「悪性隔絶魔境 新宿」の版間の差分

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舞台は巨大な壁に囲まれた新宿とその周囲一帯であり、ずっと夜のまま太陽が昇ることはないが、住民たちはそれを当然のこととしてまったく気にしていない。<br/>
 
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壁の向こうは観測することができず、さながら新宿全体が虚空に浮かぶ島のようになっている。<br/>
 
壁の向こうは観測することができず、さながら新宿全体が虚空に浮かぶ島のようになっている。<br/>
このように町全体で現実感が薄く、幻想の度合いも非常に高い。林立するビルには鉄骨レベルで神秘が宿っており、[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]が全力の聖剣を振るっても更地にできるか怪しいとのこと。<br/>
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このように町全体で現実感が薄く、幻想の度合いも非常に高い。林立するビルには鉄骨レベルで神秘が宿っており、[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]が全力の聖剣を振るっても更地にできるか怪しいとのこと。<br/>
 
また、この性質のために亜種特異点内部では[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の創作物がそのまま形をもって歩き回り、虚構寄りのサーヴァントが本来のそれよりはるかに大きな力を持ち、サーヴァント達は伝承通りの弱点を突かれると効果が普段よりも甚大になるといった風に、現実と虚構の境界線が非常に曖昧である。
 
また、この性質のために亜種特異点内部では[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の創作物がそのまま形をもって歩き回り、虚構寄りのサーヴァントが本来のそれよりはるかに大きな力を持ち、サーヴァント達は伝承通りの弱点を突かれると効果が普段よりも甚大になるといった風に、現実と虚構の境界線が非常に曖昧である。
  
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;新宿御苑
 
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:新宿駅から東側にある広大な公園。
 
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:コミック版では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]が縄張りにしていたようである。
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:コミック版では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]が縄張りにしていたようである。
  
 
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;地下闘技場
 
:新宿の地下のどこかにある闘技場。一攫千金を求めて賭け試合に人が集まっている。
 
:新宿の地下のどこかにある闘技場。一攫千金を求めて賭け試合に人が集まっている。
:ゲーム本編では登場しなかったが、コミック版では「五体満足なコロラトゥーラ」を調達するためにジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が賭け試合に参加していた。
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:ゲーム本編では登場しなかったが、コミック版では「五体満足なコロラトゥーラ」を調達するためにジャンヌ・オルタが賭け試合に参加していた。
 
:また、ゲーム本編で所在が不明だった[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]はここのオーナーが軟禁して闘技場向けに創作幻想を作らせていたようである<ref group="注">鋼鉄の機械仕掛けでキマイラと渡り合えるレベルの強さの<ruby><rb>小夜啼鳥</rb><rt>ナイチンゲール</rt></ruby>など。</ref>。
 
:また、ゲーム本編で所在が不明だった[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]はここのオーナーが軟禁して闘技場向けに創作幻想を作らせていたようである<ref group="注">鋼鉄の機械仕掛けでキマイラと渡り合えるレベルの強さの<ruby><rb>小夜啼鳥</rb><rt>ナイチンゲール</rt></ruby>など。</ref>。
  
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:亜種特異点に住んでいる特殊部隊のような出で立ちの集団。
 
:亜種特異点に住んでいる特殊部隊のような出で立ちの集団。
 
:重火器で武装し、雀蜂を模した特徴的なヘルメットをかぶっている。
 
:重火器で武装し、雀蜂を模した特徴的なヘルメットをかぶっている。
:主に幻影魔人同盟のアーチャーやアサシンに率いられており、同盟やその協力者に対する反抗勢力を狩っている。
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:主に幻影魔人同盟の[[エミヤ〔オルタ〕|アーチャー]]や[[燕青|アサシン]]に率いられており、同盟やその協力者に対する反抗勢力を狩っている。
  
 
==メモ==
 
==メモ==

2022年10月23日 (日) 01:53時点における版

悪性隔絶魔境 新宿
副題 新宿幻霊事件
人理定礎値 不明
場所 新宿
年代 AD.1999

概要

亜種特異点Ⅰ。西暦1999年の世紀末を迎え、悪徳に支配された新宿。

終局特異点から逃れたバアルによって形成された亜種特異点。ジェームズ・モリアーティを首魁とする「幻影魔人同盟」によって支配されている。

舞台は巨大な壁に囲まれた新宿とその周囲一帯であり、ずっと夜のまま太陽が昇ることはないが、住民たちはそれを当然のこととしてまったく気にしていない。
壁の向こうは観測することができず、さながら新宿全体が虚空に浮かぶ島のようになっている。
このように町全体で現実感が薄く、幻想の度合いも非常に高い。林立するビルには鉄骨レベルで神秘が宿っており、アルトリア・オルタが全力の聖剣を振るっても更地にできるか怪しいとのこと。
また、この性質のために亜種特異点内部ではシェイクスピアの創作物がそのまま形をもって歩き回り、虚構寄りのサーヴァントが本来のそれよりはるかに大きな力を持ち、サーヴァント達は伝承通りの弱点を突かれると効果が普段よりも甚大になるといった風に、現実と虚構の境界線が非常に曖昧である。

