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冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、時間軸の外にいる純粋な『魂』であり、この世の道理から外れながら、尚この世に干渉できる外界の力を持つ英霊をサーヴァントとして召喚し、英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>
 
冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、時間軸の外にいる純粋な『魂』であり、この世の道理から外れながら、尚この世に干渉できる外界の力を持つ英霊をサーヴァントとして召喚し、英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。<br>
 
小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br>
 
小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。<br>
聖杯戦争の過程で「どんな願いでも叶えられるくらいの魔力」が溜まるが、それは二次的なものであり、サーヴァントとマスターを呼び寄せるための宣伝でしかない。'''サーヴァントが召喚に応じるのは強制ではなく任意'''であり、「どんな願いでも叶える」という謳い文句で誘い出してるに過ぎない。そのため願望器に興味がなければ召喚には応じないし、逆に願望器と関係なく聖杯戦争に参加したいと思っていれば、聖杯に願う程の願いが無くても召喚される。<br>
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聖杯戦争の過程で「どんな願いでも叶えられるくらいの魔力」が溜まるが、それは二次的なものであり、サーヴァントとマスターを呼び寄せるための宣伝でしかない。'''サーヴァントが召喚に応じるのは強制ではなく任意'''であり、「どんな願いでも叶える」という謳い文句で誘い出してるに過ぎない。そのため願望器に興味がなければ召喚には応じないし、逆に願望器と関係なく聖杯戦争に参加したいと思っていれば、聖杯に願う程の願いが無くても召喚される。<ref group="注">と言う事になっているが、実際にこの判定を行うのはサーヴァントではなく聖杯戦争のシステムのようで、「願いがあるが、聖杯戦争には参加したくない」と言うサーヴァントであっても、本人の意志とは無関係に召喚される。</ref><br>
 
マスターはサーヴァントを呼び出す<ruby><rb>受容体</rb><rt>レセプター</RT></RUBY>であり、召喚さえしてくれればいつ死んでも構わない。<br>
 
マスターはサーヴァントを呼び出す<ruby><rb>受容体</rb><rt>レセプター</RT></RUBY>であり、召喚さえしてくれればいつ死んでも構わない。<br>
 
つまり、'''本当は殺し合いなどする必要は無い'''。<br>
 
つまり、'''本当は殺し合いなどする必要は無い'''。<br>
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;マスター
 
;マスター
 
:聖杯戦争の参加者で、サーヴァントを従える資格を有する。
 
:聖杯戦争の参加者で、サーヴァントを従える資格を有する。
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:聖杯がマスターを選定する基準は魔術回路を備えた魔術師であること、英霊を召喚するに足る偉人、異端者であること。当然、御三家が優先して選ばれるようになっている。
 
;[[サーヴァント]]
 
;[[サーヴァント]]
 
:聖杯だけが喚び出せる、至上の[[使い魔]]。主に過去の英雄が召喚されるが、未来の英雄や非実在の存在が召喚されることもある。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
 
:聖杯だけが喚び出せる、至上の[[使い魔]]。主に過去の英雄が召喚されるが、未来の英雄や非実在の存在が召喚されることもある。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
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=== 歴史 ===
 
=== 歴史 ===
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* 下記の事件のうち『[[Fate/strange Fake]]』世界で起きた出来事が、『[[Fate/stay night]]』世界でも起きているかどうかは不明。『同じ条件、同じ結末を迎えていながら、なぜか完全に違う世界』との事。<ref group="出" name="『Fate/strange Fake』1巻解説">『Fate/strange Fake』1巻解説</ref>
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** 『[[氷室の天地 Fate/school life|氷室の天地]]』世界は『strange Fake』世界とは密接な繋がりを感じさせる描写も多いが、両者の世界が一致しているかどうかは不明。また、本作中の描写は、『stay night』世界に反映されていない。
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** 逆に、『stay night』世界で起きた出来事に関しては、微妙な差異も有るものの、両世界でおおよそ同じような事件が起きている。
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* 『Zero』の第四次聖杯戦争の描写は『stay night』での描写と一部矛盾しているが、『stay night』世界でもおおよそ同じような形の第四次聖杯戦争が行われている事は確かなようである。
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*『Apocrypha』世界は第三次の開始時までは一致しているが、それ以降の出来事は完全にパラレルとなる。
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;大聖杯の敷設
 
