「アレクサンドル・デュマ・ペール」の版間の差分

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(エイプリルフール企画時の名前表記に基づき、真名を黒塗りつぶしで記入)
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*おそらく、最初に世に出た「物書き系キャスター」。実戦に耐える宝具の贋作を作る方法は定かではないが、「[[アーチャー|魔術を使って無限にコピー造れる奴]]もいる」という台詞からして魔術を用いたものではなさそうである。
 
*おそらく、最初に世に出た「物書き系キャスター」。実戦に耐える宝具の贋作を作る方法は定かではないが、「[[アーチャー|魔術を使って無限にコピー造れる奴]]もいる」という台詞からして魔術を用いたものではなさそうである。
 
*『昇華』の仕組みは[[キャスター (Apocrypha・赤)]]の『エンチャント』と同様、筆力を用いた「物語の付与」ではないかと思われる。
 
*『昇華』の仕組みは[[キャスター (Apocrypha・赤)]]の『エンチャント』と同様、筆力を用いた「物語の付与」ではないかと思われる。
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*極端な性格と芝居がかったマシンガントークという、非常に「成田良悟作品らしい」キャラ。作者の波長にも合うようで、2015年のエイプリルフール企画では実況めいたトークを終始展開していたにもかかわらず、最初に決めていたことは「12時までアンデルセンのふりをする」ことのみで残りは全てアドリブだったらしい。
  
 
ステータス
 
ステータス

2015年5月3日 (日) 23:25時点における版

キャスター (strange Fake)

  • 真名:■■■■■■■・■■■
  • 属性:-
  • イメージカラー:-
  • 特技:-
  • 好きなもの:-
  • 天敵:-
  • CV:-

偽りの聖杯戦争において、スノーフィールド市の警察署長をマスターとし、「魔術師」のクラスで召喚されたサーヴァント
プロローグでは警察署長と電話を介して通話する声のみで、キャスター本体は登場しない。

略歴
「偽りの聖杯戦争」を企んだ側の人間であるスノーフィールド市の警察署長と契約し、彼の要求に応えて対英雄王の決め手である『原典を超える宝具の贋作』を造る作業を続けている。
警察署ではない、どこか別の場所に半ば閉じ込められるようにして贋作造りをしている様子で、マスターとの会話も電話越しのもののみ。作業の傍ら、与えられているテレビやインターネットでどうでもいい現代知識をあれこれ集め、溜め込んでいるもよう。
人物
彫りの深い顔立ちをした、坊主頭と紅白互い違いに染めた歯という異様な風体の男。キャス狐からは「お歯黒ドミノ」などと呼ばれていた。
ざっくばらんな態度のお調子者で、息をするようにすぐ嘘とバレるレベルの駄法螺を吹く。基本的に俗っぽく、電話越しにくだらない世間話を振ってはすげなくあしらわれ、不平たらたらに作業に戻っている。
マスターである警察署長に対しても「兄弟」と馴れ馴れしく呼びかけたり、「つまらん野郎」「死ね!」などと罵倒したりで、命令には従うが、サーヴァントらしい殊勝さはこれっぽっちも見当たらない。
聖杯にかける願いは強いて言うなら美食と美女、くらいのもので、そんなことよりはこの聖杯戦争に関わる者たちの織り成すドラマとその結末を見届けることこそが目的だと語る。
能力
「キャスター」としてはやや邪道に属する文筆家系。本来の仕事は「英雄を生み出す」ことなのだが、マスターの狙いは『昇華』の能力による「伝説を上回る伝説を生み出す」「伝説を上書きして真実にする」ことの方で、偽りの聖杯戦争のために召喚されてからこのかた、署長の部下である『二十八人の怪物(クラン・カラティン)』のために宝具の贋作を作り、それに原典を超える力を付与する作業をずっと続けている。
本人の能力はそれだけに留まらず、具体的な方法は不明だが魔術関連の情報やプライベートな情報など、通常はネットに載らないような極秘情報までどこからか仕入れている。
純粋な戦闘力はかなり低いらしく、マスターと素手で戦った場合はマスターが勝つと言われるほどだが、(本人の言を信じるなら)王様の狩猟に付き合った経験もあるので体力はそれなりにある様子。

宝具

現時点では不明

登場作品と役柄

Fate/strange Fake
スノーフィールド市の警察署長であるオーランドと契約し、彼の部下のために「原典を超える」贋作宝具を造りながら、偽りの聖杯戦争の趨勢を最初から最後まで見物する構え。
TYPE-MOON エイプリルフール企画
2015年のエイプリルフール企画に参加。ストーリーの本筋には絡まず、狂言回しの役割に徹する。
当日の12:00まではアンデルセンを詐称していた。

人間関係

Fate/strange Fake

オーランド・リーヴ
契約を交わしたマスター。気安い口調で話しかけてはいるが、性格面での不一致ゆえか、お互い言葉の端々に棘が混ざる。
二十八人の怪物(クラン・カラティン)
マスターの部下たち。彼らのためにほぼ缶詰め状態で贋作宝具を造り、その原典をも超える力を付与している。

生前

ハンス・クリスチャン・アンデルセン
生前の作家仲間。
出会った当時は40歳くらいだったので、2015年のエイプリルフール企画では少年の姿を見て大爆笑していた。
さらにはマスターがナイスバディの美女なことに嫉妬する始末。……本性を知った上での発言なら、大したタマである。

