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*正体不明ながら真エーテルとも呼称されるジンだが、『[[Fate/Apocrypha]]』にて[[ジークフリート]]の持つバルムンクの設定にて「神代の魔力」が「真エーテル」であることが明らかになった。ただし『[[Fate/EXTRA]]』における魔術師のように同じ用語で意味が違う、ということもありえるので鋼の大地におけるジンが神代の魔力と同一のものかは現在のところ不明。 | *正体不明ながら真エーテルとも呼称されるジンだが、『[[Fate/Apocrypha]]』にて[[ジークフリート]]の持つバルムンクの設定にて「神代の魔力」が「真エーテル」であることが明らかになった。ただし『[[Fate/EXTRA]]』における魔術師のように同じ用語で意味が違う、ということもありえるので鋼の大地におけるジンが神代の魔力と同一のものかは現在のところ不明。 | ||
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|プリズマ☆イリヤ]]』にて[[エインズワース家]]の暗躍する並行世界は星が死にかけており、それまでの生物種に有害な謎の不可視物質があふれ出しているとされる。将来的にはまさにNotes.そのものとなる様子。 | *『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|プリズマ☆イリヤ]]』にて[[エインズワース家]]の暗躍する並行世界は星が死にかけており、それまでの生物種に有害な謎の不可視物質があふれ出しているとされる。将来的にはまさにNotes.そのものとなる様子。 | ||
− | *『Fate/ | + | *『Fate/Extra』は20XX年に起きるはずのイギリスの地方都市での「ある儀式」が1970年に起きてしまったイフ。魔力や資源の枯渇が起こり、これは「オーバーカウント1999」と呼ばれている<ref group="出" name="『Fate/EXTRA Visual Fanbook』p.79">『Fate/EXTRA Visual Fanbook』p.79 奈須きのこ</ref><ref group="出" name="『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』">「Q&A」『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』</ref>。 |
**『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』でオーバーカウント1999についてトワイスいわく「地球はその魂とも言える核を傷つけられた」。 | **『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』でオーバーカウント1999についてトワイスいわく「地球はその魂とも言える核を傷つけられた」。 | ||
2019年3月22日 (金) 23:52時点における版
Notes. | |
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著者 | 奈須きのこ(竹箒) |
掲載誌 | Angel Voice |
公開日 | 1999年5月 |
概要
angel notes. the metter of knights arms. ...and over count 1999 type: other
サークル「竹箒」として1999年(コミティア48)に発行した同人誌「Angel Voice」に収録された短編小説。(のちに「月姫読本」(通称青本)に再収録)
地球が荒廃した時代を描く長編ストーリー『鋼の大地 (over count 1999)』(未発表)の一部。
登場人物
- ゴドー (GODO)
- 主人公。人間最後の生き残り。ブラックバレルの使い手。
生き残った人間が暮らす「人工楽園」に住んでいたが、タイプ・ジュピターにより消滅。環境適応処置を受けていたこともあって1人生き残る。
復讐のため封印区アトラシアからブラックバレルを発掘してタイプ・ヴィーナス降下阻止作戦に参加。
「鳥墜し」(タイプ・ヴィーナス撃墜)を成し遂げたため、GODO(銃神、偽神、神もどき)と呼ばれるようになる。
セカイジュの葉(天使型捕食端末)の狩りで生計を立てている。報酬は1匹につき銅3枚で弾代を引くと銅1枚程度。
タイプ・サターン迎撃作戦で世界樹の街を守り、天使をかばって死亡。 - 少女 (V/V)
- 天使の姿をした少女。ゴドーに撃墜されたアリストテレスの一体、タイプ・ヴィーナスの意識が人々の持つ天使のイメージを参考に具現化した存在。
ゴドーのアパートに居座り、ゴドーの姉の遺品であるエレキギターをひいたりしてる穀潰し。食費増大に伴いゴドーの天使狩りのノルマも1日20体から30体に増えた。
「V/V」はおそらくヴィーナスとバーチャル。 - 天使
- 天使種の女性。
- アド・エデム
- 騎士。亜麗との大戦で目立った活躍はなかったが、魔剣・斬撃皇帝の特性からタイプ・ジュピターを一撃で両断した。
