャーロック・ホームズ]]の手で製作されたトランク型データバンクへの<RUBY><RB>霊基</RB><RT>セイントグラフ</RT></RUBY>データ移植作業が実施され、カルデア陥落寸前にギリギリで作業が完了。脱出直前、ダ・ヴィンチの手から主人公の手に託され、謎の敵勢力の手に渡ることは阻止された。 | ||
− | : | + | :余談ではあるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。 |
;霊子演算装置・トリスメギストス | ;霊子演算装置・トリスメギストス | ||
− | : | + | :2015年に完成したカルデアの発明の一つ。 |
+ | :未来観測やレイシフトを管制するコンピューター。カルデアの心臓部。「賢者の石」とされるフォトニック結晶で出来ている。 | ||
:ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。 | :ラプラスと併せてカルデアスの事象分析やレイシフトの実行に用いられる。 | ||
:前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。 | :前所長が構築したレイシフトの中枢を担う召喚・喚起システムを実現するためにアトラス院が提供した疑似霊子演算器。 | ||
289行目: | 293行目: | ||
:カルデア内で行われる経済活動の担い手達が集う。経済会とも。 | :カルデア内で行われる経済活動の担い手達が集う。経済会とも。 | ||
:当初は「カルデア・カルテル」という名称もあったが、軽やかな語感だがどこか聞こえが悪いという感じで没となり、ギルドらしい雰囲気のあるこの名称に決定となった。 | :当初は「カルデア・カルテル」という名称もあったが、軽やかな語感だがどこか聞こえが悪いという感じで没となり、ギルドらしい雰囲気のあるこの名称に決定となった。 | ||
− | :[[ダビデ]]や[[子ギル]]を誘おうとしたが、失敗した模様。 | + | :[[ダビデ]]や[[子ギル (Grand Order)|子ギル]]を誘おうとしたが、失敗した模様。 |
==関連用語== | ==関連用語== | ||
;レイシフト | ;レイシフト | ||
:擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相に送り込み、これを証明する空間航法。時間跳躍(タイムトラベル)と並行世界移動のミックス。マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力する。 | :擬似霊子転移。疑似霊子変換投射。人間を擬似霊子化(魂のデータ化)させて異なる時間軸、異なる位相に送り込み、これを証明する空間航法。時間跳躍(タイムトラベル)と並行世界移動のミックス。マスターを霊子分解し、数値として時空帯に出力する。 | ||
− | :コミカライズ版『-turas réalta- | + | :コミカライズ版『-turas réalta-』では詳細な説明がなされている、まずコフィンに入った人間の脳波から何からあらゆる数値を測定し“○○という個体がどのような数値で成り立っているか”の定義付けをする。 |
− | : | + | :霊子変換こそ最も危険な物と言われるが、これはコフィンに入った者の肉体を実際に分解する。同時にコフィンに入った人間がいなくなることで起きる歴史や因果の狂いを計算し、それを補正。つまり生きていると世界に“誤認”させる。 |
:その為に必要な膨大な電力と魔力を用いてカルデア内のあらゆる演算装置を駆動させ続ける。 | :その為に必要な膨大な電力と魔力を用いてカルデア内のあらゆる演算装置を駆動させ続ける。 | ||
:定義付けが完了すればコフィンに魔術をかける。これは、コフィンを魔術的な「生きてるか死んでいるか分からない箱」に仕立て上げることで、入った者の生命活動は観測できなる。 | :定義付けが完了すればコフィンに魔術をかける。これは、コフィンを魔術的な「生きてるか死んでいるか分からない箱」に仕立て上げることで、入った者の生命活動は観測できなる。 | ||
:コフィンに入ってレイシフトする際は、安全性を上げるために[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]はレイシフトスーツを着用している。 | :コフィンに入ってレイシフトする際は、安全性を上げるために[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]はレイシフトスーツを着用している。 | ||
− | :[[ロマニ・アーキマン | + | :[[ロマニ・アーキマン]]によるとレイシフト先ではいつもの服に戻っているらしい。デミ・サーヴァントでもあるマシュが着ているのは生身の肉体を持っている故なのか、通常のサーヴァントはスーツを着なくても良いのかは不明。 |
:西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。 | :西暦より過去へのレイシフトは余りにも成功率が低く、管制室のスタッフ全員が一丸になっても、紀元前へのレイシフト証明は膨大な時間がかかる。 | ||
:未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではないが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。 | :未来へのレイシフトは難易度が高いだけで、本来は不可能ではないが、カルデアでは2017年から先のレイシフトはできない。 | ||
:1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。 | :1回レイシフトするごとに、職員一人の日給が飛ぶほどの費用がかかる。 | ||
− | :『禁忌降臨庭園 | + | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では魔術協会、国連ともに「今回の擬似霊子転移を最後にレイシフトを封印する決定」を下し、2017年12月に赴任する[[ゴルドルフ・ムジーク|新所長]]の許可が降りない限り、何があろうとレイシフトは行われなくなる予定。 |
:この時点ですでにカルデアの地下炉心は協会からの厳命で停止させられており、大規模なレイシフトを行うための余剰魔力は一往復分しか残らず、また転移可能な人数も非常に限られている。 | :この時点ですでにカルデアの地下炉心は協会からの厳命で停止させられており、大規模なレイシフトを行うための余剰魔力は一往復分しか残らず、また転移可能な人数も非常に限られている。 | ||
:今回のミスト内部への突入に際しては、時間を移動することなくセイレム内部へと転移する「同時代レイシフト」が行われた。 | :今回のミスト内部への突入に際しては、時間を移動することなくセイレム内部へと転移する「同時代レイシフト」が行われた。 | ||
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;プロメテウスの火 | ;プロメテウスの火 | ||
