「玄木坂の赤ずきん」を編集中
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元々火事場泥棒を行うような魔術師であった夫妻が抗えるはずもなく、次第に精神を歪ませていった。<br/> | 元々火事場泥棒を行うような魔術師であった夫妻が抗えるはずもなく、次第に精神を歪ませていった。<br/> | ||
何を願うかで互いに争いが絶えなくなり、「赤ずきん」に対しても日ごとに矛盾する願いをかけることも珍しくなくなり、恐怖心から遠ざけたかと思えば執着から連れ戻そうとする行為も何度も行われ、魔術具による虐待じみた行いも頻発するようになった。<br/> | 何を願うかで互いに争いが絶えなくなり、「赤ずきん」に対しても日ごとに矛盾する願いをかけることも珍しくなくなり、恐怖心から遠ざけたかと思えば執着から連れ戻そうとする行為も何度も行われ、魔術具による虐待じみた行いも頻発するようになった。<br/> | ||
− | + | 遠ざけられていたサイクルの時には髪と耳を隠すために赤いフードを被り、自分の願いは持てないし叶えられないためエレベーターのボタン押しを隣人に依頼する事もあった。怪談の成立はこの頃の話がベースと思われる。 | |
そしてとある夜、自分の肉体から妖刀じみた刃物を生み出したことで、それを奪い合った夫妻は互いに殺し合い、終わりはあっさり訪れた。<br/> | そしてとある夜、自分の肉体から妖刀じみた刃物を生み出したことで、それを奪い合った夫妻は互いに殺し合い、終わりはあっさり訪れた。<br/> |