「シェヘラザード」を編集中

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| 地域 = ペルシア
 
| 地域 = ペルシア
 
| 属性 = 秩序・中庸
 
| 属性 = 秩序・中庸
| 副属性 = 人
+
| 隠し属性 = 人
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
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| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
| 特技 = 死亡フラグの全力回避
+
| 特技 =  
| 好きな物 = 安心、安全
+
| 好きな物 =  
| 苦手な物 = 死ぬこと
+
| 苦手な物 =  
| 天敵 = 死にそうなことや状況に陥ること
+
| 天敵 =  
 
| デザイン = なまにくATK
 
| デザイン = なまにくATK
 
| 設定作成 = 水瀬葉月
 
| 設定作成 = 水瀬葉月
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;略歴
 
;略歴
:亜種特異点Ⅱ『[[伝承地底世界 アガルタ]]』では魔神[[フェニクス]]の手で西暦2000年のアガルタに召喚され、当初はイースに仕えていた。
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:亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』では魔神[[フェニクス]]の手で西暦2000年のアガルタに召喚され、当初はイースに仕えていた。
 
:しかし、イースを支配する[[ダユー]]の享楽ぶりを見て何度も諌めるも、全く聞き入れない事からイースに未来は無いと見限る。その後は[[武則天]]の元に下り、軍師として仕えていたが、その武則天も主人公との戦闘の真っ最中に乱入してきた巨英雄に倒されたことで、なし崩しに主人公一行と行動することとなった。
 
:しかし、イースを支配する[[ダユー]]の享楽ぶりを見て何度も諌めるも、全く聞き入れない事からイースに未来は無いと見限る。その後は[[武則天]]の元に下り、軍師として仕えていたが、その武則天も主人公との戦闘の真っ最中に乱入してきた巨英雄に倒されたことで、なし崩しに主人公一行と行動することとなった。
 
:終盤にて、彼女は白状した。地底世界は彼女自身の『物語という宝具』を現実世界に侵食させることで作り出したものであること、主人公たちは自分の掌の上で踊らされたこと、「死にたくない」という願いのために地底世界を産んだこと。
 
:終盤にて、彼女は白状した。地底世界は彼女自身の『物語という宝具』を現実世界に侵食させることで作り出したものであること、主人公たちは自分の掌の上で踊らされたこと、「死にたくない」という願いのために地底世界を産んだこと。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX<br>夜話の語り手:EX || style="text-align:left"|幕間の物語クリアで「対英雄」→「対英雄(譚)」に変化。<br>強化クエストクリアで「語り手」→「夜話の語り手」に変化。
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| [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX || style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
  
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:亜種特異点Ⅱでは千夜一夜物語にあったとされる地下世界の話に加え、明らかに千夜一夜物語には含まれていないであろうイース、不夜城、エルドラド、桃源郷、竜宮城といったお話も具現化させたが、これらは現実世界の侵食ではなく現実を作り変えるにも等しいものとすら言えるほどの規模と強度を誇っている。
 
:亜種特異点Ⅱでは千夜一夜物語にあったとされる地下世界の話に加え、明らかに千夜一夜物語には含まれていないであろうイース、不夜城、エルドラド、桃源郷、竜宮城といったお話も具現化させたが、これらは現実世界の侵食ではなく現実を作り変えるにも等しいものとすら言えるほどの規模と強度を誇っている。
 
:新宿のように[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]が作った物語の登場人物が敵として現れたというレベルではなく、'''『亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』自体が物語そのもの'''と言っても過言ではないのである。ここまでの捕捉規模を実現できたのは、ひとえに魔神フェニクスの存在故である。
 
:新宿のように[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]が作った物語の登場人物が敵として現れたというレベルではなく、'''『亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』自体が物語そのもの'''と言っても過言ではないのである。ここまでの捕捉規模を実現できたのは、ひとえに魔神フェニクスの存在故である。
:ただし、ここで彼女によって召喚されたサーヴァント達全員は“真正ではない歪み”を被せられており、[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]は記憶喪失、[[ヘラクレス]]は[[ヘラクレス・メガロス|肥大化した巨英雄]]として在り絶対的な暴走無制御状態、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]はサーヴァントとして召喚できない存在である[[ダユー]]の殻として利用されることとなった。
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:ただし、ここで彼女によって召喚されたサーヴァント達全員は“真正ではない歪み”を被せられており、[[クリストファー・コロンブス|コロンブス]]は記憶喪失、[[ヘラクレス]]は[[ヘラクレス・メガロス|肥大化した巨英雄]]として在り絶対的な暴走無制御状態、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]はサーヴァントとして召喚できない存在であるダユーの殻として利用されることとなった。
:『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な〔王〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のArts宝具。
 
