「ラーマ」を編集中
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| 依代 = | | 依代 = | ||
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 沢城みゆき | | 声優 = 沢城みゆき | ||
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| 地域 = インド | | 地域 = インド | ||
| 属性 = 秩序・善 | | 属性 = 秩序・善 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 天 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | | 一人称 = 余<ref | + | | 一人称 = 余<ref>シータに対しては「僕」。</ref> |
| 二人称 = お前/貴様/汝など | | 二人称 = お前/貴様/汝など | ||
| 三人称 = 彼/彼女 | | 三人称 = 彼/彼女 | ||
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| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
− | | 苦手な物 = | + | | 苦手な物 = |
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
| デザイン = 輪くすさが | | デザイン = 輪くすさが | ||
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| レア度 = ☆4 | | レア度 = ☆4 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | :『[[Fate/Grand Order]] | + | :『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』では西暦1783年のアメリカで召喚される。 |
− | : | + | :同じくこの時代に召喚されたシータがケルト軍に囚われている事を知ったラーマはシータを奪還するために狂王と戦うも、「抉り穿つ鏖殺の槍」を食らって心臓の八割を破壊される瀕死の重傷を負う。 |
− | : | + | :彼女と再開するまでは死ぬわけには行かないと気合で生命を繋ぎ留めているところをジェロニモに保護される。 |
− | : | + | :その後ナイチンゲールの野戦病院に収容されたことで主人公らと遭遇。以降行動を共にし、アメリカの大地で最後まで共に戦い抜いた。 |
− | : | + | :終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、ナイチンゲールと共にⅤの座を統括する[[魔神柱|兵装舎ハルファス]]と交戦する。 |
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;人物 | ;人物 | ||
:赤髪の少年。 | :赤髪の少年。 | ||
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:シータに対しての生前の行いを深く悔いており、シータに出会うということが最大の目的になっている。 | :シータに対しての生前の行いを深く悔いており、シータに出会うということが最大の目的になっている。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
− | |||
:剣に改造した『羅刹を穿つ不滅』を用いて戦う。 | :剣に改造した『羅刹を穿つ不滅』を用いて戦う。 | ||
− | : | + | :『偉大なる者の腕』によりセイバーでありながら、アーチャー・ランサーとして活躍することも不可能ではない……が封印されている。 |
== ステータス == | == ステータス == | ||
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:魔王ラーヴァナを倒すために、ラーマが生まれた時から身につけていた不滅の刃。魔性の存在を相手に絶大な威力を誇る。 | :魔王ラーヴァナを倒すために、ラーマが生まれた時から身につけていた不滅の刃。魔性の存在を相手に絶大な威力を誇る。 | ||
