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*また、分かるのはあくまで表面上の情報でしかない。例えば、[[ヘラクレス]]は登場時に真名を名乗ったサーヴァントであるが、判明した後も当初はその宝具の内容と能力は余り知られておらず、セイバールートにおいて十二の試練の効果を勘違いした凛は絶体絶命の危機に陥った。そもそも能力が生前と異なるケースも非常に多い。
*また、分かるのはあくまで表面上の情報でしかない。例えば、[[ヘラクレス]]は登場時に真名を名乗ったサーヴァントであるが、判明した後も当初はその宝具の内容と能力は余り知られておらず、セイバールートにおいて十二の試練の効果を勘違いした凛は絶体絶命の危機に陥った。そもそも能力が生前と異なるケースも非常に多い。
*『EXTRA』ではシステム上、真名の看破が探索に占める比重が大きく、従来の作品以上に真名が重要な意味を持っている。ただこれも「真名の看破がマトリクスの開示につながり、手数の開示率も上げるから」と言う、どちらかというと収集要素的な理由にあり、真名自体を直接攻略の役に立てている訳ではない。
*『EXTRA』ではシステム上、真名の看破が探索に占める比重が大きく、従来の作品以上に真名が重要な意味を持っている。ただこれも「真名の看破がマトリクスの開示につながり、手数の開示率も上げるから」と言う、どちらかというと収集要素的な理由にあり、真名自体を直接攻略の役に立てている訳ではない。
*『Apocrypha』には数少ない「真名の露呈がサーヴァントの攻略に繋がった例」があり、[[アキレウス]]は[[ケイローン]]に弱点である踵を宝具で射抜かれ、[[フランケンシュタイン]]や[[ジャンヌ・ダルク]]は[[ウィリアム・シェイクスピア]]に生前の記憶を利用した精神攻撃を仕掛けられた。もっともその露呈の原因は「生前の知り合い同士が出くわした」「シェイクスピアの仲間に[[天草四郎時貞|真名看破スキルの使い手]]がいた」と言う、どうやっても不可避のものであったが。
*『Apocrypha』には数少ない「真名の露呈がサーヴァントの攻略に繋がった例」があり、[[ケイローン]]は[[アキレウス]]の弱点である踵を宝具で射抜き、[[ウィリアム・シェイクスピア]]は[[フランケンシュタイン]]や[[ジャンヌ・ダルク]]に生前の記憶を利用した精神攻撃を仕掛けた。もっともその露呈の原因は「生前の知り合い同士が出くわした」「シェイクスピアの仲間に[[天草四郎時貞|真名看破スキルの使い手]]がいた」と言う、どうやっても不可避のものであったが。
**同作では[[ジークフリート]]も「真名の露呈が弱点を晒す」と言われていたが、結局露呈前に退場してしまった上、その力と姿を借りた[[ジーク]]も相手の矜持からか弱点を突かれる事はなかった。
**同作では[[ジークフリート]]も「真名の露呈が弱点を晒す」と言われていたが、結局露呈前に退場してしまった上、その力と姿を借りた[[ジーク]]も相手の矜持からか弱点を突かれる事はなかった。
**ケイローンは生前そのままの姿では簡単に真名が知られてしまうため、幾許かのステータス低下を代償に人間の姿を取って現界している。作中ではアキレウスという生前の知り合いがいたおかげでお互いの真名が看破される結果となったが、外見で真名を看破されやすい英霊に対する救済措置はあるようだ。
**ケイローンは生前そのままの姿では簡単に真名が知られてしまうため、幾許かのステータス低下を代償に人間の姿を取って現界している。作中ではアキレウスという生前の知り合いがいたおかげでお互いの真名が看破される結果となったが、外見で真名を看破されやすい英霊に対する救済措置はあるようだ。
**「反転」によって得た耐性自体が相当なもので、サーヴァントや幻想種すら殺し得る[[静謐のハサン]]の毒を受けても全く効果が無かったほどで、逆説的に「生前の逸話からくる弱点」が英霊にとってどれほど重いものかが分かる。
**「反転」によって得た耐性自体が相当なもので、サーヴァントや幻想種すら殺し得る[[静謐のハサン]]の毒を受けても全く効果が無かったほどで、逆説的に「生前の逸話からくる弱点」が英霊にとってどれほど重いものかが分かる。
