ファルデウス・ディオランド

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2013年12月15日 (日) 10:31時点におけるPEN (トーク | 投稿記録)による版
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ファルデウス

  • スペル:Faldeus
  • 誕生日:-月-日/血液型:-型
  • 身長:-cm/体重:-kg
  • イメージカラー:-
  • 特技:-
  • 好きなもの:-
  • 天敵:-
  • CV:-

ランガルの弟子として魔術協会に潜り込んでいたアメリカ合衆国の魔術師
全ての準備が整ったと見るや、師であるランガルを裏切り殺害、その諜報手段を利用して魔術師たちへの警告と宣伝を送りつける。
正体を明かして以降は、おそらくアメリカ軍と見られる特殊部隊を率い、この聖杯戦争の監督役的な存在として立ち回る。

略歴
アメリカの一地方都市に聖杯戦争の起きる兆候ありとの情報を受け、師であるランガルに付き従う形でスノーフィールドへと派遣される。
だが、彼こそがこの地における聖杯戦争を仕組み、実現させたサイドの人間であり、聖杯の顕現が確実となったと見るや「魔術師の弟子」の仮面を脱ぎ捨てランガルを殺害。その肉体が諜報用の人形であることも見越した上で、偽りの聖杯戦争の開始と、魔術協会及び聖堂教会への警告を告げる宣伝媒体として利用した。
以降、スノーフィールドの各所に現れてはルール違反を行った魔術師に対する処罰など、監督役めいた役回りを務めている。
人物
丁寧な物腰の青年に見えるが、その正体は謎に包まれている。
アメリカ合衆国に属する『組織』の一員であり、己が魔術師であることは単なる技能の一つと捉えているような物言いをする。実際、敵と渡り合う際にも話術や手品、サバイバルナイフや武装した兵士による銃撃など魔術以外の手段をまず選んでおり、全ては魔術を中心として世界が回っているように考えている魔術師たちを軽蔑している素振りも所々で見せている。
70年以上も昔の第三次聖杯戦争の顛末を見てきたように語ったり、魔術協会の中でも正確に知る者は少ないはずのマキリの秘術についての知識があったりと、全くもって得体の知れない人物。
能力
魔術師としての腕はそれほどのものではない、とランガルには認識されている。但し、諜報に長けた彼を欺くほどの技量を考慮すれば、その認識が完全に正しいとも言い切れない。
一方、銃などの近代兵器を忌避せず、常に率いている数十人単位の兵士で構成された『部隊』を運用し、的確に聖杯戦争の障害となる者を排除していく。自らもサバイバルナイフを用い、一瞬の内に標的の喉笛を掻き切る手腕を見せる。


登場作品と役柄

Fate/strange fake
合衆国政府の走狗として「偽りの聖杯戦争」を引き起こす。軍や警察の力も用いてスノーフィールドの街と、そこに存在する魔術師たちを監視しており、ルール違反を犯した者は処断するなど監督役としての役割も負う。

人間関係

ランガル
魔術協会へと潜入する際、彼への弟子入りという形で利用した。
権威と歴史にこだわり、古臭い価値観を振りかざす頑迷さには、些か辟易としていた様子。
警察署長、繰丘夫妻
ともに合衆国に属する『組織』の人間として、この偽りの聖杯戦争の裏側で共謀する関係にある。
『部隊』
ファルデウスに付き従う、迷彩服に目出し帽、自動小銃などで武装した数十人の兵士たち。
魔術的な知識はほとんど持っていない、ごく普通の人間ばかりで構成されている模様。

名台詞

「マキリとアインツベルンと遠坂、彼らの生み出したシステムはじつに素晴らしい。それゆえ、完璧にコピーすることはできなかった。
 完璧にコピーした状態で始めたかったのですが、何しろシステムを模倣するために参考にした第三次聖杯戦争はトラブル続きでしてね。
 本当に参りました」
20代半ばとしか見えない青年が、見てきたように70年以上前の出来事を淡々と語る。その異様さは、魔術協会で長く諜報に携わってきたランガルを警戒させるに十分だった。
「貴方は我が国を『若い』と仰いましたが、だからこそ覚えておくべきですよ、御老体」
「若い国を、あまり侮るべきではない、と」
飄々と会話を続けながら、表情を変え、「弟子」から「敵」へと変貌する。古きこそを「神秘」として重んじる、魔術師という存在そのものへの反攻の嚆矢。
「魔術師は、魔法使いではありません。そんな御伽噺や神話のようなものを想像する必要はなく……
 そうですねえ、せいぜい、日本産のアニメーションやハリウッド映画を想像していただければ結構です」
「殺されれば死にますし、物理攻撃も大抵は効きます。
 中には蠢く水銀の礼装で数千発の散弾を防ぐ実力者や、体に住まう蟲に意識を移して生きながらえる魔人もいますが――
 まあ、前者は対戦車ライフルは防げませんし、後者もミサイルが直撃すれば、ほぼ確実に死にます」
大抵の魔術師の力が及ぶ限界や、有力な魔術師の礼装や特性を熟知していることがよくわかる台詞。
こうやって「魔術」の枠の外からの視点で考えると、現行兵器を活用する魔術師殺しの脅威もなるほど納得がいく。
「いやあ、大した技術ですが、違和感は完全に拭えてませんでしたね。
 不自然な点を隠すためには老人の外観は都合がいいのでしょう。
 そうそう、彼よりも腕のいい魔術師の女性が作る人形は、本体と何一つ変わらず……DNA鑑定すら通ってのけるらしいですよ?」
またしても情報通ぶりを披露すると同時に師匠をdisる。
もし人形の聴覚同調がまだ生きていたとしたら、ランガルさん完全に涙目である。
「あ、そのままで聞いてください。質問に答える気はありませんし、生かしておくつもりもないので首を斬らせていただきました」
「いけませんよ、予想外の事態が起こったとはいえ、なんの魔術加護もないナイフに切り裂かれるようでは貴方の家系が泣きますよ」
「――とはいえ、貴方、なんて魔術師でしたっけ? まあ、答えられそうにありませんし、もう、どうでもいいのですが」
合成獣を街に解き放とうとした魔術師の喉元を、一瞬の内に切り裂いて。
セリフの上では散々に見下しているが、ファルデウスには油断の一つもなく、この直後、包囲していた部下による十字砲火でやりすぎなくらいにとどめを刺す。
「しかし、森の中で撮られた映像を見ましたが……
 まさか、彼、いや、彼女かもしれませんので『アレ』と呼びますが……まさか『アレ』が英霊として現れるとは。
 万が一バーサーカーのクラスで召喚されていたとしたら、それこそ貴方の望んだように『神』に手が届く力の顕現を許してしまうところでしたからねえ」
もはや、何をどこまで知っているのか不安になって来るレベルの機密ぶっちゃけトーク。死体相手になら安心して饒舌になれるとはいえ、ちょっと手持ちの情報を公開しすぎである。
さりげなく、スノーフィールドのあらゆる場所に政府組織の監視の目があることもバラしている。

メモ

  • 魔術師でありながら魔術のみに頼らず、近代兵器による物理的攻撃を決め手としている部分は衛宮切嗣を、魔術の師を不意打ちで殺害し(本体は生きているが)聖杯戦争の監督役に収まるあたりは言峰綺礼を連想させるキャラ立てである。
    • 第三次聖杯戦争の時期に冬木の聖杯のシステムを掠め取り、自分たちのホームグラウンドで聖杯戦争を起こすというところは、このプロローグが書かれた時期よりも後発ではあるがダーニック・プレストーン・ユグドミレニアとも共通しているのが面白い。

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