;大聖杯の敷設
 
:
 
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*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
 
*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
 
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも4日目で敗退。このサーヴァントが願いの塊といえる存在だった為に、願望機たる聖杯は「この世全ての悪」に汚染される。
 
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも4日目で敗退。このサーヴァントが願いの塊といえる存在だった為に、願望機たる聖杯は「この世全ての悪」に汚染される。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
   
*エーデルフェルト家の双子姉妹が参戦し、妹は戦死、姉はなんとか生還。この一件でエーデルフェルト家は日本嫌いになる。
 
*エーデルフェルト家の双子姉妹が参戦し、妹は戦死、姉はなんとか生還。この一件でエーデルフェルト家は日本嫌いになる。
**『Fate/hollow ataraxia』に出た第三次のアサシンのマスターは人形使いだった。
   
*途中で聖杯の器が破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
 
*途中で聖杯の器が破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
**『Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
   
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖]][[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline|杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
 
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖]][[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline|杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
*この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
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*『[[Fate/hollow ataraxia]]』に出た第三次のアサシンのマスターは人形使いだった。
**なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
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*『strange Fake』世界では、この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
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** なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている
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* 『Apocrypha』世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。サーヴァントの争い自体は裁定者が勝利したが、ユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生。冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
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;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
 
;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
 
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*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
 
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
 
**Fateルートでは[[言峰綺礼]]の願いが冬木大火災を引き起こしたかもしれないといわれていた<ref group="出">『Fate/stay night』Fateルート十五日目「ゆずれぬとが」</ref>が、UBWルート、HFルートでは聖杯破壊が原因だったと語られている<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref><ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。Fateルートでは聖杯破壊の前からセイバーの周りに火が回っていたともされているが、『Fate/Zero』ではこれは冬木大火災とは無関係とされている。
 
**Fateルートでは[[言峰綺礼]]の願いが冬木大火災を引き起こしたかもしれないといわれていた<ref group="出">『Fate/stay night』Fateルート十五日目「ゆずれぬとが」</ref>が、UBWルート、HFルートでは聖杯破壊が原因だったと語られている<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref><ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。Fateルートでは聖杯破壊の前からセイバーの周りに火が回っていたともされているが、『Fate/Zero』ではこれは冬木大火災とは無関係とされている。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
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*『Fate/strange Fake』世界では、この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
    
;第五次聖杯戦争([[Fate/stay night]])
 
;第五次聖杯戦争([[Fate/stay night]])
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*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
 
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
 
*聖杯の器はホムンクルスの心臓、または前回の聖杯の器の欠片を埋め込まれた人間であり、初めて有機物となった。
 
*聖杯の器はホムンクルスの心臓、または前回の聖杯の器の欠片を埋め込まれた人間であり、初めて有機物となった。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規的な聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
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*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規の聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*『Fate/hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
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*『hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
*『氷室の天地』ではこの聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]や[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。詳細は不明だが、後述の「偽りの聖杯戦争」のタイミングを考えると、聖杯の欠片と泥を狙ってきたフランチェスカの暗躍ではないかと推測されている。
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*『strange Fake』世界では、第五次の際にもフランチェスカが介入を目論んでいたが、間桐臓硯と言峰綺礼の尽力により直接の介入は防がれた。
** 後に『Fate/strange Fake』で語られた話によると、実際に第五次の際にもフランチェスカが介入を目論んでいたが、間桐臓硯と言峰綺礼の尽力により直接の介入は防がれたとのこと。
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**『氷室の天地』でも、この聖杯戦争の影で[[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]が中心となって[[化野菱理|時計塔の法政科]]や[[シエル|埋葬機関のエージェント]]まで巻き込んだ一大事件が起きていた事が語られている。
    