:本来は矢であり、弓に番えて射つものであるがセイバーになりたかったラーマが無理矢理剣に改造した。ただし投擲武器としての性能は捨てておらず、結局この剣もブン投げる。 | :本来は矢であり、弓に番えて射つものであるがセイバーになりたかったラーマが無理矢理剣に改造した。ただし投擲武器としての性能は捨てておらず、結局この剣もブン投げる。 | ||
− | :『Grand | + | :『Grand Order』では単体攻撃に加え、初出となる「魔性特攻」の効果を持つ。この魔性に該当するエネミーは公式からの発表はないが、5章より追加されたバイコーンなどのエネミーが該当することが確認されている。 |
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;偉大なる者の腕(ヴィシュヌ・バージュー) | ;偉大なる者の腕(ヴィシュヌ・バージュー) | ||
− | :ランク:A<br>種別:対軍宝具<br> | + | :ランク:A<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~50<br>武器により変化<br>最大捕捉:500人 |
:聖人ヴィシュヴァーミトラにより、あらゆる神魔に対抗するために授けられた数々の武器。 | :聖人ヴィシュヴァーミトラにより、あらゆる神魔に対抗するために授けられた数々の武器。 | ||
− | :投擲武器である円盤(チャクラ)、投槍シューラヴァタ、棍棒モーダキーとシカリー、シヴァ神が持つ三叉槍ピナーカ<ref | + | :投擲武器である円盤(チャクラ)、投槍シューラヴァタ、棍棒モーダキーとシカリー、シヴァ神が持つ三叉槍ピナーカ<ref>本来、シヴァ神が持つ三叉槍の名称はトリシューラと言う。ピナーカは弓の名称である。故に、マテリアルの記述は誤りである可能性が高い。</ref>を所持しているなど、その数は圧倒的。 |
− | : | + | :神性が高ければ高いほどヴィシュヌに近い存在と見なされ、持ち込む数が多くなる。ランクAであればセイバーでありながら、アーチャー・ランサーとして活躍することも不可能ではない。 |
− | : | + | :……のだが、実はこの宝具が封印されていることをヴィシュヌに指摘されるまですっかり忘れた。 |
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== 真名:ラーマ == | == 真名:ラーマ == | ||
− | : | + | :ラーマ。インドにおける二大叙事詩の一つ、「ラーマーヤナ」の主人公。<br>聖人から様々な武器を授け、高名な猿ハヌマーンが率いる猿の軍勢と共に、魔王ラーヴァナと彼が率いる軍を相手に戦い続けた。 |
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− | : | + | :そもそもラーヴァナは、大神たるブラフマーを騙して得た力により、神々をも使役する羅刹の王。唯一人間でしか倒せないと謳われる魔王であった。<br>神々の訴えを聞き届けたヴィシュヌは全てを忘れてただの人間――ラーマとして転生した。 |
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:コサラの皇子として生まれたラーマは生まれながら聡明であったが、親族の陰謀により王位後継者の地位を剥奪され、国を追放されてしまう。 | :コサラの皇子として生まれたラーマは生まれながら聡明であったが、親族の陰謀により王位後継者の地位を剥奪され、国を追放されてしまう。 | ||
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::'''貴方はたとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない'''。 | ::'''貴方はたとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない'''。 | ||
− | :シータを取り戻したが、不貞を働いてるのではないか、そういった疑念が民に広まり、ラーマもまた疑ってしまった。 | + | :シータを取り戻したが、不貞を働いてるのではないか、そういった疑念が民に広まり、ラーマもまた疑ってしまった。<br>そうしたばかりに、シータと永遠に引き離されてしまった。<br>ソレに悔いた彼は、死ぬまでシータを忘れることも、新しい妻を娶る事もなかった。 |
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− | :……この呪いは、英霊になってもなお彼を縛り付け、ラーマとシータを引き裂いている。 | + | :……この呪いは、英霊になってもなお彼を縛り付け、ラーマとシータを引き裂いている。<br>そう、'''聖杯戦争であっても、二人は決して出会えないのだから――''' |
