「アビゲイル・ウィリアムズ」を編集中
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| 真名 = アビゲイル・ウィリアムズ | | 真名 = アビゲイル・ウィリアムズ | ||
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 大和田仁美 | | 声優 = 大和田仁美 | ||
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| 誕生日 = | | 誕生日 = | ||
| 血液型 = | | 血液型 = | ||
− | | 出典 = | + | | 出典 = 史実 |
| 地域 = 北米・マサチューセッツ | | 地域 = 北米・マサチューセッツ | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = 女性 | | 性別 = 女性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | |||
− | |||
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| 異名 = | | 異名 = | ||
| 愛称 = アビー | | 愛称 = アビー | ||
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| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
| デザイン = 黒星紅白 | | デザイン = 黒星紅白 | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
==概要== | ==概要== | ||
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「[[フォーリナー|降臨者]]」の[[サーヴァント]]。 | 「[[フォーリナー|降臨者]]」の[[サーヴァント]]。 | ||
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:その後は伯父である[[ラウム|ランドルフ・カーター]]の計らいで自宅へ招かれたカルデア一行と日々を過ごすこととなるが、セイレムにおいて魔女裁判が繰り広げられるにつれて悪夢にうなされるようになり、水面下で精神の深層における「深淵の邪神」の降臨が進行してゆく。 | :その後は伯父である[[ラウム|ランドルフ・カーター]]の計らいで自宅へ招かれたカルデア一行と日々を過ごすこととなるが、セイレムにおいて魔女裁判が繰り広げられるにつれて悪夢にうなされるようになり、水面下で精神の深層における「深淵の邪神」の降臨が進行してゆく。 | ||
:そして魔神柱[[ラウム]]の策謀による[[シャルル=アンリ・サンソン]]の処刑、魔女裁判における罪の告発、親友[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の死を経て、最終的に『'''全にして一、一にして全なる者'''』と呼ばれる外なる神の力をその身に宿すに至る。 | :そして魔神柱[[ラウム]]の策謀による[[シャルル=アンリ・サンソン]]の処刑、魔女裁判における罪の告発、親友[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の死を経て、最終的に『'''全にして一、一にして全なる者'''』と呼ばれる外なる神の力をその身に宿すに至る。 | ||
− | : | + | :その実態は、魔神柱ラウムが聖杯を用いて「偽りのセイレム」を創造した際に擬似的なサーヴァントとして生まれた存在。彼女が召喚されたことで仮初めのセイレムは精度を増し、極大の魔力反応と共に亜種特異点として成立した。 |
:「外宇宙」と呼ばれる領域外、この宇宙の法則に縛られない虚空に棲まう神による人理の転覆と真実の終焉を目論むラウムは、その神話を語りあげた異才なる男の発想の原点を求めた。地球古代史に存在しない「偽りの神」への縁となりうる発端、かつてマサチューセッツ州セイレム村で発生した狂気の事件とその中心にあった一人の少女。かくしてラウムは必然としてアビゲイル・ウィリアムズの存在へと行きつき、そして彼女の類稀なる「巫術者」としての資質に目を付け、彼女の身に虚空の神を降ろすことを画策する。 | :「外宇宙」と呼ばれる領域外、この宇宙の法則に縛られない虚空に棲まう神による人理の転覆と真実の終焉を目論むラウムは、その神話を語りあげた異才なる男の発想の原点を求めた。地球古代史に存在しない「偽りの神」への縁となりうる発端、かつてマサチューセッツ州セイレム村で発生した狂気の事件とその中心にあった一人の少女。かくしてラウムは必然としてアビゲイル・ウィリアムズの存在へと行きつき、そして彼女の類稀なる「巫術者」としての資質に目を付け、彼女の身に虚空の神を降ろすことを画策する。 | ||
:アビゲイルが「[[フォーリナー|降臨者]]」となる結果を齎すため、閉ざされた特異点において「セイレム」という現象は幾度となく繰り返され――結果としてカルデアによる介入が行われた七度目のセイレムにおいて、魔神柱の目的は果たされた。 | :アビゲイルが「[[フォーリナー|降臨者]]」となる結果を齎すため、閉ざされた特異点において「セイレム」という現象は幾度となく繰り返され――結果としてカルデアによる介入が行われた七度目のセイレムにおいて、魔神柱の目的は果たされた。 | ||
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:本編の後日談となる幕間の物語では、主人公が虚数潜航を行う未来を知ったことで、ささやかなきっかけを縁として星辰の門を開き、精神を「カルデアにサーヴァントとして召喚されたアビゲイル」に憑依させる形で自ら創造した架空の夢に現れる。主人公を目の当たりにしたことで感情が抑えられなくなり邪神の力が顕現、主人公を彼女の下に手繰り寄せようとするが、寸でのところで自制心を取り戻し少女の姿へと戻った。その後は主人公と語らい、星辰の刻の終わりと共にカーターに連れられて元の世界へと精神を帰還させた。 | :本編の後日談となる幕間の物語では、主人公が虚数潜航を行う未来を知ったことで、ささやかなきっかけを縁として星辰の門を開き、精神を「カルデアにサーヴァントとして召喚されたアビゲイル」に憑依させる形で自ら創造した架空の夢に現れる。主人公を目の当たりにしたことで感情が抑えられなくなり邪神の力が顕現、主人公を彼女の下に手繰り寄せようとするが、寸でのところで自制心を取り戻し少女の姿へと戻った。その後は主人公と語らい、星辰の刻の終わりと共にカーターに連れられて元の世界へと精神を帰還させた。 | ||
;人物 | ;人物 | ||
− | : | + | :金髪・碧眼の12歳の少女。 |