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
 
;聖杯戦争の解体(解体戦争)
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最初に召喚された6柱は「呼び水」であり、その「呼び水」に霊脈がかき乱れることによって「真なる聖杯戦争」としてさらに7柱が召喚される。「真なる聖杯戦争」のサーヴァントとして召喚されたサーヴァント達は勢力を組んでいるわけではなく完全に異なる思惑で動いている。主催側の一人であるファルデウスはなぜか、通常のサーヴァントを呼ぶ単位である「騎」ではなく、神を数える単位である「柱」としてサーヴァントの数を数えているがその詳細は不明。<br>
 
最初に召喚された6柱は「呼び水」であり、その「呼び水」に霊脈がかき乱れることによって「真なる聖杯戦争」としてさらに7柱が召喚される。「真なる聖杯戦争」のサーヴァントとして召喚されたサーヴァント達は勢力を組んでいるわけではなく完全に異なる思惑で動いている。主催側の一人であるファルデウスはなぜか、通常のサーヴァントを呼ぶ単位である「騎」ではなく、神を数える単位である「柱」としてサーヴァントの数を数えているがその詳細は不明。<br>
 
時間制限があるようで、「呼び水」である6柱が揃ってから7日間の時間制限が始まっている。<br>
 
時間制限があるようで、「呼び水」である6柱が揃ってから7日間の時間制限が始まっている。<br>
主催側の一人であるフランチェスカ曰く、本物か偽物かわからなくなるほどにルールをかなりいじり回した模様。冬木の聖杯戦争ではエクストラクラスが召喚される場合、三騎士以外の四騎の枠の一つを潰す形で召喚されるが三騎士の一つであるアーチャーが後天的にアヴェンジャーへと歪曲され、ランサーの枠を潰す形でウォッチャーのサーヴァントが召喚された。更には英霊以上の力を持つ『何か』がその場にいたホムンクルスの肉体を器とする形で召喚されている。
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主催側の一人であるフランチェスカ曰く、本物か偽物かわからなくなるほどにルールをかなりいじり回した模様。冬木の聖杯戦争ではエクストラクラスが召喚される場合、三騎士以外の四騎の枠の一つを潰す形で召喚されるが三騎士の一つであるアーチャーが後天的にアヴェンジャーへと歪曲され、ランサーの枠を潰す形でウォッチャーのサーヴァントが召喚された。更には英霊以上の力を持つ『[[イシュタル|何か]]』がその場にいたホムンクルスの肉体を器とする形で召喚されている。
    
===ムーンセルの聖杯戦争===
 
===ムーンセルの聖杯戦争===
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ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
 
ちなみに額面通りに受け取ると、単純計算で一回の亜種聖杯戦争の裏には'''99の失敗'''が存在する事になる。<br>
 
そんな劣化聖杯で呼び出されるサーヴァントにとってはたまったものではなく、召喚を拒絶するサーヴァントやマスターに叛逆するサーヴァントも多数発生した。<br>
 
そんな劣化聖杯で呼び出されるサーヴァントにとってはたまったものではなく、召喚を拒絶するサーヴァントやマスターに叛逆するサーヴァントも多数発生した。<br>
霊脈の関係上、サーヴァントが冬木の聖杯戦争ほど実力を発揮できず知名度補正の影響が大きい場合が多く、地元サーヴァントの触媒争奪戦になることが多い。例えばギリシャにて開催された場合「ヘラクレスの触媒」の取り合いによって聖杯戦争開催以前に勝負が決するため、実質単なる魔術師同士の魔術合戦と化すという。
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霊脈の関係上、サーヴァントが冬木の聖杯戦争ほど実力を発揮できず知名度補正の影響が大きい場合が多く、地元サーヴァントの触媒争奪戦になることが多い。例えばギリシャにて開催された場合「ヘラクレスの触媒」の取り合いによって聖杯戦争開催以前に勝負が決するため、実質単なる魔術師同士の魔術合戦と化すという。<br>
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まともな英霊が召喚される事も確実とは言えず、本来召喚できない[[幻霊]]にエーテル体を与えただけのものが召喚されることすらあり、まして神代の大英雄を召喚するなど奇跡に等しいとか。
    
初期においては「暗殺者の春」と呼ばれるほどにアサシンによるマスター殺しが猛威を振るったが、やがて「度重なる召喚で19人のハサン全員の宝具が解析され、対策が広まっている」という設定がある。<br>
 
