「アルジュナ」を編集中
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| 地域 = インド | | 地域 = インド | ||
| 属性 = 秩序・中庸 | | 属性 = 秩序・中庸 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 天 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | | 一人称 = 私/俺<ref group = "注">普段は専ら「私」であり、こちらは通常ほとんど使われない。『Fate/Grand | + | | 一人称 = 私/俺<ref group = "注">普段は専ら「私」であり、こちらは通常ほとんど使われない。『Fate/Grand order』における概念礼装「授かりの英雄」のフレーバーテキスト内で初めて登場し、シナリオでは幕間の物語「問い掛け続けることにこそ」で一度だけ使用している(“黒”の台詞も実質アルジュナの台詞だとして数えた場合はもう少し増える)。『Fate/EXTELLA LINK』においても「機動聖都・西門」のステージ会話で一度だけ使用した。</ref> |
| 二人称 = 貴方/貴女/おまえ、貴様<ref group = "注">敵対者およびカルナなど。</ref> | | 二人称 = 貴方/貴女/おまえ、貴様<ref group = "注">敵対者およびカルナなど。</ref> | ||
− | | 三人称 = | + | | 三人称 = 彼/彼女 |
− | | 異名 = | + | | 異名 = “輝く王冠” |
− | | イメージカラー = | + | | イメージカラー = |
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
| 好きな物 = 一人でいること | | 好きな物 = 一人でいること | ||
| 苦手な物 = 自身の心に踏み込む者 | | 苦手な物 = 自身の心に踏み込む者 | ||
− | | 天敵 = | + | | 天敵 = |
| デザイン = pako | | デザイン = pako | ||
| 設定作成 = 東出祐一郎 | | 設定作成 = 東出祐一郎 | ||
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
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==概要 == | ==概要 == | ||
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: 第二ルートでは別方面で「青い粒子」の探索を行い、終盤にはフランシス・ドレイク率いる敵艦隊を迎撃し打撃を与えたという報告がなされている。また7日目には機動聖都で別働隊を指揮して敵部隊を抑え込み、シャルルマーニュたちを大帝のもとへ突入させている。 | : 第二ルートでは別方面で「青い粒子」の探索を行い、終盤にはフランシス・ドレイク率いる敵艦隊を迎撃し打撃を与えたという報告がなされている。また7日目には機動聖都で別働隊を指揮して敵部隊を抑え込み、シャルルマーニュたちを大帝のもとへ突入させている。 | ||
: 第三ルートでも中盤までは同様に依頼を受けてローマや千年京の防衛に努めたり、戦力を増強するための探索に出撃していたが、5日目にジル・ド・レェ率いる敵部隊がローマエリアに侵攻してきた際、帝都を死守するため宝具を放ち、防衛には成功したものの行方知れずとなる。その後、千年京で[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]の護衛として“天声同化”された状態で姿を現し、彼女を守るべくカルナと初めて共闘。主人公たちに戦いを挑んだ。“天声同化”が解けたあとはカルナと話し合い、勝負を一旦預けたうえで再び主人公らに協力。7日目の最終決戦時には消耗の激しいアルテラの護衛を頼まれ、再びカルナとともにその任についた。 | : 第三ルートでも中盤までは同様に依頼を受けてローマや千年京の防衛に努めたり、戦力を増強するための探索に出撃していたが、5日目にジル・ド・レェ率いる敵部隊がローマエリアに侵攻してきた際、帝都を死守するため宝具を放ち、防衛には成功したものの行方知れずとなる。その後、千年京で[[アルテラ (EXTELLA)|アルテラ]]の護衛として“天声同化”された状態で姿を現し、彼女を守るべくカルナと初めて共闘。主人公たちに戦いを挑んだ。“天声同化”が解けたあとはカルナと話し合い、勝負を一旦預けたうえで再び主人公らに協力。7日目の最終決戦時には消耗の激しいアルテラの護衛を頼まれ、再びカルナとともにその任についた。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
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− | | rowspan=" | + | | rowspan="2"|[[アーチャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A || B || B || B || A++ || EX || 対魔力:C<br />単独行動:A<br /> 神性:B|| 千里眼:C+<br />千里眼(射手):B+<br />授かりの英雄:A<br />魔力放出(炎):A || style="text-align:left"|2つ目の幕間の物語クリアで千里眼→千里眼(射手)に変化。 |
|- | |- | ||
||[[主人公 (EXTRA)]] || A || B || B || B || A++ || EX ||対魔力:C<br />単独行動:A<br /> 神性:B||千里眼:C+<br />授かりの英雄:A<br />魔力放出(炎):A || | ||[[主人公 (EXTRA)]] || A || B || B || B || A++ || EX ||対魔力:C<br />単独行動:A<br /> 神性:B||千里眼:C+<br />授かりの英雄:A<br />魔力放出(炎):A || | ||
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:対象が人でなくとも相当の破壊力を有しているようで、『Fate/Grand Order』においては幕間の物語「神弓の真価」では森を吹っ飛ばして更地にしてしまい、さらに第五章にて捨て身で放った際には[[魔神柱]]28柱の集合体であるクラン・カラティンを纏めて吹き飛ばすほどの威力を見せている。また『Fate/EXTELLA LINK』では「機動聖都・東門」「機動聖都・西門」「強襲!機動聖都」の3つのステージで、手の届かない孤立した空間にある巨大な防衛砲台をセクター諸共に消し飛ばしているほか、カルナ戦においてはまるでビームのように前方に向かって放つ使い方も見せている。 | :対象が人でなくとも相当の破壊力を有しているようで、『Fate/Grand Order』においては幕間の物語「神弓の真価」では森を吹っ飛ばして更地にしてしまい、さらに第五章にて捨て身で放った際には[[魔神柱]]28柱の集合体であるクラン・カラティンを纏めて吹き飛ばすほどの威力を見せている。また『Fate/EXTELLA LINK』では「機動聖都・東門」「機動聖都・西門」「強襲!機動聖都」の3つのステージで、手の届かない孤立した空間にある巨大な防衛砲台をセクター諸共に消し飛ばしているほか、カルナ戦においてはまるでビームのように前方に向かって放つ使い方も見せている。 | ||
