「ヴァン・ゴッホ」を編集中
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| 真名 = ヴァン・ゴッホ | | 真名 = ヴァン・ゴッホ | ||
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 本名 = クリュティエ=ヴァン・ゴッホ<ref group="注">ハイ・サーヴァントとしての統合名。</ref> | + | | 本名 = ヴィンセント=ヴァン・ゴッホ<br/>クリュティエ=ヴァン・ゴッホ<ref group="注">ハイ・サーヴァントとしての統合名。</ref> |
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| 愛称 = | | 愛称 = | ||
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
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| 地域 = オランダ | | 地域 = オランダ | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 人 |
| 一人称 = ゴッホ/わたし | | 一人称 = ゴッホ/わたし | ||
| 二人称 = あなた | | 二人称 = あなた | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で登場。虚数空間で航海中のノーチラス号に救助される形で合流し、そのままクルーの一員として行動してゆく。 | :『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で登場。虚数空間で航海中のノーチラス号に救助される形で合流し、そのままクルーの一員として行動してゆく。 | ||
− | : | + | :自身をヴァン・ゴッホと名乗るも、ヴァン・ゴッホはFGOの世界でも明確な男性として写真などの詳細な記録が残っており、女性であるはずがない人物であったため不審を抱かれる。性別が絡むエピソードについての質問にも要領を得ない回答を繰り返していたが違和感は次第に大きくなっていき、クライマックスでは自身の正体を自覚してしまい、逃走。 |
:クルーに迷惑をかけたくないあまり永遠に虚数空間に一人でいるつもりであったが、キャプテン・ネモからの呼びかけを受けて、自身の存在を'''「クリュティエ=ヴァン・ゴッホ」'''<ref group="注">彼女曰く、「雅号がゴッホのクリュティエ」くらいの気分だとか。</ref>として確立。邪神の軛を断ち切って再び合流した。 | :クルーに迷惑をかけたくないあまり永遠に虚数空間に一人でいるつもりであったが、キャプテン・ネモからの呼びかけを受けて、自身の存在を'''「クリュティエ=ヴァン・ゴッホ」'''<ref group="注">彼女曰く、「雅号がゴッホのクリュティエ」くらいの気分だとか。</ref>として確立。邪神の軛を断ち切って再び合流した。 | ||
:クライマックスでは暴走した楊貴妃と彼女が連れてきたフォーリナー達を元に戻すべく主人公らと共闘し、事件終了後はそのまま別れた。……と思いきや「触手が絡まった」とのことでそのままカルデアについてきてしまった。 | :クライマックスでは暴走した楊貴妃と彼女が連れてきたフォーリナー達を元に戻すべく主人公らと共闘し、事件終了後はそのまま別れた。……と思いきや「触手が絡まった」とのことでそのままカルデアについてきてしまった。 | ||
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: その狂気じみた執念が外なるものどもに利用され、他者の霊基や精神構造を改変・神化させる禁断の宝具となった。 | : その狂気じみた執念が外なるものどもに利用され、他者の霊基や精神構造を改変・神化させる禁断の宝具となった。 | ||
: 「水の司祭」の妄執がもたらした、異界の祝福の象徴。 | : 「水の司祭」の妄執がもたらした、異界の祝福の象徴。 | ||
− | |||
; 黄色い家(ヘット・ヒェーレ・ハイス) | ; 黄色い家(ヘット・ヒェーレ・ハイス) | ||
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: 敵に対しては南仏を苛む風・ミストラルの嵐を、味方に対しては手厚い加護を与えるが、一方で呪いも蔓延させてしまう。 | : 敵に対しては南仏を苛む風・ミストラルの嵐を、味方に対しては手厚い加護を与えるが、一方で呪いも蔓延させてしまう。 | ||
: 「風の貴公子」の偏愛が込められし、異界の悪意の象徴。 | : 「風の貴公子」の偏愛が込められし、異界の悪意の象徴。 | ||
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== 真名:ヴァン・ゴッホ == | == 真名:ヴァン・ゴッホ == | ||
− | + | 邪神の手によって、オランダの画家「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」に、ギリシャ神話のニンフ「クリュティエ」が合成された存在。 | |
<br>霊基の80%はクリュティエのものであり、肉体と人格は女性であるクリュティエがベースとなっている。残りの霊基は邪神由来のブラックボックスが15%ほど、ヴァン・ゴッホとしての男性の記憶と画才が5%ほど占められている。ゴッホの完全な生涯の記憶が組み込まれている代わりに、クリュティエの記憶は皆無である。 | <br>霊基の80%はクリュティエのものであり、肉体と人格は女性であるクリュティエがベースとなっている。残りの霊基は邪神由来のブラックボックスが15%ほど、ヴァン・ゴッホとしての男性の記憶と画才が5%ほど占められている。ゴッホの完全な生涯の記憶が組み込まれている代わりに、クリュティエの記憶は皆無である。 | ||
