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| **原罪のⅠは「<ruby><rb>誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの</rb><rt>アルス・アルマデル・サロモニス</rt></ruby>」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』ゲーティア プロフィール">『Fate/Grand Order』ゲーティア プロフィールより。</ref>、原罪のⅡは「■から離れ、楽園を去った<ruby><rb>悪</rb><rt>つみ</rt></ruby>」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第6章">『Fate/Grand Order』第6章より。</ref>。 | | **原罪のⅠは「<ruby><rb>誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの</rb><rt>アルス・アルマデル・サロモニス</rt></ruby>」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』ゲーティア プロフィール">『Fate/Grand Order』ゲーティア プロフィールより。</ref>、原罪のⅡは「■から離れ、楽園を去った<ruby><rb>悪</rb><rt>つみ</rt></ruby>」<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第6章">『Fate/Grand Order』第6章より。</ref>。 |
| **キリスト教にいう原罪とは創世記第3章に記されたアダムとイヴが犯した罪のこと。 | | **キリスト教にいう原罪とは創世記第3章に記されたアダムとイヴが犯した罪のこと。 |
− | *キアラとカーマはどちらも快楽の獣を名乗り、そして「快楽」から別れた側面である「愛欲」を理として持つため、『対』の概念が存在するビーストには共通の理と個別の記号を持つと思われる。ちなみにビーストⅢのRはRapture(随喜)、LはLapse(堕落)を示す。ビーストⅥのSはSodom's Beast(ソドムズビースト)を示す。 | + | *キアラとカーマはどちらも快楽の獣を名乗り、そして「快楽」から別れた側面である「愛欲」を理として持つため、『対』の概念が存在するビーストには共通の理と個別の記号を持つと思われる。 |
− | *[[“山の翁”|ジウスドゥラ]]は「謂れのない憐憫は悪の一つであり、'''謂れのない慚愧も、また悪の一つ'''」と語っている<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order』第7章">『Fate/Grand Order』第7章より。</ref>ため、慚愧もビーストの理であると思われる。 | + | **ビーストⅢのRはRapture(随喜)、LはLapse(堕落)を示す。 |
| + | **ビーストⅥのSはSodom's Beast(ソドムズビースト)を示す。 |
| + | *[[“山の翁”|ジウスドゥラ]]は「謂れのない憐憫は悪の一つであり、'''謂れのない慚愧も、また悪の一つ'''」と語っている<ref group="出" name="『Fate/Grand Order』第7章">『Fate/Grand Order』第7章より。</ref>ため、慚愧もビーストの理であると思われる。 |
| *ビーストは共通して「'''ネガ・○○'''」というスキルを持つ。○○に入る呼称はそのビーストの在り様や経緯などで異なる。 | | *ビーストは共通して「'''ネガ・○○'''」というスキルを持つ。○○に入る呼称はそのビーストの在り様や経緯などで異なる。 |