初期においては「暗殺者の春」と呼ばれるほどにアサシンによるマスター殺しが猛威を振るったが、やがて「度重なる召喚で19人のハサン全員の宝具が解析され、対策が広まっている」という設定がある。<br>
具体的な開催頻度は不明だが、少なくとも上記の通り'''アサシンとしてハサンが召喚されるかも怪しい'''環境下で'''ハサン達が一通り召喚・対策される'''ぐらいには頻繁に起きている模様。成功率1%でよくやるものである。
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具体的な開催頻度は不明だが、少なくとも上記の通り'''アサシンとしてハサンが召喚されるかも怪しい'''(と言うよりそもそも'''アサシンクラスがいるかも怪しい''')環境下で'''ハサン達が一通り召喚・対策される'''ぐらいには頻繁に起きている模様。
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ただ、仮にアサシンが召喚される可能性が50%、アサシンとしてハサンが召喚される可能性が50%、19人が平均して10回呼び出された……と仮定しても、これだけで'''760回'''もの亜種聖杯戦争が行われている事になる。開催以前に頓挫した物も含めれば、数千、下手をすれば数万の亜種聖杯戦争が試みられたと言う事であり、もはや魔術師の大半が聖杯戦争に関わっていると言ってもおかしくない。
    
===虎聖杯戦争===
 
===虎聖杯戦争===
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第三次聖杯戦争が「一昨年」の出来事として言及されているため、本編の時間軸とは数年のズレがある。<br>
 
第三次聖杯戦争が「一昨年」の出来事として言及されているため、本編の時間軸とは数年のズレがある。<br>
 
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
 
アーチャーと帝国陸軍が帝都に聖杯を持ち帰った為か、帝都で開催された。<br>
第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と[[大日本帝国|帝国陸軍]]がメイン。<br>
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第三次での被害が大きかったために御三家はどこも参加できず(間桐少佐は帝国陸軍所属)、聖堂教会も太平洋戦争末期のため大日本帝国で大きく動けず、第三次の監督役もアーチャーに殺されているため<ref group = "注">『type Redline』では責任を問われて更迭されたことになっている。</ref>、参加勢力は[[ドイツ第三帝国]]と[[大日本帝国|帝国陸軍]]がメイン。<br>
 
開催地や参加勢力の影響が相当に波及しており、召喚されたサーヴァントはその大半が日本出身である。
 
開催地や参加勢力の影響が相当に波及しており、召喚されたサーヴァントはその大半が日本出身である。
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『[[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]』で、北欧のオスロで開催された聖杯戦争。<br/>
 
『[[Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]』で、北欧のオスロで開催された聖杯戦争。<br/>
 
『Fate/Apocrypha』に連なる世界であり、そちらにおける亜種聖杯戦争の一つ。<br/>
 
『Fate/Apocrypha』に連なる世界であり、そちらにおける亜種聖杯戦争の一つ。<br/>
二連の名前の通り、マスターの一人である[[レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア]]がアーチャーとバーサーカー二人を従えているが、カラクリは序章時点では不明である。
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二連の名前の通り、マスターの一人である[[レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア]]がアーチャーとバーサーカー二人を従えているように、マスター四人がそれぞれ二人のサーヴァントを従えているが、カラクリは第一巻時点では不明である。<br/>
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本来なら不完全な聖杯である亜種聖杯を二個連結させることで無理やり聖杯として稼働させ、上記のシステムを作っているとか。<br/>
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世界中で亜種聖杯戦争が数十回以上開催されているため運営のシステム化が非常に進んでおり'''「運営側が予算不足なためスポンサーを募る」「聖杯戦争を生配信して魔術関係の視聴者から金を取る」「配信の都合に合わせてマスター狙いは禁止、戦闘禁止期間も厳密に定まっている」'''など聖杯戦争が完全に「エンターテインメント」として扱われている。
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=== 盈月の儀 ===
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『[[Fate/Samurai Remnant]]』の世界で開催された聖杯戦争。<br/>
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慶安四年の江戸を舞台としている。<br>
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[[土御門泰広]]が[[安倍晴明]]の遺した聖杯戦争に関する情報を基に考案し、組み上げられた大掛かりな魔術儀式だが、枝葉のかたちのみを模倣した出来損ない。<br>
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しかし仕組みそのものは再現されているため、盈月の儀における聖杯の[[聖杯|盈月]]は願望機としての機能を有する。<br>
 +
ルールとしては通常の聖杯戦争と同じくマスター七人と英霊七騎による生存競争だが、土地の霊脈に紐づいた逸れのサーヴァントが多数召喚されるなど些か差異がある。
    