<br>ゴッホが5%だけというのは、クリュティエは曲がりなりにも神霊の一種なので、霊基の規模が常人より膨大であり、若死したゴッホの記憶容量が相対的に小さな割合になるため。 | <br>ゴッホが5%だけというのは、クリュティエは曲がりなりにも神霊の一種なので、霊基の規模が常人より膨大であり、若死したゴッホの記憶容量が相対的に小さな割合になるため。 | ||
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:19世紀のオランダ出身の印象派画家。 | :19世紀のオランダ出身の印象派画家。 | ||
:代表作には『ひまわり』、『星月夜』、『タンギー爺さんの肖像画』等がある。 | :代表作には『ひまわり』、『星月夜』、『タンギー爺さんの肖像画』等がある。 | ||
− | : | + | :強烈な色彩と荒々しいタッチが特徴的であり、奇矯な性格でも知られている。 |
:史実では自殺したとされている<ref group="注">現場を目撃した人物がいなかったため、異説はある。</ref>が、FGOにおいてはここに更なる解釈が加えられており、晩年に描いたとある絵画によって外なる神と繋がりを持ってしまい狂気に侵されそうになったが、それに抗い続けた結果、狂気に飲まれる前に自殺したという事になっている。 | :史実では自殺したとされている<ref group="注">現場を目撃した人物がいなかったため、異説はある。</ref>が、FGOにおいてはここに更なる解釈が加えられており、晩年に描いたとある絵画によって外なる神と繋がりを持ってしまい狂気に侵されそうになったが、それに抗い続けた結果、狂気に飲まれる前に自殺したという事になっている。 | ||
:この逸話から、英霊ヴァン・ゴッホは邪神に利用されそうになるとそれに自殺してでも抵抗するという性質を持つ。 | :この逸話から、英霊ヴァン・ゴッホは邪神に利用されそうになるとそれに自殺してでも抵抗するという性質を持つ。 | ||
108行目: | 102行目: | ||
:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会ったフォーリナー仲間。かつ、歴史に名を遺す画家仲間。 | :『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会ったフォーリナー仲間。かつ、歴史に名を遺す画家仲間。 | ||
:生前から大ファンだったためにテンション爆上げ状態。親子で一緒にいることについては自分も弟と一緒にいたかったとこぼしていた。 | :生前から大ファンだったためにテンション爆上げ状態。親子で一緒にいることについては自分も弟と一緒にいたかったとこぼしていた。 | ||
− | : | + | :もっとも北斎からは、本当に影響を受けたのは歌川広重からだろうと指摘されている(実際ゴッホは広重の浮世絵を数点模写している)。 |
;[[フランケンシュタイン〔セイバー〕]] | ;[[フランケンシュタイン〔セイバー〕]] | ||
:『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会った仲間。 | :『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で出会った仲間。 | ||
123行目: | 117行目: | ||
:自身の幕間の物語にて、カルデアのインタビューを装って秘密を聞き出して大金を得ようとしていた連中。 | :自身の幕間の物語にて、カルデアのインタビューを装って秘密を聞き出して大金を得ようとしていた連中。 | ||
:さすがにプライバシーの侵害だと激怒して主人公と一緒にボコボコにした。 | :さすがにプライバシーの侵害だと激怒して主人公と一緒にボコボコにした。 | ||
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;花の邪神 | ;花の邪神 | ||
:生前「星月夜」を使って介入してきた邪神。 | :生前「星月夜」を使って介入してきた邪神。 | ||
135行目: | 123行目: | ||
:生前「黄色い家」を使って介入してきた邪神。 | :生前「黄色い家」を使って介入してきた邪神。 | ||
:おそらく、[[クトゥルフ神話]]における名前は「ハスター」。 | :おそらく、[[クトゥルフ神話]]における名前は「ハスター」。 | ||
− | |||
− | |||
===生前=== | ===生前=== | ||
− | ; | + | ;テオドルス・ファン・ゴッホ |
:ゴッホの弟。画商であり、最大の理解者。 | :ゴッホの弟。画商であり、最大の理解者。 | ||
− | : | + | :生活に困窮するゴッホを支え続けた。 |
− | : | + | :彼女としてもゆっくりと語り合いたい相手。 |
− | |||
− | |||
− | |||
;ポール・ゴーギャン | ;ポール・ゴーギャン | ||
:ゴッホと同じ時代に活躍していた画家。 | :ゴッホと同じ時代に活躍していた画家。 | ||
152行目: | 135行目: | ||
:「ゴーギャンちゃん」と呼んでいるが、割と誰に対してもそのような呼び方の上「彼」と言っているので、男性と思われる。 | :「ゴーギャンちゃん」と呼んでいるが、割と誰に対してもそのような呼び方の上「彼」と言っているので、男性と思われる。 | ||
;アントン・ファン・ラッパルト | ;アントン・ファン・ラッパルト | ||
