クラス (アサシン)

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クラス(アサシン)

暗殺者の英霊。
「マスターの天敵」とされるクラス。
「気配遮断」を保有していればこのクラスに適性がある。
冬木では呼ばれる英霊が決められているが、他ではそのような縛りは無い。
これまで公式作品に登場したのは未完結作品を含めれば以下八人。

英霊の個体能力に拠らないクラス基本能力:筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運B

メモ

  • 本来の冬木市では必ず特定の英霊が召喚されるためか、その制限を抜きにした条件は非常に緩い。そのためか、アサシンと言うクラス名ながら暗殺者の逸話とは関係のないサーヴァントが呼ばれる事も少なくない。
    また、無銘の亡霊や捨て子たちの怨霊の集合体など、本来召喚される筈の無いイレギュラーな存在や反英雄等も度々呼ばれている。まあ、クラスの常道に反したサーヴァントはキャスターの方が多いが。
  • 外典の聖杯戦争で、冬木の大聖杯を使っているのに「アサシン」として山の翁以外が召喚されるのは、ダーニックがトゥリファスの霊地に合うよう調整した結果、“英霊としての側面を持つだけの者”が召喚可能となった影響である。また語源となったが故に「アサシン」というクラス名そのものがハサンを呼び出す触媒として機能すると説明されている。
    召喚の際、追加詠唱に工夫を凝らしたり、ハサン以外の触媒を用いればハサン以外も召喚可能で、後述するハサンのサーヴァントとしての価値の急落によってハサンの存在意義は急速に薄れつつある。
  • クラスの基本能力はやや高めの幸運値なのにも関わらず、既存のアサシンの多くが幸運:Eランクとかなりの不幸っぷりを見せる。その幸運値通り作中でも不遇な役回りが多く、正直な話ランサーよりよっぽど幸薄いクラスかもしれない。
    • 『CCC』でのギルガメッシュによると、サーヴァント界でもっとも不遇なものの名をハサンと言うらしい。
  • 冬木の聖杯では性質上イレギュラーが無い限りハサンが呼ばれるが、ハサンたちはその出自から反英雄に分類されるため第三次聖杯戦争において聖杯がアンリマユに汚染される前から反英雄を呼び出すことが出来たクラスということになる。実際、hollowにて部分的に再現された三次聖杯戦争でも『空想電脳』を使うハサンが登場している。
    ハサンたちの中に本来の聖杯が呼び出す正純な英雄としてのハサンがいた可能性も絶対無いとは言いきれないが、同じ出自かつ同じ名前を継ぐ英霊候補の亡霊たちという性質からは考え難い。そのため、クラスの性質により生じた聖杯戦争のルールの穴と思われる。
    聖杯汚染の原因となったアンリマユ自身も、正純な英霊のみを呼び出すはずの汚染されていない聖杯が呼び出した反英雄であってアインツベルンが第二次聖杯戦争において気づいた「ルールの綻び」をきっかけに召喚されたが、それはアサシンクラスにおける限定的な抜け穴の存在と無関係ではないのかもしれない。
  • 語源になるハサンの影響からか、東洋系のサーヴァントが多い。

ハサン先生の栄光と受難、そして零落

聖杯戦争が世界各地で行われるようになったApocrypha世界で、当初ハサンは恐るべき存在だった。
マスターにとって、彼らの「気配遮断」による奇襲はサーヴァントを常に待機させていない限り、防御する事は出来ない。しかしそうなると安全確保のためにサーヴァントを自らの近くに置いた為に他のサーヴァントとの戦闘の際、直接攻撃を受ける危険性が増すことになる。召喚したサーヴァントがどれほど強力であっても、マスターを庇いながらの戦闘は圧倒的不利な状況であり、また動きを封じられればそれだけで全てが終わってしまう。
時期・開催地・参加者など詳細は全て不明だが、とある聖杯戦争でハサンを召喚したマスターが僅か3日間で聖杯戦争を終結させたという公式記録も残っており、この時代、ハサンという至高の暗殺者はマスター達の恐怖の的であった。そのため聖杯戦争に参加者した魔術師達は、先ず三騎士などではなくアサシンを倒す事を最優先として対策を立てて動くことが常識となり、恐怖の対象ではあったがそれと同時に輝ける時代であった。
だがその栄光も長くは続かなかった。幾度となく繰り返された聖杯戦争によって19人のハサン全員の宝具を含めた全能力が魔術師達に知れ渡り、それぞれ個別に対処法が確立され、返り討ちに遭い始めたのである。対策を潜り抜けて暗殺を成功させた事例も存在するが失敗例の方が圧倒的に多く、ハサンを召喚するということは「聖杯を獲るか、さもなくば死か」という途轍もないギャンブルとして魔術師達に認識されるようになった。
これによって魔術師達は手札が全て露見しているハサン達に見切りをつけ、追加詠唱やハサン以外の英霊の触媒を用いて「アサシン」として別の英霊を召喚するようになった。
ここに、ハサン達の栄光の時代は終焉を迎えたのである。

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