:神を敬い、感謝の祈りを欠かさず、多感で疑う事を知らない年頃の娘。心優しく分別があり、差別が当然のように罷り通る環境にあってそれに流されない芯の強さを持つ。 | :神を敬い、感謝の祈りを欠かさず、多感で疑う事を知らない年頃の娘。心優しく分別があり、差別が当然のように罷り通る環境にあってそれに流されない芯の強さを持つ。 | ||
:精神的に早熟しており、村人だけでなく異邦の客人に対しても丁寧に接するほか、孤独や不安に苛まれても自暴自棄にならず気丈に振る舞う。 | :精神的に早熟しており、村人だけでなく異邦の客人に対しても丁寧に接するほか、孤独や不安に苛まれても自暴自棄にならず気丈に振る舞う。 | ||
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:『'''全にして一、一にして全なる者'''』と称される大いなる神のごく限定的な依り代と化した彼女は、宇宙の外側にある『窮極の門』に接続する『銀の鍵』の力を宿している。 | :『'''全にして一、一にして全なる者'''』と称される大いなる神のごく限定的な依り代と化した彼女は、宇宙の外側にある『窮極の門』に接続する『銀の鍵』の力を宿している。 | ||
:生きる『銀の鍵』である彼女は、全ての時間と空間に「門」を開き、時空を超越してあらゆる領域に移動する。それを利用した時空間接続によって様々な攻撃を行うほか、[[並行世界]]や「外宇宙」と呼ばれる領域外への渡航をも可能とする。更に時空間そのものを繋げることもできるようで、イングランドやローマ、エルサレムといった各空間をセイレムと物理的に接続、一体化させるという離れ業すらも実現させうる。 | :生きる『銀の鍵』である彼女は、全ての時間と空間に「門」を開き、時空を超越してあらゆる領域に移動する。それを利用した時空間接続によって様々な攻撃を行うほか、[[並行世界]]や「外宇宙」と呼ばれる領域外への渡航をも可能とする。更に時空間そのものを繋げることもできるようで、イングランドやローマ、エルサレムといった各空間をセイレムと物理的に接続、一体化させるという離れ業すらも実現させうる。 | ||
− | : | + | :それ以外にも様々な超常的な能力を有し、門を繋ぐことによる異界の怪物の召喚、夢への干渉と誑惑、呪術的結線を通した侵蝕、結界を展開した対象の心臓に苦痛を送り込み、死に追い遣る力などを持つ。 |
:時間を超える能力を用い、本来であれば失われたはずの[[特異点]]における記憶を対象に授けることや、近い未来に発生する現象を知覚することも可能。 | :時間を超える能力を用い、本来であれば失われたはずの[[特異点]]における記憶を対象に授けることや、近い未来に発生する現象を知覚することも可能。 | ||
:平常時における戦闘時では、主に光り輝く概念触手らしき物体によって攻撃を行う。 | :平常時における戦闘時では、主に光り輝く概念触手らしき物体によって攻撃を行う。 | ||
:『銀の鍵』としての力が本格的に顕現すると、得物として鍵の形状をした杖を携えるようになる。杖は空間に外宇宙への「門」を開く触媒となり、開いた時空からは巨大な異界の邪神の一部が現れ外敵を殲滅する。額には鍵穴と思しい穴が出現し、内部より覗く邪神の瞳から正体不明の魔力光が放たれる。 | :『銀の鍵』としての力が本格的に顕現すると、得物として鍵の形状をした杖を携えるようになる。杖は空間に外宇宙への「門」を開く触媒となり、開いた時空からは巨大な異界の邪神の一部が現れ外敵を殲滅する。額には鍵穴と思しい穴が出現し、内部より覗く邪神の瞳から正体不明の魔力光が放たれる。 | ||
:領域外の邪神と同質の存在であることから、根本的に「此方の宇宙」とは異なる属性を持ち、その法則に縛られない。それゆえに存在するだけで結界を歪ませ、戒律を破り、魔術の体系そのものを綻ばせてしまう。謂わば世界の在り方を不確かにする存在、世界の船底に穿たれた金氏弁の如き脅威。 | :領域外の邪神と同質の存在であることから、根本的に「此方の宇宙」とは異なる属性を持ち、その法則に縛られない。それゆえに存在するだけで結界を歪ませ、戒律を破り、魔術の体系そのものを綻ばせてしまう。謂わば世界の在り方を不確かにする存在、世界の船底に穿たれた金氏弁の如き脅威。 | ||
− | : | + | :だが、これらは『外なる神』の片鱗である『銀の鍵』としての力に過ぎない。薔薇の眠りを超えて窮極の門へと至り、真に『全にして一、一にして全なる者』と一体になった時、彼女は時空の門を守護する神にも等しい、自在な歴史の改鋳・改変すら可能な存在へと昇華する。ただし、それは彼女が彼女ではないモノと化し、この世の理が綻び崩れることに他ならない。 |
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== ステータス == | == ステータス == | ||
{| class="wikitable" style="text-align:center" | {| class="wikitable" style="text-align:center" | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
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− | | [[フォーリナー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || C || B || C || A || 領域外の生命:EX<br />狂気:B<br>神性:B || 信仰の祈り:C<br />正気喪失:B<br />魔女裁判:A+ | + | | [[フォーリナー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || C || B || C || A || 領域外の生命:EX<br />狂気:B<br>神性:B || 信仰の祈り:C<br />正気喪失:B<br />魔女裁判:A+ || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
;光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム) | ;光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム) | ||
− | : ランク:EX<br />種別:対人宝具 | + | : ランク:EX<br />種別:対人宝具 |
:人類とは相容れない異質な世界に通じる“門”を開き、対象の精神・肉体に深刻なひずみを生じさせる、邪悪の樹クリフォトより生い添う地下茎。 | :人類とは相容れない異質な世界に通じる“門”を開き、対象の精神・肉体に深刻なひずみを生じさせる、邪悪の樹クリフォトより生い添う地下茎。 | ||
:効果対象は“鍵”となるアビゲイル個人の認識に束縛される。それゆえの対人宝具。本来ならば対界宝具とでもいうべき、際限のない性質を有している。 | :効果対象は“鍵”となるアビゲイル個人の認識に束縛される。それゆえの対人宝具。本来ならば対界宝具とでもいうべき、際限のない性質を有している。 | ||