:『Fate/Grand Order』では「神性領域拡大、空間固定……」から始まる詠唱で発動範囲や時間を設定し、承認が終わると手元に光球が出現。これを天に投げ上げる。投げ上げられた光球は敵頭上に移動すると解けて一気に広がり、同時に敵全体を飲み込んで圧し潰すといったような演出になっている。『Fate/EXTELLA LINK』では演出が途中から異なり、こちらでは投げた光球が大気圏を突き抜けて宇宙空間に到達し、そこで無数の光筋となって放出され大気圏に再突入。光の筋は敵一体一体に向かって流星のように落ちていき、地上に到達すると天に巻き上げながら前進し、やがてすべてを飲み込んでゆく演出となっている。 | :『Fate/Grand Order』では「神性領域拡大、空間固定……」から始まる詠唱で発動範囲や時間を設定し、承認が終わると手元に光球が出現。これを天に投げ上げる。投げ上げられた光球は敵頭上に移動すると解けて一気に広がり、同時に敵全体を飲み込んで圧し潰すといったような演出になっている。『Fate/EXTELLA LINK』では演出が途中から異なり、こちらでは投げた光球が大気圏を突き抜けて宇宙空間に到達し、そこで無数の光筋となって放出され大気圏に再突入。光の筋は敵一体一体に向かって流星のように落ちていき、地上に到達すると天に巻き上げながら前進し、やがてすべてを飲み込んでゆく演出となっている。 | ||
− | :『Fate/Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃 | + | :『Fate/Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体に低確率で即死&さらに〔神性〕特性の相手に対して確率で即死&敵全体の防御力ダウン<ref group = "注">3ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster属性の宝具。 |
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;炎神の咆哮(アグニ・ガーンディーヴァ) | ;炎神の咆哮(アグニ・ガーンディーヴァ) | ||
: ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:1人<br>由来:炎の神アグニがアルジュナに授けた弓。 | : ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:1人<br>由来:炎の神アグニがアルジュナに授けた弓。 | ||
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:『アルジュナ&カルナ体験クエスト』の開催に伴い先行実装され、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』解禁に際して本格実装された。体験クエストシナリオはアルジュナを主軸としてストーリーが進行する。 | :『アルジュナ&カルナ体験クエスト』の開催に伴い先行実装され、第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』解禁に際して本格実装された。体験クエストシナリオはアルジュナを主軸としてストーリーが進行する。 | ||
: 第二部第四章の公開に伴いモーションが一新された。 | : 第二部第四章の公開に伴いモーションが一新された。 | ||
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;[[Fate/EXTELLA LINK]] | ;[[Fate/EXTELLA LINK]] | ||
: 新規参戦サーヴァントの一騎として登場。 | : 新規参戦サーヴァントの一騎として登場。 | ||
: ストーリーではほとんど一貫して主人公側の陣営に仕え、多くの場面で別働隊を率いて連携行動をとるトップサーヴァントのアーチャー。 | : ストーリーではほとんど一貫して主人公側の陣営に仕え、多くの場面で別働隊を率いて連携行動をとるトップサーヴァントのアーチャー。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
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; [[ラーマ]] | ; [[ラーマ]] | ||
: 第五特異点にて対峙。彼の爽やかな少年ぶりが眩しいが、妻のことに関しては触れられたくないようだ。アルジュナの妻とのエピソードについて「妻を分配した理由がコメディみたいだし…」ともコメントされるが、アルジュナ側にはいろいろと事情があった模様。後日追加されたマイルーム会話では「共に戦えるとは光栄」と言及し、彼からも「バナナを食べに行こう」と誘われている。 | : 第五特異点にて対峙。彼の爽やかな少年ぶりが眩しいが、妻のことに関しては触れられたくないようだ。アルジュナの妻とのエピソードについて「妻を分配した理由がコメディみたいだし…」ともコメントされるが、アルジュナ側にはいろいろと事情があった模様。後日追加されたマイルーム会話では「共に戦えるとは光栄」と言及し、彼からも「バナナを食べに行こう」と誘われている。 | ||
− | : [[源頼光〔ランサー〕]] | + | : [[源頼光〔ランサー〕]]のマテリアルでは二人で何か言いたげにしている。 |
: ラーマの幕間では試練として登場。ある疑問をラーマに投げかけ、アルジュナなりの励ましの言葉を贈る。 | : ラーマの幕間では試練として登場。ある疑問をラーマに投げかけ、アルジュナなりの励ましの言葉を贈る。 | ||
: アルジュナの幕間では、「アルジュナの人生における様々な障害の象徴」として、ラーマをモデルにした存在が登場する。 | : アルジュナの幕間では、「アルジュナの人生における様々な障害の象徴」として、ラーマをモデルにした存在が登場する。 | ||
232行目: | 221行目: | ||
: 幕間では主人公が言った「ナイチンゲールに消毒される悪夢」に理解を示しつつ、生母クンティーとナイチンゲールに母性と言う共通項を見出す。 | : 幕間では主人公が言った「ナイチンゲールに消毒される悪夢」に理解を示しつつ、生母クンティーとナイチンゲールに母性と言う共通項を見出す。 | ||