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===関連=== | ===関連=== | ||
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:生前の行動によって、バーリの妻に掛けられた呪いがスキルとなったもの。死して英霊となってもなお、彼らの身を縛り続ける呪いは、効果が薄れることはない。 | :生前の行動によって、バーリの妻に掛けられた呪いがスキルとなったもの。死して英霊となってもなお、彼らの身を縛り続ける呪いは、効果が薄れることはない。 | ||
:サーヴァントとして召喚される場合、ラーマとシータは「ラーマという英霊枠を共有する」「ラーマとシータは同時に召喚できない」という制約を受けている。 | :サーヴァントとして召喚される場合、ラーマとシータは「ラーマという英霊枠を共有する」「ラーマとシータは同時に召喚できない」という制約を受けている。 | ||
− | : | + | :これによって、ラーマとシータは聖杯戦争において同時に現界することができない。そしてこの呪いは互いが互いを愛する限り続くが、同時に呪いは愛の証明である、とも言える。 |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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;[[Fate/Grand Order]] | ;[[Fate/Grand Order]] | ||
: 第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』解禁に伴い実装。 | : 第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』解禁に伴い実装。 | ||
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===その他=== | ===その他=== | ||
;[[ちびちゅき!]] | ;[[ちびちゅき!]] | ||
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:女子供の如く抱えられながら北米を東へ西へ駆けずり回られ王のプライドを色々台無しにされる。 | :女子供の如く抱えられながら北米を東へ西へ駆けずり回られ王のプライドを色々台無しにされる。 | ||
:しかし治そうとしてくれることには素直に感謝はしており、彼女も「生きようとする」意志の強いラーマには好意的。 | :しかし治そうとしてくれることには素直に感謝はしており、彼女も「生きようとする」意志の強いラーマには好意的。 | ||
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;[[カルナ]] | ;[[カルナ]] | ||
− | :同郷の英雄。彼の腕を見込んで弓での勝負を所望する。二人ともアーチャークラスではないのだが…。 | + | :同郷の英雄。彼の腕を見込んで弓での勝負を所望する。二人ともアーチャークラスではないのだが…。<br />カルナが師事したパラシュラーマはラーマと同じくヴィシュヌ神の化身で、ラーマとパラシュラーマは一度だけ会った事がある。 |
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;[[アルジュナ]] | ;[[アルジュナ]] | ||
:同郷の英雄。一人の妻を兄弟五人で共有するのは価値観が合わないようだ。<br />アルジュナを導いた英雄クリシュナはラーマと同じくヴィシュヌ神の化身。 | :同郷の英雄。一人の妻を兄弟五人で共有するのは価値観が合わないようだ。<br />アルジュナを導いた英雄クリシュナはラーマと同じくヴィシュヌ神の化身。 | ||
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;[[クー・フーリン〔オルタ〕]] | ;[[クー・フーリン〔オルタ〕]] | ||
:第五特異点で敵対した相手。 | :第五特異点で敵対した相手。 | ||
:卓越した武技を見て善悪を超越した境地にあると見なし、だからこそ弱者まで鏖殺する姿に怒りを露にした。 | :卓越した武技を見て善悪を超越した境地にあると見なし、だからこそ弱者まで鏖殺する姿に怒りを露にした。 | ||
:その後心臓を抉られてしまうが、物語の中で傷を癒し、最後に遺恨を晴らすことになる。 | :その後心臓を抉られてしまうが、物語の中で傷を癒し、最後に遺恨を晴らすことになる。 | ||
