「蘆屋道満」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
3行目: | 3行目: | ||
| 真名 = 蘆屋道満 | | 真名 = 蘆屋道満 | ||
| 読み = あしや どうまん | | 読み = あしや どうまん | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 森川智之 | | 声優 = 森川智之 | ||
12行目: | 12行目: | ||
| 地域 = 日本 | | 地域 = 日本 | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
− | | 異名 = 道摩法師、播磨法師<br>キャスター・リンボ<ref group = "注"> | + | | 異名 = 道摩法師、播磨法師<br>キャスター・リンボ<ref group = "注">前者は汎人類史の「蘆屋道満」としての通称。後者はアルターエゴのサーヴァントたる「蘆屋道満」としての通称。</ref> |
| 性別 = 不明 | | 性別 = 不明 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
24行目: | 24行目: | ||
| 天敵 = [[安倍晴明]] | | 天敵 = [[安倍晴明]] | ||
| デザイン = 古海鐘一 | | デザイン = 古海鐘一 | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
30行目: | 30行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 『[[Fate/Grand Order]]』に登場する「[[アルターエゴ]]」の[[サーヴァント]]。初登場時には、「[[キャスター|魔術師]]」のクラスを名乗っていた。 | |
;略歴 | ;略歴 | ||
42行目: | 42行目: | ||
: アルジュナとの決戦の最中、主人公に不意打ちを仕掛けようと試みたものの、自ら蘇生することでアルジュナの軛から解放された[[アスクレピオス]]の妨害により失敗に終わり、そのまま消滅した。だがインド異聞帯の彼は本人ではなく、彼の式神であった。 | : アルジュナとの決戦の最中、主人公に不意打ちを仕掛けようと試みたものの、自ら蘇生することでアルジュナの軛から解放された[[アスクレピオス]]の妨害により失敗に終わり、そのまま消滅した。だがインド異聞帯の彼は本人ではなく、彼の式神であった。 | ||
: その後、Lostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』において、異聞帯の神々の前では道化のように振舞いながら<ref group = "注">神々を嘲弄したことで不興を買った際には、神々の前で突如'''自らの首を断つ'''という暴挙に出た。</ref>、破神同盟に与する[[エウロペ]]の誘拐、異聞帯の真実および異星の神の真の目的に近付こうとした[[カドック・ゼムルプス|カドック]]の抹殺等で暗躍していた。 | : その後、Lostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』において、異聞帯の神々の前では道化のように振舞いながら<ref group = "注">神々を嘲弄したことで不興を買った際には、神々の前で突如'''自らの首を断つ'''という暴挙に出た。</ref>、破神同盟に与する[[エウロペ]]の誘拐、異聞帯の真実および異星の神の真の目的に近付こうとした[[カドック・ゼムルプス|カドック]]の抹殺等で暗躍していた。 | ||
− | : そして軌道大神殿に侵入した主人公らを、自らの不死性をいいことに妨害しようとするも、インド異聞帯での悪行への報復として、[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]の「漏尽他人通」によって不死性を封じられ、最後の式神も[[カイニス]] | + | : そして軌道大神殿に侵入した主人公らを、自らの不死性をいいことに妨害しようとするも、インド異聞帯での悪行への報復として、[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]の「漏尽他人通」によって不死性を封じられ、最後の式神も[[カイニス]]によって消滅させられた。 |
− | : | + | : 結果、ついに本体が目覚め、彼の本拠地である特異点『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』において主人公らを迎え撃とうとする。 |
− | : | + | : その特異点における本来の蘆屋道満を言葉巧みに唆し乗っ取り、[[安倍晴明]]からの提案と偽って「[[聖杯戦争|天覧聖杯戦争]]」を[[藤原道長]]に開催させた。 |
− | : | + | : その目論見は主人公と[[坂田金時]]により破られ天覧聖杯戦争は中止となるも、彼は四騎のサーヴァントの魂を自らの聖杯に得た。そのため彼は計画を修正し、[[空想樹|亜種空想樹]]『地獄界曼荼羅』を現出、自らを『黄幡神・蘆屋道満』と名乗った。 |
− | : | + | : そして聖杯戦争の管理者として八将神を召喚し、残り三騎を捧げることで聖杯、延いては空想樹の完成を目指す。しかし召喚された「[[俵藤太|歳殺神]]」、「[[鈴鹿御前|豹尾神]]」、「[[玖賀耳之御笠|歳破神]]」、「[[平景清|歳刑神]]」をカルデアと源氏武者、鬼たちの連携により次々と破られ、その魂も安倍晴明の術式により回収を阻止されてしまう。 |
+ | : しかし実際には、自らが霊基に組み込んだ「イツパパロトル」「チェルノボーグ」をそれぞれ「大将軍」「太陰神」とし、そして自らの魂、合わせて三騎分の魂を既に空想樹に取り込ませており、空想樹を開花させる。 | ||
+ | : そして「太歳神」として召喚した[[伊吹童子]]を新たな、自分だけの「異星の神」、[[ビースト]]にしようと試みる。だがそのアイデアを急遽かなぐり捨て、伊吹童子を取り込み、自らをビーストにしようと目論む。 | ||
+ | : 結果的に伊吹童子を取り込むことは叶った。だがビーストになることはできず、その原因を安倍晴明により「人類愛なき羅刹に獣の資格なし」、すなわち人類愛がない彼はビーストになることができない、と指摘されてしまった。 | ||