− | ; [[ジェロニモ]] | + | ; [[ジェロニモ]]&[[ビリー・ザ・キッド]] |
: 第五特異点にて対峙。彼らに苦痛を与えることを本意とせず、速やかな決着を望む。ビリーが放った銃弾を弾き、近代の武器で神代の英雄である自身に手傷を負わせたことを称賛する。ジェロニモにはインド最強の英雄の座にありながら、人理焼却側についたことに疑問を抱かれる。 | : 第五特異点にて対峙。彼らに苦痛を与えることを本意とせず、速やかな決着を望む。ビリーが放った銃弾を弾き、近代の武器で神代の英雄である自身に手傷を負わせたことを称賛する。ジェロニモにはインド最強の英雄の座にありながら、人理焼却側についたことに疑問を抱かれる。 | ||
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; [[ジークフリート]] | ; [[ジークフリート]] | ||
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; [[アーラシュ]] | ; [[アーラシュ]] | ||
− | : | + | : 贋作英霊イベントにおける相方。インド・ペルシャの伝説の弓兵達が並び立つことになった。 |
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; [[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]] | ; [[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]] | ||
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; [[イアソン]] | ; [[イアソン]] | ||
: 同上。真面目が一周回って天然ボケ気味なアルジュナを抑え、ツッコミを入れる場面も多い。 | : 同上。真面目が一周回って天然ボケ気味なアルジュナを抑え、ツッコミを入れる場面も多い。 | ||
− | : ただし、相変わらず戦闘をサボったり逃げ出そうとするため、横でアルジュナが[[メディア]] | + | : ただし、相変わらず戦闘をサボったり逃げ出そうとするため、横でアルジュナが[[メディア]]への「イアソン申告評」なるものを記録していたことは知らなかった模様。 |
: 事態解決後はオリオンとともに激辛カレー対決に挑もうとしていた。 | : 事態解決後はオリオンとともに激辛カレー対決に挑もうとしていた。 | ||
; [[オリオン]] | ; [[オリオン]] | ||
: 同上。熊状態なので戦闘面では役に立たないものの、アルテミスが不在で浮かれていたため監視もかねて連れていくことに。 | : 同上。熊状態なので戦闘面では役に立たないものの、アルテミスが不在で浮かれていたため監視もかねて連れていくことに。 | ||
− | : 物事を俯瞰的に判断できる視点もあり、彼からは「'''アルジュナってブレーキ役じゃなくてアクセル役なんだよな……''' | + | : 物事を俯瞰的に判断できる視点もあり、彼からは「'''アルジュナってブレーキ役じゃなくてアクセル役なんだよな……'''」と指摘される(ただしアルジュナにその自覚はない)。 |
: 事態解決後はイアソンと共に激辛カレー対決に挑もうとしていた。 | : 事態解決後はイアソンと共に激辛カレー対決に挑もうとしていた。 | ||
279行目: | 263行目: | ||
: 同上。メンバーのまとめ役的な存在で、こちらも基本的に真面目な性格のため、彼と並んで「朴念仁コンビ」だの「生真面目コンビ」だのと呼ばれる。 | : 同上。メンバーのまとめ役的な存在で、こちらも基本的に真面目な性格のため、彼と並んで「朴念仁コンビ」だの「生真面目コンビ」だのと呼ばれる。 | ||
: ほかにも結託してイアソンの逃亡を防ぐファインプレーを見せた。 | : ほかにも結託してイアソンの逃亡を防ぐファインプレーを見せた。 | ||
− | |||
; [[オデュッセウス]] | ; [[オデュッセウス]] | ||
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; [[アルジュナ〔オルタ〕]] | ; [[アルジュナ〔オルタ〕]] | ||
− | : | + | : 異なる運命を辿った自分自身。 |
+ | : 機構と化しつつも理想を目指そうとした彼に「英雄としての理想像」を見出す。 | ||
: 一方で彼からは「人として足掻き苦しみながらも立ち上がる、誇り高き英雄」として憧憬を抱かれている。 | : 一方で彼からは「人として足掻き苦しみながらも立ち上がる、誇り高き英雄」として憧憬を抱かれている。 | ||
: ややこしくなるのを避けるためにあまり遭遇しようとはしないが、彼との関係性は比較的良好。 | : ややこしくなるのを避けるためにあまり遭遇しようとはしないが、彼との関係性は比較的良好。 | ||
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=== Fate/EXTELLA LINK === | === Fate/EXTELLA LINK === | ||
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: 作中では彼との直接の絡みはないものの、第三ルートでは行方不明になっている間に一度同化されてしまっており、同化が解けた際には「恥辱」と表現するなど、本人的にはかなり耐え難かった模様。 | : 作中では彼との直接の絡みはないものの、第三ルートでは行方不明になっている間に一度同化されてしまっており、同化が解けた際には「恥辱」と表現するなど、本人的にはかなり耐え難かった模様。 | ||
: EXステージのベースキャンプ会話では「強制的に他者を己と同化しようとは悪趣味の極み。生理的に受け付けません」と、割と辛辣。 | : EXステージのベースキャンプ会話では「強制的に他者を己と同化しようとは悪趣味の極み。生理的に受け付けません」と、割と辛辣。 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
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: 後に呪いの発動によって、アルジュナが幼い頃に亡くなっている。 | : 後に呪いの発動によって、アルジュナが幼い頃に亡くなっている。 | ||
− | ; | + | ; ビーマ |
− | : | + | : アルジュナの異父兄。ほかにも異父兄にユディシュティラ、異父母弟にナクラ、サハデーヴァが存在している。 |
; ドラウパディー | ; ドラウパディー | ||
404行目: | 356行目: | ||
: 詳細は当該ページも参照のこと。 | : 詳細は当該ページも参照のこと。 | ||
