「シャルル=アンリ・サンソン」を編集中
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| 地域 = フランス | | 地域 = フランス | ||
| 属性 = 秩序・悪 | | 属性 = 秩序・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 人 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : 『[[Fate/Grand Order]] | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』『邪竜百年戦争 オルレアン』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与された[[バーサーク・サーヴァント]]として、西暦1431年のフランスに召喚される。 |
− | : 主人公側の[[マリー・アントワネット|マリー]] | + | : 主人公側の[[マリー・アントワネット|マリー]]を狙い何度も現れるが、最後に相対した際、彼女にタイマンで打ち負かされた挙句「あること」を指摘されて姿をくらます。その後は暴走した状態でアマデウスと交戦を繰り広げるも敗れ、完全に消滅した。 |
− | : | + | :『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。 |
− | : | + | :『禁忌降臨庭園 セイレム』では主人公と共に劇団員としてセイレムに同行した。 |
− | : | + | : |
; 人物 | ; 人物 | ||
:黒の外套を纏った青年。 | :黒の外套を纏った青年。 | ||
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: 中距離レンジ以内で真名を発動させると、ギロチンが顕現し、一秒後に落下して判定が行われる。 | : 中距離レンジ以内で真名を発動させると、ギロチンが顕現し、一秒後に落下して判定が行われる。 | ||
: 標的が判定に失敗した場合はギロチンはそのまま落ち、首が刎ねられる。 | : 標的が判定に失敗した場合はギロチンはそのまま落ち、首が刎ねられる。 | ||
− | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃 | + | :『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体に低確率で即死効果<ref group = "注" name="オーバーチャージで確率UP">オーバーチャージで確率UP</ref>&敵単体の防御力をダウン<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster宝具。 |
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== 真名:シャルル=アンリ・サンソン == | == 真名:シャルル=アンリ・サンソン == | ||
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=== 関連 === | === 関連 === | ||
;ムッシュー・ド・パリ | ;ムッシュー・ド・パリ | ||
− | : | + | :サンソン家に代々世襲される「処刑人」を意味する称号。 |
:元々は死刑執行人の頭領を表わす言葉だったが、執行人が一人で任される事になってからは処刑人そのものという意味として使われるようになった。近代になるとデイブレル家へと受け継がれ、1981年に廃止されている。 | :元々は死刑執行人の頭領を表わす言葉だったが、執行人が一人で任される事になってからは処刑人そのものという意味として使われるようになった。近代になるとデイブレル家へと受け継がれ、1981年に廃止されている。 | ||
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; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
:メインストーリーでは1章に登場。ジャンヌ・オルタの尖兵として召喚された。 | :メインストーリーでは1章に登場。ジャンヌ・オルタの尖兵として召喚された。 | ||
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;[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | ;[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | ||
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:亜種特異点Ⅳで共演した相手。 | :亜種特異点Ⅳで共演した相手。 | ||
:セイレムで往診の許可を取りに行ったのをきっかけに、処刑等について頻繁に意見を交わしていた。 | :セイレムで往診の許可を取りに行ったのをきっかけに、処刑等について頻繁に意見を交わしていた。 | ||
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;[[ロビンフッド]] | ;[[ロビンフッド]] | ||
:亜種特異点Ⅳで共演した相手。 | :亜種特異点Ⅳで共演した相手。 | ||
:国籍やスタンスの問題もあり何かと言い争いや皮肉の応酬になることが多く、この二人の対立も物語の軸になっていた。 | :国籍やスタンスの問題もあり何かと言い争いや皮肉の応酬になることが多く、この二人の対立も物語の軸になっていた。 | ||
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; [[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ; [[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ||
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: 『カルデアの事件簿』の一章『ロンドン黒死病事件』におけるマスター。 | : 『カルデアの事件簿』の一章『ロンドン黒死病事件』におけるマスター。 | ||
: 彼女の願いを受けて召喚され、黒死病の末期状態だった彼女の父親を安楽死させ、より多くを救うべく院長選挙に立候補することとなった。 | : 彼女の願いを受けて召喚され、黒死病の末期状態だった彼女の父親を安楽死させ、より多くを救うべく院長選挙に立候補することとなった。 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
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: 生前ギロチンに掛けた女暗殺者。回想録で印象に強く残った者として記録している。 | : 生前ギロチンに掛けた女暗殺者。回想録で印象に強く残った者として記録している。 | ||
: 『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとなった彼女に再会し、苦痛無く首を落としてもらえた事を感謝されていろいろと複雑な模様。 | : 『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとなった彼女に再会し、苦痛無く首を落としてもらえた事を感謝されていろいろと複雑な模様。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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*処刑人という血なまぐさい生業であったがサンソン自身は残酷を好まずむしろ人権派であった。若い頃は自ら刀を使って罪人の首を斬っていたが、失敗した際に罪人に耐え難い苦痛を与える事を憂慮し「より人道的な処刑方法」をサンソンが議会に上表したことがギロチン発明のきっかけであったという。 | *処刑人という血なまぐさい生業であったがサンソン自身は残酷を好まずむしろ人権派であった。若い頃は自ら刀を使って罪人の首を斬っていたが、失敗した際に罪人に耐え難い苦痛を与える事を憂慮し「より人道的な処刑方法」をサンソンが議会に上表したことがギロチン発明のきっかけであったという。 | ||
**このギロチンの発明で死刑が単純化・効率化され、自身が人類史史上2番目に多い死刑を執行した(約2700人)人間となったのは皮肉という他無い<ref group = "注">人類史上、最も多くの死刑執行を行ったのはドイツのヨハン・ライヒハートで、ヴァイマール共和国からナチス時代にかけて3165人の死刑を執行している。彼が処刑した人物には重罪犯や反ナチスの活動家の他に156人のナチス戦犯が含まれている。</ref>。死刑制度自体の廃止を上表した事もあったがこちらは終生受け入れられることはなかった。<ref group = "注">フランスで死刑制度が廃止されたのは1981年だが、最後の死刑執行が行われたのは1977年である。しかし、死刑制度が無くなっても犯罪が無くなる訳ではなく、更に医療技術の発展で高齢の終身刑の受刑者が増加。その結果、フランスは元よりヨーロッパ各地の刑務所はパンク状態に陥っており、環境の悪化を苦にした自殺者が続出するなど大きな社会問題となっている。</ref>。 | **このギロチンの発明で死刑が単純化・効率化され、自身が人類史史上2番目に多い死刑を執行した(約2700人)人間となったのは皮肉という他無い<ref group = "注">人類史上、最も多くの死刑執行を行ったのはドイツのヨハン・ライヒハートで、ヴァイマール共和国からナチス時代にかけて3165人の死刑を執行している。彼が処刑した人物には重罪犯や反ナチスの活動家の他に156人のナチス戦犯が含まれている。</ref>。死刑制度自体の廃止を上表した事もあったがこちらは終生受け入れられることはなかった。<ref group = "注">フランスで死刑制度が廃止されたのは1981年だが、最後の死刑執行が行われたのは1977年である。しかし、死刑制度が無くなっても犯罪が無くなる訳ではなく、更に医療技術の発展で高齢の終身刑の受刑者が増加。その結果、フランスは元よりヨーロッパ各地の刑務所はパンク状態に陥っており、環境の悪化を苦にした自殺者が続出するなど大きな社会問題となっている。</ref>。 | ||
− | * | + | *熱心な王党派として知られており、フランス王室への敬愛の念は強かったがロベスピエールらジャコバン派の台頭によってルイ16世やマリー・アントワネットの処刑も「仕事」として執行しなければいけなかった。<br>自身が粛清の危地に立たされることも厭わずに死刑執行後に堂々とルイ16世の弁護を行った投書を新聞社に送ったり、極秘でルイ16世鎮魂のミサを行ったりしたほどである。 |
− | ** | + | **たとえ敬愛する王家の人間であった人物でも淡々と死刑を執行し続けた彼ではあるが旧交のあったデュ・バリー夫人<ref group = "注">ルイ15世の愛人だった女性で、[[マリー・アントワネット]]とは犬猿の仲だった。サンソンとは若い頃男女の関係にあったとも言われる</ref>の処刑だけは正視するに耐えず、息子に任せたことがある。 |
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**王党派である事を隠しもしなかったサンソンであるが粛清の嵐を逃れ、最終的には革命の立役者であるロベスピエールやサンソンに死刑の執行を指示してきたジャコバン派検事らも尽く断頭台にかけることになり、激動のフランス革命の生き証人としてその全てを見届けた。 | **王党派である事を隠しもしなかったサンソンであるが粛清の嵐を逃れ、最終的には革命の立役者であるロベスピエールやサンソンに死刑の執行を指示してきたジャコバン派検事らも尽く断頭台にかけることになり、激動のフランス革命の生き証人としてその全てを見届けた。 | ||
*サンソンは晩年、フランスの若きカリスマとなっていた[[ナポレオン|ナポレオン・ボナパルト]]と謁見する機会があったが、そこでナポレオンに「余に対して反乱が起きたらそなたはどうする?」と問われたところ「私はルイ16世も処刑した男です」と答えた。社会の動乱によって天秤が真反対に揺れたとしても淡々と「処刑」という仕事をこなすだけだと言い切ったサンソンにナポレオンは気味悪さを感じてサンソンを部屋から追い出したという。 | *サンソンは晩年、フランスの若きカリスマとなっていた[[ナポレオン|ナポレオン・ボナパルト]]と謁見する機会があったが、そこでナポレオンに「余に対して反乱が起きたらそなたはどうする?」と問われたところ「私はルイ16世も処刑した男です」と答えた。社会の動乱によって天秤が真反対に揺れたとしても淡々と「処刑」という仕事をこなすだけだと言い切ったサンソンにナポレオンは気味悪さを感じてサンソンを部屋から追い出したという。 | ||
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*史実のサンソンは詳細に心情を語った日記を残しており、それが今もなお現存している。つまり、史実系サーヴァントでも最も詳細な心情が判明しているサーヴァントと言える。 | *史実のサンソンは詳細に心情を語った日記を残しており、それが今もなお現存している。つまり、史実系サーヴァントでも最も詳細な心情が判明しているサーヴァントと言える。 | ||
**この日記と比較するとサーヴァントとしてのサンソンのキャラ付けには若干違和感を感じる部分もあるが(マリーへの執着とその理由など)、やはりサーヴァントである以上「ある一側面を強調されている」のだろう。 | **この日記と比較するとサーヴァントとしてのサンソンのキャラ付けには若干違和感を感じる部分もあるが(マリーへの執着とその理由など)、やはりサーヴァントである以上「ある一側面を強調されている」のだろう。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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