− | :カルデアの炉。[[マーリン]]はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。 | + | :カルデアの炉。[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。 |
;ペーパームーン | ;ペーパームーン | ||
− | :虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。:[[アトラス院]]からカルデアへの贈り物の1つ。 | + | :虚数観測機。平面の月という意味を持つ名。虚数空間を観測・立証する羅針盤。 |
+ | :[[アトラス院]]からカルデアへの贈り物の1つ。 | ||
:カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。 | :カルデアスとの位相差を超える手段として用意されたものだが、シバが完成しレイシフトが実証できるようになったため、使い道がなくなった。 | ||
− | :使うには[[アトラス院]]から使用許可を出してもらう必要があるが、[[シャーロック・ホームズ]] | + | :使うには[[アトラス院]]から使用許可を出してもらう必要があるが、[[シャーロック・ホームズ]]は第六特異点でアトラス院のトライヘルメスで極秘マニュアルを盗み見たため、使う事ができる。 |
− | + | :[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー]]に搭載されている。 | |
;ゼロセイル | ;ゼロセイル | ||
331行目: | 336行目: | ||
;[[特異点]] | ;[[特異点]] | ||
− | : | + | :[[ゲーティア|魔神王ゲーティア]]が人理定礎を掻き乱すことで誕生した「間違った歴史」。 |
;サポート役 | ;サポート役 | ||
347行目: | 352行目: | ||
:[[マリスビリー・アニムスフィア]]はマシュ以外の七人をマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいた。 | :[[マリスビリー・アニムスフィア]]はマシュ以外の七人をマスター候補と呼ばず、クリプターと呼んでいた。 | ||
:しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、47人のマスターたちはレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、生命維持のためにコフィンで凍結保存されていた。 | :しかしカルデアが準備してきたAチーム含め、47人のマスターたちはレフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、生命維持のためにコフィンで凍結保存されていた。 | ||
− | : | + | :2017年12月末に解凍されてオペを執り行われるはずだったが、コフィンの中にいるAチームの面々は消えていた。 |
;[[NPC]] | ;[[NPC]] | ||
355行目: | 360行目: | ||
:カルデアが内部で配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。 | :カルデアが内部で配布している悪巧み四天王に対する対抗手段が書かれたマニュアル。 | ||
:『[[ジェームズ・モリアーティ|SA156]]───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります<br>ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。 | :『[[ジェームズ・モリアーティ|SA156]]───通称“教授”は一定年齢層の少女にパパと呼ばれると、周囲に一層の被害を及ぼす可能性があります<br>ただし、その被害は対象の少女には及びません。もし対象が悪巧みをしていたならば、少女の交渉によって一時的に無力化させることも可能です。その場合、速やかにマスターへ連絡して、令呪による完全な封じ込め作業を行う必要があります』といった内容が書かれている。 | ||
− | : | + | :残りの三名は明言されていないが『ハロウィン・ストライク!』での周囲の言動から考えると、これまで騒動の源泉となったことのあった[[ガイウス・ユリウス・カエサル|SA007]]、[[ウィリアム・シェイクスピア|SA034]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|SA079]]であろう。 |
:元ネタは様々なオブジェクトに奇怪な設定をでっち上げて掲載するコミュニティサイト「SCP Foundation」。 | :元ネタは様々なオブジェクトに奇怪な設定をでっち上げて掲載するコミュニティサイト「SCP Foundation」。 | ||
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*カルデアは[[海洋油田基地セラフィックス]]などの資産を元手に予算運営しているが、セラフィックスは2017年初めに起きた事件で壊滅し、[[BB (Grand Order)|BB]]の手で虚数事象として処理するために最終的に同年初頭に解体。<br>加えて上記の通り魔術協会からの援助も打ち止めとなっており、第二部序章で壊滅するまでは国連からの予算と残されたヘソクリで運営していた。 | *カルデアは[[海洋油田基地セラフィックス]]などの資産を元手に予算運営しているが、セラフィックスは2017年初めに起きた事件で壊滅し、[[BB (Grand Order)|BB]]の手で虚数事象として処理するために最終的に同年初頭に解体。<br>加えて上記の通り魔術協会からの援助も打ち止めとなっており、第二部序章で壊滅するまでは国連からの予算と残されたヘソクリで運営していた。 | ||
*南極大陸にある標高6,000メートルの雪山の地下という極限的な環境にあるため、たとえ人理焼却が解消され外部に出れるようになって以降も、外界とは事実上隔絶された場所であることは変わらない。<br>セラフィックスほどの状況は未然に脱したとはいえ、カルデアの全職員の心身に重圧を与えやすい状況には変わらない。 | *南極大陸にある標高6,000メートルの雪山の地下という極限的な環境にあるため、たとえ人理焼却が解消され外部に出れるようになって以降も、外界とは事実上隔絶された場所であることは変わらない。<br>セラフィックスほどの状況は未然に脱したとはいえ、カルデアの全職員の心身に重圧を与えやすい状況には変わらない。 | ||
− | ** | + | **カルデアの所在地が南極にあることが明かされたのは第2部序章であるが、それ以前のプレイヤー達の推理に(クトゥルフネタで)狂気山脈にあるというものがあった。あながち正解に近いものだったと言える…。 |
*カルデアの発電装置は扱いが難しいらしく、ゴルドルフが連れてきた魔術師によると「理屈が分からない」とのこと。 | *カルデアの発電装置は扱いが難しいらしく、ゴルドルフが連れてきた魔術師によると「理屈が分からない」とのこと。 | ||
2018年7月11日 (水) 23:58時点における版
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