− | *「'''単独顕現'''」はビーストのみが持つ特性とされている。「EXTRA世界なのでギリギリあり」という理由で単独で現界した『EXTELLA』の[[ギルガメッシュ]]や<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』105ページ">『Fate/EXTELLA matelial』105ページ「ギルガメッシュ」より。</ref>、自力で「単独顕現」を獲得したとされる[[マーリン]]などの例外もあるものの、[[両儀式|「両儀式」]]の持つ「単独顕現」については「このスキルを持つものは、即ち――」という意味深な記述がなされている<ref group = "出" name = "『Fate/Grand Order matelialⅢ』164-171ページ">『Fate/Grand Order matelialⅢ』164-171ページ「両儀式〔セイバー〕より」。</ref>。 | + | *「'''単独顕現'''」はビーストのみが持つ特性とされている。「EXTRA世界なのでギリギリあり」という理由で単独で現界した『EXTELLA』の[[ギルガメッシュ]]や<ref group="出" name="『Fate/EXTELLA matelial』105ページ">『Fate/EXTELLA matelial』105ページ「ギルガメッシュ」より。</ref>、自力で「単独顕現」を獲得したとされる[[マーリン]]などの例外もあるものの、[[両儀式|「両儀式」]]の持つ「単独顕現」については「このスキルを持つものは、即ち――」という意味深な記述がなされている<ref group="出" name="『Fate/Grand Order matelialⅢ』164-171ページ">『Fate/Grand Order matelialⅢ』164-171ページ「両儀式〔セイバー〕より」。</ref>。 |
| *2019年現在姿の判明しているビーストは共通して「'''角が生えている'''」という外見上の特徴がある。 | | *2019年現在姿の判明しているビーストは共通して「'''角が生えている'''」という外見上の特徴がある。 |
| **ビーストⅠは枝角が多く本数を判別できないが、ビーストⅡ、Ⅳ、Ⅲ/R、Ⅵ/Sは2本の角を持ち、ビーストⅢ/Lは6本の角を持つ。 | | **ビーストⅠは枝角が多く本数を判別できないが、ビーストⅡ、Ⅳ、Ⅲ/R、Ⅵ/Sは2本の角を持ち、ビーストⅢ/Lは6本の角を持つ。 |
− | **ヨハネ黙示録第13章に記される黙示録の獣のうち、第1の獣は「角が十本、頭が七つ」あり、第2の獣は「小羊のような角が二つ」あるとされている<ref group = "出" name = "『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年">『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年</ref>。 | + | **ヨハネ黙示録第13章に記される黙示録の獣のうち、第1の獣は「角が十本、頭が七つ」あり、第2の獣は「小羊のような角が二つ」あるとされている<ref group="出" name="『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年">『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年</ref>。 |
− | **[[フォウ]]に角が生えていないのはビーストの幼生であるためと思われる<ref group = "注">実際、強化素材に使われる「太陽のフォウくん」「日輪のフォウくん」のカードにはより成長したと思しき姿が描かれているが、耳と思しき箇所のシルエットがどう見ても角である。</ref>。 | + | **[[フォウ]]に角が生えていないのはビーストの幼生であるためと思われる<ref group="注">実際、強化素材に使われる「太陽のフォウくん」「日輪のフォウくん」のカードにはより成長したと思しき姿が描かれているが、耳と思しき箇所のシルエットがどう見ても角である。</ref>。 |
| **ビーストⅢ/Lは最終戦では角が無くなるが、これはビーストとして羽化寸前の状態になった為である。 | | **ビーストⅢ/Lは最終戦では角が無くなるが、これはビーストとして羽化寸前の状態になった為である。 |
− | *人類悪と呼ばれる者、自らを人類悪と呼ぶは既に何名か出ている。生粋の人類悪と言われた[[沙条愛歌]]、自らを人類悪と称した[[玉藻の前]]の本体である金毛白面など。 | + | *人類悪と呼ばれる者、自らを人類悪と呼ぶは既に何名か出ている。生粋の人類悪と言われた[[沙条愛歌]]、自らを人類悪と称した[[玉藻の前]]の本体である[[金色白面|金毛白面]]など。 |
| **『CCC』ではギルガメッシュが[[BB]]のことを「まったく新しい“人類悪”」と評している。BBの所業は人間的でありながら、人間としての情を持たぬ排斥の宇宙(ソラ)だと英雄王が語っており、「人類愛」という情によって引き起こされる人類悪とは異なる性質であるところが「まったく新しい」と言われる所以か。 | | **『CCC』ではギルガメッシュが[[BB]]のことを「まったく新しい“人類悪”」と評している。BBの所業は人間的でありながら、人間としての情を持たぬ排斥の宇宙(ソラ)だと英雄王が語っており、「人類愛」という情によって引き起こされる人類悪とは異なる性質であるところが「まったく新しい」と言われる所以か。 |