+ | : そのため彼はビーストになることにこだわるのを諦め、『羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満』と名乗りを改め、この世のすべてを嬲り殺すと宣言する。 | ||
: だがその言葉を受けて戦う意思を見つけた金時が、「摂津式大具足・熊野」を召喚。加えて空想樹に取り込まれるも霊基を保っていた伊吹童子が金時に、彼女の宝具たる「神剣・草那芸之大刀」を貸与、主人公の令呪のバックアップによって空想樹を両断されてしまう。 | : だがその言葉を受けて戦う意思を見つけた金時が、「摂津式大具足・熊野」を召喚。加えて空想樹に取り込まれるも霊基を保っていた伊吹童子が金時に、彼女の宝具たる「神剣・草那芸之大刀」を貸与、主人公の令呪のバックアップによって空想樹を両断されてしまう。 | ||
− | : そして、彼の本体は源氏武者、鬼、カルデアの一斉攻撃を受け、彼は末期の言葉を述べる<ref group = "注">その際彼は、他の「異星の神」の使徒が知らない「異星の神」の秘中の秘を知っている、と主人公に取引を持ち掛けたが、その真偽は不明。</ref> | + | : そして、彼の本体は源氏武者、鬼、カルデアの一斉攻撃を受け、彼は末期の言葉を述べる<ref group = "注">その際彼は、他の「異星の神」の使徒が知らない「異星の神」の秘中の秘を知っている、と主人公に取引を持ち掛けたが、その真偽は不明。</ref>。だが実際にはそれは時間稼ぎに過ぎず、特権領域に接続することで仙術の大秘奥を発動、彼らを道連れにしようとしていた。 |
+ | : しかしその目論見は主人公に看破され、[[加藤段蔵|段蔵]]の宝具「妖術斬法・夕顔」によってついに絶命。カルデアとの長きにわたる恩讐に、終止符が打たれた。 | ||
;人物 | ;人物 | ||
:美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。 | :美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした男性。 | ||
:長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。 | :長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型。 | ||
:陰陽師らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。 | :陰陽師らしく和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師、ピエロを彷彿とさせるデザインになっている。 | ||
− | :その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。 | + | :その性格は「外道」の一言であり、英霊剣豪を作る際に人間や英霊に宿業を埋め込む必要があり、対象者はこの時耐え難い苦痛を覚えるようだが、道満はこれに躊躇を覚えないどころか、その苦悶を楽しんでいる節さえ見受けられた。 |
− | : | + | :五行に深く触れ、自然(神々)さえも時に操る超越者として振る舞い、小さきもの、儚きもの、日々をつつましく暮らす衆生すべてを嘲笑い、他人の矜持、信念を娯楽のために踏みにじり、苦しめる事を好む(これが原因で対峙した[[宮本武蔵]]にひと目で見抜かれており、蛇蝎の如く嫌われている)。 |
− | : | + | :一方、平時は冷静かつ理知的な言動であるが、主人公らと対峙した際は度々高笑いと激昂を交互に繰り返しており、情緒が不安定である様子も見て取れる。「ンンン――」と言葉を溜めるクセがある模様。 |
− | :カルデアに召喚されたアルターエゴ・蘆屋道満は、己が「[[異星の神]] | + | |
+ | :クラス・アルターエゴとしての現界であるため、過去に実在した蘆屋道満の人物像そのものではなく、一側面がカリカチュア化した存在になっていると思われる…が、キャスター・[[紫式部]]の語るところでは、過去の道満も相当の妖人・怪人であった模様。 | ||
+ | :カルデアに召喚されたアルターエゴ・蘆屋道満は、己が「[[異星の神]]のしもべとして活動し、カルデアとたびたび敵対した事実を一切覚えていない」という素振りを見せる。 | ||
+ | :生前にはありえざる多様な力を有したアルターエゴとして召喚されたのは如何なる理由か「さても見当がつかない」と宣う。 | ||
:無論、虚偽であり彼は間違いなくカルデアと敵対したアルターエゴ・リンボ、己を暗黒の太陽として輝かさんとした道満としての記録を有して、カルデアに召喚されたのである。 | :無論、虚偽であり彼は間違いなくカルデアと敵対したアルターエゴ・リンボ、己を暗黒の太陽として輝かさんとした道満としての記録を有して、カルデアに召喚されたのである。 | ||
− | :果たしてそれは、カルデアが縁を結んでしまったが故の事故めいた偶然か、力であればその出所を問わない汎人類史の選択か──── | + | :果たしてそれは、カルデアが縁を結んでしまったが故の事故めいた偶然か、力であればその出所を問わない汎人類史の選択か──── |
+ | :それとも或いは、アルターエゴ・蘆屋道満が「そのようにあれ」と望んだのか……。<ref group = "注">なお、英霊が望んだとして、召喚・現界に如何なる影響が及ぼされるかの検証は為されていない。</ref> | ||
;能力 | ;能力 | ||
− | :強力な陰陽術の使い手であるが、彼の性格上、その秘術は悪辣を極めたものが多い。 | + | :強力な陰陽術の使い手であるが、彼の性格上、その秘術は悪辣を極めたものが多い。 |
+ | :五芒星でサーヴァントの動きを封じ込めたり、英霊に“一切鏖殺”の宿業を埋め込んで凶暴性の塊のようになったサーヴァント「英霊剣豪」と化させたり、下総国の人間たちを不規則に化物に変生させるのが最たるもの。 | ||
:また(無の境地に至る前とは言え)武蔵の本気の斬撃を結界で軽々と受け止めている。 | :また(無の境地に至る前とは言え)武蔵の本気の斬撃を結界で軽々と受け止めている。 | ||