− | : | + | :『Grand Order』では「敵単体の強化状態を解除&敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率をダウン」という効果となるほか、再臨段階によって演出が全く別物になるという性質を有する。 |
+ | :初期段階ではゆっくりと浮遊したアビゲイルの額が虹色に光り輝いたのち、眩い光が敵と周囲一帯を呑み込む。その後にクリフォトの樹を思わせる十の煌めきが現れ、鍵穴らしき形状の光と虹色の輝きが遥か彼方へと消えてゆく神秘的な光景が広がる。 | ||
:再臨後はゆっくりと浮遊したアビゲイルの額に向けて周囲の空間が収束していき、対象を詳細不明の暗黒の領域に引き摺り込む。そしてアビゲイルの額に現れた鍵穴の中で邪神の瞳が覚醒、背後に開いた鍵穴の如き空間から顕現した深淵の邪神が敵を覆い尽くす。しかしこの光景もまたアビゲイルの鍵穴の内における事象に過ぎず、最後はひとり虚空と宇宙の両空間に佇むアビゲイルが映し出される。 | :再臨後はゆっくりと浮遊したアビゲイルの額に向けて周囲の空間が収束していき、対象を詳細不明の暗黒の領域に引き摺り込む。そしてアビゲイルの額に現れた鍵穴の中で邪神の瞳が覚醒、背後に開いた鍵穴の如き空間から顕現した深淵の邪神が敵を覆い尽くす。しかしこの光景もまたアビゲイルの鍵穴の内における事象に過ぎず、最後はひとり虚空と宇宙の両空間に佇むアビゲイルが映し出される。 | ||
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== 真名:アビゲイル・ウィリアムズ == | == 真名:アビゲイル・ウィリアムズ == | ||
+ | |||
:17世紀末。清教徒の開拓村セイレムで起きた「魔女裁判事件」。 | :17世紀末。清教徒の開拓村セイレムで起きた「魔女裁判事件」。 | ||
+ | |||
:最初に悪魔憑きの兆候を示した一人が少女アビゲイル・ウィリアムズだった。 | :最初に悪魔憑きの兆候を示した一人が少女アビゲイル・ウィリアムズだった。 | ||
:悪魔憑きの異常な症状は他の少女たちにも伝播し、およそ一年に渡って多くの村人が告発された。 | :悪魔憑きの異常な症状は他の少女たちにも伝播し、およそ一年に渡って多くの村人が告発された。 | ||
+ | |||
:その結果200名もの逮捕者、うち19名もの絞首刑、2名の獄死、1名の拷問死という惨劇を招いた。 | :その結果200名もの逮捕者、うち19名もの絞首刑、2名の獄死、1名の拷問死という惨劇を招いた。 | ||
:少女たちの真意やその引き金となった要因など、いまだに多くの謎が残されている。 | :少女たちの真意やその引き金となった要因など、いまだに多くの謎が残されている。 | ||
− | : | + | :清教徒の信徒としてのアビゲイルは、神を敬い、感謝の祈りを欠かさぬ無垢の少女だ。多感で疑う事を知らない年頃の娘に過ぎない。 |
− | : | + | |
+ | :清貧を信条とする清教徒たちは、権威におもねる教会の弾圧を逃れて海を渡り、新世界へと至る。しかしやがて彼らは追いつかれ、追い詰められた。彼らの抗議(プロテスト)の矛先は、身近な隣人へと向けられた。 | ||
:退廃と抑圧の世にこそ“英雄”が立ち上がるように───<br>自分を律するはずの潔白の信条は、他者を監視する道具となり、戦乱と略奪が繰り返される植民地の不穏な暮らしは、猜疑心と利己心を育んだ。 | :退廃と抑圧の世にこそ“英雄”が立ち上がるように───<br>自分を律するはずの潔白の信条は、他者を監視する道具となり、戦乱と略奪が繰り返される植民地の不穏な暮らしは、猜疑心と利己心を育んだ。 | ||
+ | |||
:───彼らはやがて心の底に狂気を、“魔女”を求めるようになる。私たちのこの不幸と苦しみは、悪魔の仕業でなければ何なのだ、と。 | :───彼らはやがて心の底に狂気を、“魔女”を求めるようになる。私たちのこの不幸と苦しみは、悪魔の仕業でなければ何なのだ、と。 | ||
:果たしてセイレムに魔女は現れ、凄惨な魔女裁判の門は開かれた。“鍵穴”となる狂瀾たる状況。人々の欲望を映しとり“鍵”となった少女。<br>その両者が欠かせぬのだとしたら、さて、罪はどちらにあるのだろうか。 | :果たしてセイレムに魔女は現れ、凄惨な魔女裁判の門は開かれた。“鍵穴”となる狂瀾たる状況。人々の欲望を映しとり“鍵”となった少女。<br>その両者が欠かせぬのだとしたら、さて、罪はどちらにあるのだろうか。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
− | : | + | :亜種特異点Ⅳ『異端なるセイレム』のキーパーソン。第二ピックアップガチャにおいて期間限定サーヴァントとして実装されたが、それまではサーヴァントとしての情報は★5であること以外はすべて伏せられていた。 |
===その他=== | ===その他=== | ||
; [[コハエース|ぐだぐだオーダー(仮)]] | ; [[コハエース|ぐだぐだオーダー(仮)]] | ||
− | : | + | : ぐだぐだ魔女さいばん!そんなコトより魔女狩りしようぜ!!配信前のツイッターで見た的な真名予想としてクトゥルフ神話の原作者である「(H.P. )ラヴクラフトの幼女化に一票」されていたが、別にそんな事はなかった。2017年年末の福袋でアビー引いてやりますよ! |
+ | |||
; [[ちびちゅき!]] | ; [[ちびちゅき!]] | ||
: セイレム配信から間を置かずにラヴィニアと共に登場。しがらみもわだかまりもなくなって内気なラヴィニアをリードしながら学校生活を楽しむ。 | : セイレム配信から間を置かずにラヴィニアと共に登場。しがらみもわだかまりもなくなって内気なラヴィニアをリードしながら学校生活を楽しむ。 | ||
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:伯父であるカーターにも話せない相談事を持ち掛けたりと信頼の念も厚く、一方の主人公も二つ返事で相談に乗る、看病の際には即興劇を演じてみせるなど関係は非常に良好である。 | :伯父であるカーターにも話せない相談事を持ち掛けたりと信頼の念も厚く、一方の主人公も二つ返事で相談に乗る、看病の際には即興劇を演じてみせるなど関係は非常に良好である。 | ||
:アビーが旅立った後、主人公の手にはアビーの両親の形見であるペンダントが残された。 | :アビーが旅立った後、主人公の手にはアビーの両親の形見であるペンダントが残された。 | ||
− | + | ||
;[[マシュ・キリエライト]] | ;[[マシュ・キリエライト]] | ||
:劇団に所属する座長さんの後輩。 | :劇団に所属する座長さんの後輩。 | ||
− | : | + | :リハビリ中だったため戦闘には参加しないものの、主人公と同じく良き相談相手となっており関係は良好。数奇な運命なのか、後述のように彼女と共通点が多い。 |
+ | |||
;[[ラヴィニア・ウェイトリー]] | ;[[ラヴィニア・ウェイトリー]] | ||