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
;[[シータ]] | ;[[シータ]] | ||
− | : | + | :最愛の女性。しかしラーマーヤナにおいては運命に翻弄され離れ離れとなる。 |
− | : | + | :英霊となった後でも彼女を追い求めることが最大の行動理念になるほどだが、「同じ幸福を分かち合えない」呪いのために、聖杯戦争においてすら、通常は彼か彼女のどちらかが「ラーマ」として召喚され、同時に現れることはない。 |
− | : | + | :本作でも第五特異点にてサーヴァントとして登場するが、ラーマを助けるために己の命を犠牲にした。ユーザーが入手出来るサーヴァントとしては未実装だが二人の愛はユーザーの心を深く打ち、実装を望む声も多い。 |
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;ラーヴァナ | ;ラーヴァナ | ||
:大神を騙して獲得した力により、人間にのみ倒す資格があると謳われる魔王。シータをラーマより奪い取る。 | :大神を騙して獲得した力により、人間にのみ倒す資格があると謳われる魔王。シータをラーマより奪い取る。 | ||
;ハヌマーン | ;ハヌマーン | ||
:猿の一族。ラーヴァナを倒す上で、彼らの助けが多いに役に立った。 | :猿の一族。ラーヴァナを倒す上で、彼らの助けが多いに役に立った。 | ||
− | : | + | :彼らご推薦のバナナブランドがお気に入り。 |
;カイケイー | ;カイケイー | ||
− | : | + | :異母。 |
− | : | + | :ラーマが王になると不遇を託つのではと疑心暗鬼に駆られ、陰謀で王位後継者の地位を剥奪し、国を追放した。 |
;ラクシュマナ | ;ラクシュマナ | ||
− | : | + | :弟。 |
+ | :ラーマが追放される際、長旅に出たという感覚でラーマについてきた。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「サーヴァント、セイバー。偉大なるコサラの王、ラーマだ。大丈夫だ、余に全て任せるがいい!」 | ;「サーヴァント、セイバー。偉大なるコサラの王、ラーマだ。大丈夫だ、余に全て任せるがいい!」 | ||
:召喚時の台詞。身体が子供になっても王としての自信が消える事はない。 | :召喚時の台詞。身体が子供になっても王としての自信が消える事はない。 | ||
;「さてマスター、そろそろ出掛けないか?」 | ;「さてマスター、そろそろ出掛けないか?」 | ||
− | : | + | :マイルーム会話。マスターに出発を促す。 |
;「余はサーヴァントであり、汝がマスターだ。しかし、余は汝に平伏することはない。当然であろう?それが世の節理というものだ」 | ;「余はサーヴァントであり、汝がマスターだ。しかし、余は汝に平伏することはない。当然であろう?それが世の節理というものだ」 | ||
− | : | + | :マイルーム会話。サーヴァントになっても王の矜持は捨てていない。かと言ってマスターを下僕として扱う訳でもなく、対等な友人の関係を望んでいる。 |
;「彼が施しの英雄か。なるほどあの眼差しはすべてを射抜くが如くだな!彼と弓の腕を競ってもいいかマスター!」 | ;「彼が施しの英雄か。なるほどあの眼差しはすべてを射抜くが如くだな!彼と弓の腕を競ってもいいかマスター!」 | ||
− | : | + | :[[カルナ]]所属時。確かに二人とも弓の逸話はあるが、現在はどちらともアーチャーではない。 |
;「ほほう、あれこそが恵まれた英雄アルジュナか…しかし妻を共有とは…同郷だがあまりに度し難い」 | ;「ほほう、あれこそが恵まれた英雄アルジュナか…しかし妻を共有とは…同郷だがあまりに度し難い」 | ||
− | : | + | :[[アルジュナ]]所属時。妻を共有していることに関してはあまり好意的ではないようだ。 |
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;「おまえは! もー! おまえは! マシュ! 主人公! 早く助けに来てくれ……!」 | ;「おまえは! もー! おまえは! マシュ! 主人公! 早く助けに来てくれ……!」 | ||
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;「どこだ……シータ……どこにいる……?<br/> ……会いたかった、会いたかった。本当に、本当に会いたかったんだ。<br/> 僕は、君がいれば、それだけで良かった……!!」 | ;「どこだ……シータ……どこにいる……?<br/> ……会いたかった、会いたかった。本当に、本当に会いたかったんだ。<br/> 僕は、君がいれば、それだけで良かった……!!」 | ||
