ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
- スペル:Darnic Prestone Yggdmillennia
- 誕生日:5月2日/血液型:O型
- 身長:182cm/体重:76kg
様々な技術系統の魔術を吸収して発展してきたユグドレミニア一族の長にしてトゥリファスのセカンドオーナー。黒のランサーのマスター。
- 略歴
- かつて冬木で行われた第三次聖杯戦争において、てナチスドイツ側の魔術師として参戦。聖杯戦争終結後、軍の力まで動員し、御三家と帝国陸軍を排除し大聖杯を奪った。そして与していたナチスドイツすら出し抜き、大聖杯を血族の管理地であるトゥリファスのミレニア城塞に隠匿した。
その真の目的は魔術協会からの支配を脱却し、血族を中心とした大聖杯をシンボルとする新たな協会を組織すること。半世紀以上の月日をかけて準備を進め、魔術協会から一族を挙げて離反し、討伐に向かった魔術師50人を全滅させて宣戦布告を行う。
- 人物
- かつて時計塔の最高階位である王冠(グランド)に上り詰めた程の人物で、二級講師として元素変換を教えていた。当時の教え子達からの評価は低かったが、「政治」の分野で才能を発揮するようになる。
派閥抗争や権力闘争の場面において抜群の政治的手腕を発揮し、裏切り寝返りは当たり前、信じる者は勿論信じていない者まで利用する超一流の詐欺師として知られ、"八枚舌"のダーニックと呼ばれようになった。
既に100歳近いはずだが外見は若々しく、第三次聖杯戦争に参加したときから外見が変化していない。
100年を魔道に生きただけの事はあり、魔術使いである獅子劫や経歴が不明なシロウを軽視しない。しかし、やはり彼も「魔術師」であり、ランサーに対し臣下のように振る舞い他のサーヴァント達にも鷹揚に接しているが、内心因果線を断たれれば生き足掻くことすらできない使い魔と見下している。
- 能力
- その政治的手腕は健在で、魔術協会はおろか聖堂教会にも血族を忍ばせ諜報を行わせている。またユグドミレニアの脅威を直前まで魔術協会が気づかなかったのも、彼の手腕による所が大きい。
キャスターのゴーレムに必要とされる、高価かつ貴重な八百年級の宝石と羊皮紙を魔術協会に察知されずに大量に仕入れる程の独自ネットワークを構築しており、組織運営に非常に高い才能を見せる。
登場作品
- Fate/Apocrypha
- 「黒」のマスターとして登場。
人間関係
- ランサー (Apocrypha・黒)
- 「領王(ロード)」と呼び臣下のように振舞っているが、その忠誠は令呪の存在があってこその物。
- フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
- 天才と謳われ、次期後継者である彼女の意見はダーニックも重視しており、血族の内部の発言力は高い。彼女にのみ秘匿していた大聖杯を見せている。
- カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
- 魔術の才能が姉に比べれば遥かに劣る彼には、召喚したバーサーカー共々余り期待していない。
- ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
- 魔力パスの分割技術の提供という彼の功績は認めて、「あれはそういう生き物だ」と彼の傲慢な態度を許していた。だが度重なる失態に愛想が尽きかけており、「盆暗」と罵倒するようになってきている。
- セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア
- 冷酷で残忍な彼女でも、血族の中で絶大な力を握っているダーニックには逆らえず、命令に従っている。
- ロシェ・フレイン・ユグドミレニア
- 彼のゴーレムへの造詣の深さを認め、最年少でありながら、対等な口を利いても咎めることは無い。
名台詞
- 「今日この日を以て、黒と赤のサーヴァントによる聖杯大戦が開戦する。
我ら千界樹(ユグドミレニア)が、この世界の神秘と奇跡を手に入れるのだ」 - かつて第三帝国すら利用した魔術師の野望によって「運命」は変わり、前代未聞の規模で行われる外典の聖杯戦争、聖杯大戦は幕を上げる。
メモ
- 彼とナチスドイツがどのように大聖杯を奪ったのかは明言されていない。
ただ奈須氏はナチスの聖杯は80年代の伝奇の王道であるために、南米に行くとナチスのUボートがある、といったとんでもない話を知っている上に、東出氏も「月の裏側でUFOを造れるぐらいなら、大聖杯のひとつや二つ解体できちゃいますよ。」とコメントしているため、世界一の技術を使った、かなり無理やりな方法で持ち出した模様。そうなると、Apocryphaの世界では、円蔵山はおろか柳洞寺も原型を留めているのか不安な所である。- ちなみに東出氏の発言の元ネタは、2012年に公開されたSF映画「アイアン・スカイ」。敗戦後月面に落ち延びたナチス残党が地球侵略を狙うという、あらすじから既に狂っている映画で、その内容もブラックユアーモアと皮肉が満載されている。\n//== 話題まとめ ==