:強化クエストクリアでランクはそのままに強化され、宝具威力倍率の上昇に加え「敵全体の弱体耐性を大ダウン(1回・3ターン)」という効果が追加される。
 
 
:;'''幻想空中都市 ラピュタ'''
 
:;'''幻想空中都市 ラピュタ'''
 
::天に昇り、地を睥睨したアガルタの一部。
 
::天に昇り、地を睥睨したアガルタの一部。
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::シェヘラザードはこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『Grand Order』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。
 
::シェヘラザードはこれを大都市に墜落させようとしていた。そうなれば何百人から何千人、あるいはそれ以上の桁での死亡者が出るだけでなく、『Grand Order』の世界は人理修復後の大混乱の真っ只中であるうえこれ自体が現実に出現した「空想の都市」であるため、神秘の秘匿が不可能となり世界は作り替えられてしまう。
 
::ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。
 
::ただ、仮にこれが成就したとしても、神秘の秘匿が破壊されるのはFGO世界のみに止まる。すなわち、他のFate系列世界にも波及している召喚システムの破壊、ひいては彼女の望みである座の消滅が叶うかどうかは些か疑問だと言わざるを得ない。
::漫画版では「2000年に神秘が消滅する」ことが特異点で確定したことによって汎人類史に影響を及ぼし、辻褄合わせのために「段階的に神秘が減衰していき2000年に完全消滅する」ことになり、結果「最初の聖杯戦争」が行われるであろう1800年代時点で英霊召喚が不可能なレベルまで神秘が減衰していれば、「すべての聖杯戦争が行われなかった」ことになるだろうと彼女は推測していた。
 
  
 
==真名:シェヘラザード==
 
==真名:シェヘラザード==
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:一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。
 
:一説には、核となった最初期の説話数は二百数十話程度しかなく、結末も存在していなかったとされる。
 
:その『千夜一夜物語』の結末の中には、最終的にシェヘラザードは三人の子をもうけ、王は寛容を身につけたのであった、という形で締められているが、これは元々の話にはなかった結末、ここにいる『彼女』が体験したものではない可能性が高い。
 
:その『千夜一夜物語』の結末の中には、最終的にシェヘラザードは三人の子をもうけ、王は寛容を身につけたのであった、という形で締められているが、これは元々の話にはなかった結末、ここにいる『彼女』が体験したものではない可能性が高い。
:彼女が病的なまでに「死」を拒否するのも「史実のシェヘラザードは恐怖の果てに結局は失敗して殺されてしまったからではないか」と漫画版でフェルグスは推測していたが、実際のところどうだったのかは彼女にすら不明であろう。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:『伝承地底世界 アガルタ』にて、「もう死にたくない」という想いから結託した相手。
 
:『伝承地底世界 アガルタ』にて、「もう死にたくない」という想いから結託した相手。
 
:だが、物語の最後で馬脚を現した姿に幻滅し、愛想を尽かす事になる。
 
:だが、物語の最後で馬脚を現した姿に幻滅し、愛想を尽かす事になる。
:一方漫画版では、最期まで良好な関係を保っていた。
 
  
 
;[[フェルグス・マック・ロイ]]
 
;[[フェルグス・マック・ロイ]]
 
:『伝承地底世界 アガルタ』で利用しようとした相手。
 
:『伝承地底世界 アガルタ』で利用しようとした相手。
 
:彼を通して、男女と生命の何たるかをおぼろげにだが理解し、ある程度は満足して消えていった。
 
:彼を通して、男女と生命の何たるかをおぼろげにだが理解し、ある程度は満足して消えていった。
:カルデアに召喚された後は抱かれると別の意味で死んでしまいそうなので、彼に遭わないように逃げ回っている模様。好ましい相手とは思っているようだ。
+
:カルデアに召喚された後は抱かれると別の意味で死んでしまいそうなので、彼に遭わないように逃げ回っている模様。
 
 
;[[ダユー]]
 
:『伝承地底世界 アガルタ』で仕え、利用しようとした相手。とはいえあまりにも刹那的な享楽に耽る有様から最終的には見限られた。
 
:コミック版ではアガルタを特異点として活用する為に「女性に伽をさせては殺す」シャフリヤール王への照応として彼女を利用しようとしていたと推測されている。
 
  
 
