「エルキドゥ」の版間の差分

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;「あの広場での決闘の続きも……それはそれで楽しそうだね」
 
;「あの広場での決闘の続きも……それはそれで楽しそうだね」
 
:聖杯戦争という戦場でかつての友にまみえ、たとえこちらが相手の首を刎ねようとも、相手がこちらの心臓を抉ろうとも。たかが一度や二度の、いや、千度の殺し合いをしたとても自分たちの間に織り成された絆は断ち切られはしない、という確信に満ちた言葉。
 
:聖杯戦争という戦場でかつての友にまみえ、たとえこちらが相手の首を刎ねようとも、相手がこちらの心臓を抉ろうとも。たかが一度や二度の、いや、千度の殺し合いをしたとても自分たちの間に織り成された絆は断ち切られはしない、という確信に満ちた言葉。
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=== Fate/EXTRA CCC ===
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;「そうだ。僕の手で、君の慢心を正そう」
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:ギルガメッシュの「貴様が、我を諌めると?」という問いかけに対して。<br>聖婚の儀を執り行う建て物の前で、エルキドゥとギルガメッシュは邂逅する。
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;「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」
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:エルキドゥの戦いでギルガメッシュはFate/stay nightなどでするような財宝を投げ打つ攻撃をするようになる。<br>ある意味ではエルキドゥがギルガメッシュがアーチャーで召喚されるようになった原因である。
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;「そうか。<br> つまり君は、見定める道の方を尊んだんだね」
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:時には北風も必要だろう、というギルガメッシュの言葉でエルキドゥは彼を完全に理解する。<br>エルキドゥの返しにギルガメッシュは幼年期のように見せた、涼風のような微笑みを浮かべる。
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;「僕は道具だ。君が裁定する必要のないものだ。<br> 世界の終りまで、君の傍に有り続けられる」
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:遥かな見据えるギルガメッシュへ言ったセリフ。<br>だが自分を道具と言うエルキドゥにギルガメッシュは唯一つの価値を与えた。
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;「悲しむ必要はありません。僕は兵器だ。<br> 君にとって数ある財宝の一つにすぎない。<br> この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。<br> だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、<br> 僕にはとうにないのです」
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:土塊に戻っていくエルキドゥを抱き抱え、号泣するギルガメッシュへの進言。
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;――ああ。<br>  なんて、罪深い。
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:末期の独白。己が道具ではなく友という唯一価値あるものになったことで、孤高であり続けるというギルガメッシュの矜持に永遠の瑕を付けてしまったことへの悔恨。
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;……だからこそ、いま君に問うて欲しい。<br> まだ人間を愛しているか。<br> 今でも友の名前を、おぼえているか、と。<br> 遠い時代の過ちを、もう捨て去ってくれているのかを――
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:自分は既に消え去った身であるが故に、主人公に問いを託す。彼の答えは――――
  
 
===Fate/Zero===
 
===Fate/Zero===

2013年11月1日 (金) 02:08時点における版

ランサー (strange fake)

  • 真名:エルキドゥ
  • 身長:-cm/体重:-kg
  • スリーサイズ:B-/W-/H-
  • 属性:-
  • イメージカラー:-
  • 特技:-
  • 好きなもの:-
  • 天敵:-
  • CV:(Fate/Zero・ドラマCD)高橋伸也