:加えて「神を喰らったモノ」「黒き神を自らの太陽へと取り込んで、悪の神を自らの魔力へと置き換えて、強大なる存在によって導かれた自我の滴~」との記述があり、事実アルターエゴのクラスとして成立するにあたり、彼は自らの霊基にアステカ神話の女神「イツパパロトル」<ref group = "注">性別が不明になっているのは、彼女を取り込んだ影響によるものと思われる。</ref>、スラヴ神話の悪神「チェルノボーグ」、平安日本の怨霊「悪霊左府」を組み込み、ハイ・サーヴァントと化した。 | :加えて「神を喰らったモノ」「黒き神を自らの太陽へと取り込んで、悪の神を自らの魔力へと置き換えて、強大なる存在によって導かれた自我の滴~」との記述があり、事実アルターエゴのクラスとして成立するにあたり、彼は自らの霊基にアステカ神話の女神「イツパパロトル」<ref group = "注">性別が不明になっているのは、彼女を取り込んだ影響によるものと思われる。</ref>、スラヴ神話の悪神「チェルノボーグ」、平安日本の怨霊「悪霊左府」を組み込み、ハイ・サーヴァントと化した。 | ||
:式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。 | :式神の扱いにも長けており、カルデアへの侵攻のために式神をカルデアのシミュレータ内に送り込むという離れ業も見せている。 | ||
− | :また、無数の式神に自身を転写することで擬似的な不死性を得る「<ruby><rb>生活続命</rb><rt>しょうかつぞくみょう</rt></ruby>の法」<ref group = "注">ペペロンチーノ曰く、「まがい物」とのこと。</ref> | + | :また、無数の式神に自身を転写することで擬似的な不死性を得る「<ruby><rb>生活続命</rb><rt>しょうかつぞくみょう</rt></ruby>の法」<ref group = "注">ペペロンチーノ曰く、「まがい物」とのこと。</ref>を用いていたものの、大西洋異聞帯において[[スカンジナビア・ペペロンチーノ|ペペロンチーノ]]により破られた。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== ステータス == | == ステータス == | ||
84行目: | 84行目: | ||
| rowspan="2"|[[アルターエゴ]] || [[異星の神]] || ? || ?|| ? || ? || ? || ? || || || style="text-align:left"| | | rowspan="2"|[[アルターエゴ]] || [[異星の神]] || ? || ?|| ? || ? || ? || ? || || || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || E || EX || B || B || 陣地作成:B<br>道具作成:A<br>対魔力:A<br>暗黒の神核:B<br>ハイ・サーヴァント:A<br>快楽主義:EX || リディクールキャット:EX<br>黒き命:A<br>道満の呪:A+ | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || E || EX || B || B || 陣地作成:B<br>道具作成:A<br>対魔力:A<br>暗黒の神核:B<br>ハイ・サーヴァント:A<br>快楽主義:EX || リディクールキャット:EX<br>黒き命:A<br>道満の呪:A++ || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
90行目: | 90行目: | ||
;狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ) | ;狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ) | ||
: ランク:B<br />種別:対都市宝具<br />レンジ:1~80<br />最大捕捉:400人 | : ランク:B<br />種別:対都市宝具<br />レンジ:1~80<br />最大捕捉:400人 | ||
− | : | + | :時の権力者・藤原道長を呪殺せんとして仕掛けた、都市そのものを殺すに等しい驚天動地なる大呪術の再現。 |
:成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くし、権力者を滅び去る。 | :成し遂げられれば都はたちまち荒れ果て、人々を不幸が襲い、餓死者が往来を埋め尽くし、権力者を滅び去る。 | ||
:宝具としての呪詛行使にあたり、アルターエゴとしての道満と融合した左大臣・藤原顕光の怨霊「悪霊左府」を一時的に召喚。これによって、術の成功確率を極めて大幅に上昇させている。 | :宝具としての呪詛行使にあたり、アルターエゴとしての道満と融合した左大臣・藤原顕光の怨霊「悪霊左府」を一時的に召喚。これによって、術の成功確率を極めて大幅に上昇させている。 | ||
:最後に空を覆う暗黒の太陽は道満の傲慢と悪性の具現であり、アルターエゴの要素として取り組んだ闇の神「イツパパロトル」、黒き神「チェルノボーグ」の仮想複合顕現でもある。 | :最後に空を覆う暗黒の太陽は道満の傲慢と悪性の具現であり、アルターエゴの要素として取り組んだ闇の神「イツパパロトル」、黒き神「チェルノボーグ」の仮想複合顕現でもある。 | ||
− | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃 | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&呪い状態を付与<ref group = "注" name="5ターン">5ターン</ref>&呪厄状態(呪いの効果量がアップする状態)を付与<ref group = "注" name="5ターン" /><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&高確率で即死」という効果のQuick宝具。 |
==真名:蘆屋道満 == | ==真名:蘆屋道満 == | ||
113行目: | 113行目: | ||
:第2部にて敵方のパートナーサーヴァントの一騎として登場、インド異聞帯にて再び主人公達の前に姿を現すこととなり、続く大西洋異聞帯でも暗躍する。 | :第2部にて敵方のパートナーサーヴァントの一騎として登場、インド異聞帯にて再び主人公達の前に姿を現すこととなり、続く大西洋異聞帯でも暗躍する。 | ||