;[[フランシス・ドレイク]]
 
;[[フランシス・ドレイク]]
:『伝承地底世界 アガルタ』でダユーを召喚する為に利用した相手。
+
:『伝承地底世界 アガルタ』で利用した相手。
 
:「アガルタのシェヘラザード」とは別個体であるカルデアのシェヘラザードには明確な記憶は無いが、なんとなく申し訳ないという気持ちは残っている。
 
:「アガルタのシェヘラザード」とは別個体であるカルデアのシェヘラザードには明確な記憶は無いが、なんとなく申し訳ないという気持ちは残っている。
 
:一方のドレイクはあまり覚えていないため気にしていないし、むしろ話術に興味があるため好意的な様子。
 
:一方のドレイクはあまり覚えていないため気にしていないし、むしろ話術に興味があるため好意的な様子。
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:期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース』でタッグを組んだ相手。
 
:期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース』でタッグを組んだ相手。
 
:彼女も引っ込み思案なため、死を恐れつつも死なない為に背中を押していくポジションに収まっている。
 
:彼女も引っ込み思案なため、死を恐れつつも死なない為に背中を押していくポジションに収まっている。
:レースを経て親しくなりイベントの後も、一緒にお茶を楽しんでいるらしかったり、温泉に仲良く入ったりと、何かと仲の良い様子が見られる。
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:レースを経て親しくなった後も、一緒にお茶を楽しんでいるらしかったり、温泉に仲良く入ったりと、何かと仲の良い様子が見られる。
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でもサークル「千夜一夜供物団」としてタッグを組んでおり、彼女の話をニトクリスがコミカライズするという形で本にしている(ただし元々は彼女一人のサークルで、ニトクリスは後から参入した模様)。
 
:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』でもサークル「千夜一夜供物団」としてタッグを組んでおり、彼女の話をニトクリスがコミカライズするという形で本にしている(ただし元々は彼女一人のサークルで、ニトクリスは後から参入した模様)。
  
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:期間限定イベント『徳川廻天迷宮 大奥』で共に黒幕に利用されていた。
 
:期間限定イベント『徳川廻天迷宮 大奥』で共に黒幕に利用されていた。
 
:主人公への合流後は互いの特技を活かしてタッグを組んで活躍してゆく。
 
:主人公への合流後は互いの特技を活かしてタッグを組んで活躍してゆく。
 
; [[春日局]]
 
: 期間限定イベント『徳川廻天迷宮 大奥』において、マタ・ハリと協力して宝具を使って彼女を「大奥そのもの」へと変生させ、逆転への一手とした。
 
 
;[[サロメ]]
 
:王が苦手という共通点から同情される。
 
:バレンタインイベントで、彼女と友人になった事が明かされている。
 
:彼女の幕間の物語では、彼女がずっと我慢していることに気づき、気にかけていた。
 
 
;[[ラクシュミー・バーイー]]
 
:『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』で共演。
 
:あまりの凶運っぷりにドン引きし「一緒にいると命がいくつあっても足りない」と戦々恐々としていた。
 
  
 
===生前===
 
===生前===
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====本編====
 
====本編====
;「どのような物語をご所望でしょうか。<br/> 悲劇、喜劇、ここにはありとあらゆる物語がございます。中には今なお続いているものも。<br/> たとえばこちら―――世界を救った少年の後日譚。今宵はそんなお話に致しましょうか」
 
:漫画版『伝承地底世界 アガルタ』冒頭。彼女の前置きから物語が紐解かれる。
 
:ゲーム本編でも亜種特異点Ⅱは語り口調で締められており、漫画版では「シェヘラザードが語った物語」という解釈になっているようである。
 
 
 
;「<ruby><rb>彼</rb><rt>・</RT></RUBY>から聞きました。<br> ただ一人、[[ソロモン|自らの意思で座より消失した英霊]]がいると。<br> <ruby><rb>ああ、なんて羨ましい</rb><rt>・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> <ruby><rb>私もそんなことができれば、話は簡単だったのに</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>――」
 
;「<ruby><rb>彼</rb><rt>・</RT></RUBY>から聞きました。<br> ただ一人、[[ソロモン|自らの意思で座より消失した英霊]]がいると。<br> <ruby><rb>ああ、なんて羨ましい</rb><rt>・・・・・・・・・・</RT></RUBY>。<br> <ruby><rb>私もそんなことができれば、話は簡単だったのに</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>――」
 
