3/16事件

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3/16事件
発売日 2010年7月13日 (漫画BOX AMASIA)
2011年3月2日 (講談社BOX)
著者 榎本俊二、奈須きのこ
レーベル 講談社BOX
単行本 全1巻
発売元 講談社
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概要[編集 | ソースを編集]

漫画界の鬼才×小説界の奇才=予測不能! この出会いは事件だ!!

『GOLDEN LUCKY』や『えの素』で知られる漫画家・榎本俊二とご存知奈須きのこ、異色の初タッグによるコラボレーション作品集。
互いの描き下ろし漫画と書き下ろし小説、そして各々のノベライズとコミカライズを行った、計4バージョンの物語が収録されている。
当初、講談社刊の5冊組アンソロジー『漫画BOX AMASIA』の2巻目として発売され、後に加筆の上講談社BOXより単独刊行された。

収録作品[編集 | ソースを編集]

『MAGNITUNING』(原作/榎本、ノベライズ/奈須)
勝つのは誰だ。因果律を超越した謎のレースに参加する五人の男たちの物語。
『宙の外』(原作/奈須、コミカライズ/榎本)
最悪のA異常症患者にして宇宙最強美少女。立ちはだかるは、銀河最強ニート・大熊猫目々。ここが地獄の大一番、勝者はどちらだ。

登場人物[編集 | ソースを編集]

MAGNITUNING[編集 | ソースを編集]

真仮 一郎
Aコース走者。
三十代前半、中肉中背のどこにでもいる会社員。妻子持ち。
当偽 玲二
Bコース走者。
全てに非の打ち所がないエリートとして生きてきたが、常に空虚さを抱えてきた青年。
凡栽 千住
Cコース走者。
齢八十を超える老人。若い頃はオリンピック選手候補のアスリートであった。
三隈 正粉
Dコース走者。
高校時代の失恋を機に十年間引きこもり続けた、体重100kg超の男性。
恐谷 四朗
Eコース走者。
三十代後半、ステレオタイプな極道映画の鉄砲玉。薬物の影響で自我がほぼ崩壊している。
ネコ、黒服、イヌ、箱屋、制服、無名、12、01、巨乳
小説版に登場するチャットルームの住人達。
何名かは漫画版のモブとして登場している事が示唆されている。

宙の外[編集 | ソースを編集]

D病棟の少女
物語開始時点の2年前、重度の感染者としてとある記念病院へ運び込まれた当時15歳の少女。
同じ死因では二度と死なない特異体質の持ち主。
病院内で発生した暴動に乗じて脱走を決意、他の患者や職員を全員倒(みなごろ)しての正面突破を図るが、その過程で宇宙相手の闘いに身を投じる羽目になる。
大熊猫目々
「生きる事も死ぬ事も面倒」という、主人公曰く「銀河最強ニート」。
彼の自室がそのまま移植されたD棟404号室内には、自ら引きこもる為の文字通りの宇宙空間が形成されており、その空間内を空飛ぶ畳の上でずっと観測するだけの存在となった。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 作中では実名が表記されていないが、様々な描写を総合すると『宙の外』の主人公は『DDD』の石杖火鉈である事が明白。
    • つまりは『宙の外』が『DDD』の外伝である、という事も意味しており、ここで描かれているのはオリガ記念病院全滅事件の一端である。
  • 書名は『3/16事件』であるが、いずれのストーリーにも「3月16日」という日付は出て来ない。
    • その「正体」は──巻末に収められた榎本と奈須の対談が行われた日であり、その対談に実質的な5番目の作品として付けられたタイトルが『3/16事件』である。
  • 『MAGNITUNING』はフルバージョンでノベライズされているが、『宙の外』のコミカライズは序盤に留まっている。…もっとも、そもそもの発売形態を考慮すると、フルカバーした場合割り当てられたページ数を余裕で超えてくる事は必至なのだが。
    • ちなみに『AMASIA』の実本は合計で2kg弱あり、仮に制約抜きでコミック版『宙の外』フルバージョンが収録されていたならばちょっとしたダンベル並みの代物になっていた可能性も。
  • 巻頭、奈須氏による序文の前に、榎本氏の『えの素』第3話がイントロダクションとして収録されているのだが、電子書籍版の立ち読みではその部分しか読めない(=序文まで届かない)為、盛大な乱丁だと誤解されているとか…。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

出典[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]