:第五特異点第11節「ザ・ロック」。ついにシータを探し当てたものの体が限界を迎えてしまい、もはや何も見えなくなる中での魂の叫び。 | :第五特異点第11節「ザ・ロック」。ついにシータを探し当てたものの体が限界を迎えてしまい、もはや何も見えなくなる中での魂の叫び。 | ||
− | : | + | :それまでのやや高慢な物言いはどこかに消し飛び、まるで恋人と巡り会った少年のような喋り方になっている。……おそらくはこちらの方が、彼が自分で言う所の「全盛期の本当の姿」なのであろう。 |
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;「余の限界はまだまだ先だが――。限界に到達しても、更にその先に行ける気がする。<br> なあ、マスター。余はな、マスターが好きだ。マシュも、ナイチンゲールも。<br> 小僧っ子にしか見えぬ余の命令をきちんと聞いてくれるこの兵たちも好きだ。<br> そして、余にその命を預けてくれたシータが心の底から好きだ。<br> 好きだから守りたいし、好きだから恐怖に屈せぬ。単純だろう?<br> だがな、突き詰めれば――英雄とは、そんな小さな想いから出発するものなのだ」 | ;「余の限界はまだまだ先だが――。限界に到達しても、更にその先に行ける気がする。<br> なあ、マスター。余はな、マスターが好きだ。マシュも、ナイチンゲールも。<br> 小僧っ子にしか見えぬ余の命令をきちんと聞いてくれるこの兵たちも好きだ。<br> そして、余にその命を預けてくれたシータが心の底から好きだ。<br> 好きだから守りたいし、好きだから恐怖に屈せぬ。単純だろう?<br> だがな、突き詰めれば――英雄とは、そんな小さな想いから出発するものなのだ」 | ||
237行目: | 164行目: | ||
;「何を言っておる。我らはサーヴァント、戦うために召喚され、救うために戦うが定めだ。<br> まして今回は時代規模の戦いだ。<br> 皆、途中で倒れる無念こそあっても戦いそのものを忌避するような輩はおらぬ。<br> 笑って見送ってやれ。」<br>「余の願い、未だ叶わず――それでも。余は今回の戦いで誇れるものが幾つもある。<br> シータを救出することができた。しかも、今回は最短記録だ。<br> そして何より、お主たちと出会うことができた。この縁はシータや弟ラクシュマナと同じくらい尊いもの。<br> 再びお主のサーヴァントとなることができたら、それは最上の喜びだろう。<br> 故に、余はこう言う。――また会おう!!」 | ;「何を言っておる。我らはサーヴァント、戦うために召喚され、救うために戦うが定めだ。<br> まして今回は時代規模の戦いだ。<br> 皆、途中で倒れる無念こそあっても戦いそのものを忌避するような輩はおらぬ。<br> 笑って見送ってやれ。」<br>「余の願い、未だ叶わず――それでも。余は今回の戦いで誇れるものが幾つもある。<br> シータを救出することができた。しかも、今回は最短記録だ。<br> そして何より、お主たちと出会うことができた。この縁はシータや弟ラクシュマナと同じくらい尊いもの。<br> 再びお主のサーヴァントとなることができたら、それは最上の喜びだろう。<br> 故に、余はこう言う。――また会おう!!」 | ||
− | : | + | :第五特異点にてすべての戦いが終わり、いよいよ別れの時が来て――あまりにも大きな犠牲こそあったが、彼らは確かに勝利を掴んだ。ラーマもまた、いつかの再会を願い、笑いながら還っていく。 |
− | |||
;「いかにもその通り!おまえたちは悲しみ、尊び、<ruby><rb>しかしそれだけだ</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>。<br> 散らばった玩具を纏めて片付けるように、世界を屑籠に叩き込もうとしている。<br> それは自己の欠点を、他者の短所を受け入れられない、小心者の戯言だ!<br> 我が名はコサラの王、ラーマ!これより全霊を以て、〇〇〇の盾となろう!」 | ;「いかにもその通り!おまえたちは悲しみ、尊び、<ruby><rb>しかしそれだけだ</rb><rt>・・・・・・・・</rt></ruby>。<br> 散らばった玩具を纏めて片付けるように、世界を屑籠に叩き込もうとしている。<br> それは自己の欠点を、他者の短所を受け入れられない、小心者の戯言だ!<br> 我が名はコサラの王、ラーマ!これより全霊を以て、〇〇〇の盾となろう!」 | ||