**他にも、イベントでのギャグ混じりの時空ではあるが、[[女王メイヴ|チーズの直撃を受けて死んだ英霊]]を攻略するために投石機でチーズ砲弾の投射を試みるシーンが存在する。こちらはこちらで'''飛んでくるチーズ限定の反射神経を特訓で身につける'''という文字通りの力技の前に打ち砕かれたが、やはりそんな"努力"をしてまで対策するほどの弱点だという事だろう。
**他にも、イベントでのギャグ混じりの時空ではあるが、[[女王メイヴ|チーズの直撃を受けて死んだ英霊]]を攻略するために投石機でチーズ砲弾の投射を試みるシーンが存在する。こちらはこちらで'''飛んでくるチーズ限定の反射神経を特訓で身につける'''という文字通りの力技の前に打ち砕かれたが、やはりそんな"努力"をしてまで対策するほどの弱点だという事だろう。
***ただ、こうしたシーンがあり、それだけ重要性が高い事が証明されているにも関わらず、実際有効活用した例がほとんど存在しない、と言う不自然さにも繋がるのだが。話の都合でクローズアップされたり無視されたりする、都合の良いものとして扱われているのが現状である。
***ただ、こうしたシーンがあり、それだけ重要性が高い事が証明されているにも関わらず、実際有効活用した例がほとんど存在しない、と言う不自然さにも繋がるのだが。上記の例も、物語の盛り上がりを考慮してか、全て失敗に終わっている。話の都合でクローズアップされたり無視されたりする、都合の良いものとして扱われているのが現状である。
*冬木の聖杯戦争において「暗殺者」のクラスの真名自体は開戦当初で確定しているといってよい(ルール違反の[[佐々木小次郎|例外]]はある)。だが、その真名から能力を判別する事が不可能に近いので、ある意味では最も深く秘匿された英霊とも言える。
*冬木の聖杯戦争において「暗殺者」のクラスの真名自体は開戦当初で確定しているといってよい(ルール違反の[[佐々木小次郎|例外]]はある)。だが、その真名から能力を判別する事が不可能に近いので、ある意味では最も深く秘匿された英霊とも言える。
**『Apocrypha』では世界各地で小規模な聖杯戦争が多発しているため、19人の[[ハサン・サッバーハ]]全員の宝具を含めた能力が魔術師に知れ渡ってしまい、マスターのハサン対策は当たり前になっている。
**『Apocrypha』では世界各地で小規模な聖杯戦争が多発しているため、19人の[[ハサン・サッバーハ]]全員の宝具を含めた能力が魔術師に知れ渡ってしまい、マスターのハサン対策は当たり前になっている。
***ただ、この設定が公開された後に、[[“山の翁”]]や[[ハサン・サッバーハ (Fake)]]など、「当たり前の対策など本当に出来るのか?」「そもそも小規模な聖杯戦争で召喚出来るような存在なのか?」と言う別格クラスのハサンが登場しているため、今も生きている設定かどうかは若干怪しい。そもそも、『Apocrypha』の登場人物達は(ハサンが登場しないので結局は無意味になる、登場後に設定されたハサンは対策しようがない、等の事情も有るにせよ)特にハサン対策を行っているようには見えない。
***ただ、この設定が公開された後に、[[“山の翁”]]や[[ハサン・サッバーハ (Fake)]]など「当たり前の対策など本当に出来るのか?」「そもそも小規模な聖杯戦争で召喚出来るような存在なのか?」と言う別格クラスのハサンが登場しているため、今も生きている設定かどうかは若干怪しい。そもそも、『Apocrypha』の登場人物達は(ハサンが登場しないので結局は無意味になる、登場後に設定されたハサンは対策しようがない、等の事情も有るにせよ)特にハサン対策を行っているようには見えない。
*真名は必ずしもその英霊の''生前の本名と一致しているとは限らない''。
*真名は必ずしもその英霊の''生前の本名と一致しているとは限らない''。
**[[ハサン・サッバーハ]]の例にあるように代々その名前を継承している場合や、[[ロビンフッド]]のように複数人の伝承が一人の英霊の真名として集約されたなどの理由で、複数人が一つの真名を共有していることがある。
**[[ハサン・サッバーハ]]の例にあるように代々その名前を継承している場合や、[[ロビンフッド]]のように複数人の伝承が一人の英霊の真名として集約されたなどの理由で、複数人が一つの真名を共有していることがある。