丑御前

提供: TYPE-MOON Wiki
2017年3月5日 (日) 23:11時点におけるアムナント (トーク | 投稿記録)による版 (→‎丑御前)
ナビゲーションに移動 検索に移動

丑御前

  • 性別:女性

源頼光の兄弟で、北野天神、牛頭天王の申し子として生まれた鬼子。最終的には頼光の手で退治されたとされているもの。

略歴
「鬼哭酔夢魔京 羅生門」の事件を引き起こした元凶であり、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだす。実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」していた。
その後、「人外跋扈怪界 鬼ヶ島」で坂田金時主人公たちに倒され、源頼光に戻った。
人物
丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。源頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と破綻さがより顕著となっている。
能力
刀剣や弓矢の扱いに長けており、戦闘においては刀と弓矢に魔力放出(雷)による雷を付与させながら戦う。
丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能を有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。

宝具

牛王招力・怒髪天昇(ごおうしょうりき・どはつてんしょう)
丑御前時に使用する宝具。
ゲーム中でのモーションはそれぞれ四天王の武器で攻撃を仕掛け、締めに雷撃を纏った斬撃を食らわせるなど『牛王招雷・天綱恢々』と同じだが雷がドス黒く変化している。
『Fate/Grand Order』では自身のクリティカル発生アップ(3ターン)&敵全体にダメージという効果。

鈴ヶ森の丑御前

うしごぜん。伝承では源頼光の兄弟で、北野天神、牛頭天王の申し子。牛頭天王の化身として生まれた鬼子。最終的には頼光の手で退治されたとされているもの。
その実態は源頼光自らの内に封じられていたの異形としての側面。 。
丑御前は母の胎に三年三月の間留まった後、牛の年、丑の日、牛の時に生まれた。その力から鬼子として父親は娘を殺すように命じられたが、それを憐れんだ母によって大和国の寺に預けられた。
密かに育てられた丑御前は神の如き力のあるモノとなったが、彼女は父の名も、都で高名な武家の棟梁であることも知らなかった。
そんな中、一五歳の頃に都からの遣いが現れた。父が娘の持つ才能を惜しみ、新しく生まれた息子として、幽閉した娘を家に戻し、源頼光(みなもとのらいこう)の名を与えた。
実際は牛鬼の部分を疎んだ父の努力によって、頼光は源氏の棟梁になるにあたって、その異形の側面を切り離すため、牛鬼と頼光を分離させ、牛鬼だけを退治。これによって牛鬼は頼光の心の奥深くへと封印された。
……が、実際には、丑御前として暴走し、自害に及ぼうとしたが、涙ながらに説得した金時によって失神させられ、無理くり深層の奥深くに封じる形となった。
丑御前は頼光の神気が高まることで表面化したモノであり、人物像は頼光と同じだが、在り方が大いに異なっている。
頼光にはあった母性愛と慈愛がないので、狂気と破綻さがより顕著となっている。
「鬼哭酔夢魔京 羅生門」の事件を引き起こした元凶であり、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では全ての異形のためという名目で魔境を新たに産みだすが、実際は行き場のない自分のためだけにやっているに過ぎず、自分の力で生み出した鬼や妖魔を気晴らしのために「処分」している。

関連

牛頭天王
日本における神仏習合の神。インド神話の雷神、帝釈天(インドラ)の化身。
丑御前は牛頭天王の化身であるため、国産み・島産みの権能レベルを有しており、「天魔御伽草子 鬼ヶ島」では聖杯を用いて鬼ヶ島を作り出した。
童子切安綱
天下五剣の一口として知られる刀。酒呑童子を斬ったともされるが、カルデアに召喚された源頼光は大江山での詳細を語らない。
あるいは、「四天王の一人」が頼光に代わって討ち取った可能性もあるようだが、定かではない。

登場作品と役柄

Fate/Grand Order
「鬼哭酔夢魔京 羅生門」と「天魔御伽草子 鬼ヶ島」の事件を引き起こした元凶として登場。

人間関係

生前

源頼光
伝説で自身を討ったとされている人物。彼女とは血を分けた兄弟であったと伝えられているが、実際には自身の別側面。

名台詞

「『牛王招力・怒髪天衝ごおうしょうりき・どはつてんしょう』――矮小十把、塵芥に成るがいい!」
宝具発動。牛王を顕現し、神の雷で焼き尽くす。
頼光わたしにも困ったもの。親は選べないのだから、子ぐらいは選べば良いものを。」
幕間の物語にて夢の中の丑御前としてのセリフ。新しい子が異形、魔性の血を継いだ英雄ではないことについての嘆き。
"親"と"子"は源頼光と丑御前にとって生前、そして英霊となった今も、己のありかたを決める重要なファクターである。
「私は示しましょう。頼光わたしが、如何なる存在であるか。鬼が、魔性が、異形が、どれほどまでに恐ろしいのか。」
「力を示しなさい! 頼光わたしの子! 我が子にふさわしいモノかどうか、この丑御前に――」
「神鳴る天網を統べるこの私に! かき抱かれて、もしも灰の一片でも残るようであれば!」
「その時には愛してあげましょう! 頼光わたしの分まで、滂沱ぼうだと涙を流しながら!」
同上。人と鬼がわかりあえるはずがないと我が子に襲い掛かる。狂うほどの深い愛情に応えるためには、命懸けで応えなければならない。

メモ

  • 一部ファンからは「乳御前」と渾名される……由来は言うまでもなくそのデカすぎな胸から。
  • 身長は175cmと女性陣のサーヴァントの中ではトップクラスの高身長であるが、後に180cm以上の身長を有するケツァル・コアトルに抜かれてしまう。
  • 宝具によって現れる武器はおそらく鉞が言わずもがな坂田金時、刀が茨木童子の腕を切り落とした渡辺綱、弓が弓に関する逸話を持つ卜部季武、薙刀が消去法で碓井貞光の魂を象ったものと思われる。

リンク