− | == 名台詞 == | + | == 名台詞 == |
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
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====戦闘==== | ====戦闘==== | ||
;「神性領域拡大。空間固定。神罰執行期限設定……全承認。シヴァの怒りをもって、汝らの命をここで絶つ。『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』!!」 | ;「神性領域拡大。空間固定。神罰執行期限設定……全承認。シヴァの怒りをもって、汝らの命をここで絶つ。『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』!!」 | ||
416行目: | 364行目: | ||
; 「此処に我が宿業を解き放とう。神と人の子として罰を下す。見るがいい。これが崩壊だ……!『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』!」<br> 「悲劇を以て衆生を救わん。シヴァの後光よ、崩壊と共に押し寄せよ。爆縮開始!『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』──弾けて墜ちよ!!」 | ; 「此処に我が宿業を解き放とう。神と人の子として罰を下す。見るがいい。これが崩壊だ……!『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』!」<br> 「悲劇を以て衆生を救わん。シヴァの後光よ、崩壊と共に押し寄せよ。爆縮開始!『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』──弾けて墜ちよ!!」 | ||
: 新規で追加された宝具詠唱。神と人との間に生まれし誇り高き英雄は此処に、絶対の滅びと救済を告げる。 | : 新規で追加された宝具詠唱。神と人との間に生まれし誇り高き英雄は此処に、絶対の滅びと救済を告げる。 | ||
+ | |||
+ | ====マテリアル==== | ||
+ | ;「『私』を…見たな!」 | ||
+ | : 「Fate/Grand Order 7週連続TVCM」にて。垣間見せる激情。己にある黒(クリシュナ)を誰かに知られる事を忌避しており、ましてや見られた時のそれは普段の冷静沈着な態度を捨て去るほど。 | ||
====マイルーム==== | ====マイルーム==== | ||
;「ええ。私アルジュナは、真摯に仕えることのみが喜びですとも。」<br/> 「私とあなたでは、私の方が偉大だと認められているでしょう。しかし、それは関係ない。あなたがマスターであること、私はそれを重要視します。」 | ;「ええ。私アルジュナは、真摯に仕えることのみが喜びですとも。」<br/> 「私とあなたでは、私の方が偉大だと認められているでしょう。しかし、それは関係ない。あなたがマスターであること、私はそれを重要視します。」 | ||
− | : マイルーム会話「会話2」「会話3」。サーヴァントとしての彼はただ誠実に忠実に、真摯に仕えようとしてくれる。その言葉に偽りはない。 | + | :マイルーム会話「会話2」「会話3」。サーヴァントとしての彼はただ誠実に忠実に、真摯に仕えようとしてくれる。その言葉に偽りはない。 |
;「よろしい! 完璧だ! これでこそ私! これでこそアルジュナだ!! クッフフフ……アッハハハハハハハ!!」 | ;「よろしい! 完璧だ! これでこそ私! これでこそアルジュナだ!! クッフフフ……アッハハハハハハハ!!」 | ||
454行目: | 406行目: | ||
: マイルーム会話「[[アシュヴァッターマン]]」。彼の力量を高く評価する一方、何やら天然なポンコツ発言が飛び出す。恐らく悪意は全くない。 | : マイルーム会話「[[アシュヴァッターマン]]」。彼の力量を高く評価する一方、何やら天然なポンコツ発言が飛び出す。恐らく悪意は全くない。 | ||
− | ==== | + | ====本編==== |
− | ; | + | ;「……苦しませるのは本意ではありません。どうか速やかに私の役割を全うさせて欲しい。」 |
− | : | + | : 第五特異点「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」にて。慈悲と礼節、そして絶対の自信を以てインド最強の英雄は敵対者たちへ告げる。 |
+ | |||
+ | ; 「………こんな機会は恐らく、二度と巡り会う事はあるまい。<br/> おまえがそこに立った時点で、他の全てのものが優先事項から滑り落ちた。<br/> ──ではカルナ。続きを始めるとしようか。」 | ||
+ | : 同上。求め続けたやり直しの機会は、今ここに。 | ||
+ | |||
+ | ;「<ruby><rb>だから私は滅ぼす側だ</rb><rt>・・・・・・・・・・</rt></ruby>。貴様が善につくのなら私は悪につく。それでこそ対等だ。<br/> 今度こそ──今度こそ対等のものとして、貴様の息の根を止めねばならん!」<br/> 「私も父と母──そして兄弟に勝利を誓おう。幾千と幾万の月日を乗り越え、ようやくこの偶然を掴んだ!<br/> たとえ如何なる天魔といえども、邪魔立てはさせぬ……!! ──行くぞ!」 | ||
+ | : アルジュナとカルナ。両者は常に対極にあり続ける存在同士。だからこそ、カルナが「世界を救う側」についたのならば、自身は「世界を滅ぼす側」につく。そして、今度こそ──。 | ||
+ | |||
+ | ;アルジュナ「妄執──ですと? 私の、この積年の想いが……。貴女になど、分かってたまるものか!」<br/> ナイチンゲール「──妄執です。後悔は先に立たず、放つべきでない矢を放って宿敵を倒した貴方は──。<br/> 一生を、後悔と共に添い遂げなければならない。それは他の英雄も同じです。<br/> 狂おしいほどにやり直しを願い、叶わなかった願いを求め。……それでも最後の一線を引くのが、サーヴァント。<br/> 貴方はその最後の線を、理解しようとしなかった。」<br/> アルジュナ「……私は……。」 | ||
+ | : あれほど焦がれたカルナとの「決着」は、クー・フーリンの横槍によって果たすことができなかった。戦意を喪失した彼に対し、ナイチンゲールは厳しく指摘しつつも「戦いますか?」と問う。 | ||
+ | |||
+ | ;「……そうですね。戦う必要などない、八つ当たりをする気力はない。<br/> ただ、決着をつけたい。この心の、どうしようもない何かを払拭するためにも。」<br/> 「──ありがとう。それではしばし、お付き合い戴きましょう。<br/> 我が名はアルジュナ。この矢に倒れること──光栄と知れ!」 | ||
+ | : アルジュナも彼女の強い意志と言葉に心を動かされたのか、主人公達に対して戦いを挑む。 | ||