− | : | + | :終局特異点にて、主人公やナイチンゲールと再び出会ったラーマ。魔人柱を前に、堂々と啖呵を切ってゆく。 |
;「そうだ、失うことを恐れるからこそ我らは誰かを愛し、慈しみ、大切にしようと思うのだ!<br> 余は恐れた!シータを失うことを、心から恐れた!<br> だからこそ十四年戦い続け、だからこそ此処にいる!!<br> いいか、マスター!彼らの言うことは正しく見えるだけの代物。<br> あれはただの取り繕い、ただの諦めに過ぎぬのだ!<br> さあ、切り開かれた道を進め。<ruby><rb>最新</rb><rt>ただひとり</rt></ruby>の人間、最高のマスターよ!」 | ;「そうだ、失うことを恐れるからこそ我らは誰かを愛し、慈しみ、大切にしようと思うのだ!<br> 余は恐れた!シータを失うことを、心から恐れた!<br> だからこそ十四年戦い続け、だからこそ此処にいる!!<br> いいか、マスター!彼らの言うことは正しく見えるだけの代物。<br> あれはただの取り繕い、ただの諦めに過ぎぬのだ!<br> さあ、切り開かれた道を進め。<ruby><rb>最新</rb><rt>ただひとり</rt></ruby>の人間、最高のマスターよ!」 | ||
:同じく終局特異点にて。ナイチンゲールとともに、最後の戦いに向かう主人公を激励し、傷つくことは恐れながらもそれでも前に進むように促す。 | :同じく終局特異点にて。ナイチンゲールとともに、最後の戦いに向かう主人公を激励し、傷つくことは恐れながらもそれでも前に進むように促す。 | ||
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;「という夢を見た訳だお願いマスター助けてください!マシュも頼む!!」 | ;「という夢を見た訳だお願いマスター助けてください!マシュも頼む!!」 | ||
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;「……そう、わかっているんだよ。わかっているのだから、当然これは拒絶する。<br> でも、なあ、でも……。マスター……。」<br>「親しい者を拒絶するのは、辛いな。<br> 過去の余は、どうしてこんなことを――無用な争いを避けるためとはいえ。<br> どうして――こんなことを、してしまったのか。」<br>「できない、シータ。それだけは、絶対にできない。<br> マスターの手を離すということは、かつて僕がシータにやったことと<ruby><rb>同じことだ</rb><rt>・・・・・</rt></ruby>。<br> 今度は、離しちゃいけないんだ。」 | ;「……そう、わかっているんだよ。わかっているのだから、当然これは拒絶する。<br> でも、なあ、でも……。マスター……。」<br>「親しい者を拒絶するのは、辛いな。<br> 過去の余は、どうしてこんなことを――無用な争いを避けるためとはいえ。<br> どうして――こんなことを、してしまったのか。」<br>「できない、シータ。それだけは、絶対にできない。<br> マスターの手を離すということは、かつて僕がシータにやったことと<ruby><rb>同じことだ</rb><rt>・・・・・</rt></ruby>。<br> 今度は、離しちゃいけないんだ。」 | ||
− | : | + | :最後の試練は「愛の試練」。現れた偽物のシータに「マスターと契約を切れば永遠に一緒にいられる」と告げられるが、ラーマは誘いを拒絶する。かつて己が犯した最大の過ち、シータを疑ってしまったがために失ってしまったこと。そのようなことは二度とは繰り返さない、と。 |
;「試練……か。<br> 確かにそうだな、この体の余は未熟で。精神もきっと未熟だ。<br> 偽物のシータにすら、あれほど動揺する始末ではな。<br> だが、マスター。余は何度でも試練を潜り抜けてみせよう。<br> その度に、君やシータを守る強さが手に入るなら。それはきっと、正しい行いだ。」 | ;「試練……か。<br> 確かにそうだな、この体の余は未熟で。精神もきっと未熟だ。<br> 偽物のシータにすら、あれほど動揺する始末ではな。<br> だが、マスター。余は何度でも試練を潜り抜けてみせよう。<br> その度に、君やシータを守る強さが手に入るなら。それはきっと、正しい行いだ。」 | ||
:カルナ、アルジュナ、そしてギルガメッシュ――試練を乗り越えたラーマは満身創痍ながらも、得たものは確かにあった。彼は何度でも試練に挑み、それを乗り越え、強くなっていくのだろう。 | :カルナ、アルジュナ、そしてギルガメッシュ――試練を乗り越えたラーマは満身創痍ながらも、得たものは確かにあった。彼は何度でも試練に挑み、それを乗り越え、強くなっていくのだろう。 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