:後にCMにてキャスターではなくまさかのアルターエゴであることが判明。第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』にて遂に期間限定サーヴァントとして実装された。 | :後にCMにてキャスターではなくまさかのアルターエゴであることが判明。第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』にて遂に期間限定サーヴァントとして実装された。 | ||
− | |||
===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
;[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | ;[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | ||
:11話にて、アルジュナ〔オルタ〕を煽る役として少しだけ登場。 | :11話にて、アルジュナ〔オルタ〕を煽る役として少しだけ登場。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
135行目: | 131行目: | ||
;[[加藤段蔵]] | ;[[加藤段蔵]] | ||
:亜種並行世界にて機能停止している所を拾いあげ、記憶を壊した上で機能修復し、都合の良い道具として行使していた。 | :亜種並行世界にて機能停止している所を拾いあげ、記憶を壊した上で機能修復し、都合の良い道具として行使していた。 | ||
− | :後に彼女の幕間では''' | + | :後に彼女の幕間では'''より苦痛を与えるため'''に記憶を修復したが、最終的に自身の首を絞める結果を招いてしまった。 |
;下総の大霊 | ;下総の大霊 | ||
:亜種並行世界やインド異聞帯、大西洋異聞帯にて自身の代わりに主人公達に嗾けてきた霊。 | :亜種並行世界やインド異聞帯、大西洋異聞帯にて自身の代わりに主人公達に嗾けてきた霊。 | ||
141行目: | 137行目: | ||
;[[柳生但馬守宗矩]] | ;[[柳生但馬守宗矩]] | ||
:亜種並行世界で英霊剣豪として共に戦った同士。 | :亜種並行世界で英霊剣豪として共に戦った同士。 | ||
− | : | + | :彼の幕間の物語でも式神を通して対決し、「セイバー・エンピレオ」経由で彼の太刀筋は知っていると豪語するものの、天寿を全うした「柳生但馬守宗矩」のより洗練された太刀筋に敗れることとなった。 |
;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]] | ;[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ]] | ||
:異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。 | :異聞帯世界にて人々を悪辣に弄ぶ者同士。 | ||
152行目: | 148行目: | ||
:彼の「完全なる世界の創造」という理想を利用し、彼を唆して異聞帯世界が滅亡へ到達する周期を速めるなど、インド異聞帯を好き放題に荒らし回った元凶こそが道満である。 | :彼の「完全なる世界の創造」という理想を利用し、彼を唆して異聞帯世界が滅亡へ到達する周期を速めるなど、インド異聞帯を好き放題に荒らし回った元凶こそが道満である。 | ||
;[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]] | ;[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]] | ||
− | : | + | :インド異聞帯を担当するクリプター。彼からは「インド異聞帯がどうあれ将来的には滅びるしかない世界と知っていながらそれを加速させた」と訝しまれるなどあまり快く思われておらず、「アルジュナも自分も道満さえ現れなければもう少しマシな世界に出来たかもしれない」と内心で零していた。 |
− | : | + | :その後、「インド異聞帯の仇」として彼が編み出した術式により生活続命の術を破られ、疑似的な不滅に終止符を打たれることとなった。 |
;[[カドック・ゼムルプス]] | ;[[カドック・ゼムルプス]] | ||
:ロシア異聞帯を担当するクリプター。 | :ロシア異聞帯を担当するクリプター。 | ||
− | : | + | :カルデアに敗れてからは迂余曲折を経て大西洋異聞帯に身を置いていたが、後にカドックがキリシュタリアの端末より得た情報から異星の神に関する核心に迫ったため、それを見付けると同時に彼に激痛の呪いと共に致命傷を与えた。 |
;[[アスクレピオス]] | ;[[アスクレピオス]] | ||
:インド異聞帯でアルジュナが召喚したサーヴァントのひとり。 | :インド異聞帯でアルジュナが召喚したサーヴァントのひとり。 | ||
− | : | + | :アルジュナがカルナと激戦を繰り広げている裏でカルデアのマスターを暗殺しようと目論むも、自力で蘇生した彼によって妨害され、「インド異聞帯における悪性腫瘍かつ病巣そのもの」と断じられて徹底的に叩きのめされた。 |
;[[ゼウス]]、[[デメテル]]、[[アフロディーテ]] | ;[[ゼウス]]、[[デメテル]]、[[アフロディーテ]] | ||
:大西洋異聞帯にて一応は協力関係にあった機神たち。 | :大西洋異聞帯にて一応は協力関係にあった機神たち。 | ||
171行目: | 167行目: | ||
:苦手な相手。好奇心で服を剥ぎ取ろうとするフリーダムさには、流石に頭を抱えている。 | :苦手な相手。好奇心で服を剥ぎ取ろうとするフリーダムさには、流石に頭を抱えている。 | ||
;[[鬼一法眼]] | ;[[鬼一法眼]] | ||
− | : | + | :生前の顔見知りのようで、カルデアに居る事に爆笑されてしまう。 |
− | |||
− | |||
;[[タマモキャット]] | ;[[タマモキャット]] | ||
:怪猫扱いしているが、呪術の心得もあるためかなり警戒している模様。 | :怪猫扱いしているが、呪術の心得もあるためかなり警戒している模様。 | ||