:『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死にたくないが、英霊として呼ばれればいずれ死ぬことが決定される彼女にとって、輪廻もなく、語られることもなく、必要とされることもない、[[ソロモン|完璧な無に行ってしまった者]]を彼女は羨んだ。
 
:『伝承地底世界 アガルタ』第16節より。死にたくないが、英霊として呼ばれればいずれ死ぬことが決定される彼女にとって、輪廻もなく、語られることもなく、必要とされることもない、[[ソロモン|完璧な無に行ってしまった者]]を彼女は羨んだ。
 
:だがこの発言は、そんな[[ロマニ・アーキマン|彼]]の消滅を見届けた主人公やマシュの逆鱗に触れることになる。それがどれほどの偉業であり、そしてどれほど悲しき意味を持つのかを知らずに言ったからだ。
 
:だがこの発言は、そんな[[ロマニ・アーキマン|彼]]の消滅を見届けた主人公やマシュの逆鱗に触れることになる。それがどれほどの偉業であり、そしてどれほど悲しき意味を持つのかを知らずに言ったからだ。
:もっとも、事情を知らないのはお互い様であり、'''シェヘラザードがどれだけ苦しい目にあったのかを知らず理解もしようとせず、相手の同じ行為だけを批判する'''と言う行為(ひいては、それを主人公達に行わせたシナリオ)は、賛否が分かれる1.5部のシナリオにおいても、プレイヤーから批判の槍玉に上げられることが特に多い。そのためか漫画版でのマシュの反応は、怒りよりも悲しみの要素が強くなっており、そこからさらにホームズのフォローが入るなど、より共感しやすい描写に変わっている。
 
:またそもそも、'''王の逆鱗に触れないように千夜一夜を語り続けた'''シェヘラザードが、'''主人公やマシュの逆鱗に触れる言葉を口にする'''と言うのもかなり不自然。こちらも漫画版では、悪役として憎まれるためわざと挑発した、と言う理由が追加されている。
 
  
 
;「きっと私は変わりません。この仮初めの生が潰え、次の私がどこかで始まっても。<br> 私はまた、死にたくないという顔で陰気に溜め息をついているのでしょう。<br> ……それでもね、フェニクス。<br> 今の貴方は――少しばかり、見苦しい。」
 
;「きっと私は変わりません。この仮初めの生が潰え、次の私がどこかで始まっても。<br> 私はまた、死にたくないという顔で陰気に溜め息をついているのでしょう。<br> ……それでもね、フェニクス。<br> 今の貴方は――少しばかり、見苦しい。」
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:『伝承地底世界 アガルタ』解決後、フェルグスを避けながらの台詞。字面こそ以前と同じものだが、頬を赤らめ、表情には穏やかな微笑みさえ浮かんでおり、その心境は以前とは全く違う様子。
 
:『伝承地底世界 アガルタ』解決後、フェルグスを避けながらの台詞。字面こそ以前と同じものだが、頬を赤らめ、表情には穏やかな微笑みさえ浮かんでおり、その心境は以前とは全く違う様子。
 
:フェルグスの決死のエールが彼女に届いた事、そして彼女がほんの少しずつでも「ただ死を恐れるだけの女」から抜けだそうとしていることを伺わせる。
 
:フェルグスの決死のエールが彼女に届いた事、そして彼女がほんの少しずつでも「ただ死を恐れるだけの女」から抜けだそうとしていることを伺わせる。
 
;「…醜い」「醜いですね、私たちは」
 
;「似た者同士ですから。けれど似ているのに、いえ…そのせいで、最後まで“友”にはなれませんでした」
 
;「それが<RUBY><RB>私たち</RB><RT>・・・</RT></RUBY>の敗因です」
 
;「さようならフェニクス。もう一人の私」
 
:漫画版でのフェニクスへの言葉。
 
:こちらではゲーム版からは一変して、最期まで良好な関係を保ち続けた。
 
 
;「そうですね…。まず王が改心する所までは良しとしましょう。<br/> 改心した王は自らの罪の重さを自覚し、贖罪の旅に出ます――。」
 
:漫画版クライマックス。ラピュータが崩れ去る中フェルグスとの最期の語らいで、「千夜一夜物語のようにお前も変わってゆけるはずだ」と言われて。
 
:「千夜一夜物語」のラストで語られるようなご都合主義の結末ではない、「本当にふさわしい結末とはどのようなものか」を考え、フェルグスへと語ってゆく。
 
:それはまるで、自分の死への恐怖を語り直し、ふさわしい結末へと至らせるかのように。
 
  
 