名台詞

『いよう、元気にしてるか、兄弟!』
マスターがシリアスに話し込んでるところへの通話第一声。人を食った性格であることが窺える。
『勘違いするなよ? 俺の仕事は英雄を生み出すことだ。決して俺自身は英雄なんかじゃない。
 ただし、英雄のように俺をもてはやすのはOKだ。女ならなおよしだな。
 確かに、女を百人抱いてガキを千人産ませたなんてのは、モテない男どもにとっちゃ英雄って見られても仕方ないかもな!』
『はッ! 俺のアレンジ力を評価してくれるってか! 嬉しくて涙が出る! 死ね!
 あぁあぁ、こんなこったら、贋作騒ぎんときにジョークで「本物よりも俺のほうがおもしれぇだろ?」なんて言わなきゃよかったぜ。
 まさか百年以上も後に、クレオパトラや楊貴妃を抱いて寝てるところを叩き起こされてコキ使われるたぁ思ってなかった。
 こんな話売れねえよ、ふざけんな』
『はッ! 男に世辞を言われても嬉しくないねえ。
 今の台詞を台本にして、あんたの奥さんに読ませてくれや。もちろん、俺のベッドの中でな!
 ああ、その前に、台本にしたら一回俺のところに持ってこい、俺は本来、伝説なんぞより、できの悪い台本を直すほうが得意――――――』
怒涛のマシンガントークで法螺と自慢と罵詈雑言を並べ立てる。あまりの言葉の奔流に、オーランドも途中で電話を切ってしまった。
『いいか? 俺は別に聖杯に向ける願いなんざ、美味い飯といい女くらいのもんだ。
 それよりも俺はな、この戦争に乗っかる連中がどんなドラマを生み出し、どんな結末を迎えるのか、それが見てみたいだけだ!
 それなのにおまえ、これじゃ結末を見る前に発狂しちまうぞ!』
放言ながらも、作家としての矜持と業が覗く。どこか「赤のキャスター」と相通ずる姿勢があるのは、彼が少年時代に『ハムレット』を見て感動し、劇作家を志したがゆえか。
フランチェスカ’’’’’’’って嬢ちゃんにも、そんなにつれないのか? 兄弟』
寝ていて昨夜の騒ぎに気が付きもしなかった、と言うキャスターに呆れたオーランドが「次からは直接電話を取るまい」と決意した瞬間に投げ込まれた爆弾発言。
一切教えていないはずの、この聖杯戦争の黒幕や協力者たちについても次々に言及し、マスターであるオーランドもいまだ知らぬ情報入手手段があることを匂わせる。

メモ

  • 真名は明言されていないが、『贋作騒ぎんときにジョークで「本物よりも俺のほうがおもしれぇだろ?」なんて言わなきゃよかったぜ』という台詞からほぼ確定している。
    • 作家『アレクサンドル・デュマ』。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『王妃マルゴ』などのベストセラーを世に出した、19世紀フランスの劇作家にして小説家。
  • おそらく、最初に世に出た「物書き系キャスター」。実戦に耐える宝具の贋作を作る方法は定かではないが、「魔術を使って無限にコピー造れる奴もいる」という台詞からして魔術を用いたものではなさそうである。
  • 『昇華』の仕組みはキャスター (Apocrypha・赤)の『エンチャント』と同様、筆力を用いた「物語の付与」ではないかと思われる。
  • 極端な性格と芝居がかったマシンガントークという、非常に「成田良悟作品らしい」キャラ。作者の波長にも合うようで、2015年のエイプリルフール企画では実況めいたトークを終始展開していたにもかかわらず、最初に決めていたことは「12時までアンデルセンのふりをする」ことのみで残りは全てアドリブだったらしい。

ステータス

クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
キャスター

保有スキル:

話題まとめ

大デュマ
彼の息子である同名の作家と区別するため、名の後に「父」を意味する「pere」を付け「アレクサンドル・デュマ・ペール」と表記されることがある。
「息子」の「fils」を付けられる「アレクサンドル・デュマ・フィス」こと小デュマは『椿姫』などの代表作を持つ、やはり劇作家にして小説家。
なお、大デュマの父であった軍人、トマ=アレクサンドル・デュマ将軍も合わせると父子三代同じ名前である。
贋作騒動
1857年2月、『モンテ・クリスト伯』『三銃士』などの執筆協力者であったオーギュスト・マケがデュマに対し訴訟を起こした。マケ側の主張によれば、マケはデュマに乞われて、かつて共に執筆した小説作品7編に関する著作権を放棄する代わりに十分な報酬を受け取るという旨の契約を交わしたのだが、その報酬が未だに支払われないという。
契約通り未払いの報酬をマケに渡し、これまでの共著作品の全てにマケの名も付け加えるべきだという要求に対し、下された判決は「共同執筆した18編の作品に関しては印税の25%をマケに支払い、しかし著作者としてマケの名は印刷されない」というものだった。
この裁判の中で、デュマは「確かに盗作した。だが俺の書いたものの方が面白い」というある種の名言を残したとされるが、訴訟の内容からして盗作というよりは共著者への契約不履行が問題にされていたのであり、この盗作に関する言葉自体が後世の創作ではないかと疑う声もある。
また、別の説ではマケとの裁判ではなく、文壇で古典からの剽窃や他人の作品からの無断借用が「デュマはペンとインクを使用せず、鋏と糊で小説を書いている」と非難された際に「あの場面はシラーの芝居のなかではよくできたところなのに、それが俺の芝居のなかに使われて悪い場面になるはずがない。むしろいっそう引き立つぐらいだ。だって俺の方がシラーよりずっと上手く書けているから」と弁明したとも言われている。
この後には「盗む盗むと人は言うが、アレクサンドル大帝がギリシャを盗んだとか、イタリアを盗んだとか誰も言わないだろう。俺が他人から取ってくるのは、盗みじゃない。征服したんだ。併合したんだ」と続くらしいが、同名のよしみで引き合いに出されたアレクサンドル大帝の見解は如何に。

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