180行目: | 174行目: | ||
;[[アビゲイル・ウィリアムズ]] | ;[[アビゲイル・ウィリアムズ]] | ||
:6周年の英霊巡遊では[[カーマ]]と3人でニューヨークに行っているようで、彼女に「いけないこと」を吹き込もうとしているようである。 | :6周年の英霊巡遊では[[カーマ]]と3人でニューヨークに行っているようで、彼女に「いけないこと」を吹き込もうとしているようである。 | ||
− | |||
− | |||
;[[クリストファー]] | ;[[クリストファー]] | ||
:期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』にて、謎の術師「DOMAN」を名乗って副官として仕えた相手。 | :期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』にて、謎の術師「DOMAN」を名乗って副官として仕えた相手。 | ||
− | : | + | :ブラックすぎる環境でこき使われた事には多分に思うところがあったようで、クライマックスで好機と見るやあっさり裏切った。 |
;[[カーマ〔アヴェンジャー〕]] | ;[[カーマ〔アヴェンジャー〕]] | ||
:期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』にて、上記の後に彼女に壺の中に封印されてしまった。 | :期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』にて、上記の後に彼女に壺の中に封印されてしまった。 | ||
:その後に「マスターの心を読む方法を教える」と唆したらあっさり出してくれそうになり、「この方、ちょろすぎでは?」と<del>誰もが黙っていた</del>疑問を呈していた。 | :その後に「マスターの心を読む方法を教える」と唆したらあっさり出してくれそうになり、「この方、ちょろすぎでは?」と<del>誰もが黙っていた</del>疑問を呈していた。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== 生前 === | === 生前 === | ||
212行目: | 186行目: | ||
:亜種並行世界では主人公たちに対して名乗るとき彼の名を偽った。自身の正体を隠すと同時に、憎き宿敵への嫌がらせが目的といったところか<ref group = "注">『地獄界曼荼羅 平安京』の終盤で窮地に陥った際、錯乱状態で彼を罵倒していたことからもそれが窺える。</ref>。 | :亜種並行世界では主人公たちに対して名乗るとき彼の名を偽った。自身の正体を隠すと同時に、憎き宿敵への嫌がらせが目的といったところか<ref group = "注">『地獄界曼荼羅 平安京』の終盤で窮地に陥った際、錯乱状態で彼を罵倒していたことからもそれが窺える。</ref>。 | ||
:……多少なりとも過去作の情報を拾っているプレイヤー達はおろか、劇中相対した面々にすら全く信用してもらえていなかったが。 | :……多少なりとも過去作の情報を拾っているプレイヤー達はおろか、劇中相対した面々にすら全く信用してもらえていなかったが。 | ||
− | |||
;法道仙人 | ;法道仙人 | ||
:天竺から渡ってきたとされる仙人。さまざまな仙術を教わったとされている。 | :天竺から渡ってきたとされる仙人。さまざまな仙術を教わったとされている。 | ||
:特権領域に接続する方法も教わったようで、仙人であることからも[[山嶺法廷]]との関係性も疑われている。 | :特権領域に接続する方法も教わったようで、仙人であることからも[[山嶺法廷]]との関係性も疑われている。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
242行目: | 212行目: | ||
;「ふふ、ふふ、ふふふふふゥフフフフフフゥゥウ! 見事な始末でありましょうや、人間の皆々様!」 | ;「ふふ、ふふ、ふふふふふゥフフフフフフゥゥウ! 見事な始末でありましょうや、人間の皆々様!」 | ||
:全てが終わった後、実は生きていたと言わんばかりに姿を現して。まるで自身が人間ではないとでも言わんばかりだが……? | :全てが終わった後、実は生きていたと言わんばかりに姿を現して。まるで自身が人間ではないとでも言わんばかりだが……? | ||
− | :後に明らかとなった真相は''' | + | :後に明らかとなった真相は'''自身の肉体や人格を術式に置き換えた'''というものであり、文字通り人間ではなくなっていた。 |
;「と。まあ、何と申しますか。 つい一昨日の夕刻まではそのように想っていたのです。 ええ、ええ、本当ですよ?なのですが、まあ。やめました」 | ;「と。まあ、何と申しますか。 つい一昨日の夕刻まではそのように想っていたのです。 ええ、ええ、本当ですよ?なのですが、まあ。やめました」 | ||
248行目: | 218行目: | ||
:新たな異星の神の依代にするために伊吹童子をその場に呼び寄せたものの、その場のノリで計画を変更。その際に発した白々しい言い訳。 | :新たな異星の神の依代にするために伊吹童子をその場に呼び寄せたものの、その場のノリで計画を変更。その際に発した白々しい言い訳。 | ||
:しかし、この選択が自らの首を絞めることに…… | :しかし、この選択が自らの首を絞めることに…… | ||
− | :なお、これに対する伊吹童子の台詞は'''「やめたのか」''' | + | :なお、これに対する伊吹童子の台詞は'''「やめたのか」'''である。 |
;「余所見をォ!しましたねェエエエエエエエエ伊吹童子殿!急急如律令!喰らえい!地獄界曼荼羅ッ!」 | ;「余所見をォ!しましたねェエエエエエエエエ伊吹童子殿!急急如律令!喰らえい!地獄界曼荼羅ッ!」 | ||
258行目: | 228行目: | ||
:同上。 | :同上。 | ||
:計画完遂まであと一歩というトコロで、「一昨日くらいまではそうしようと思っていた」という旨のセリフを吐いたのち、思い付きで計画を変更。 | :計画完遂まであと一歩というトコロで、「一昨日くらいまではそうしようと思っていた」という旨のセリフを吐いたのち、思い付きで計画を変更。 | ||
− | : | + | :そして当然のごとく(リンボにとって)大変なことになってしまい、失敗を指摘された末、苦渋の表情で失敗を認めることに……まあこの後開き直るのであるが。 |