+ | : 勝利や栄光のためではなく、自分が抱える「どうしようもない何か」に向き合い、決着をつけるために。 | ||
+ | |||
+ | ;「──神性領域拡大。空間固定。神罰執行期限設定。──魔力集束及び加速に必要な時間を推定。──<ruby><rb>消費開始</rb><rt>カウントダウン</rt></ruby>。」<br/>「よろしければ、今の内に避難をお願いします。範囲は最小に押し留めるつもりですが──。<br/> 何しろこの身を犠牲にしての一撃。手加減はできませんので。」 | ||
+ | : メイヴが召喚した28柱の魔神柱により壊滅寸前まで追い詰められ、それでも諦めなかった北部戦線。ケルト軍から離反したアルジュナは二コラ・テスラと共にこの絶望的局面に駆けつける。 | ||
+ | : テスラとエジソンの連携で生み出した電気檻により動きを封じた魔神柱を前に、宝具詠唱。そして── | ||
+ | |||
+ | ;「シヴァの怒りを以て、汝の命をここで絶つ。『<ruby><rb>破壊神の手翳</rb><rt>パーシュパタ</rt></ruby>』──喰らえ!!」 | ||
+ | : 宝具解放。自身の霊基すら犠牲にして放った一撃。 | ||
+ | : 自分のしたことへの償いは必ず果たすと約束し「信じる」と答えてくれた、主人公に報いるために。 | ||
− | ; | + | ;「これが──せめてもの償いになるといいのですが。<br/> カルナ……おまえの気持ちが、今になって……やっと……。」 |
− | : | + | : 自身の霊基を犠牲にしての宝具開放により、クラン・カラティンを殲滅したアルジュナ。 |
− | : | + | :人理修復に際し、聖杯に召喚されたサーヴァントとしての役割を全うすること。先に散った宿敵の心意を悟りながらアルジュナもまた座に還っていった。 |
− | ; | + | ;「……おまえは、いつかこういう日が訪れると思ったか?」<br/>「そうだな、まさかこれほどまでに短いとは!<br/> ──だが、いい。<br/> おまえへのこの憎悪とも闘志ともつかぬ、混沌たる想いは水底へ沈めよう。今は……。」 |
− | : | + | : 終局特異点「冠位時間神殿 ソロモン」にて。あまりにも早すぎるカルナとの再会。アルジュナはカルナに対するあまりにも複雑な想いを抱きつつも、それを押し殺して戦おうとする。 |
− | ; | + | ;「──なるほど。そうだ、そうだな。カルナ……。私はおまえが憎い、そして妬ましいよ。」<br>「だが、それでいいのだろうな。この憎悪は、醜い感情は消えることはない。<br/> けれど向き合うことはできる。この醜さを醜いと笑いながら、耐えることはできるのか。」 |
− | : | + | : 同上。共闘でなくとも、競争で競い合うことによって横に並ぶことができる。カルナにこう説かれ、アルジュナは自分の抱える感情に向き合う。 |
− | : | + | : かつて母が願った理想はかたちこそ違えど、こうして幾千もの時を超えて実現したのだ。 |
− | ; | + | ;「なるほど。それは……やはり、[[主人公 (Grand Order)|○○]]との縁ゆえか?」 |
− | : | + | : 同上。意識が変革したというカルナに対する問い。 |
− | |||
;「え。」 | ;「え。」 | ||
− | : | + | : 同上。カルナが自分は幸運に恵まれているといった際に漏れた本音に近いつぶやき。 |
: 幸運がDランク相当のカルナが「自分は幸運」と言っていたら驚くのも無理はない。 | : 幸運がDランク相当のカルナが「自分は幸運」と言っていたら驚くのも無理はない。 | ||
− | ;「いつか──巡り会いたいものだ。そういう、存在に。<br/> 最後のマスター、[[主人公 (Grand Order)| | + | ;「いつか──巡り会いたいものだ。そういう、存在に。<br/> 最後のマスター、[[主人公 (Grand Order)|〇〇〇]]殿! 道は拓いています。先に進むがよろしかろう!<br/> さあ、走りなさい!」 |
: カルナの相変わらずのポジティブシンキングには思わず本音のような呟きが漏れたアルジュナだったが、そのあとに続く言葉はまたアルジュナにも響いた。 | : カルナの相変わらずのポジティブシンキングには思わず本音のような呟きが漏れたアルジュナだったが、そのあとに続く言葉はまたアルジュナにも響いた。 | ||
: そして彼は決戦に向かう主人公を激励し、その背中を押す。いつか、自分も心に響く言葉を残してくれるような存在に巡り会いたいと信じながら。 | : そして彼は決戦に向かう主人公を激励し、その背中を押す。いつか、自分も心に響く言葉を残してくれるような存在に巡り会いたいと信じながら。 | ||
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;「……分かっています。分かっているのですが……私はあの男が──いや。<br/> 私は、お前が許せない。どうあっても、お前の存在が許せないのだ……!」 | ;「……分かっています。分かっているのですが……私はあの男が──いや。<br/> 私は、お前が許せない。どうあっても、お前の存在が許せないのだ……!」 | ||
− | : | + | : 同上。戦いに虚しさを抱き、生きることに飽いたと語るアーチャー。そこへ突然、謎のランサーが現れる。 |
: 記憶のない彼には己のことも、突然現れたランサーのことも分かるはずがない。それなのに──彼はそれまで意味を見出せなかったはずの執着を、この瞬間ランサーに対してかき抱いた。 | : 記憶のない彼には己のことも、突然現れたランサーのことも分かるはずがない。それなのに──彼はそれまで意味を見出せなかったはずの執着を、この瞬間ランサーに対してかき抱いた。 | ||
;「マスター。先ほど生きることに飽いた、と言っていましたね。<br/> あれは正しく真実です。戦うことに関する気力も、未だ欠落しています。<br/> なのに。それなのに。 私はあのランサーが許せない。いえ、この想いは恐らく理不尽なのです。<br/> あの男はきっと、“正しい”存在なのでしょう。人を正しく人だと認識し、その身を全て善行に捧げるような英雄なのでしょう。<br/> なのに、本当に……何故なのか。私はあの男と戦いたい。いや、戦いたいのではなく。<br/> あの男を否定したい。あの男の、全てを。何もかもを。」 | ;「マスター。先ほど生きることに飽いた、と言っていましたね。<br/> あれは正しく真実です。戦うことに関する気力も、未だ欠落しています。<br/> なのに。それなのに。 私はあのランサーが許せない。いえ、この想いは恐らく理不尽なのです。<br/> あの男はきっと、“正しい”存在なのでしょう。人を正しく人だと認識し、その身を全て善行に捧げるような英雄なのでしょう。<br/> なのに、本当に……何故なのか。私はあの男と戦いたい。いや、戦いたいのではなく。<br/> あの男を否定したい。あの男の、全てを。何もかもを。」 | ||