===聖杯探索===
 
===聖杯探索===
272行目: 290行目:     
====天覧聖杯戦争====
 
====天覧聖杯戦争====
『Fate/Grand Order』の世界において、特異点となった平安時代の京都にて開催された聖杯戦争。<br/>
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『Fate/Grand Order』の世界において、[[地獄界曼荼羅 平安京|特異点となった平安時代の京都]]にて開催された聖杯戦争。<br/>
 
[[安倍晴明]]が文面で送ってきた術式に従って[[藤原道長]]が開催を主導しており、七人の天覧武者が七騎の術者を従えて戦ってゆく。<br/>
 
[[安倍晴明]]が文面で送ってきた術式に従って[[藤原道長]]が開催を主導しており、七人の天覧武者が七騎の術者を従えて戦ってゆく。<br/>
 
マスターに相当する天覧武者は「武者」とついているが武者であるとは限らず、「平安京にその名を知られた力あるもの」から選出され、令呪を与えられる。<br/>
 
マスターに相当する天覧武者は「武者」とついているが武者であるとは限らず、「平安京にその名を知られた力あるもの」から選出され、令呪を与えられる。<br/>
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これによって本来は生き残るはずの幕府・新政府の重鎮が複数死亡し、両軍が衝突。結果江戸が大規模に破壊される「江戸城流血開城」の大惨事となってしまった。<br/>
 
これによって本来は生き残るはずの幕府・新政府の重鎮が複数死亡し、両軍が衝突。結果江戸が大規模に破壊される「江戸城流血開城」の大惨事となってしまった。<br/>
 
聖杯戦争自体には裏はなかったようだが、参加サーヴァントの[[高杉晋作]]と[[武市瑞山]]と[[坂本龍馬〔ランサー〕]]が裏で結託しており、無血決着を餌に他のサーヴァントを誘い出して謀殺しようとして、さらに高杉が残り二人を裏切って聖杯を持ち去り、だがその高杉は龍馬と裏で結託していて……と裏切りと騙し討ちが横行する代物。<br/>
 