:実際計画を完遂されていては勝てたかかなり怪しかったため、プレイヤーからはオリチャー<ref group="注">「オリジナルな」「攻略チャート」。ゲームのRTA(リアルタイムアタック)における用語で、事前に立てた緻密な攻略チャートが崩れた際に、プレイヤーがその場で独自に作成する立て直し用チャートの事。つまり、オリチャーが発動している=元々の予定は崩壊している、と言う事になる。</ref>だのガバチャー<ref group="注">「ガバガバな」「攻略チャート」。ガバガバと言ってもチャートの作り込みの甘さを指す訳ではなく、ミスによって崩壊した結果、ガバガバになった状況を指す。つまりオリチャーとほぼ同じだが、ガバガバと言うだけあって、オリチャーに比べてミスを茶化し揶揄する意味合いがより大きい。</ref>だの言われるハメに。 | :実際計画を完遂されていては勝てたかかなり怪しかったため、プレイヤーからはオリチャー<ref group="注">「オリジナルな」「攻略チャート」。ゲームのRTA(リアルタイムアタック)における用語で、事前に立てた緻密な攻略チャートが崩れた際に、プレイヤーがその場で独自に作成する立て直し用チャートの事。つまり、オリチャーが発動している=元々の予定は崩壊している、と言う事になる。</ref>だのガバチャー<ref group="注">「ガバガバな」「攻略チャート」。ガバガバと言ってもチャートの作り込みの甘さを指す訳ではなく、ミスによって崩壊した結果、ガバガバになった状況を指す。つまりオリチャーとほぼ同じだが、ガバガバと言うだけあって、オリチャーに比べてミスを茶化し揶揄する意味合いがより大きい。</ref>だの言われるハメに。 | ||
266行目: | 236行目: | ||
:しかし、この発言で金時は自らの戦う意味を見出すことに。 | :しかし、この発言で金時は自らの戦う意味を見出すことに。 | ||
− | ; | + | ;「神なぞ、幾柱も喰らってきたのだ!」<br>「神なぞ、我が掌中にて踊る哀れなる力どもに過ぎず!」<br>「晴明! 晴明! 晴明ィイイイイイイイイイイイ!!<br> 何処だ何処で拙僧を<RUBY>嗤<RB><RT>わら</RT></RUBY>っている、貴様、貴様がァアアア!」 |
:同上。主人公一行に計画を悉く潰された挙句にまき散らされる罵詈雑言の数々。 | :同上。主人公一行に計画を悉く潰された挙句にまき散らされる罵詈雑言の数々。 | ||
:[[ビースト|新たな獣]]として神になる野望すらも潰え、もはや彼に許されたのは憎しみのままに喚き散らすことだけであった。 | :[[ビースト|新たな獣]]として神になる野望すらも潰え、もはや彼に許されたのは憎しみのままに喚き散らすことだけであった。 | ||
314行目: | 284行目: | ||
;「清少納言殿、おやめなされ。拙僧の衣を剥ごうとするのはおやめなされ! | ;「清少納言殿、おやめなされ。拙僧の衣を剥ごうとするのはおやめなされ! | ||
; 拙僧、人に化けた獣ではありませぬ。拙僧はあくまで美しき獣にて……おやめなされっ!」 | ; 拙僧、人に化けた獣ではありませぬ。拙僧はあくまで美しき獣にて……おやめなされっ!」 | ||
− | :マイルーム会話「[[清少納言]] | + | :マイルーム会話「[[清少納言]]」。どういった経緯か、彼女は道満を人に化けた獣と飛躍した解釈をし、正体を暴こうと彼の衣服を剥ぎ取ろうとして困らせている模様。<del>おかげで道満の最終再臨イラストにて、なぎこさんに服をひん剥かれた後という風評被害が起こっている</del> |
− | |||
;「これはこれは、藤原香子殿。紫式部殿と申し上げる方がよろしいか? | ;「これはこれは、藤原香子殿。紫式部殿と申し上げる方がよろしいか? | ||
; 時に香子殿。晴明は、何か貴女に伝えては……ない? 何も? ンン……そうですか。そうですか……」 | ; 時に香子殿。晴明は、何か貴女に伝えては……ない? 何も? ンン……そうですか。そうですか……」 | ||
:マイルーム会話「[[紫式部]]」。宿敵の弟子である彼女が師匠から特に何も聞き及んでいないと知り、最後は含みがあるような、あるいは期待外れとも取れる複雑な反応を見せている。 | :マイルーム会話「[[紫式部]]」。宿敵の弟子である彼女が師匠から特に何も聞き及んでいないと知り、最後は含みがあるような、あるいは期待外れとも取れる複雑な反応を見せている。 | ||
− | |||
; 「大陸の知恵者殿。よもや仙術・道術を行使しておられる? 興味深い。かく言う拙僧も実は……んんっ、コホン。いえ、いずれまた——」 | ; 「大陸の知恵者殿。よもや仙術・道術を行使しておられる? 興味深い。かく言う拙僧も実は……んんっ、コホン。いえ、いずれまた——」 | ||
335行目: | 303行目: | ||
:以降も姿を隠しているところを勘でみかんをぶつけられたりと、みかんにはとことん悪縁がある模様<ref group="注">生前に安倍晴明と術比べした際に、伏せたお椀の中身を当てる勝負で「みかん」と宣言して(おそらく晴明の術で中身を変えられて)負けた逸話もあるため、悪縁が実際にあるのかもしれない。</ref>。 | :以降も姿を隠しているところを勘でみかんをぶつけられたりと、みかんにはとことん悪縁がある模様<ref group="注">生前に安倍晴明と術比べした際に、伏せたお椀の中身を当てる勝負で「みかん」と宣言して(おそらく晴明の術で中身を変えられて)負けた逸話もあるため、悪縁が実際にあるのかもしれない。</ref>。 | ||
− | + | == メモ == | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | ==メモ== | ||
*初登場となった『屍山血河舞台 下総国』時点ではプレイアブル化されていないキャラクターだが、名を問われて安倍晴明を騙るなど、自身の真名や能力を主人公たちに対して徹底して秘匿している。<br>戦闘においても形代である大霊としてのみ戦い、彼自身の宝具なども一切不明で、名称も武蔵が彼を評した『美しき肉食獣』とだけ称された。<br>プレイヤーに真名が明かされたのも、『屍山血河舞台 下総国』の最後の最後、それも地の文であった。そして第2部OPでは敵方のサーヴァントと思しき面々の中に彼の姿が映し出されたが、果たして……? | *初登場となった『屍山血河舞台 下総国』時点ではプレイアブル化されていないキャラクターだが、名を問われて安倍晴明を騙るなど、自身の真名や能力を主人公たちに対して徹底して秘匿している。<br>戦闘においても形代である大霊としてのみ戦い、彼自身の宝具なども一切不明で、名称も武蔵が彼を評した『美しき肉食獣』とだけ称された。<br>プレイヤーに真名が明かされたのも、『屍山血河舞台 下総国』の最後の最後、それも地の文であった。そして第2部OPでは敵方のサーヴァントと思しき面々の中に彼の姿が映し出されたが、果たして……? | ||