− | : | + | : 同上。ランサーに対する奇妙な執着と、複雑な胸の内を吐露するアーチャー。一切の記憶がないにも関わらず、いっそ不自然なほど的確にランサーの本質を理解していた。 |
: そう、きっと否定しなければならなかったのだ。そうしなければ、彼は…… | : そう、きっと否定しなければならなかったのだ。そうしなければ、彼は…… | ||
;「旅……ですか。……。……。その通り、かもしれません。<br/> 私の心をざわつかせるあの男が誰なのか、そして私自身は何者であるべきなのか。答えを見つけるために……。」 | ;「旅……ですか。……。……。その通り、かもしれません。<br/> 私の心をざわつかせるあの男が誰なのか、そして私自身は何者であるべきなのか。答えを見つけるために……。」 | ||
− | : | + | : 同上。アーチャーの願望を「間違ってない」と言い切り、「それを探すために旅立とう」と誘いだした主人公に対して。ランサーは何者なのか。己は何者であるべきなのか。未だ彷徨い続ける彼は別れ際に、いつか現実世界で邂逅した時は「共にその答えを見つけて欲しい」と願うのだった。 |
;「一度しか申しません。私は──。『ドSだけどいざというときにはちょっとデレてくれる理系の先輩』です。」 | ;「一度しか申しません。私は──。『ドSだけどいざというときにはちょっとデレてくれる理系の先輩』です。」 | ||
535行目: | 507行目: | ||
: 斥候役として迷宮探索に乗り込む際、マスターの号令に全力で乗っかった直後、我に返って赤面。 | : 斥候役として迷宮探索に乗り込む際、マスターの号令に全力で乗っかった直後、我に返って赤面。 | ||
: イアソンからは「やったのはおまえじゃん!?」と盛大なツッコミを受けた。 | : イアソンからは「やったのはおまえじゃん!?」と盛大なツッコミを受けた。 | ||
− | : ちなみに[[刑部姫〔アーチャー〕]] | + | : ちなみに[[刑部姫〔アーチャー〕]]のボイスリストにも同じような号令があり、上記の委員長発言の件も含めて彼女に影響されたのでは?との推測もある。 |
; 「では限りなく手加減を。<br/> さりとて私の力が不充分だと思われぬよう、全身全霊全力で!」<br/> 「<ruby><rb>炎神</rb><rt>アグニ</rt></ruby>よ、我に力を!! 気合一閃! 行くぞ!<br/> <font size=5>『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』!!</font>」 | ; 「では限りなく手加減を。<br/> さりとて私の力が不充分だと思われぬよう、全身全霊全力で!」<br/> 「<ruby><rb>炎神</rb><rt>アグニ</rt></ruby>よ、我に力を!! 気合一閃! 行くぞ!<br/> <font size=5>『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』!!</font>」 | ||
543行目: | 515行目: | ||
; 「さて、どうでしょうね。<br/> 単純に憎い訳でも恋しい訳でもないと思いますが……人の想いは複雑ですから。」 | ; 「さて、どうでしょうね。<br/> 単純に憎い訳でも恋しい訳でもないと思いますが……人の想いは複雑ですから。」 | ||
: オデュッセウスに対するキルケ―の複雑な大魔女心について。マスターに話を振られたため、詮索や断定は避けて主観を述べる。 | : オデュッセウスに対するキルケ―の複雑な大魔女心について。マスターに話を振られたため、詮索や断定は避けて主観を述べる。 | ||
− | : | + | : 愛も恋も時には憎悪や悲哀へと裏返るし、その逆も勿論あり得る。アルジュナもまた複雑に過ぎる想いを抱えながら足掻き苦しみ続けた英雄であるが、その彼がそう言うのだから、本人にしか分からない強い想いがそこにはあるということなのだろう。 |
+ | |||
+ | ====幕間の物語==== | ||
+ | ;「さあ、貴方の『不滅の刃』見せて貰いましょうか。それを統べるに足る存在なのかを──!」<br/> 「だからこそ、強くなる必要がある。サーヴァントといえども。故にこその、この試練。強くなりなさい、ラーマ殿。」 | ||
+ | : ラーマの幕間の物語「ヴィシュヌの試練」にて。第二の試練を与える者として立ち塞がり、戦いを挑む。<br/> 問い掛けに対するラーマの答えを聞いたアルジュナはそれを認め、彼なりに励ましの言葉を掛けて最後の試練に送り出した。 | ||
+ | |||
+ | ; 「ふふ。その忠告もありがたくお受けいたします、パールヴァティー様。<br/> しかし今は本当に、同行すれば貴女様方の邪魔になってしまうでしょう。<br/> それは私の本意ではない。だから今は、これでいいのです。機会はいくらでもありますし。」 | ||
+ | : パールヴァティーの幕間の物語「神妃が見守るものたち」にて。バトルマニアが集うシミュレーションルームの前で彷徨っていた折、風紀の見回りにやってきた女神パールヴァティーと出会い、挨拶を交わしつつ用件を察して邪魔にならないようにと立ち去ろうとしたところを呼び止められて。 | ||
+ | : 「アルジュナさんはもう少し何も考えずに動いてもいいと思うのです」と優しく諭されたアルジュナは、そのあたたかな言葉を受け止めながらも彼女を気遣い、その場を後にするのだった。直後、彼の様子を見ていた彼女からはそっと花マルが送られた。 | ||
+ | |||
+ | ;「──よろしい。やはりマスターとしての資質は本物だ。私も全幅の信頼を置いて、武器を預けられるというもの。<br/> 我が弓の名は『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』。炎の神から賜ったこの世に撃ち落とせぬものなき、神の弓。<br/> その真価を、これから先の戦いでお目にかけましょう。」 | ||
+ | : 幕間の物語「神弓の真価」にて。主人公は「マスターを試す」というアルジュナとの試練を潜り抜け、信頼を勝ち取る。アルジュナも己が弓の名を告げ、その真価を解放することに決めたのだった。 | ||
+ | |||
+ | ;「<ruby><rb>炎神</rb><rt>アグニ</rt></ruby>の業炎により、塵のように消え去れ! ……いや、まだ足りないな。<ruby><rb>破壊神</rb><rt>シヴァ</rt></ruby>よ、その力で天より罰を与えよ!」<br>「……いかかでしたか、マスター。いえ、何も言われる必要はありません。これにより、我が力は完全に立証されました。<br/> 我が武器、我が宝具、共に最強。私こそが最高のサーヴァントだと、胸を張って宣言してもいいのですよ?」<br>「……。……ええと。少し張り切りすぎたようです……申し訳ありません。」 | ||
+ | : 同上。完璧主義なのか、魔物を討伐していたはずが熱が入りすぎて森一帯を更地にしてしまった。マシュに指摘されたあと、律儀に謝罪する。 | ||
+ | |||
+ | ; ──これは勝利なのだろうか。──これは敗北ではないだろうか。<br/> 充足感がない。勝利したという歓喜もない。<br/> 戦いが終わったという安堵すらもない。あるのはただ、途方もない虚無。<br/> 私は、私をこの世界で一番熟知しているであろう男を、殺害したのだ。<br/> 後悔は無い。元より怨敵にして宿敵、戦わなければならない運命だ。ああ、それでも。<br/> 眩いばかりの黄金の鎧。それを纏って戦場を駆けていたこの男は──。<br> おぞましい“私”を知ることができた、唯一の英雄だった。<br/> 「……何故だ、カルナ。何故、貴様は<ruby><rb>微笑んだ</rb><rt>・・・・</rt></ruby>!」<br/> その謎を抱えたまま、私は生を終えた。授かりの英雄アルジュナとして、未来を守るために。 | ||
+ | : 幕間の物語「問いかけ続けることにこそ」にて。生前の回想と独白。生前、己の本質を見抜いていたであろうカルナという男を、アルジュナは最後まで理解できなかった。故に、あの微笑みの意味すらも分からないまま。 | ||
+ | |||
+ | ;「……倒した。倒したぞ。はは……ははは! ははははは! 私の勝ちだ! 私の、私の、私の──!」<br/> 「……! マスター────あなたは────。私の、顔を、見たな?」 | ||
+ | : 同上。夢に彷徨いこんだ主人公が垣間見た彼の姿。昼間の戦闘中から何やら様子がおかしい彼だが、その真相は……。 | ||
+ | : 直後、視界が暗転する。 | ||
+ | |||
+ | ;「[[エリザベート=バートリー|エリチャン]]とはあの雑竜サーヴァントですか。ははは、満漢全席とはまた豪快な。<br/> え、悪夢? お腹いっぱいになるのでは? え、根本から違う?」<br/> 「それは……恐ろしいですね……。<br/> 私の母は時代もあって、どちらかというと甘い方でしたが彼女の苛烈さもまた、母性を感じさせます。<br/> とはいえそれは、マスターが心配されている……という良い証では?<br/> 消毒液のタンクを背負って追いかけてくる夢だった? ……なるほど、悪夢ですね……。」 | ||
+ | : 主人公の選択肢次第で見られる、アルジュナのサーヴァント評。前者に関しては、彼女の料理がとんでもないという事実を知らなければそういう評価に落ち着くのも無理はない。後者に関してはアメリカでの容赦ない治療もあってか理解を示してくれると同時に、母クンティーに対する言及も。 | ||
− | ; | + | ;「──答えを。私は<ruby><rb>戦士</rb><rt>クシャトリア</rt></ruby>であるが、同時に<ruby><rb>使い魔</rb><rt>サーヴァント</rt></ruby>である。<br>戦士の誇りを抱こう。使い魔として任務を果たそう。<br/> 両立することはできる。戦士としての誇りは失うことなく、使い魔として忠を尽くすことも。」 |
− | : | + | : 同上。夢中の迷宮で邂逅した「ラーマ」からの「貴様は誇り高き戦士か、それとも別の違う何かか?」という問いに対する返答。 |
− | : | + | : 戦士であり使い魔。その在り方を、同郷に生きた大英雄にも臆することなく示してみせるが……試練はまだ終わらない。 |
− | ; | + | ;「カルナ……貴様が、何故ここに居る! ここは、<ruby><rb>貴様が居てはならぬ場所だ!</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>」<br/> 「カルナ、勝負は付いた。この場で再戦するほど恥を知らぬ貴様でもあるまい。<br/> 立ち去れ。そうすれば、命だけは見逃そう。<br/> そして、先ほどの問いに答えよう。我が<ruby><rb>真名</rb><rt>な</rt></ruby>はアルジュナ。<br/> マスター、〇〇のサーヴァントである。」 |
− | : | + | : さらに下層で「おまえは何者だ」という問いを投げかけ、立ちはだかる「カルナ」を前にして。 |
− | : | + | : しかし、「カルナ」からは致命的な「何か」が欠けていると説かれ、一同は更なる深淵を目指すことに。 |
− | ; | + | ; ──私を見るな。私を見るな。私を見るな。<br/> ──私の心には、<ruby><rb>“黒”</rb><rt>クリシュナ</rt></ruby>が棲んでいる。<br/> 邪悪な囁き。私を扇動し、先導し、全ての罪を背負わせるもの。<br/> ……何て酷い言い訳だろう。浅ましい、恥ずかしい、おぞましい、見られたくない……。<br/> ああ、だが。邪悪であることは、羨ましい。 |
− | + | : アルジュナの独白。己の心に潜むモノ。「邪悪」であり恥ずべき感情。だが、それは同時に羨ましくもあり──。 | |
− | : | ||
− | ; | + | ; 何て羨ましい───。あれこそは、人間そのもの。<br/> 醜くも足掻き続ける。勇ましくも怯え続ける。<br/> 泣きながら死にたくないと喚き、喚きながら命を賭して、誰かを無我夢中で救う。<br/> そうなりたいと、そうあるべきだと。<br/> 自分の中の、何かが訴えている。 |
− | + | : アルジュナの独白。「悪」と恐れながらも、同時に「人間そのもの」として強く惹きつけられる「もう一人の私」。そうなりたい、そうあるべきだと自分の中の何かが訴えている。 | |
− | : | ||
− | ; | + | ;「クリシュナ! 我が友の名を冠する私よ!」 |
− | : | + | : 深淵にてついに邂逅した、アルジュナの抱える「闇そのもの」。 |
− | : | + | : それこそが「黒」、親友の名を与えられた、もう一人のアルジュナ自身である。 |
− | ; | + | ;「私を、見ないでください! 私は英雄だ。英雄なんだ。違う、これは私ではない!<br/> 私は、正しい英雄であらねばならない。だから、この“私”は隠し通さねばならない。<br/> それがマスターであるならば尚更だ!」 |
− | : | + | ;「しかし……しかし、私は!<br/> 私は恵まれて育てられた! 善を尊び、悪を憎み、戦士として誇り高く生きてきた!<br/> このような悪心が、<ruby><rb>存在することが有り得ない</rb><rt>・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>!<br/> いや……あってはならないはずなんだ!」 |
− | : | + | : 「悪心なんて誰にでもある」と言った主人公に対しての返答。 |
+ | : その誰にでもある「悪心」すら己には本来存在してはいけない、それがあるのは英雄に相応しくない……彼が幼い頃より抱え続け、隠し続けていた悲痛な叫び。 | ||