====イベント====
 
====イベント====
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:あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。
 
:あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。
 
:この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。
 
:この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。
 
 
===ちびちゅき!===
 
===ちびちゅき!===
 
;「殺さないでくださ~い」
 
;「殺さないでくださ~い」
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==メモ==
 
==メモ==
 
*座に登録された人物で久しぶりに登場した'''座からの消滅'''を目的とする英霊。最も彼女のやろうとした消滅へのプロセスは[[エミヤ]]の八つ当たりよりも遥かに大規模だったが。
 
*座に登録された人物で久しぶりに登場した'''座からの消滅'''を目的とする英霊。最も彼女のやろうとした消滅へのプロセスは[[エミヤ]]の八つ当たりよりも遥かに大規模だったが。
**「登録や召喚を拒否すればよかったのでは?」という疑問もあるが、召喚の拒否は基本的に不可能であり、登録の拒否はそもそも事例自体が少ないため、生前ただの語り部であった彼女の力量に余る事態である。
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**「登録や召喚を拒否すればよかったのでは?」という疑問もあるが、召喚の拒否は場合によっては不可能な事例も多く、登録の拒否はそもそも事例自体が少ないため生前ただの語り部であった彼女の力量に余る事態である。
***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br />英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ|狼王ロボ]]が召喚されるなど、あくまで冬木式より介入しやすいだけで、実質的には強制に近い。そもそも召喚されたくないシェヘラザードが('''亜種特異点の☆5キーキャラで唯一恒常として''')召喚されうる時点で、召喚拒否は不可能であろうことが察せられる。<br />にも関わらず「召喚を拒否できるのでは?」と言う誤解が出るのは、ムーンセル式召喚との混同によるものだろう。この召喚方法では英霊側の決定権が強く、[[主人公 (EXTRA)]]が現れるまで召喚を拒み続けた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や、英霊の座にありながら一度として人間からの召喚に応じなかった[[アルキメデス]]などの事例が存在する。だが、こうした事例はEXTRAシリーズにしかないため、ムーンセル式のみの事象と考えるべきだろう。<br/>漫画版のアガルタでは、カルデア式の召喚方式ならば拒否できるが、聖杯戦争式の召喚方式の場合は「聖杯にかけるべき願いがある」という時点で召喚を拒否できないとされている。このため、'''「二度と死にたくないという切望が聖杯にかける願いと認識されているため、聖杯戦争への召喚を拒否できない」'''という事態になってしまっている。
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***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br />英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ|狼王ロボ]]が召喚されるケースがあるなど、意思次第で絶対に召喚されないわけでもないようだ。そもそも召喚されたくないシェヘラザードが('''亜種特異点の☆5キーキャラで唯一恒常として''')召喚されうる時点で、召喚拒否は不可能であろうことが察せられる。<br />例外として、英霊側の決定権が強いムーンセル式召喚であれば、シェヘラザードの意思で一切の召喚を拒むことができる可能性も残されている。[[主人公 (EXTRA)]]が現れるまで召喚を拒み続けた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や、英霊の座にありながら一度として人間からの召喚に応じなかった[[アルキメデス]]などがその好例。
**元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 アガルタ』では「死にたくない」といった「歪みなき願い」を叶えるためにその過程で多くの死者を生み出そうとする、座から消滅したソロモンを羨む発言をして主人公やマシュから「その渇望が間違っている」と否定された。
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**元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 アガルタ』では「死にたくない」といった「歪みなき願い」を叶えるためにその過程で多くの死者を生み出そうとする、座から消滅したソロモンを羨む発言をして主人公やマシュから'''「その渇望が間違っている」'''と否定された。実際、彼女の行動に関してもプレイヤーから厳しい視線を向けることもあれば、「死にたくない」といった願い自体は間違ってないのでは、と賛否が分かれていた。
***一方プレイヤーからは、犠牲者を出した行動自体はともかくとして、その動機と目的については賛否両論。「死にたくないから座から消えたい」と言う'''望み自体は間違っていない'''のでは、という意見も多く、それを一方的に否定する主人公やマシュの言動についても疑問視する声が多い。と言うよりそもそも、このシナリオではここに限らず主人公やマシュが普段より攻撃的な態度を取っているため、その点も含めて批判が激しい。公式側もある程度その批判は把握しているのか、コミカライズ版では大きく改変されており、シェヘラザードの目的にある程度理解が示されたり、ホームズのフォローが入ったりしている。
 