聖杯戦争自体には裏はなかったようだが、参加サーヴァントの[[高杉晋作]]と[[武市瑞山]]と[[坂本龍馬〔ランサー〕]]が裏で結託しており、無血決着を餌に他のサーヴァントを誘い出して謀殺しようとして、さらに高杉が残り二人を裏切って聖杯を持ち去り、だがその高杉は龍馬と裏で結託していて……と裏切りと騙し討ちが横行する代物。<br/>
さらには参加サーヴァントの一人である[[森蘭丸]]が持ち込んだ宝具「信長の首」が聖杯と相互作用したことによって特異点が固定され、召喚されたサーヴァント達のマスターは全滅したもののサーヴァントはそのまま残り続ける、という事態になってしまった。
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さらには参加サーヴァントの一人である[[森蘭丸]]が持ち込んだ宝具「信長の首」が聖杯と相互作用したことによって特異点が固定され、召喚されたサーヴァント達のマスターは全滅したもののサーヴァントはそのまま残り続ける、という事態になってしまった。<br/>
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結局江戸は荒廃して都市機能を失い、首都を埼玉に移して『[[キ械維新都市 SAITAMA]]‎』が特異点として成立した。
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==== システム・グレイルウォー ====
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『Fate/Grand Order』の世界で奏章Ⅰ『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』でペーパームーンの内側で展開されていた聖杯戦争。<br/>
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ペーパームーン内の「修復部(リペア)」「生産部(グロウ)」「維持部(キープ)」「移送部(トランスポート)」「構築部(ビルド)」のそれぞれの筆頭AIをマスターとして行う。<br/>
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それぞれは自分の領域の部下を人材として行使し、令呪一画を持った上で互いのサーヴァントを脱落させることで相手の領域を奪い取って自身の配下に加えることができる。<br/>
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最後に残ったマスターは統括管理AIの座を引き継いで、それぞれの欲求に従ってペーパームーン内を自身の望む形で運営できるようになる。……という建前で行われる。
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実際にはいつものごとく空手形であり、中立のはずの警防部(ディフェンド)と統括管理AIの[[ラニ=Ⅻ]]が黒幕としてコントロールしていた。その本来の目的は'''[[アルターエゴ]]の無限生産と運用。'''<br/>
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最初にペーパームーンに聖杯が発生したことでラニ=Ⅻに人格が生まれて「世界を救わねばならない」という目的意識を持ってしまい、「アルターエゴの大量生産による兵力の増強」を決意。<br/>
 +
召喚したサーヴァントからアルターエゴを生み出してそれをサーヴァントとして聖杯戦争を運用し、それらが座に帰るエネルギーを利用してペーパームーンを回転させて遠心分離作用で新たなアルターエゴを生み出し……と続けることで聖杯戦争運用分以外の余剰アルターエゴを戦力として無限に増やしていく目算であった。<br/>
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なお勝ち残った筆頭AIは統括管理AIに人格を融合され、自身の望んだ願望が方針として反映されるものの、聖杯戦争を続けるのはそのままで本人の人格は消滅するために結局のところ願いは叶わない。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 +
*冬木の聖杯戦争の知名度はマイナー。第二次聖杯戦争までは協会にも知られないようにしてたくらいとのこと。
 
*「聖杯戦争」と呼ばれる物は冬木市だけで行われているわけではなく、広義には聖杯を手に入れようとする競争行為全てを指す、とある。発売前インタビューによれば、「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」らしい。
 
*「聖杯戦争」と呼ばれる物は冬木市だけで行われているわけではなく、広義には聖杯を手に入れようとする競争行為全てを指す、とある。発売前インタビューによれば、「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」らしい。
 
*英霊を使い魔とするサーヴァントシステムは冬木市の聖杯戦争独自のものである。
 
*英霊を使い魔とするサーヴァントシステムは冬木市の聖杯戦争独自のものである。
294行目: 325行目:  
*監督役自身は聖堂教会の人間だが、聖堂教会と魔術協会の両組織が聖杯戦争を監督している。聖杯戦争に関する隠蔽工作等の裏方の仕事は、両組織が行っている。
 
*監督役自身は聖堂教会の人間だが、聖堂教会と魔術協会の両組織が聖杯戦争を監督している。聖杯戦争に関する隠蔽工作等の裏方の仕事は、両組織が行っている。
 
**第五次では言峰綺礼一人だけが傍観しているかのように描かれているが、第四次は言峰璃正の元、複数のスタッフが働いていることが描写されている。HFルートでは聖堂教会の運転手が綺礼の指示で動いている。
 
**第五次では言峰綺礼一人だけが傍観しているかのように描かれているが、第四次は言峰璃正の元、複数のスタッフが働いていることが描写されている。HFルートでは聖堂教会の運転手が綺礼の指示で動いている。
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***後のコミック版『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』では隠蔽工作の詳細が描かれており、警察内部やマスコミに聖堂教会のスタッフや協力者が存在しており、都合の良い証拠を捏造したり重点取材対象を操作したりと草の根レベルでの活動が見られた。
 
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
 
**聖杯戦争で失われたものへの金銭的なアフターサービスは、アインツベルンに出資させている。
 
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
 
**聖杯戦争の性質上、施設の大規模な破損や魔力吸収による一般人の大量昏睡が発生するが、これらへの隠蔽工作では「ガス爆発」や「ガス漏れ」などでの理由の付けやすさからガス会社がしばしば汚名を着せられ、読者から同情を集めている。
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[[Category:Fate/Requiem]]
 
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[[Category:Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ]]
 
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[[Category:Fate/Samurai Remnant]]
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