:亜種特異点Ⅳにおける親友。同じ箒星の年に生まれたとされ、一緒に鯨を見に行ったという。 | :亜種特異点Ⅳにおける親友。同じ箒星の年に生まれたとされ、一緒に鯨を見に行ったという。 | ||
− | : | + | :先天性色素欠乏症と思しいラヴィニアの外見をからかうことなく「綺麗」と評しており、また「星の妖精」に喩えている。 |
− | : | + | :こういった事情からか、セイレムでは爪弾き者にされているウェイトリー家の人々に対してもアビーは特に差別的な感情は持っておらず、それを知るラヴィニアもアビゲイルを気に掛けていた。 |
− | : | + | :実は友人を求めたアビーのために魔神柱ラウムがセイレムに招き寄せた存在であり、元はセイレムの住人ではない。 |
− | : | + | :このためアビゲイルと幼少期に一緒に過ごした想い出は本物ではなく、特異点を支配する「認識阻害」の法則によって発生した虚構の記憶である。 |
+ | :招かれた後はラウムによって脅迫され、アビゲイルに友達として近付いた上で偽の魔導書を使って"降臨の儀"というまじないの真似事を教えていた。 | ||
+ | :だがそうした魔神柱の干渉に端を発する交流だったとはいえ、彼女らが共に過ごした僅かな時間は紛れもなく友情の証であった。 | ||
+ | :なお、ラヴィニアがとある外宇宙の神格の降臨を悲願とするウェイトリー家の一員であったことが、結果としてアビーを『外なる神』の依り代として覚醒させる決定打となっている。 | ||
+ | :[[ちびちゅき!]]においても親友同士。一緒に同じ制服を着られる事を互いに喜んでいる。 | ||
+ | |||
;[[ラウム|魔神柱ラウム]] | ;[[ラウム|魔神柱ラウム]] | ||
:亜種特異点Ⅳにおいて関わりがあった魔神柱。[[ランドルフ・カーター]]の肉体を使い、伯父として振る舞っていた。 | :亜種特異点Ⅳにおいて関わりがあった魔神柱。[[ランドルフ・カーター]]の肉体を使い、伯父として振る舞っていた。 | ||
:平時においては彼を保護者と認識し、(カーターとしての)信念や行いには尊敬の念を抱いていたようである。少なくともラウムが伯父として振舞っていた間においては、両者の家族としての絆は本物であったと言える。 | :平時においては彼を保護者と認識し、(カーターとしての)信念や行いには尊敬の念を抱いていたようである。少なくともラウムが伯父として振舞っていた間においては、両者の家族としての絆は本物であったと言える。 | ||
− | : | + | :最終的には、「魔神」としての正体を顕してラヴィニアに致命傷を負わせたラウムを踏み潰し抹殺した。 |
+ | |||
;[[ランドルフ・カーター]] | ;[[ランドルフ・カーター]] | ||
:数多の世界を渡り歩く、「時空を旅する紳士」。亜種特異点Ⅳのエピローグにて、肉体を取り戻した彼と共に見果てぬ時空、宇宙の深淵へと旅立っていった。 | :数多の世界を渡り歩く、「時空を旅する紳士」。亜種特異点Ⅳのエピローグにて、肉体を取り戻した彼と共に見果てぬ時空、宇宙の深淵へと旅立っていった。 | ||
155行目: | 147行目: | ||
;[[シバの女王]] | ;[[シバの女王]] | ||
− | : | + | :亜種特異点Ⅳで縁があったためか、真名を知った後も「ティテュバ」と呼んでいる。アビゲイル自身の信仰についての重要人物だが、今は気安い関係。 |
:彼女の恋愛話には興味津々のようだが、はぐらかされている模様。 | :彼女の恋愛話には興味津々のようだが、はぐらかされている模様。 | ||
+ | |||
;[[ジェロニモ]] | ;[[ジェロニモ]] | ||
:彼女の両親を殺めた「先住民」側の人物であるために怯えを隠せないが、ジェロニモが真面目な人格者であることは理解しており、ちゃんとお話がしたいと考えている。 | :彼女の両親を殺めた「先住民」側の人物であるために怯えを隠せないが、ジェロニモが真面目な人格者であることは理解しており、ちゃんとお話がしたいと考えている。 | ||
:バレンタインイベントでは主人公の手助けを借りて彼との距離を縮めようと頑張るアビゲイルの姿が見られた。 | :バレンタインイベントでは主人公の手助けを借りて彼との距離を縮めようと頑張るアビゲイルの姿が見られた。 | ||
+ | |||
;[[ダビデ]] | ;[[ダビデ]] | ||
:敬虔な彼女にとっては信仰の対象であるのだが、あまりと言えばあまりの奔放さに根底から信仰が揺らぎかかる程。 | :敬虔な彼女にとっては信仰の対象であるのだが、あまりと言えばあまりの奔放さに根底から信仰が揺らぎかかる程。 | ||
:一応、「竪琴を弾いている時は」良い人であると思っているようであるが。 | :一応、「竪琴を弾いている時は」良い人であると思っているようであるが。 | ||
+ | |||
;[[ジル・ド・レェ]] | ;[[ジル・ド・レェ]] | ||
:黒い外套のジル・ド・レェさんと呼ぶ。何かと気にかけて自分に親切にしてくれることに対して、理由が分からずに首を傾げている。 | :黒い外套のジル・ド・レェさんと呼ぶ。何かと気にかけて自分に親切にしてくれることに対して、理由が分からずに首を傾げている。 | ||
− | : | + | :おそらく異界の邪神と縁を持つ同胞としての感情だと思われ、彼からは「深淵の匂いがする」と評されていた。 |
+ | |||
;[[トーマス・エジソン]] | ;[[トーマス・エジソン]] | ||
:ライオンさん。マサチューセッツがアメリカという合衆国の一部になったことを、六時間かけて教えてもらった。 | :ライオンさん。マサチューセッツがアメリカという合衆国の一部になったことを、六時間かけて教えてもらった。 | ||
:[[ちびちゅき!]]においてはライオン先生を務める。 | :[[ちびちゅき!]]においてはライオン先生を務める。 | ||
+ | |||
;[[葛飾北斎]] | ;[[葛飾北斎]] | ||
− | : | + | :自身と同じフォーリナーのサーヴァント。実装自体は彼女が先輩である。 |
:そのあまりの絵の技量と気迫に圧倒される一方、若干嫉妬心があるらしく、それを指摘されるとむくれてしまう。 | :そのあまりの絵の技量と気迫に圧倒される一方、若干嫉妬心があるらしく、それを指摘されるとむくれてしまう。 | ||
− | + | ||
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;[[タマモキャット]] | ;[[タマモキャット]] | ||
:バレンタインでカルデア職員やサーヴァント達、主人公のためにチョコを作るのを手伝っていた。 | :バレンタインでカルデア職員やサーヴァント達、主人公のためにチョコを作るのを手伝っていた。 | ||
:アビーが主人公に渡すためのチョコを作る時も手伝っていたが、このチョコにはキャットの体毛が数本混入している。一見してよくあるミスのようだが、クトゥルフ神話世界において「猫」は高位の霊的存在とされているため、或いは'''わざと混入した'''可能性もある。 | :アビーが主人公に渡すためのチョコを作る時も手伝っていたが、このチョコにはキャットの体毛が数本混入している。一見してよくあるミスのようだが、クトゥルフ神話世界において「猫」は高位の霊的存在とされているため、或いは'''わざと混入した'''可能性もある。 | ||