偽りの聖杯戦争において、「槍兵」のクラスで召喚されたサーヴァント。
その端整で優美な姿は、男と女、人為と自然、淫靡と純粋といった両極の印象を同時に併せ持つ。

略歴
真名はエルキドゥ。最古の英雄王ギルガメッシュの唯一無二の友にして、神々の手により造られた宝具そのものとも言える存在である。
アメリカはスノーフィールドにおいて行われる「偽りの聖杯戦争」において、瀕死の合成獣が放った『生きる』という強い意思の叫びに呼応し、6体目のサーヴァント、ランサーとして現界した。
マスターと認めた狼型の合成獣を危地から救い、傷つき倒れた彼を介抱するなか、『気配感知』のスキルにより同じくスノーフィールドの地に召喚されたアーチャーのサーヴァント、かつての親友である黄金の王の存在を感じ取る。
時を超えた友との再会、あるいは戦い。心躍らせる予感に、歓喜に満ちた歌声は大地に響き、闘争の始まりを告げる合図となる――
人物
太古の昔、神の手により造られ、地上に送り込まれた泥人形。はじめは知性も、言葉も、男女の別すら持たず、野の獣と全く変わらず森で暮らしていたが、聖娼シャムハトと出会い、6日7晩の間彼女と寝食を共にするうちに、その美貌を引き写した容姿と、人としての知恵と理性を手に入れ、代わりに本来持っていた力の大半を失った。
とはいえ、その力は未だ人間を遙かに凌駕しており、当時ウルクの都で絶大な権力を誇り、暴政の限りを尽くした黄金の王にすら匹敵するとさえ噂された。最初は野の獣風情と笑い飛ばした王とも、直接に対峙し、天地を揺るがすほどの死闘を繰り広げた末に互いの力を認め合い、無二の友となる。
二人は共に冒険を繰り広げ、苦楽を分かち合い、そして女神の怒りに触れて永遠に引き裂かれた。
ランサーのサーヴァントとして現界したエルキドゥは、聖娼の姿と知恵を得た後の形態を取っている。ゆったりとした簡素な衣服に包まれた肢体は優美ながらも適度に引き締まってバネのようなしなやかさを具え、完成された顔立ちは男とも女ともつかず、どこか人形を思わせる端整美で、人間がましい淫靡さと自然の獣の純粋さ、両極の印象を見る者に与える。
温和な性格で物腰も柔らかいが、マスターである合成獣を虐待した魔術師を一睨みで圧倒し、逃げ出させるほどの迫力も同時に持つ。
友であるギルガメッシュと同じ戦場に招かれたことは彼を歓喜させたが、その喜びはたとえ、いずれ聖杯を巡って干戈を交えることになろうとも、互いに本気で殺し合うことになろうとも、些かも曇ることはない。
能力
その肉体そのものが、神により造り出された宝具であり、仮にバーサーカーのクラスに据えられることがあれば知恵と理性を持たない代わりに本来の力の全てを開放し、英雄王ギルガメッシュすら遥かに凌駕する存在となるという。人間性と引き換えに力の多くを失っている状態でさえ、全盛期のギルガメッシュと対等に戦える。
EXTRA CCC』によれば身体を自由に変化させられる能力の持ち主で、あらゆる武器に変化して戦ったという。ギルガメッシュと数日に渡る死闘を繰り広げ、彼の財宝を空にするも自身も肉体の9割を失い、互いに力尽きて引き分けに終わった、とのこと。
動物の声を解し、マスターである狼とも苦なく意思疎通することができるほか、最高クラスの『気配感知』スキルを持ち、遠く離れた場所の水源やサーヴァントの気配を感じ取ることが可能。

宝具

現時点では不明

登場作品と役柄

Fate/strange fake
ランサーのサーヴァントとして参戦。マスターは銀色の狼に似た合成獣。
Fate/Zero
ギルガメッシュの回想の中に登場。彼がセイバーに執着するようになり、また、ライダー (第四次)の誘いを退ける理由となる。
Fate/EXTRA CCC
ギルガメッシュの回想の中に登場。ウルクでの戦いとその後の友情、最後の別れについて語られる。

人間関係

ギルガメッシュ
人知を超えた殴り合いの末に友情が芽生えた親友。冒険の果て、彼のためにエルキドゥは死を得るが、己の命よりも、自分という友を失い孤独となるギルガメッシュのことをのみ気にかけて息絶える。
銀狼(名前無し)
偽りの聖杯戦争におけるマスター。彼の本能のみから来る『生きる』という叫びを召喚の儀式に換え、スノーフィールドの地に現界する。
主人公 (EXTRA)
夢の中で語り掛け、友への問いを託す。
なぜ彼がこのような行動をしたのか、そもそも、どうして主人公に干渉できるのかは作中では謎のままである。

名台詞

Fate/strange fake

「君が……僕を呼び出したマスターかい?」
傷ついた銀狼の前に現れ、柔らかな声で語りかける。
「あの広場での決闘の続きも……それはそれで楽しそうだね」
聖杯戦争という戦場でかつての友にまみえ、たとえこちらが相手の首を刎ねようとも、相手がこちらの心臓を抉ろうとも。たかが一度や二度の、いや、千度の殺し合いをしたとても自分たちの間に織り成された絆は断ち切られはしない、という確信に満ちた言葉。