こんな町であるため住人も悪党ばかりであり、街中には悪徳が満ち満ちている。
ただのチンピラでさえ魔力髄液を注入することで程度の差はあれ魔術使いと化しており、重火器で武装した特殊部隊「雀蜂」や無差別に人を襲う自動人形などと相まってまともな人間なら到底生きていけない。
かろうじて貨幣経済は維持されているようだが、重火器は当然として人間の死体やキメラ、果ては刻印付きの魔術師の体組織なども普通に売買対象となっている。

主要地名

バレル
亜種特異点の中央に聳える、高層ビルの中でも一際巨大な建造物。位置としては現代日本の東京都庁のあたり。
幻影魔人同盟の本拠地であり、その首魁が「とある目的」のために建造した「銃身(バレル)」でもある。
歌舞伎町
新宿駅の北側にある一角。現代日本では治安があまり良くない繁華街として知られている。
幻影魔人同盟のバーサーカーがコマ劇場跡地を本拠地としており、彼とオートマタ達が歌いながら徘徊して殺戮を繰り広げている。
新宿駅
新宿にある駅。
現代日本でも巨大で迷いやすい駅として知られているが、亜種特異点のそれはもはや地下迷宮めいた魔窟と化している。
幹線道路
新宿に張り巡らされた幅広の道。現代日本でも高層ビル街のためわりと道幅は広め。
幻影魔人同盟のライダーの狩り場となっており、駆け巡って獲物を捕らえて喰い殺している。
新宿御苑
新宿駅から東側にある広大な公園。
コミック版ではジャンヌ・オルタが縄張りにしていたようである。
地下闘技場
新宿の地下のどこかにある闘技場。一攫千金を求めて賭け試合に人が集まっている。
ゲーム本編では登場しなかったが、コミック版では「五体満足なコロラトゥーラ」を調達するためにジャンヌ・オルタが賭け試合に参加していた。
また、ゲーム本編で所在が不明だったアンデルセンはここのオーナーが軟禁して闘技場向けに創作幻想を作らせていたようである[注 1]

登場人物

カブラギ
新宿内で活動している情報屋。
カヴァスⅡ世
新宿に住む野良犬。この悪徳に満ちた街に相応しくないほどに純粋無垢。
闘技場支配人
コミカライズ版のオリジナルキャラ。新宿地下にある闘技場のオーナー。
白い礼服に眼鏡という若干胡散臭い出で立ちで、実際当初は主人公たちを嵌めて剣闘奴隷にする算段をしていた。
出版関係と何らかの縁があったのか、「作家を生かさず殺さず作品を作らせる方法」について熟知していた。

用語

幻影魔人同盟
亜種特異点となった新宿を統べる集団。
首魁であるジェームズ・モリアーティと、その配下の悪のサーヴァント達から構成されている。
だが、その実態は強い目的を持つ「魔神」と「」が利害の一致から組んだ同盟であり、残りのメンバーは実質的には駒である。
コロラトゥーラ
亜種特異点を徘徊する自動人形。
歌舞伎町を本拠地としており、歌うクリスティーヌ・ダーエおよび幻影魔人同盟のバーサーカーをリーダーとして彼らに喝采を捧げている。
時折歌舞伎町から外に出て住民を殺戮し、生き残った住民を連れ帰って同じコロラトゥーラに改造してしまう。
彼らを例えるなら、「人間をバラバラにして機能だけ残して人形の殻に詰め込んだ」と言うべき代物であり、当然ながら人間としての精神は破綻してしまっている。
雀蜂
亜種特異点に住んでいる特殊部隊のような出で立ちの集団。
重火器で武装し、雀蜂を模した特徴的なヘルメットをかぶっている。
主に幻影魔人同盟のアーチャーアサシンに率いられており、同盟やその協力者に対する反抗勢力を狩っている。

メモ

脚注

注釈

  1. 鋼鉄の機械仕掛けでキマイラと渡り合えるレベルの強さの小夜啼鳥ナイチンゲールなど。

出典


リンク