− | : | + | :テオドルスの仲介で知り合った画家仲間。 |
:自身の作品「ジャガイモを食べる人々」を酷評されたことについて下記のようにトラウマになったようで「あれはない」と今でも怒りを露にしている。 | :自身の作品「ジャガイモを食べる人々」を酷評されたことについて下記のようにトラウマになったようで「あれはない」と今でも怒りを露にしている。 | ||
;アントン・モーヴ | ;アントン・モーヴ | ||
− | : | + | :絵画の師匠。 |
:些細な行き違いで袂を分かってしまったことについては、今でも後悔を抱えている。 | :些細な行き違いで袂を分かってしまったことについては、今でも後悔を抱えている。 | ||
− | + | ;[[パリス|アポロン]] | |
− | |||
− | |||
− | ;[[アポロン]] | ||
:クリュティエが生涯をかけて執着したギリシャの太陽神。 | :クリュティエが生涯をかけて執着したギリシャの太陽神。 | ||
:とはいえ今のゴッホからはクリュティエの記憶はなくなっているため執着はないが、彼を見ていると後悔が湧いてくるとか。 | :とはいえ今のゴッホからはクリュティエの記憶はなくなっているため執着はないが、彼を見ていると後悔が湧いてくるとか。 | ||
168行目: | 148行目: | ||
====戦闘==== | ====戦闘==== | ||
;「ゴッホカッター!」 | ;「ゴッホカッター!」 | ||
− | : | + | :攻撃時の台詞の一つ。手に持ったヒマワリを回転ノコギリのようにして斬りつけるというツッコミどころ満載の攻撃。 |
:そしてプレイヤー達は「まさかそれで耳を切り落とすんじゃあるまいな」と戦慄したとか。 | :そしてプレイヤー達は「まさかそれで耳を切り落とすんじゃあるまいな」と戦慄したとか。 | ||
;「ねえテオ聞いて! こんなにこんなにこんなにつまらないものに、神なるものはご執心ですって!<br/> ほんとにほんとに本当につまらない連中! だから作り変える……全部作り変える! この、星月夜に!」 | ;「ねえテオ聞いて! こんなにこんなにこんなにつまらないものに、神なるものはご執心ですって!<br/> ほんとにほんとに本当につまらない連中! だから作り変える……全部作り変える! この、星月夜に!」 | ||
187行目: | 167行目: | ||
== メモ == | == メモ == | ||
− | *ゴッホに融合している邪神の一体「ヴルトゥーム」は、実は元ネタの'''クトゥルフ神話界隈ではマイナー中のマイナー'''な存在<ref group="注">ヴルトゥームが神話系列に加わったのは、作品が発表された1935年から実に41年後のこと。</ref>で、小説内でも火星に移り住み、地球への侵攻を目論んでいることは他の旧支配者と変わらないが、'''全土を支配したいという訳ではなく''' | + | *ゴッホに融合している邪神の一体「ヴルトゥーム」は、実は元ネタの'''クトゥルフ神話界隈ではマイナー中のマイナー'''な存在<ref group="注">ヴルトゥームが神話系列に加わったのは、作品が発表された1935年から実に41年後のこと。</ref>で、小説内でも火星に移り住み、地球への侵攻を目論んでいることは他の旧支配者と変わらないが、'''全土を支配したいという訳ではなく'''、存在そのものがもはや伝説と化している。と書かれている。 |
**血縁関係によるとヴルトゥームは[[アビゲイル・ウィリアムズ|ヨグ=ソトース]]を父に持ち、[[葛飾北斎|クトゥルフ]]とハスターとは異母兄弟とされており、こちらの関係で喚ばれたのかもしれない。 | **血縁関係によるとヴルトゥームは[[アビゲイル・ウィリアムズ|ヨグ=ソトース]]を父に持ち、[[葛飾北斎|クトゥルフ]]とハスターとは異母兄弟とされており、こちらの関係で喚ばれたのかもしれない。 | ||
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*ゴッホのエピソードで特に有名なのが、ゴーギャンと口論の末に自らの左耳を切り落とした事件だろう。当然だがゴーギャンは仰天し、ゴッホを精神病院に入院させると共に彼との共同生活を終わらせた。 | *ゴッホのエピソードで特に有名なのが、ゴーギャンと口論の末に自らの左耳を切り落とした事件だろう。当然だがゴーギャンは仰天し、ゴッホを精神病院に入院させると共に彼との共同生活を終わらせた。 | ||
**ゴッホがこのような凶行に走った原因としては、アブサンの幻覚作用が指摘されている。 | **ゴッホがこのような凶行に走った原因としては、アブサンの幻覚作用が指摘されている。 | ||
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**やがて、アブサンの危険性が知れ渡るとアメリカ・スイス・ドイツなどでアブサンの製造・流通・販売が禁止されるようになり、アメリカでは1997年まで国内への持ち込みが禁止された程である。一方で日本やスペインのように規制が無かった国も多かった。 | **やがて、アブサンの危険性が知れ渡るとアメリカ・スイス・ドイツなどでアブサンの製造・流通・販売が禁止されるようになり、アメリカでは1997年まで国内への持ち込みが禁止された程である。一方で日本やスペインのように規制が無かった国も多かった。 | ||
**その後、1981年にWHOの提言で幻覚作用をもたらす成分の許容範囲が定められた事で製造が復活した。 | **その後、1981年にWHOの提言で幻覚作用をもたらす成分の許容範囲が定められた事で製造が復活した。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |