「ムーンセル・オートマトン」の版間の差分

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ムーンセルは過去と現在を記録するほか、天文学的回数の「1分後の未来」のシミュレートを演算し続けている。「事象の書き換えすら可能になる」とされるが、厳密には膨大なシミュレーションサンプルの中から望む未来に確実に至れる方法を提示できるということ。その改竄能力は過去に遡って、現代を望んだ世界に変換出来る程。無限とも言える膨大な未来の可能性を記録している中枢は、フォトニック深淵領域、事象選択樹、アンジェリカケージなどと呼ばれる。
 
ムーンセルは過去と現在を記録するほか、天文学的回数の「1分後の未来」のシミュレートを演算し続けている。「事象の書き換えすら可能になる」とされるが、厳密には膨大なシミュレーションサンプルの中から望む未来に確実に至れる方法を提示できるということ。その改竄能力は過去に遡って、現代を望んだ世界に変換出来る程。無限とも言える膨大な未来の可能性を記録している中枢は、フォトニック深淵領域、事象選択樹、アンジェリカケージなどと呼ばれる。
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===SE.RA.PH===
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第三虚構世界。Serial Phantasm。<br>規模が巨大になったムーンセルが自身を運営するために作った“月を回す都市型エンジン”。要はムーンセルが後から増築した追加エンジン、追加レイヤーである。<br>細菌から人間に至るまで、何兆、何京もの生命の記憶が保存されている。
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ムーンセル・オートマトンの表層世界。いわば電脳世界だが、スーパーコンピュータや有機ネットワークなどのものとはそれこそ桁が違う。<br>通常の電脳世界では英霊の再現をしようとすれば一体でも即座にリソースを使い果たしてシステムダウンするのだが、それが霊子虚構世界では100体以上が存在している。そのうえ極めて精巧なNPCの作りこみや世界そのもののモデリングなども一般的な電脳世界の比ではない。
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人間の視点ではムーンセルのネットワークは光としか認識できないが、魂を霊子化できる魔術師なら情報として知覚し、一ユニットとして参加することができる。<br>故にこれにアクセスできるのは魔術師(ウィザード)だけ。ムーンセル・オートマトンは自らに接触できる人々(=霊子ハッカー)に対してこれへのアクセスを許可した。これに入場する際にはあらゆる記憶が削除され、修正された記憶が返却される。<br>入場時に記憶を消され月海原学園の一生徒として日常を送るが、その中で四日間のタイムリミットまでに自我を呼び起こし自分を取り戻した者だけがマスターとして聖杯戦争本戦に参加する。この予選通過者には本来の記憶が返却される。予選を通過できなかった者は精神の死を迎える。
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腕が確かな霊子ハッカーならば侵入はたやすいが、脱出できるのは聖杯戦争に勝ち抜いたただ一人だけ。聖杯戦争のルール上、敗北すると霊子化した魂ごとデリートされる。<br>ほぼ全員が似たような容姿なのはアクセスに使用したアバターが似たようなものだからで、遠坂凛や間桐慎二がそれらと一線を画す容姿をしているのはカスタムアバターを使用しているため。カスタムアバターを使用できるのは特に腕のよい魔術師に限られる。<br>中にはいわゆる3D酔いをするマスターもいる。人間を知るために行われた『月の聖杯戦争』も、このSE.RA.PHを利用して行われた。
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SE.RA.PHはムーンセル内に点在し、中には既に旧型として廃棄されたものの、未だに崩壊していない独自領域もあったが、新SE.RA.PHになったことで点在していた領域は融合、今は衝突を繰り返しながら、『開かれた、ひとつの大きな世界』になろうとしている。
  
 
==人物==
 
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==関連==
 
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2017年12月25日 (月) 22:01時点における版

概要

Fate/EXTRAシリーズにおける聖杯
月で発見された、人類外のテクノロジーによる太陽系最古の「古代遺物(アーティファクト)」。ムーンセルの本体は、全長三千キロメートルに及ぶフォトニック純結晶体(光そのものを閉じ込める事が出来る鉱物。光そのものを記録媒体や回路として使える)。地表以外の月の全てが聖杯である。その構造・技術体系は、過去・現在はおろか未来においても解析不能と言われ、人類の思考形態では理解できない領域にある。
ただ、何者がどうやって作ったかは理解できなくとも、ムーンセルが行っていること自体はやがて判明した。
その機能は、地球の誕生から全てを克明に観察・記録すること。全ての生命、全ての生態、生命の誕生、進化、人類の発生、文明の拡大、歴史、思想――そして魂。全地球の記録にして設計図。神の遺した自動書記装置。七つの階層からなる、七天の聖杯(セブンスヘブン・アートグラフ)。
現存する人類のコンピューターをあらゆる規模で凌駕する演算装置。その処理能力は、現存するコンピューターが、石を並べて計算しているように思えるほどのもの。神の頭脳、神のキャンパスとも言われる。
技術レベルが向上し、月の内部を探知できるようになった知的生命体へ、次のステージへの移行、神に等しい能力を約束する禁断の箱である。