**4週連続・全8種クラス別TV-CM「アルターエゴ編」にて彼の姿が映されたため、これによってキャスターではないことが確定した。<br>尤も、『屍山血河舞台 下総国』最終盤での地の文で「強大な存在によって導かれた<RUBY><RB>自我</RB><RT>エゴ</RT></RUBY>の雫」というモノがあるため、一応伏線は貼られていた。 | **4週連続・全8種クラス別TV-CM「アルターエゴ編」にて彼の姿が映されたため、これによってキャスターではないことが確定した。<br>尤も、『屍山血河舞台 下総国』最終盤での地の文で「強大な存在によって導かれた<RUBY><RB>自我</RB><RT>エゴ</RT></RUBY>の雫」というモノがあるため、一応伏線は貼られていた。 | ||
− | *** | + | ***なお、男性のアルターエゴは彼が初めてになる……と思われたが、プレイアブルキャラになった際の性別は不明扱いである。これはアルターエゴとなるために取り込んだ神性の1つであるイツパパロトルがアステカ神話の女神であるためと思われる。 |
**彼の宿敵とされる安倍晴明だが、彼の名は『Fate/EXTRA CCC』において玉藻の前の口から「暗黒イケモン」の一人としてちらっと触れられている。 | **彼の宿敵とされる安倍晴明だが、彼の名は『Fate/EXTRA CCC』において玉藻の前の口から「暗黒イケモン」の一人としてちらっと触れられている。 | ||
**「地の文のモノローグで正体が明かされる」という一種の掟破りが成されているが、後の2019年のバレンタインイベントにて[[紫式部]]が「泰山解説祭」という陰陽術を使用しており、これは「嘘偽りの無い地の解説文を本人にだけ見えない形で周囲に見せる」という悪趣味な術であり、これを半分呪いのように教えたのが安倍晴明である。このため、下総国のラストでは'''「こっそり見ていた安倍晴明が泰山解説祭をリンボにかけ、プレイヤーに正体を教えた」'''という説がまことしやかに語られている。 | **「地の文のモノローグで正体が明かされる」という一種の掟破りが成されているが、後の2019年のバレンタインイベントにて[[紫式部]]が「泰山解説祭」という陰陽術を使用しており、これは「嘘偽りの無い地の解説文を本人にだけ見えない形で周囲に見せる」という悪趣味な術であり、これを半分呪いのように教えたのが安倍晴明である。このため、下総国のラストでは'''「こっそり見ていた安倍晴明が泰山解説祭をリンボにかけ、プレイヤーに正体を教えた」'''という説がまことしやかに語られている。 | ||
***なお、紫式部によると、この術関連で「ンンンン口調の怖い僧に絡まれた」と口にしており、生前にも体験した可能性が示唆されている。 | ***なお、紫式部によると、この術関連で「ンンンン口調の怖い僧に絡まれた」と口にしており、生前にも体験した可能性が示唆されている。 | ||
*これまで系列作品に置いては日本の魔術は[[玉藻の前|呪術]]、[[時任次郎坊清玄|修験道]]の使い手がいたが、初の陰陽師のキャラクターとなる。 | *これまで系列作品に置いては日本の魔術は[[玉藻の前|呪術]]、[[時任次郎坊清玄|修験道]]の使い手がいたが、初の陰陽師のキャラクターとなる。 | ||
− | *『屍山血河舞台 下総国』における道満の行動は主に以下の三つ。①英霊剣豪を作成。②妖術師の計画を自らの妖術と頭脳で補佐する。③[[加藤段蔵]]を使役する、である。 | + | * 『屍山血河舞台 下総国』における道満の行動は主に以下の三つ。①英霊剣豪を作成。②妖術師の計画を自らの妖術と頭脳で補佐する。③[[加藤段蔵]]を使役する、である。 |
− | **前二点については前述したため、割愛。三点目、加藤段蔵については、機能停止していた段蔵を道満が拾い上げ、故障していた四肢を修復した結果、手駒として使役するに至ったという。<br>この際段蔵は「壊れた肉体を修復して貰った」と認識していたが、事実は「機能に問題はなく、単純に魔力切れで停止していたものを拾い上げ、記憶を滅茶苦茶にした上で再起動した」というもの。<br>つまり、壊れていたものを修復したのではなく、問題がなかったものをわざわざ壊したという事となる。<br />これだけなら、生前の記憶を残しておくと手駒として扱い辛いかったからとも取れるのだが、劇中の台詞からしてそういう意図以前にまず「滅茶苦茶にぶち壊してやりかったからやった」ような部分が見受けられ、彼の性格の悪さが滲み出ている。 | + | **前二点については前述したため、割愛。三点目、加藤段蔵については、機能停止していた段蔵を道満が拾い上げ、故障していた四肢を修復した結果、手駒として使役するに至ったという。<br>この際段蔵は「壊れた肉体を修復して貰った」と認識していたが、事実は「機能に問題はなく、単純に魔力切れで停止していたものを拾い上げ、記憶を滅茶苦茶にした上で再起動した」というもの。<br>つまり、壊れていたものを修復したのではなく、問題がなかったものをわざわざ壊したという事となる。<br/>これだけなら、生前の記憶を残しておくと手駒として扱い辛いかったからとも取れるのだが、劇中の台詞からしてそういう意図以前にまず「滅茶苦茶にぶち壊してやりかったからやった」ような部分が見受けられ、彼の性格の悪さが滲み出ている。 |
*蘆屋道満がよく使用する陰陽師の術として、ゲーム内では『五芒星の星の形の魔法陣(のようなもの)』が頻繁に出てくる。 | *蘆屋道満がよく使用する陰陽師の術として、ゲーム内では『五芒星の星の形の魔法陣(のようなもの)』が頻繁に出てくる。 | ||