− | *ライダークラス並の騎乗スキルは、[[ギルガメッシュ]] | + | *ライダークラス並の騎乗スキルは、[[ギルガメッシュ]]も使った空飛ぶ戦車ヴィマーナで同じくヴィマーナに乗ったラーヴァナと撃ち合った逸話、あるいは神鳥ガルダがヴィシュヌの乗り物であることに由来しているか。 |
*「羅刹を穿つ不滅」は投げて使うとあるが、実際のアニメーションでは高速回転する光輪となって飛んで行くというもの。<br />ヴィシュヌの所有する武器である戦輪(チャクラム)を模しているのかもしれない。 | *「羅刹を穿つ不滅」は投げて使うとあるが、実際のアニメーションでは高速回転する光輪となって飛んで行くというもの。<br />ヴィシュヌの所有する武器である戦輪(チャクラム)を模しているのかもしれない。 | ||
*表記こそ別だが、宝具の読み「ブラフマーストラ」は[[カルナ]]も使用している。大元は創造神ブラフマーが持つ必殺の投擲武器。ブラフマーが使う武器はすべてブラフマーストラなので、形が違えど本質的には変わらない。『Apocrypha』においてはカルナがこの宝具の事を『<ruby><rb>不滅の刃</rb><rt>ブラフマーストラ</rt></ruby>』と呼んでいる事からも共通点が窺える。 | *表記こそ別だが、宝具の読み「ブラフマーストラ」は[[カルナ]]も使用している。大元は創造神ブラフマーが持つ必殺の投擲武器。ブラフマーが使う武器はすべてブラフマーストラなので、形が違えど本質的には変わらない。『Apocrypha』においてはカルナがこの宝具の事を『<ruby><rb>不滅の刃</rb><rt>ブラフマーストラ</rt></ruby>』と呼んでいる事からも共通点が窺える。 | ||
*彼にとってブラフマーストラとは「あらゆる魔性を退治する矢」であるため、本来彼はセイバーではなくアーチャーとして召喚される方が正しい。実際ラーマ自身も「弓のほうが得意」である事が李書文によって語られたが、そんな彼がセイバーとなっているのは、彼が会いたいと願うシータに関わる代表的なエピソードが弓であり、弓の宝具(「追想せし無双弓」)を持つため、同じクラスとなることを避けたが故。 | *彼にとってブラフマーストラとは「あらゆる魔性を退治する矢」であるため、本来彼はセイバーではなくアーチャーとして召喚される方が正しい。実際ラーマ自身も「弓のほうが得意」である事が李書文によって語られたが、そんな彼がセイバーとなっているのは、彼が会いたいと願うシータに関わる代表的なエピソードが弓であり、弓の宝具(「追想せし無双弓」)を持つため、同じクラスとなることを避けたが故。 | ||
− | ** | + | **もっともラーマはそういった事情がなくとも最優のクラスと謳われるセイバーをシータに対する見栄によって選んでいたのではないか、とも語られている。 |
− | |||
***なお、李書文からの又聞きによると「最優がセイバーならば、王としては最優を選ぶ」だそうだが、ダ・ヴィンチちゃんからはロマンチストであると評されている。そして少年で召喚されたのもシータを求めて戦った時代こそを全盛期とするため。 | ***なお、李書文からの又聞きによると「最優がセイバーならば、王としては最優を選ぶ」だそうだが、ダ・ヴィンチちゃんからはロマンチストであると評されている。そして少年で召喚されたのもシータを求めて戦った時代こそを全盛期とするため。 | ||
*キャラクターデザインの輪くすさが氏はラーマとシータをデザインする際、彼ら2人を同一人物が服を着替え変身した姿だと勘違いしていたらしい。 | *キャラクターデザインの輪くすさが氏はラーマとシータをデザインする際、彼ら2人を同一人物が服を着替え変身した姿だと勘違いしていたらしい。 | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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− | <references | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
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[[Category:登場人物ら行]] | [[Category:登場人物ら行]] | ||
+ | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
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