− | **TVアニメ版『UBW』にて[[ギルガメッシュ]]が語るところによれば、[[聖杯の泥|汚染された冬木の聖杯]]も「人間を呪い殺すことのみに特化した人類悪の一つ」であるらしい。奈須きのこによれば、このギルガメッシュの発言と、FGOのクライマックス、そして「[[月姫]]R」の中でのとある言及がシンクロする予定であったという<ref group = "出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは] - 4Gamer.net</ref>。 | + | **TVアニメ版『UBW』にて[[ギルガメッシュ]]が語るところによれば、[[聖杯の泥|汚染された冬木の聖杯]]も「人間を呪い殺すことのみに特化した人類悪の一つ」であるらしい。奈須きのこによれば、このギルガメッシュの発言と、FGOのクライマックス、そして「[[月姫]]R」の中でのとある言及がシンクロする予定であったという<ref group="出">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは] - 4Gamer.net</ref>。 |
| + | **『Grand Order』では太公望が[[金色白面]]はビーストであると語っており、彼女自身「傾国の獣」「災厄」などとビーストを思わせる異名を持つが、現段階では太公望が語るのみであり、彼女が<ruby><rb>人類悪</rb><rt>ビースト</rt></ruby>であるかの真偽は不明。 |
| *『Grand Order』でのクラスアイコンは赤黒く禍々しい花の様な造形。穴が七つ空いており、そのうちビースト毎に異なる一ヶ所が赤く灯っている。灯った箇所が自身の立ち位置及び該当する理を指し示している。 | | *『Grand Order』でのクラスアイコンは赤黒く禍々しい花の様な造形。穴が七つ空いており、そのうちビースト毎に異なる一ヶ所が赤く灯っている。灯った箇所が自身の立ち位置及び該当する理を指し示している。 |
| *『Grand Order』での戦闘突入時には[[魔神柱]]とも異なった専用の演出が用意されており、それぞれ異なる背景をバックに''ADVENT BEAST'''''「人類悪 顕現」'''と表示される。 | | *『Grand Order』での戦闘突入時には[[魔神柱]]とも異なった専用の演出が用意されており、それぞれ異なる背景をバックに''ADVENT BEAST'''''「人類悪 顕現」'''と表示される。 |
| **『深海電脳楽土 SE.RA.PH』でのBBとの初戦闘の際にも''ADVENT BEAST''と表示されているようだが、桜色のノイズでかき消されており、「人類悪 顕現」とは続かない。 | | **『深海電脳楽土 SE.RA.PH』でのBBとの初戦闘の際にも''ADVENT BEAST''と表示されているようだが、桜色のノイズでかき消されており、「人類悪 顕現」とは続かない。 |
− | *『深海電脳楽土 SE.RA.PH』における[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]は厳密に言うとビーストⅢ/Rになる一歩手前の状態であり、羽化前の蛹といったところ。地球の内核に到達し、溶け合った時が羽化となる<ref group = "出" name = "『深海電脳楽土 SE.RA.PH』-閉幕-"/>。 | + | *『深海電脳楽土 SE.RA.PH』における[[ビーストⅢ/R|殺生院キアラ]]は厳密に言うとビーストⅢ/Rになる一歩手前の状態であり、羽化前の蛹といったところ。地球の内核に到達し、溶け合った時が羽化となる<ref group="出" name="『深海電脳楽土 SE.RA.PH』-閉幕-" />。 |
| **この事情から戦闘時の演出では''ADVENT BEAST'''''「人類悪 変生」'''と表示される。 | | **この事情から戦闘時の演出では''ADVENT BEAST'''''「人類悪 変生」'''と表示される。 |
| *これに対し、『徳川廻天迷宮 大奥』のビーストⅢ/Lは擬似的な宇宙を発生させ、その内側に自身の分身を無数に作り上げて羽化に備えた。 | | *これに対し、『徳川廻天迷宮 大奥』のビーストⅢ/Lは擬似的な宇宙を発生させ、その内側に自身の分身を無数に作り上げて羽化に備えた。 |