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: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、妖精國ブリテンを統治する異聞帯の女王。
 
: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場する、妖精國ブリテンを統治する異聞帯の女王。
 
:当初は氏族長を含めた妖精達や[[アルトリア・キャスター]]の会話で言及されるのみだったが、前編終盤で『水鏡』を使って[[マシュ・キリエライト]]を別時空に飛ばしたのを区切りに本格活動を始める。
 
:当初は氏族長を含めた妖精達や[[アルトリア・キャスター]]の会話で言及されるのみだったが、前編終盤で『水鏡』を使って[[マシュ・キリエライト]]を別時空に飛ばしたのを区切りに本格活動を始める。
: 実はその正体は、未来の異聞帯で[[ベリル・ガット]]に召喚された折に全てを悟った「ルーラークラスのモルガン」が、自身の願望成就のためカルデアのレイシフト技術を模倣した魔術を用いて「妖精歴における過去の異聞帯のモルガン」こと先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』ヴィヴィアンの元に現れ、その副作用による消滅の際に教えられた妖精國ブリテンの末路および汎人類史における出自などを含めた知識を本来の人格に上書きする形で取り込んだ存在。
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: 実はその正体は、本来の異聞帯で[[ベリル・ガット]]に召喚された折に全てを悟った「ルーラークラスのモルガン」が、自身の願望成就のためカルデアのレイシフト技術を模倣した魔術を用いて「妖精歴における過去の異聞帯のモルガン」こと先代の『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』ヴィヴィアンの元に現れ、その副作用による消滅の際に教えられた妖精國ブリテンの末路および汎人類史における出自などを含めた知識を本来の人格に上書きする形で取り込んだ存在。
 
: そして異聞帯の過去の自分とは、『妖精歴時代のブリテン』で活躍したと伝わる'''「救世主トネリコ」'''その人。<br>元は『<ruby><rb>楽園</rb><rt>アヴァロン</rt></ruby>』と呼ばれる星の内海からある使命を授かり遣わされた妖精だったが、本来の歴史=最初にベリルとルーラーのモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」では、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手によって彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。その結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄によりほぼ絶滅、以降復興の目途すら立たない程に終わってしまい、そのまま異聞として切り捨てられたのが本来のブリテン異聞帯であった。
 
: そして異聞帯の過去の自分とは、『妖精歴時代のブリテン』で活躍したと伝わる'''「救世主トネリコ」'''その人。<br>元は『<ruby><rb>楽園</rb><rt>アヴァロン</rt></ruby>』と呼ばれる星の内海からある使命を授かり遣わされた妖精だったが、本来の歴史=最初にベリルとルーラーのモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」では、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手によって彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。その結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄によりほぼ絶滅、以降復興の目途すら立たない程に終わってしまい、そのまま異聞として切り捨てられたのが本来のブリテン異聞帯であった。
: ところが汎人類史のモルガンによる知識の上書きにより「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救いブリテンに新たな国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。その後は巡礼の鐘を鳴らし、氏族間の争いや災いの火種となりうる「悪意の種」の排除等を含めたあらゆる厄災を退けてブリテンを救い、それらが終わる度に『棺』と呼ばれる魔術礼装を使った眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再びブリテンと妖精のために災いを退ける。ということを繰り返してきたのだが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから全部無くしてしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によって土壇場でひっくり返される上に自身も殺されてかけてしまう目に何度もあい続け、それでもなお自分が求めるブリテンと、国を成立させるのに必要な妖精のために頑張ってきた。
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: ところがサーヴァントのモルガンによる、上述に関した知識の上書きにより「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは、雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救ってブリテンに新たな国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。その後は巡礼の鐘を鳴らし、氏族間の争いや災いの火種となりうる「悪意の種」の排除等を含めたあらゆる厄災を退けてブリテンを救い、それらが終わる度に『棺』と呼ばれる魔術礼装を使った眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再びブリテンと妖精のために災いを退ける。ということを繰り返してきたのだが、その実態はせっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから全部無くしてしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によって土壇場でひっくり返される上に自身も殺されてかけてしまう目に何度もあい続け、それでもなお自分が求めるブリテンと、国を成立させるのに必要な妖精のために頑張ってきた。
 
: そして妖精歴における最後になった挑戦では、'''「人間の王を擁立する」'''というこれまでにない試みと、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで愛する王と円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
 
: そして妖精歴における最後になった挑戦では、'''「人間の王を擁立する」'''というこれまでにない試みと、長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで愛する王と円卓軍の仲間たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
 
: これにより溜まりにたまっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、今度は支配者としてブリテンに君臨することを決意。手始めに自分と仲間を氏族長に売った妖精に自分の姿を魔術で被せて記憶を奪い、彼女を身代わりに『処刑』させる事で表上は姿を消し、以降の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより「トネリコがいないので厄災を退けられず妖精が全滅」したのを見計らって活動を再開。空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">この時本来なら「ルーラーモルガン」のマスターであったはずのベリルの存在も定義修正のため一緒に消しており、妖精國再興の折に'''姿形も瓜二つなコピー'''を創ることで蘇らせた。</ref>サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンにあらため独力で妖精國を再興した。これがトネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である「異聞帯」からさらに分割した特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。
 
: これにより溜まりにたまっていた妖精たちへの不信と不満が爆発し、妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、今度は支配者としてブリテンに君臨することを決意。手始めに自分と仲間を氏族長に売った妖精に自分の姿を魔術で被せて記憶を奪い、彼女を身代わりに『処刑』させる事で表上は姿を消し、以降の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより「トネリコがいないので厄災を退けられず妖精が全滅」したのを見計らって活動を再開。空想樹を枯らして魔力を全て取り込み<ref group = "注">この時本来なら「ルーラーモルガン」のマスターであったはずのベリルの存在も定義修正のため一緒に消しており、妖精國再興の折に'''姿形も瓜二つなコピー'''を創ることで蘇らせた。</ref>サーヴァント召喚を応用する形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンにあらため独力で妖精國を再興した。これがトネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」であり、同時に剪定事象である「異聞帯」からさらに分割した特異点、通称'''『異聞世界』'''となった現在の「妖精國ブリテン」である。<br>2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精には全て令呪のようなものを刻み、領土拡大のためという名目で年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続け、従属に必要な人間の生産も徹底的に管理するといった冷酷な圧制で支配した。
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