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;カルデア職員 | ;カルデア職員 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
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− | === ぐだぐだオーダー === | + | === ぐだぐだオーダー(仮) === |
;[[エレシュキガル]] | ;[[エレシュキガル]] | ||
− | : | + | :セイレム配信前のネタとして、実装引っ張りネタで死んでた所に頭突きをかます。ふんぐるむ! |
− | ;[[沖田総司]] | + | :余談になるが、エレちゃんはセイレム後に無事に実装されました。 |
− | : | + | |
− | : | + | ;[[沖田総司|おき太さん]]・[[織田信長|回さない方のノッブ]] |
+ | :ノッブ「ところで正月ガチャどうじゃった?」 | ||
+ | :おき太「みててくださいよ。福袋でアビー引いてやりますよ!(30分の1の幼女!)」 | ||
==名台詞== | ==名台詞== | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
− | + | ;「我が手に<ruby><rb>銀の鍵</rb><rt>しろがねのかぎ</RT></RUBY>あり。虚無より現れ、その指先で触れ給う。我が父なる神よ、薔薇の眠りを越え、いざ窮極の門へと至らん!『<ruby><rb>光殻湛えし虚樹</rb><rt>クリフォー・ライゾォム</RT></RUBY>』ッ!」 | |
− | ;「我が手に<ruby><rb>銀の鍵</rb><rt>しろがねのかぎ</RT></RUBY>あり。虚無より現れ、その指先で触れ給う。我が父なる神よ、薔薇の眠りを越え、いざ窮極の門へと至らん!『<ruby><rb>光殻湛えし虚樹</rb><rt>クリフォー・ライゾォム</RT></RUBY> | ||
:初期段階での宝具使用時。 | :初期段階での宝具使用時。 | ||
:まだ完全に力を制御しきれていないのか、必死に制御しようとするように苦しげに絶叫する。この時は少女らしい声音。宝具は本性を隠し、神秘的な七色の光と共に敵を消滅させる。 | :まだ完全に力を制御しきれていないのか、必死に制御しようとするように苦しげに絶叫する。この時は少女らしい声音。宝具は本性を隠し、神秘的な七色の光と共に敵を消滅させる。 | ||
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;「イグナ……イグナ……トゥフルトゥクンガ。我が手に<ruby><rb>銀の鍵</rb><rt>しろがねのかぎ</RT></RUBY>あり。虚無より現れ、その指先で触れ給う。我が父なる神よ。我、その神髄を宿す現身とならん。<br /> 薔薇の眠りを越え、いざ窮極の門へと至らん……!『<ruby><rb>光殻湛えし虚樹</rb><rt>クリフォー・ライゾォム</RT></RUBY>』」 | ;「イグナ……イグナ……トゥフルトゥクンガ。我が手に<ruby><rb>銀の鍵</rb><rt>しろがねのかぎ</RT></RUBY>あり。虚無より現れ、その指先で触れ給う。我が父なる神よ。我、その神髄を宿す現身とならん。<br /> 薔薇の眠りを越え、いざ窮極の門へと至らん……!『<ruby><rb>光殻湛えし虚樹</rb><rt>クリフォー・ライゾォム</RT></RUBY>』」 | ||
:霊基第二段階以降での宝具使用時。 | :霊基第二段階以降での宝具使用時。 | ||
:完全に「生きる『銀の鍵』」としての力をモノにしたようで、終始冷淡に謳い上げる。声音も低く、また冷たいものとなる。それに呼応して宝具も冒涜的な本性を現し、敵を狂気の門へと引きずり込む。 | :完全に「生きる『銀の鍵』」としての力をモノにしたようで、終始冷淡に謳い上げる。声音も低く、また冷たいものとなる。それに呼応して宝具も冒涜的な本性を現し、敵を狂気の門へと引きずり込む。 | ||
− | : | + | :台詞冒頭の詠唱はクトゥルフ神話の作品『ダンウィッチの怪』作中の台詞が元ネタで、原語表記は「Ygnaiih……ygnaiih……thflthkh’ngha」。原典から推察される意味は「お助け下さい、お父様」となる。 |
− | + | ;「迷えるときも、孤独に震えるときも、貴方は傍にいてくださった。今度は、私が貴方を支えると誓うわ。でもね……時々は、あ、甘えさせてほしいの……」 | |
− | ; | + | :絆Lv5時のマイルーム会話。どれだけ気丈に振る舞っていても、強大な力を有していても、彼女がまだ年頃の甘えたがりな少女である事に変わりはない。 |
− | : | ||
− | + | ;「ええ、私と同じ。箒星の年に生まれた十二歳の女の子」 | |
− | ; | ||
:親友であるラヴィニアを指して。 | :親友であるラヴィニアを指して。 | ||
226行目: | 209行目: | ||
:一方でラヴィニア自身はアビゲイルの金色の髪が綺麗だと思っており、後に自らの手を血で汚した時もアビゲイルの金色の髪が汚れるのを拒否していた。 | :一方でラヴィニア自身はアビゲイルの金色の髪が綺麗だと思っており、後に自らの手を血で汚した時もアビゲイルの金色の髪が汚れるのを拒否していた。 | ||
− | ; | + | ;「でもやっぱり彼女こそ、私の一番大切な友達だわ。離れてみて、ようくわかった」 |
:自分を遠ざけるラヴィニアに対し、一度は意地を張って疎遠になったアビゲイル。しかし距離を取ったことで、改めてラヴィニアが自分の心に占める大きさを知った。 | :自分を遠ざけるラヴィニアに対し、一度は意地を張って疎遠になったアビゲイル。しかし距離を取ったことで、改めてラヴィニアが自分の心に占める大きさを知った。 | ||
240行目: | 223行目: | ||
:この願いが間接的にラヴィニアとの縁を結ぶきっかけとなったとも言える。 | :この願いが間接的にラヴィニアとの縁を結ぶきっかけとなったとも言える。 | ||
− | ; | + | ;「セイレムからは決して外には出られない」<br>「私の罪は、まだこの地に眠っているから」 |
:邪神をその身に降ろして語った、彼女がセイレムから出られない真の意味。 | :邪神をその身に降ろして語った、彼女がセイレムから出られない真の意味。 | ||
:死してなお、消えることがなかった生前の所業に対する罪悪感。それこそがアビゲイルをセイレムに縛る。 | :死してなお、消えることがなかった生前の所業に対する罪悪感。それこそがアビゲイルをセイレムに縛る。 | ||