だがそう言ったモノはあまりに危険であるため、西欧財閥によって封印指定にされ、宇宙開発それ自体を人類社会から取り上げ、物理的接触を断たれたほど。
ただし、例外となるのがウィザードと呼ばれる霊子ハッカー。物理的接触の代わりに、ムーンセルが地球を精査する路を通って魂で聖杯へと繋がる能力を持った者達。聖杯は魂を、形而上の人の精神だけは観測できない。しかし知らねばならない。ゆえに自ら人間を招くのである。
通常のハッカーも手段があれば表層にアクセスすることは可能だが、魂を霊子化できる魔術師でなければSE.RA.PHは光としてしか認識できず、第二層以降へのアクセスもできない。旧世界の魔術師(メイガス)も瞑想の一環としてムーンセル内部にコンタクトしていたという。

ムーンセルは過去と現在を記録するほか、天文学的回数の「1分後の未来」のシミュレートを演算し続けている。「事象の書き換えすら可能になる」とされるが、厳密には膨大なシミュレーションサンプルの中から望む未来に確実に至れる方法を提示できるということ。その改竄能力は過去に遡って、現代を望んだ世界に変換出来る程。無限とも言える膨大な未来の可能性を記録している中枢は、フォトニック深淵領域、事象選択樹、アンジェリカケージなどと呼ばれる。

SE.RA.PH

第三虚構世界。Serial Phantasm。
規模が巨大になったムーンセルが自身を運営するために作った“月を回す都市型エンジン”。要はムーンセルが後から増築した追加エンジン、追加レイヤーである。
細菌から人間に至るまで、何兆、何京もの生命の記憶が保存されている。

ムーンセル・オートマトンの表層世界。いわば電脳世界だが、スーパーコンピュータや有機ネットワークなどのものとはそれこそ桁が違う。
通常の電脳世界では英霊の再現をしようとすれば一体でも即座にリソースを使い果たしてシステムダウンするのだが、それが霊子虚構世界では100体以上が存在している。そのうえ極めて精巧なNPCの作りこみや世界そのもののモデリングなども一般的な電脳世界の比ではない。

人間の視点ではムーンセルのネットワークは光としか認識できないが、魂を霊子化できる魔術師なら情報として知覚し、一ユニットとして参加することができる。
故にこれにアクセスできるのは魔術師(ウィザード)だけ。ムーンセル・オートマトンは自らに接触できる人々(=霊子ハッカー)に対してこれへのアクセスを許可した。これに入場する際にはあらゆる記憶が削除され、修正された記憶が返却される。
入場時に記憶を消され月海原学園の一生徒として日常を送るが、その中で四日間のタイムリミットまでに自我を呼び起こし自分を取り戻した者だけがマスターとして聖杯戦争本戦に参加する。この予選通過者には本来の記憶が返却される。予選を通過できなかった者は精神の死を迎える。

腕が確かな霊子ハッカーならば侵入はたやすいが、脱出できるのは聖杯戦争に勝ち抜いたただ一人だけ。聖杯戦争のルール上、敗北すると霊子化した魂ごとデリートされる。
ほぼ全員が似たような容姿なのはアクセスに使用したアバターが似たようなものだからで、遠坂凛や間桐慎二がそれらと一線を画す容姿をしているのはカスタムアバターを使用しているため。カスタムアバターを使用できるのは特に腕のよい魔術師に限られる。
中にはいわゆる3D酔いをするマスターもいる。人間を知るために行われた『月の聖杯戦争』も、このSE.RA.PHを利用して行われた。

SE.RA.PHはムーンセル内に点在し、中には既に旧型として廃棄されたものの、未だに崩壊していない独自領域もあったが、新SE.RA.PHになったことで点在していた領域は融合、今は衝突を繰り返しながら、『開かれた、ひとつの大きな世界』になろうとしている。

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