**陰陽道で五芒星と言えば今でいう三重県の辺りの海女さんなどに伝わる魔よけの文様「ドーマンセーマン」であり、日本古来の陰陽道に由来するものではないかと言われているもの。五芒星の模様を「セーマン」、横4・縦5の直線を使った格子の模様を「ドーマン」という。陰陽道に詳しくなくても動画サイト等で「ドーマンセーマン」という言葉だけは聞いた事がある、と言う人もいるだろう。 | **陰陽道で五芒星と言えば今でいう三重県の辺りの海女さんなどに伝わる魔よけの文様「ドーマンセーマン」であり、日本古来の陰陽道に由来するものではないかと言われているもの。五芒星の模様を「セーマン」、横4・縦5の直線を使った格子の模様を「ドーマン」という。陰陽道に詳しくなくても動画サイト等で「ドーマンセーマン」という言葉だけは聞いた事がある、と言う人もいるだろう。 | ||
377行目: | 319行目: | ||
**なお、晴明の敵役、悪役としての道満は成立年代不明の『晴明朝臣入唐伝』や平安時代以降の『宇治拾遺物語』『峯相記』、安倍晴明の母とされる狐「葛の葉」にまつわる民間伝承においてだいたいポピュラーとなっており、浄瑠璃の演目『芦屋道満大内鑑』が珍しく善人方の道満を描いているのが例外的である。 | **なお、晴明の敵役、悪役としての道満は成立年代不明の『晴明朝臣入唐伝』や平安時代以降の『宇治拾遺物語』『峯相記』、安倍晴明の母とされる狐「葛の葉」にまつわる民間伝承においてだいたいポピュラーとなっており、浄瑠璃の演目『芦屋道満大内鑑』が珍しく善人方の道満を描いているのが例外的である。 | ||
**近年では自由解釈の傾向が強まったためか、蘆屋道満を味方として扱う作品も存在する。 | **近年では自由解釈の傾向が強まったためか、蘆屋道満を味方として扱う作品も存在する。 | ||
− | |||
− | |||
− | ==話題まとめ== | + | == 話題まとめ == |
− | ;サーヴァント界の嫌われ者にして人気者 | + | ; サーヴァント界の嫌われ者にして人気者 |
− | *2部CMより登場し、それから遂に満を持して実装された蘆屋道満だが、今までにしでかした数々の非道かつ鬼畜な言動、蛮行、所業の諸々もあってなのかカルデアに召喚されたサーヴァント達からは'''徹底的に忌み嫌われて'''<ref group="注">あの[[酒呑童子]]さえも「酒が不味くなりそう」と顔を顰め、[[柳生但馬守宗矩]]に至っては「獣」と呼び嫌悪している。</ref> | + | * 2部CMより登場し、それから遂に満を持して実装された蘆屋道満だが、今までにしでかした数々の非道かつ鬼畜な言動、蛮行、所業の諸々もあってなのかカルデアに召喚されたサーヴァント達からは'''徹底的に忌み嫌われて'''<ref group="注">あの[[酒呑童子]]さえも「酒が不味くなりそう」と顔を顰め、[[柳生但馬守宗矩]]に至っては「獣」と呼び嫌悪している。</ref>おり、全マスターからも'''「どの面下げて左側向いてんだ」'''<ref group="注">[[宮本武蔵]]の台詞、並びに通常戦闘時自軍サーヴァントは画面向かって左、敵エネミーおよびサーヴァントは向かって右を向いている事によるもの。要は'''なに味方面してんのオマエ'''である。</ref>、'''「なんでカルデアに来た」'''と散々な言われようである。 |
− | **まあ、[[ジャンヌ・オルタ]]から始まり、散々に敵サーヴァントをカルデアに受け入れて来た主人公にとっては'''今更の話''' | + | **まあ、[[ジャンヌ・オルタ]]から始まり、散々に敵サーヴァントをカルデアに受け入れて来た主人公にとっては'''今更の話'''としか言いようがないが。一応なりとも従属する気を見せているだけ、隙あらば堕とそうとしてくる[[殺生院キアラ]]や[[カーマ]]に比べれば遥かにマシである。 |
− | * | + | *一方で、そのマイペースな言動はネタキャラの域に達している。負けたらギャグキャラはFGOのお約束ではあるが、彼の場合は「負ける前からギャグキャラ」と言われる事も。なお、自覚はないらしい。 |
**実際、イベントで初登場となった『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』ではどう見てもカルデアの道満が謎の法師「DOMAN」を名乗って平然と敵側におり、主人公たちも特に誰何することなく普通に流している。イベント終盤では雇い主を裏切って独自の目的を果たそうとするものの「どうせ裏切ると思った」と全員から思われている始末。もはや完全に「そういうキャラ」扱いである。 | **実際、イベントで初登場となった『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』ではどう見てもカルデアの道満が謎の法師「DOMAN」を名乗って平然と敵側におり、主人公たちも特に誰何することなく普通に流している。イベント終盤では雇い主を裏切って独自の目的を果たそうとするものの「どうせ裏切ると思った」と全員から思われている始末。もはや完全に「そういうキャラ」扱いである。 | ||
− | * | + | *こうした悪役ぶりとネタキャラ振り、さらにキャラとしての美貌と美声も兼ね備えた彼は、作中での評価に反し、極めて高いプレイヤー人気を誇る。2021年のバレンタインイベントにおける、マスターがチョコを送った男性サーヴァントランキングでは、[[千子村正]]に次ぐ堂々の2位を飾っている。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
==脚注== | ==脚注== | ||
===注釈=== | ===注釈=== | ||
− | <references group="注" /> | + | <references group = "注"/> |
===出典=== | ===出典=== | ||
− | <references group="出" /> | + | <references group = "出"/> |
− | ==リンク== | + | == リンク == |
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
*[[魔術師]] | *[[魔術師]] | ||
415行目: | 347行目: | ||
[[Category:Fate/Grand Order]] | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | [[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]] | ||
− | |||
− |