− | ; | + | ;「イングランドも、ローマも、エルサレムも……ぜんぶつなげてあげるわ」<br>「そして果てなき永劫の<RUBY><RB>苦痛</RB><RT>pain</RT></RUBY>を――。<RUBY><RB>苦痛</RB><RT>pain</RT></RUBY>を、<RUBY><RB>苦痛</RB><RT>pain</RT></RUBY>を、<RUBY><RB>苦痛</RB><RT>pain</RT></RUBY>を――!」 |
:自分以外の死してなお生前の罪の意識に苦しみ続ける人間たちを繰り返すセイレムで見てきた。贖罪を望む者達を見続けてきた。 | :自分以外の死してなお生前の罪の意識に苦しみ続ける人間たちを繰り返すセイレムで見てきた。贖罪を望む者達を見続けてきた。 | ||
:罪の子ではない人などいない。であればすべてをセイレムにつなげ、苦痛をもって人類を救済する。それが彼女の邪悪な赦しである。 | :罪の子ではない人などいない。であればすべてをセイレムにつなげ、苦痛をもって人類を救済する。それが彼女の邪悪な赦しである。 | ||
258行目: | 241行目: | ||
:巡る箒星を巡り、見果てぬ時空へとセイレムの魔女は旅立つ。遥かなる旅の果てに、一座の面々や大切な箒星の友達と巡りあえる希望を信じて。 | :巡る箒星を巡り、見果てぬ時空へとセイレムの魔女は旅立つ。遥かなる旅の果てに、一座の面々や大切な箒星の友達と巡りあえる希望を信じて。 | ||
− | |||
;「ごめんなさい、マスター。こんなの……悪い子のすること……だわ……。」<br>「あなただけに……私だけが……よく思われたいだなんて……。」<br>「いけないことよ……とても。でも、どうしても気持ちを伝えたくて……。」 | ;「ごめんなさい、マスター。こんなの……悪い子のすること……だわ……。」<br>「あなただけに……私だけが……よく思われたいだなんて……。」<br>「いけないことよ……とても。でも、どうしても気持ちを伝えたくて……。」 | ||
:カルデアに召喚されて初めて迎えたバレンタインにて。カルデア中にチョコレートを渡して回っていた彼女であるが、マスターに渡したチョコレートだけは特別製だった。皆から慕われているマスターにもっと可愛がってもらいたいという年相応の独占欲と、それを押しとどめる自身の良心との葛藤が見える。なお、この後、出てくる選択肢同様、彼女の尊さに卒倒あるいは発狂したマスターは数知れず。 | :カルデアに召喚されて初めて迎えたバレンタインにて。カルデア中にチョコレートを渡して回っていた彼女であるが、マスターに渡したチョコレートだけは特別製だった。皆から慕われているマスターにもっと可愛がってもらいたいという年相応の独占欲と、それを押しとどめる自身の良心との葛藤が見える。なお、この後、出てくる選択肢同様、彼女の尊さに卒倒あるいは発狂したマスターは数知れず。 | ||
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===ちびちゅき!=== | ===ちびちゅき!=== | ||
− | ; | + | ;「わー!とっても素敵よ。ラヴィニア!」 |
:自分と同じ制服を着てくれたラヴィニアに対して。優しい世界であるちびちゅき型月学園でも二人の友情は変わらない。 | :自分と同じ制服を着てくれたラヴィニアに対して。優しい世界であるちびちゅき型月学園でも二人の友情は変わらない。 | ||
278行目: | 254行目: | ||
:上手く自己紹介出来なかったと落ち込むラヴィニアを支える。 | :上手く自己紹介出来なかったと落ち込むラヴィニアを支える。 | ||
− | ===ぐだぐだエース=== | + | ===ぐだぐだエース(仮)=== |
− | ; | + | ;「そんなコトより魔女狩りしようぜ!」 |
;エレシュキガル「ふんぐるむ!」 | ;エレシュキガル「ふんぐるむ!」 | ||
− | : | + | :ぐだぐだ魔女さいばん。なおセイレム配信前のネタなので実際のキャラクターとは異なる場合があります。 |
==メモ== | ==メモ== | ||
288行目: | 264行目: | ||
**ちなみに、初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルであり、クトゥルフ神話の原点の一つとされる。 | **ちなみに、初登場となった「異端なるセイレム」の舞台となるセイレムは、クトゥルフ神話に登場するアーカムという都市のモデルであり、クトゥルフ神話の原点の一つとされる。 | ||
**そういった縁もあってか、H・P・ラヴクラフト作品集『クトゥルーの呼び声』の帯には『Fate/Grand Order』とのコラボという形でアビゲイルとラヴィニアが登場している[https://twitter.com/sai_zen_sen/status/952885840216117248]。 | **そういった縁もあってか、H・P・ラヴクラフト作品集『クトゥルーの呼び声』の帯には『Fate/Grand Order』とのコラボという形でアビゲイルとラヴィニアが登場している[https://twitter.com/sai_zen_sen/status/952885840216117248]。 | ||
− | *型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。<br /> | + | *型月作品内におけるクトゥルフ邪神群は『'''型月宇宙とは異なる「外宇宙」に存在する高次生命'''』と定義されている。<br />「外宇宙」とは平行世界ですらない文字通りの領域外とされ、この深淵に棲まう神格はこちらの宇宙の属性を持たず、魔術体系などの法則を始めとする地球の枠組みにも一切縛られない。こういった性質から「異端」「異常異質な神」と称され、人理への明確な脅威と認識されている。 |
**地球上どころかこの宇宙で生まれた存在ですらないため、'''これら深淵の邪神に対しては星の安全装置である[[抑止力]]が働かない'''。<br />事実、作中において、深淵の邪神の完全なる降臨はとりもなおさず人理の破綻を意味するとされている。<br />現時点で示されている邪神の性質や能力(後述)に鑑みても、深淵の邪神を完全に顕現させようと目論んだ魔神柱[[ラウム]]の行為は、一歩間違えれば[[ゼパル]]以上に危険どころの話では済まない暴挙だったと言えるだろう。<br />[[ビースト]]の顕現に対して発動するはずの[[グランドクラス]]サーヴァント召喚すら機能しなかった辺り、その脅威は正に計り知れない。 | **地球上どころかこの宇宙で生まれた存在ですらないため、'''これら深淵の邪神に対しては星の安全装置である[[抑止力]]が働かない'''。<br />事実、作中において、深淵の邪神の完全なる降臨はとりもなおさず人理の破綻を意味するとされている。<br />現時点で示されている邪神の性質や能力(後述)に鑑みても、深淵の邪神を完全に顕現させようと目論んだ魔神柱[[ラウム]]の行為は、一歩間違えれば[[ゼパル]]以上に危険どころの話では済まない暴挙だったと言えるだろう。<br />[[ビースト]]の顕現に対して発動するはずの[[グランドクラス]]サーヴァント召喚すら機能しなかった辺り、その脅威は正に計り知れない。 | ||
***元は人間であり、後に深淵の邪神と交わることでフォーリナーのサーヴァントとなったアビゲイルに対して抑止力が働くか否かは現時点では不明。<br />ただし『外なる神』を宿したアビゲイルがこの世界の魔術体系を綻ばせる描写がある、同様にフォーリナーとなった'''[[葛飾北斎]]に対して人類の歴史を観測し裁定する役割を担う[[ギルガメッシュ|英雄王]]の「千里眼」が機能していない'''などの描写を見る限り、フォーリナーとなった瞬間に人類ではなく外宇宙の属性を持つ存在と化し、抑止力が働かなくなる可能性が高い。 | ***元は人間であり、後に深淵の邪神と交わることでフォーリナーのサーヴァントとなったアビゲイルに対して抑止力が働くか否かは現時点では不明。<br />ただし『外なる神』を宿したアビゲイルがこの世界の魔術体系を綻ばせる描写がある、同様にフォーリナーとなった'''[[葛飾北斎]]に対して人類の歴史を観測し裁定する役割を担う[[ギルガメッシュ|英雄王]]の「千里眼」が機能していない'''などの描写を見る限り、フォーリナーとなった瞬間に人類ではなく外宇宙の属性を持つ存在と化し、抑止力が働かなくなる可能性が高い。 | ||
− | + | *作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は『外なる神』にして『全にして一、一にして全なる者』こと『'''ヨグ=ソトース'''』であると推測される。<br />ヨグ=ソトースは時空の制限を一切受けない最強の神性にして、全ての時と共に存在しあらゆる空間に接する全能の存在とされ、全ての時空間を内包し支配する権能を持つ。<br />アビゲイルが「あらゆる時間と空間に門を開き、行き来する」という規格外の能力を持つのは、彼女がこの全能の神格の限定的な依り代となり、時空の深奥に繋がるという「窮極の門」を開く「銀の鍵」としての性質を得たためである。<br />アビゲイルはいずれ自ら「窮極の門」へと至り、かの『外なる神』と一体となる可能性があるとされるが、その際は時空の門を守護し、高次元の移動や自在な歴史の改鋳・編纂をも可能とする「神」に等しい存在と化すという。 | |
− | *作中の台詞や設定描写から、彼女と関連するクトゥルフ神話の神格は『外なる神』にして『全にして一、一にして全なる者』こと『'''ヨグ=ソトース'''』であると推測される。<br /> | ||
**彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに『外なる神』降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。 | **彼女の親友である[[ラヴィニア・ウェイトリー]]の出典である「ダニッチの怪」では、ヨグ=ソトースとラヴィニア・ウェイトリーが成した双子の怪物が登場する。アビゲイルに『外なる神』降臨の儀式を教えた(アビゲイル自身は唯のまじないだと思っていたが)のはラヴィニアであるため、ある意味では直接的な元ネタである。 | ||
**同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては[[ギルガメッシュ]]の『王の財宝』が存在する。ただしギルガメッシュのそれが「宝物庫に接続し物体を出し入れする」ものであるのに対し、アビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続と移動をも可能とする代物であるため、王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。 | **同じく「空間を接続する」事で機能する宝具としては[[ギルガメッシュ]]の『王の財宝』が存在する。ただしギルガメッシュのそれが「宝物庫に接続し物体を出し入れする」ものであるのに対し、アビゲイルのそれは時間と空間を超越し、過去や未来、外宇宙への接続と移動をも可能とする代物であるため、王の財宝と比較すると遥かに応用が利く。 | ||
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*アビゲイルが深淵の邪神の依り代に選ばれたのは、魔神柱ラウムによって純粋な巫術者としての才覚を見出されたことに加え、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが編んだクトゥルフ神話の原点の一つである狂気の街「セイレム」にあって、あらゆる意味で中心的な役割を担っていたことによる。この条件に加え、彼女が親友としてセイレムに招いたラヴィニア・ウェイトリーが図らずも『外なる神』に纏わる魔導書『象牙の書』を所有しており、その書に記されていたまじないをアビゲイルに教えたことで、かの神格のアビゲイルへの降臨が決定的なものとなった。 | *アビゲイルが深淵の邪神の依り代に選ばれたのは、魔神柱ラウムによって純粋な巫術者としての才覚を見出されたことに加え、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが編んだクトゥルフ神話の原点の一つである狂気の街「セイレム」にあって、あらゆる意味で中心的な役割を担っていたことによる。この条件に加え、彼女が親友としてセイレムに招いたラヴィニア・ウェイトリーが図らずも『外なる神』に纏わる魔導書『象牙の書』を所有しており、その書に記されていたまじないをアビゲイルに教えたことで、かの神格のアビゲイルへの降臨が決定的なものとなった。 | ||
**『外なる神』降臨を悲願とし、代々それに纏わる錬金術を継承してきたウェイトリー家の娘をも遥かに上回る巫術者としての才覚はラウムにとっても驚嘆に値するものであったらしく、ラウムはこれを以って「外なる神」の顕現および人類の救済を確信したとされる。 | **『外なる神』降臨を悲願とし、代々それに纏わる錬金術を継承してきたウェイトリー家の娘をも遥かに上回る巫術者としての才覚はラウムにとっても驚嘆に値するものであったらしく、ラウムはこれを以って「外なる神」の顕現および人類の救済を確信したとされる。 | ||
− | * | + | *幕間の物語では、外宇宙へと旅立った彼女の実体が「ある惑星の大きな、古い図書館」に滞在していることが明かされるが、これはクトゥルフ神話にてプレアデス星団に存在するとされる惑星「'''セラエノ'''」のことを指すと思われる。この惑星には大図書館が存在し、そこには様々な星に関する本のほか、「外なる神」やその敵対者に関する秘密の知識や呪文が刻まれた禁断の石板が存在している。如何なる経緯かは不明だが、地球にはラバン・シュリュズベリイ博士が石板の内容の一部を翻訳して残した「セラエノ断章」という自筆写本が存在するという。 |
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*偽りのセイレムにおいては、カルデアが干渉するまでに六度の「セイレムという現象」が繰り返されていたが、魔神柱ラウムによればアビゲイルはその中で六つの罪を犯したという。 | *偽りのセイレムにおいては、カルデアが干渉するまでに六度の「セイレムという現象」が繰り返されていたが、魔神柱ラウムによればアビゲイルはその中で六つの罪を犯したという。 | ||