斬撃皇帝は通常時は種であり、戦闘状態になると大地に突き刺さり大地を変換源として対象サイズに合わせて巨大化する。アリストテレス相手なら大地を大きく削り食らい、血液の赤い空を切り裂いて青い空が垣間見えるほどのサイズになる。
「星を食うもの」であるこの魔剣は、「人間を守るために世界を滅ぼす」という人間の在り方の具現。
その危険性から「魔女の大傘」に幽閉されてしまう。
タイプ・サターンとの戦いのために解放され、斬撃皇帝で倒した。以降の生死は不明。
用語
- 鋼の大地 [over count 1999]
- 死んだ星。この世界の俗称。
- ジン [grain "Ether"]
- 「宇宙塵」「エーテル」「真エーテル」。死んだ星から溢れ出した計測不能な粒子の総称。人間には有害。
- 亜麗百種 [a-ray]
- 様々な生物を元に人間に作られた次世代の霊長類。人間の遺伝子を含む種もある。ジンをエネルギーとする。百種は大まかな分類をしての事だが、1位〜10位の種は単一種。
- 六人姉妹 [No・1 saving system to earth]
- 亜麗百種の第1位。姿は人間と変わらず、6人とも童話の魔女のような格好をしている。1人1人が亜麗百種全体を凌駕する力がある。
世界から「魔術」が失われているが、六人姉妹はそれぞれ「本当の魔法使い」だった。
人間種と亜麗の大戦において、六人姉妹の末妹「審判」が騎士たちに殺された際の断末魔によって世界を二分する「大断層」が出来た。
残る5人は大戦末期に襲来したタイプ・プルートーと相討ちになり、行方不明。この際、上空に何十重にも雲が重なる防御膜を張って、8体中2体のアリストテレスを雲の上に留めた。 - 天使 [No・20 Guardian Angel]
- 高位の亜麗で、百種中20位。かつては六人姉妹の守護役で、単一種の護衛を行なう。姿は翼以外は人間に近い。
大気中の重粒子を吸収し動力源にできる攻性種。2枚の翼は重粒子を収束させるための器官で、翼がなくなっても飛行可能。
戦闘能力は魔剣を持った騎士と同格と噂されており、実際破壊においては10位以上の亜麗にも肉薄する。つまりそれは単身で核ミサイル並の破壊が可能ということを意味する。 - 人間種 [Liner]
- 人間によって作られた環境適応した新人類。亜麗百種の1つ。能力は旧人類と大差ない。
- 騎士 [Litter]
- 人間種の攻性種。生まれながらに外部器官を持ち、成人時にジンによる物質化で魔剣になる。旧時代の兵器を使わずとも亜麗と戦える。notes.時点で78名登録されている。
- 人間 [Last-Seed]
- 旧人類。ジンに耐性がなく、呼吸するにも機械を通す必要があり、また薬物入りの食事も必要になるが体の毒。
- 大戦 [Babel's Tale]
- 人間と亜麗の戦争。
六人姉妹が亜麗を統一して人間(旧人類)は敗北寸前になるが、人間が人間種や騎士を生み出したことで死した星をさらに死滅させる大戦になった。
アリストテレス襲来により停戦、人類という大きな枠組みで手を結ぶことに。 - 魔女の大傘(ウィッチ・スウィフト・アンブレラ)
- 亜麗百種・人間種・騎士たちによって大断層の中に作られた廃棄場。逆向きの傘のような城形の牢獄。玉座に座らせたものを千本の鎖が縛り、78の「魔法の扉」が玉座との間に立ちふさがる。
ちなみにこの設定は月姫の「千年城ブリュンスタッド」の元ネタにもなった。 - 鳥墜し
- 灰色の雲海の中、極寒の上空で行なわれたタイプ・ヴィーナス降下阻止作戦においてゴドーがタイプ・ヴィーナスを撃墜したこと。
前哨戦では、飛行機操縦がタイプ・ヴィーナスの熱の影響を受けた中での戦闘で全滅、ゴドーのみ時代遅れの自動操縦の飛行機だったおかげで生き残った。
機内温度がマイナスで防寒具を付けていても生命が危険にさらされる極限状態でゴドーは七日間以上じっと機会を待ち続け、ギリギリの淵にある意識でタイプ・ヴィーナスの額をブラックバレルで狙撃した。
メモ
- 六人姉妹の英語表記は「最初のシステム」である死徒the dark sixとの関連を感じさせる。
- 「人間を守る為に世界を滅ぼすという人間種の在り方の具現」という『Character material』での斬撃皇帝の説明は、アラヤの抑止力との関連を感じさせる。
- 正体不明ながら真エーテルとも呼称されるジンだが、『Fate/Apocrypha』にてジークフリートの持つバルムンクの設定にて「神代の魔力」が「真エーテル」であることが明らかになった。ただし『Fate/EXTRA』における魔術師のように同じ用語で意味が違う、ということもありえるので鋼の大地におけるジンが神代の魔力と同一のものかは現在のところ不明。
- 『プリズマ☆イリヤ』にてエインズワース家の暗躍する並行世界は星が死にかけており、それまでの生物種に有害な謎の不可視物質があふれ出しているとされる。将来的にはまさにNotes.そのものとなる様子。
- 『Fate/Extra』は20XX年に起きるはずのイギリスの地方都市での「ある儀式」が1970年に起きてしまったイフ。魔力や資源の枯渇が起こり、これは「オーバーカウント1999」と呼ばれている[出 1][出 2]。
- 『Fate/EXTRA Last Encore』でオーバーカウント1999についてトワイスいわく「地球はその魂とも言える核を傷つけられた」。
脚注
注釈