Fate/EXTRA CCC

「そうだ。僕の手で、君の慢心を正そう」
ギルガメッシュの「貴様が、我を諌めると?」という問いかけに対して。
聖婚の儀を執り行う建て物の前で、エルキドゥとギルガメッシュは邂逅する。
「使ってしまった財宝は、惜しくないのかい?」
エルキドゥの戦いでギルガメッシュはFate/stay nightなどでするような財宝を投げ打つ攻撃をするようになる。
ある意味ではエルキドゥがギルガメッシュがアーチャーで召喚されるようになった原因である。
「そうか。
 つまり君は、見定める道の方を尊んだんだね」
時には北風も必要だろう、というギルガメッシュの言葉でエルキドゥは彼を完全に理解する。
エルキドゥの返しにギルガメッシュは幼年期のように見せた、涼風のような微笑みを浮かべる。
「僕は道具だ。君が裁定する必要のないものだ。
 世界の終りまで、君の傍に有り続けられる」
遥かな見据えるギルガメッシュへ言ったセリフ。
だが自分を道具と言うエルキドゥにギルガメッシュは唯一つの価値を与えた。
「悲しむ必要はありません。僕は兵器だ。
 君にとって数ある財宝の一つにすぎない。
 この先、僕を上回る宝はいくらでも現れる。
 だから君が頬を濡らすほどの理由も価値も、
 僕にはとうにないのです」
土塊に戻っていくエルキドゥを抱き抱え、号泣するギルガメッシュへの進言。
――ああ。
  なんて、罪深い。
末期の独白。己が道具ではなく友という唯一価値あるものになったことで、孤高であり続けるというギルガメッシュの矜持に永遠の瑕を付けてしまったことへの悔恨。
……だからこそ、いま君に問うて欲しい。
 まだ人間を愛しているか。
 今でも友の名前を、おぼえているか、と。
 遠い時代の過ちを、もう捨て去ってくれているのかを――
自分は既に消え去った身であるが故に、主人公に問いを託す。彼の答えは――――

Fate/Zero

『この僕の亡き後に、誰が君を理解するのだ? 誰が君と共に歩むのだ?
朋友ともよ……これより始まる君の孤独を偲べば、僕は泣かずにはいられない……』
息を引き取る間際、親友である黄金の王に「なぜ泣くのか」と問われて。
生命の尽きる瞬間にありながらも、心にかかるのは唯我独尊であるがゆえに孤高たらざるを得ない友の行く末のみ。
その最期を看取ったギルガメッシュは初めて死への怖れを知り、不死を求めて放浪の旅に出る。

その他の作品

「きた! 言峰おじさんの寸勁呼び出し!
 この風圧で前回僕は痛い目にあったんだ!」
「しかし今回は優雅な下着を穿いてきたから備えは万全なのさ!」
『TYPE-MOON 10th Anniversary Phantasm』に掲載の『戦車男 A True Tank Story』より。
幼馴染みの引きこもりニート時々ストーカーことギルガメッシュの部屋に遊びに来たエルキドゥは前回、ギルの世話係である言峰おじさんの「家の柱に寸勁を打ち込む」という無茶な呼び出しの煽りを喰ってスカートがめくれてしまったのだが、しかしギルには子供っぽい犬プリントのパンツを鼻で笑われてしまったので(コークスクリューで制裁)、今回は見られても大丈夫な下着を穿いてきたんだ! ……というちょっとズレた対策の取り方。
直後に同じコマ内の作者コメントの囲みで「スパッツを穿けばいいと思います」とツッコまれている。

メモ

  • 『CCC』のギルガメッシュルートでは、主人公がギルガメッシュと契約する前に契約していたサーヴァントは「バーサーカー」のクラスであった事以外、不明なままである。前述の通り主人公に夢の中で話しかけ、自分と過去のギルガメッシュの記憶を見せてくるため、「このバーサーカーとはエルキドゥなのではないか?」という説が存在する。
    だが元々「バーサーカー」のクラスは恐ろしいほどに燃費が悪い上に、ギルガメッシュより格上のサーヴァントを狂化して使役するなど文字通り狂気の沙汰である。また主人公がいくらサイバーゴーストに近い存在であるためリミッター制限が緩いと言っても、当初サーヴァントのステータスがオールEになるような魔力供給量では召喚した瞬間に干からびてしまう。
    ギルガメッシュもこの問題に対してやけに素っ気なく、「貴様が消えた後に何処かへ去っていった薄情者」と、かつての友に対するものとは思えないような態度のコメントを残している。
    真相は依然不明のままである。
  • 『Fate/Zero』のドラマCDでは外見に似合わない男性的なCVが付けられているが、ドラマCD制作時では現在の中性的な容姿や具体的な人物像が設定されていなかった。そのための彼のCVは今の所、「不定」といった感じである。
  • エイプリルフール企画の『戦車男』では女の子という設定になっていて、幼馴染みであるギルガメッシュの部屋に窓から毎日のようにお邪魔したり、ギルガメッシュが戦車男に強気な助言をする度に辛辣なツッコミを入れたり、言峰おじさんが作ったご飯(当然マーボー)を一緒に食べたりするなど、当人間の認識はともかく傍目にはリア充爆発しろ的な仲の良さである。
    ちなみに愛犬のリョウ号は『strange fake』でのマスターである銀狼で、成田犬という犬種らしい。勿論、成田良悟氏のもじりである。

ステータス

クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 備考
ランサー

保有スキル:気配感知?

話題まとめ

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