 
***『伝承地底世界 アガルタ』最終盤でも「例え今の仮初めの生が終わっても、次の自分は死の恐怖に纏わり付く(意訳)」と述べているように、カルデアで召喚された時でもエリザの歌を聴くハメになるハロウィンイベントを土下座で辞退したりと、そのスタンスに変化はないが、レースや戦闘に参加したりと「死の恐怖」と戦おうとしている。そして、幕間の物語では理解しないまま件の発言を発したことを悔やんだ事が明らかとなった。
 
***『伝承地底世界 アガルタ』最終盤でも「例え今の仮初めの生が終わっても、次の自分は死の恐怖に纏わり付く(意訳)」と述べているように、カルデアで召喚された時でもエリザの歌を聴くハメになるハロウィンイベントを土下座で辞退したりと、そのスタンスに変化はないが、レースや戦闘に参加したりと「死の恐怖」と戦おうとしている。そして、幕間の物語では理解しないまま件の発言を発したことを悔やんだ事が明らかとなった。
 
*褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。
 
*褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。
**なおこの蔑称は、星5サーヴァントとしてワーストクラス(実装当時)の性能ゆえにハズレ扱いされていた事も理由の一つ。詳しくは後述。
 
 
*「ラピュタ」と言えば現代日本ではスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』が最も有名だが、空中に浮上したアガルタの由来となったのはおそらく映画のタイトルの由来(物語としての原作ではない)となった『ガリバー旅行記』の舞台の一つである「空飛ぶ島ラピュータ」。ただし、最終的に主人公たちの手で黒幕の野望とともに崩壊するシチュエーションは天空の城の方を想起させるものではある。
 
*「ラピュタ」と言えば現代日本ではスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』が最も有名だが、空中に浮上したアガルタの由来となったのはおそらく映画のタイトルの由来(物語としての原作ではない)となった『ガリバー旅行記』の舞台の一つである「空飛ぶ島ラピュータ」。ただし、最終的に主人公たちの手で黒幕の野望とともに崩壊するシチュエーションは天空の城の方を想起させるものではある。
 
*2018年2月28日より開催されたサーヴァント強化クエスト第8弾にて強化クエストが実装された。『自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃&[王]特攻』という宝具効果であったが強化クエストクリアによって宝具威力が上昇し、宝具に『敵全体の弱体耐性が大ダウン(一回・3ターン)』効果が追加された。
 
*2018年2月28日より開催されたサーヴァント強化クエスト第8弾にて強化クエストが実装された。『自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃&[王]特攻』という宝具効果であったが強化クエストクリアによって宝具威力が上昇し、宝具に『敵全体の弱体耐性が大ダウン(一回・3ターン)』効果が追加された。
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**と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例としてバレンタインでの高難易度クエストでは王属性が多く出現し、その中にライダーであるメイヴちゃんも混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del>
 
**と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例としてバレンタインでの高難易度クエストでは王属性が多く出現し、その中にライダーであるメイヴちゃんも混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del>
 
***当然、アサシン+王のサーヴァントに対しては非常に相性がいいため、[[ニトクリス〔アサシン〕|自身の友人]]を倒す時には最適解になり得る。非情な現実である。
 
***当然、アサシン+王のサーヴァントに対しては非常に相性がいいため、[[ニトクリス〔アサシン〕|自身の友人]]を倒す時には最適解になり得る。非情な現実である。
***一方で、特効対象以外に対しては星5としては平々凡々な性能でしかない(特に未強化だとどうしようもない)上に、王であっても単体出現だと全体宝具が噛み合わない、などの問題も抱える。そもそも、「シェヘラザード程ではないが王相手にも相応の火力が出るし、王以外にも火力が出る」と言うサーヴァントも多く、大抵はそちらの方が使いやすい。こうした点から、性能面においてはハズレ扱いされる事が多く(特に強化前)、不遇気味である。とはいえ、「王属性複数相手の長期戦」と言う彼女が最も得意とするシチュエーションなら、十分以上に輝く事が可能。また、Arts宝具の性能を一律で跳ね上げた[[アルトリア・キャスター]]と組ませれば、普通の戦闘であればさほどの不足はない(他のArts系サーヴァントより優先出来るかというと、シチュエーションによるとしか言えないが)。
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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[[category:キャスター]]
 
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[[category:Fate/Grand Order]]
 
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[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
 
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 
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