− | ; | + | ;「……いや、違う。違うよ、クリシュナ。それは、やはり違う。」<br/> 「ずっと……ずっと、そう考えていた。おまえがいるからこそ、私はあの矢を放てたのだと。<br/> 卑怯で、戦士の道から外れた振る舞いは──。何もかも、<ruby><rb>おまえの責任だと</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>。<br/> ……あの時の私は、ただひたすらに楽になりたかった。永劫続くかと思われたカルナとの戦い。<br/> 自分という存在が、あまりに矮小で戦士に相応しくないという絶望感と諦観。<br/> だが、受け入れなければならなかった。どれほど否定しようとも、あの矢を放ったのは──。」<br/> 「──あの矢を放ったのは、俺だ。<br/> あの矢を握り、あの矢を番え、あの矢を放ったのは、このアルジュナだ。」 |
− | + | : 自分の「闇」を受け入れ悪性を認める。あの日、放つべきでなかった矢を放ったのは己であるのだと、アルジュナは「呪い」を口にした。 | |
− | : | ||
− | ; | + | ;「私も消えますが──。<br/> その前に謝罪を、マスター。此度、あなたが危機に陥ったのは私が原因です。<br/> 恐らく私とマスターとの絆がこれまでにないほど、強くなったせいでしょう。<br/> 私は誰かと絆を深めれば深めるほどに、クリシュナの存在を知られることを恐れる。<br/> だからこうして、夢の中にマスターを誘い──殺害しようとした。<br/> 愚か者だ。そして酷い裏切り者だ。殺されても文句は言えないでしょう。<br/> ……マスター。あなたは確かに私という存在を完全に知ってしまった。<br/> そして、それでもなお私の全て──光も闇も、醜悪さに至るまで共に抱え込んだ。<br/> ならば私はあなたの笑みも、この暗黒も恐れますまい。もう二度と、決して……。」 |
− | + | : 事情を明かし、己のすべてを曝け出したアルジュナ。 | |
− | + | : 闇を共に抱え込み、寄り添い、乗り越えたことで、以降、このアルジュナが己の闇を恐れることはもうないだろう。 | |
− | + | ;「………………おはようございます。このアルジュナ、最早迷いはありません。全身全霊を絞り尽くして、あなたにお仕え致します。」<br/> 「しかし、それにしても。長い、長い旅のようだった気もしますし、とても短い旅だった気もします。<br/> この世に確実なものなどない。あらゆる物質はうつろい、流転し、彷徨い歩くもの。<br/> 感情ですら例外ではない。恋も愛も、憎悪や悲哀に変わるときもあるのでしょう。もしくはその逆も……。<br/> それでも、確実に言えることが一つある。……あなたに会えて、良かった。」 | |
− | ; | + | : 夢から醒めた主人公に対して。ひとつの旅の果てに辿り着いた答え。 |
− | : | + | : 終局特異点でいつか出会いたいと願った存在に、彼も巡り会うことが出来たのだ。 |
− | : | ||
− | ; | + | ; 私はアーチャー。真名をアルジュナ。<br/> <ruby><rb>戦士</rb><rt>クシャトリア</rt></ruby>であり、サーヴァントであり──。<br/> 未来を勝ち取るため、とあるマスターに力を貸す者。そして、ただの平凡な英霊に過ぎない。<br/> 神の血を引いているが神ではなく。人ならぬ非凡な力を持っても、所詮は人。<br/> ただ戦うのだ。マスターのために戦うのだ。マスターに仕えるという、その本質だけを抱いて戦うのだ。<br/> その一点を以て、私は私を英雄であると認識する。その為ならば、我が“黒”も受け入れる、恥とも思わぬ。<br/> 私はアーチャー、私はアルジュナ。<br/> 私は、〇〇のサーヴァントである。 |
− | + | : 自問自答の末にたどり着いた境地。体験クエストから続いた、長くも短い旅は一つの結末を迎えた。彼は確実に新たな一歩を踏み出そうとしている。 | |
− | : | ||
===Fate/EXTELLA LINK=== | ===Fate/EXTELLA LINK=== | ||
+ | |||
; 「我が真名はアルジュナ。クラスはアーチャー。よろしければ、皆様の軍に加えて頂ければと思い、馳せ参じました。」 | ; 「我が真名はアルジュナ。クラスはアーチャー。よろしければ、皆様の軍に加えて頂ければと思い、馳せ参じました。」 | ||
: 1日目「反撃の狼煙」にて。各地が同時侵攻を受けるものの、戦力不足のために思うように対応できず頭を悩ませるネロ達。 | : 1日目「反撃の狼煙」にて。各地が同時侵攻を受けるものの、戦力不足のために思うように対応できず頭を悩ませるネロ達。 | ||
670行目: | 663行目: | ||
: 宝具使用時。『Grand Order』とは途中から演出が異なり、宇宙空間から個々の目標に向けての射出による超大規模攻撃となっている。幾筋もの青い光が流星群のように降り注ぐさまは、それが例え死をもたらす破滅の光であったとしても、何とも美しい。 | : 宝具使用時。『Grand Order』とは途中から演出が異なり、宇宙空間から個々の目標に向けての射出による超大規模攻撃となっている。幾筋もの青い光が流星群のように降り注ぐさまは、それが例え死をもたらす破滅の光であったとしても、何とも美しい。 | ||
: 台詞も2パターンありランダムで再生される。後者は普段の詠唱ではなく、冷酷なまでの「死の宣告」である。 | : 台詞も2パターンありランダムで再生される。後者は普段の詠唱ではなく、冷酷なまでの「死の宣告」である。 | ||
+ | |||
+ | === その他 === | ||
+ | ; 「インドビーム!!!」 | ||
+ | : 『ちびちゅき!』26時限目にて。子供たちに人気のカルナに対抗心を燃やし、自分も目からビームを出そうとする。ネコアルクに吹き込まれたせいかネコミミとシッポが生えており、的に描かれているのはやはりというべきか、もちろんカルナ。 | ||
+ | : 一応アルジュナ初登場回だったのだが、この時ばかりは珍しくカルナがツッコミに回っている。 | ||
+ | |||
+ | ; 「マスター! マスター! ご覧ください、この猿を! ええ、私が従えている以上、無論ただの猿ではありませぬ。<br/> この猿、見かけによらず何と猿拳を使いこなす超武闘派モンキー……。世が世ならハヌマーンの眷属であったかもしれません。<br/> カルデアに連れて帰ろうと考えているのですが、構いませんね?」 | ||
+ | : 『3rd Anniversary ALBUM』より。猿を右腕に乗せて優しく微笑みながらのこの言葉。彼にしては珍しく、明らかにテンションが高い。 | ||
+ | : ちなみにハヌマーンは『ラーマーヤナ』に名高い猿族の戦士だが、『マハーバーラタ』でもクリシュナの要請を受けてアルジュナの戦車に潜んでいたとされている。 | ||
== メモ == | == メモ == | ||
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