** 一つ目は「銃の暴発と馬車の転倒の引き金となり、結果としてウィリアムズ夫妻が死亡したこと」。ラウムの言やアビゲイルの反応からすると故意ではなく偶発的なものだと推測されるが、ラウムはこれを第一の罪状と定義した。ただし「ウィリアムズ夫妻は先住民に襲われ死亡した」という作中証言と食い違っており、またその先住民はラウムによって使役されていたことが確実視されているため、そもそもが濡れ衣の可能性もある。 | ** 一つ目は「銃の暴発と馬車の転倒の引き金となり、結果としてウィリアムズ夫妻が死亡したこと」。ラウムの言やアビゲイルの反応からすると故意ではなく偶発的なものだと推測されるが、ラウムはこれを第一の罪状と定義した。ただし「ウィリアムズ夫妻は先住民に襲われ死亡した」という作中証言と食い違っており、またその先住民はラウムによって使役されていたことが確実視されているため、そもそもが濡れ衣の可能性もある。 | ||
323行目: | 298行目: | ||
*バレンタインイベントでは「セイレムではクリスマスのお祝いはしなかった」とされているが、これは清教徒(ピューリタン)が1647年から1660年にかけてクリスマスを荒れたお祝いと禁止して間もない事も大きいのだろう。セイレム魔女裁判が起きた頃のマサチューセッツではクリスマスは法律で禁止されていなかったものの、信仰のためにクリスマスを祭りとして祝う風習はまだなかったと思われる。 | *バレンタインイベントでは「セイレムではクリスマスのお祝いはしなかった」とされているが、これは清教徒(ピューリタン)が1647年から1660年にかけてクリスマスを荒れたお祝いと禁止して間もない事も大きいのだろう。セイレム魔女裁判が起きた頃のマサチューセッツではクリスマスは法律で禁止されていなかったものの、信仰のためにクリスマスを祭りとして祝う風習はまだなかったと思われる。 | ||
**ただしアビゲイル自体はセイレムの外の文化に関心を示しているので、実際クリスマスイベントに参加したら楽しんでいることは確実だろう。 | **ただしアビゲイル自体はセイレムの外の文化に関心を示しているので、実際クリスマスイベントに参加したら楽しんでいることは確実だろう。 | ||
+ | *<s>なおアビゲイルがプロフィールで身長と体重を正直に記載した結果、同じ体重の[[ジャンヌ・ダルク|某聖]][[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|女達]]に体重鯖読み疑惑が…</s> | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
328行目: | 304行目: | ||
:クトゥルー神話とも。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとその友人たちが著した小説を基盤とした架空の神話体系。 | :クトゥルー神話とも。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトとその友人たちが著した小説を基盤とした架空の神話体系。 | ||
:人類には計り知れない狂気の存在をモチーフとした「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」の概念の元に成立しており、冒涜的とも称される異形の怪物や途方も無いスケールの神々が数多く登場する。 | :人類には計り知れない狂気の存在をモチーフとした「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」の概念の元に成立しており、冒涜的とも称される異形の怪物や途方も無いスケールの神々が数多く登場する。 | ||
− | :TYPE- | + | :TYPE-MOON世界観との兼ね合いからか、作中において「クトゥルフ神話」という用語は登場しておらず、また関連する神格や怪物の名も直接的には示されていない(神格の異名などが語られる場合はある)。これはアビゲイルに先立って登場していた[[ジル・ド・レェ]]などの設定においても同様である。 |
+ | |||
;邪悪の樹クリフォト | ;邪悪の樹クリフォト | ||
:神秘思想カバラにおいて、旧約聖書に描かれる「生命の樹(セフィロト)」と対を成す概念。セフィロトを上下逆さまに裏返したような構造を持つ。 | :神秘思想カバラにおいて、旧約聖書に描かれる「生命の樹(セフィロト)」と対を成す概念。セフィロトを上下逆さまに裏返したような構造を持つ。 | ||
:唯一神から流出する属性を具現化したとされるセフィロトに対し、クリフォトは神と対立する邪悪なる属性の具現化とされ、樹に付随する十の球体のそれぞれが罪や悪徳を象徴する。 | :唯一神から流出する属性を具現化したとされるセフィロトに対し、クリフォトは神と対立する邪悪なる属性の具現化とされ、樹に付随する十の球体のそれぞれが罪や悪徳を象徴する。 | ||
:「クリフォト」という言葉はヘブライ語で「殻」を意味する「クリファ(qlipha)」の複数形である。また、罪を象徴する球体にはそれぞれ虚数単位を付加した番号が割り振られている。宝具名『光殻湛えし虚樹』はこういった設定に由来するものと思しい。 | :「クリフォト」という言葉はヘブライ語で「殻」を意味する「クリファ(qlipha)」の複数形である。また、罪を象徴する球体にはそれぞれ虚数単位を付加した番号が割り振られている。宝具名『光殻湛えし虚樹』はこういった設定に由来するものと思しい。 | ||
− | :なお、セフィロト(生命の樹)およびクリフォト(邪悪の樹)という概念は[[アヴィケブロン|クトゥルフ神話とは異なる思想]] | + | :なお、セフィロト(生命の樹)およびクリフォト(邪悪の樹)という概念は[[アヴィケブロン|クトゥルフ神話とは異なる思想]]から誕生したもので、現在のところ両者に関連性は全くない。あるいは、敬虔な清教徒であるアビゲイルが信奉する唯一神と、彼女に宿ったこの世ならざる深淵の邪神を対比させたものだろうか。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
===注釈=== | ===注釈=== | ||
<references group = "注"/> | <references group = "注"/> | ||
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===出典=== | ===出典=== | ||
<references group = "出"/> | <references group = "出"/> | ||
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[[Category:ちびちゅき!]] | [[Category:ちびちゅき!]] | ||
[[Category:コハエース]] | [[Category:コハエース]] | ||
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