「武蔵坊弁慶」の版間の差分
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2014年12月27日 (土) 03:25時点における版
ランサー
- 真名:武蔵坊弁慶(を演じる常陸坊海尊)
- 身長:199cm/体重:88kg
- 属性:混沌・善
Fate/Apocryphaのオンラインゲーム企画時に登場したサーヴァント。
厳しい姿をした僧兵。
- 略歴
- 真名は、五条大橋から源義経に仕え、衣川にて主の自害の時間を稼ぐために壮絶な立ち往生を遂げた荒法師武蔵坊弁慶
………ではなく、弁慶を演じる「常陸坊海尊」という人物。
残念ながら小説版『Fate/Apocrypha』には登場しない。
- 人物
- 彼も義経の郎党であったが、義経・弁慶主従が最期を遂げた衣川の合戦にて怯懦の余り逃げ出してしまう。
そのことを恥じた彼は修業を積み不死の仙人となって、弁慶の勇名を永遠に語り継ぐため彼を演じ続けている。
外見から厳格な人物に見えるが、時折表に出る海尊としての人格はおどけたひょうきん者。
- 能力
- 固有スキル『くろがねの傅』によって、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する。
更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ。
『白紙の勧進帳』は対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することが出来る。判定に成功すれば命令書を信じる、信じないに関わりなく、対象は宝具を封印される。ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する。
『怨霊調伏』は、“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す、邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込められる。
「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。
宝具
- 八つ道具
- 対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。
こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。
宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。
ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。
- 弁慶仏
- その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。
分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1〜7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。
- 五百羅漢補陀落渡海
- 遊行聖の大行列を呼び出す。
彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。
呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。
そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。南無。
登場作品と役柄
- Fate/Apocrypha
- 企画段階で登場していた。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- コストの割にHPが高くひるまないが、移動、攻撃を一切しない純粋な壁キャラ。
人間関係
- 源義経
- かつての主君。日本を代表する英霊の一人。
- 武蔵坊弁慶
- その勇名を語り継ぐため、彼の名と姿を借りる。
名台詞
メモ
- キャラクターデザイン原案は寺田克也氏。設定制作を担当したのは茗荷屋甚六氏。
- 彼の他には坂田金時、ゲオルギウス、ダビデが没案になっている。
- 弁慶は数え六つで疱瘡にかかり肌が黒くなったという。この色は母がつわりで鉄を食べたための生来の色とする説もある。
- 『くろがねの傅』の「傅(ふ、いつき)」とは、神に仕える僕のこと。牛若を少年神と見ると、お供の弁慶は神話的な定番イメージに合致する。
- 「槍兵」なのに、宝具は槍と何の関係も無い。
- 不死の仙人なのだが、仙術がTYPE-MOON世界ではどのような存在なのか説明されたことは無い。また、不死を象徴するような能力は持っていない。
- Zero執筆時、キャスターを誰にするかで悩んだ虚淵氏が「仙人はどうか」と奈須氏に相談したところ「冬木は東洋の英霊は駄目。それに仙人は強すぎる」と回答されているのでTYPE-MOON世界の仙人は相当な強さを持った存在であると考えられる。
企画段階でのステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 |
不定 | A | B+ | C | D | C | C |
保有スキル:くろがねの傅:?、怨霊調伏:?、白紙の勧進帳:?
話題まとめ
- 没案になった理由は公式には明かされていないが、聖杯大戦が冬木の大聖杯を強奪して行われているため、冬木同様に東洋英霊への制限がかかっているであろう点がまず一つ。そして何より、能力を見る限り、余りに強すぎるからと言う理由があると考えられる。
- 聖杯戦争で大きな弱点となるマスターを強化する『くろがねの傅』。
- 英霊の切り札である宝具使用に干渉出来る『白紙の勧進帳』。英霊は大きく弱体化し、さらに宝具特化の英霊はほぼ無力化される。
- 魔術を封じこめ、さらに限定的に奪う事が出来る『怨霊調伏』。キャスターはほぼ無力化される。
- 英霊の象徴であり切り札である宝具を、一時的とはいえ奪い取れる『八つ道具』。
- 同等の攻撃力を持つ分身を作り出し、戦力が最低でも2倍以上になる『弁慶仏』。
- 必殺宝具である『五百羅漢補陀落渡海』。