浅上藤乃
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浅上藤乃
- 読み:あさがみ ふじの
- 誕生日:5月20日/血液型:型
- 身長:cm/体重:kg
- スリーサイズ:B/W/H
- CV:能登麻美子
荒耶宗蓮が両儀式のために用意した3つの駒の一人。
「死に接触して快楽する存在不適合者」。
- 略歴
- 「七夜」と同じ退魔一族の「浅神」の娘。元々は地元の名士の家柄であったが、没落し、分家の浅上に取り込まれた。
浅神の父親に施された、「歪曲の魔眼」の能力を封じる為の薬物投与により、人工的な無痛症となった。
礼園女学院1年A組。礼園の生徒はめったに外出を許されないが、定期的に主治医の診断を受けるために、月に二回の割合で町に出ている。そしてそのことが、事件の原因の一つとなる。
- 人物
- 穏健で優しく、聡明。言動は思慮深い。服装・容姿は高校生らしい清潔感を感じさせる。節度ある振舞いや生活態度は小中高一貫して教師から高評価を受けており、扱いやすい生徒だったとのこと。病弱なため学校を休むことが少なくないが、協調性が高くクラスメイトとの関係も良好で、トラブルを起こしたことはない。その一方であまり自己主張が強くないことを心配する声もあった。
学力は高く、成績は常に学年トップクラス。数学や物理などの理系科目を得意としている。苦手科目は特にないが、国語の作文等で『感情表現に乏しい』と評されたことが何度かある。温和で受け身な性格だが、一度たがが外れると自分では止まれないタイプ。
無痛症であるため、常識を「理解」はできているが「実感」はできていない。式が生の実感をもてないこととは似て非なる。
- 能力
- 能力は視界内の任意の場所に回転軸を作り、歪め、捻じり切る「歪曲」。ようするにサイコキネシス。彼女の能力は超能力であるものの、人為的に手が加えられているために魔術と超能力の間にある。複雑なことはできないが、物の大きさ物理的な強度に左右されず問答無用で曲げられるため単純な数値比べであれば『空の境界』中最高の性能。
右目は右回転、左目は左回転の回転軸を発生する。この視線を両儀式の直死の眼で視ると、緑と赤の螺旋として捉えられる。歪曲の魔眼は概念や藤乃自身が『これは曲げられない』と認識したものは歪曲することができない。藤乃の曲がらないイメージのものは黒桐幹也。
式との戦いの最後に透視能力(クレアボイアンス)が発現し、橋の全景を千里眼で丸ごと視界に収めて入り口出口を二箇所同時に曲げるなど凄まじい力を発揮したが、橋曲げの代償に視力が低下してしまう。その後歪曲の魔眼は『未来福音』のコミック部分にて使用し、未来福音BDの一問一答にてその後の藤乃が世の不条理を曲げる仕事をしているため使用可能であると思われるが透視能力についてはどうなったか不明。
『終末録音』では話の性質上現実で全く同じ性能とは限らないが、寄宿舎を潰してゾンビを一網打尽、森の一部を丸ごと捻って更地に変えるなど、かつて式と戦った時以上の歪曲を可能としている。
登場作品と役柄
- 空の境界
- 不意に得てしまった痛みと生の実感を失わないために、凶行を繰り返す。
事件後半、痛みで思考が麻痺した彼女は、しばし幼年期に戻っている。
人間関係
- 黒桐幹也
- 憧れの人。
- 黒桐鮮花
- 友人。
彼女が幹也の妹である事は知らないが、彼女に幹也を紹介されそうになった事はある(藤乃の憧れの人を捜すためという名目で。)
- 両儀式
- はじめて嫌いと思った相手。
- 浅上麻雪
- 実母。夫が残した借金を、康蔵が肩代わりする形で再婚。
- 浅上康蔵
- 継父。資産家で、藤乃を最悪殺すように依頼した。
- 浅神羽舟
- 実父。藤乃の異能の力を封じようとした。浅神家は当代で没落。
名台詞
- 「
凶 れ」 - 歪曲の魔眼発動キーワード。
メモ
- 『月姫』シリーズで、遠野秋葉が通う学校には浅上女学院という名が与えられている。藤乃の父親が出資しているらしい。
- 琥珀と間桐桜のキャラクター性は彼女が原点。性的暴行を受け続けた末に暴走した点も共通している。
- 式との戦い以降は視力が落ちている。
- 劇場版の映像や、『未来福音』に収録されているコミックスでは杖を突いている姿が描かれている。
- 完全に視えなくなったわけではないが、視線を媒介としなければならない魔眼の力は衰えているとされる。
- ただし、『未来福音』に収録されているコミックスでは魔眼の力が健在である様が描写されている。
- 『終末録音/the Garden of oblivion』では、ホラー映画に対して詳しい様子を見せた。
- 本編から10年後の未来では、5年近く交際している恋人のために花嫁修業中。裏では過去の贖罪として世の不合理をいろいろねじっているらしい。