蘆屋道満

概要

略歴: 亜種並行世界『屍山血河舞台　下総国』にて英霊剣豪の一角として登場。
人物: 奇抜な服装をした美形の男性。; しかしながらその人格は、外見の美しさとは全く対照的。; 人間やサーヴァントを陰陽術で歪めて英霊剣豪や化け物に強制変換させたり、人の矜持と信念を己の快楽のために踏みにじっている。; その在り方は、はち切れんばかりの悪意を核としてなされた悪鬼の類ともいえる。
能力: キャスターのクラスに恥じない強力な陰陽術の使い手であるが、彼の性格上、その秘術は悪辣を極めたものが多い。; 英霊に“一切鏖殺”の宿業を埋め込んで凶暴性の塊のようになったサーヴァント「英霊剣豪」と化させたり、下総国の人間たちを不規則に化物に変性させるのが最もたるもの。

安倍晴明と敵対したと伝わる法師にして陰陽師。

悪霊左府と共に都を転覆せんとした、呪いと血に嗤う者。

「我が刃の忌名、キャスター・リンボ！我が骸の真名、言うに及ばず！」: 武蔵との戦いに挑む際の口上。; 怒りに震えながらも、他の英霊剣豪とは異なり自身の骸の真名を名乗らない点が、彼の狡猾さ、あるいは往生際の悪さを感じさせる。
「武蔵ィィ！！」: 倒された、と見せて自身のプライドを傷つけた怨敵武蔵に奇襲を仕掛けんとする道満。; 最後の最後まで執念深く、また狡猾な男である。; キャスターでありながら、武蔵をして「完全完璧に近いくらい」と表される気配遮断による攻撃であったが……

イアソンやシータ同様、『屍山血河　下総国』時点ではプレイヤブル化されていないキャラクターだが、安倍晴明を名乗るなど、自身の真名や能力を主人公たちに対して徹底して秘匿している点が異質な点。

戦闘においても形代である大霊としてのみ戦い、彼自身の宝具やスキルなども一切不明。

プレイヤーに真名が明かされたのも、物語の最後の最後であった。