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| | 地域 = ギリシャ | | | 地域 = ギリシャ |
| | 属性 = 秩序・中庸 | | | 属性 = 秩序・中庸 |
− | | 隠し属性 = 地 | + | | 副属性 = 地 |
| | 性別 = 男性 | | | 性別 = 男性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
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| : 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える特性があり、ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する威力になる。 | | : 速度の向上に比例して相手に追加ダメージを与える特性があり、ただ疾駆するだけで戦場を蹂躙し、削岩機の如き勢いで敵陣を粉砕し、天を翔ける。最高速度となると、大型ジャンボ機ですら瞬時に解体する威力になる。 |
| : しかしアキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。 | | : しかしアキレウスの宝具の中でも最も魔力消費量が激しく、この宝具を使用した場合は下手をすればアキレウスの他にもう1体サーヴァントを召喚した場合と同程度の魔力を必要とする。 |
− | : 「クサントス」と「バリオス」は本来は正真正銘の「不死」だが、サーヴァントの宝具として召喚された状態では不死ではなくなり、「少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する程度」となった<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』178ページ">『Fate/Apocrypha matelial』178ページ「疾風怒濤の不死戦車」より。</ref>。 | + | : 「クサントス」と「バリオス」は本来は正真正銘の「不死」だが、サーヴァントの宝具として召喚された状態では不死ではなくなり「少なくともサーヴァントクラスの頑丈さを有する程度」となった<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』178ページ">『Fate/Apocrypha matelial』178ページ「疾風怒濤の不死戦車」より。</ref>。 |
− | :『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&敵全体に強力な攻撃」という効果のQuick宝具。 | + | :『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のQuick宝具。 |
| + | :強化クエストクリアでA+ランクに上昇し、宝具威力倍率の上昇に加え「自身のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に混乱状態を付与(3ターン)」という効果が追加される。 |
| :; [[クサントス]] | | :; [[クサントス]] |
− | :: 海神ポセイドンから賜った神馬。さる女神から人語を理解し、三頭の中で唯一喋る。 | + | :: 海神ポセイドンから賜った神馬。さる女神から、人語を理解し喋る能力を与えられている。そのため三頭の中で唯一会話が可能。 |
| :: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だがアキレウスが危機的に陥ると楽しそうに喋りだすという地味に嫌な性格。 | | :: ライダーの指示には忠実で戦闘中に意見もする。喋り方は丁寧だがアキレウスが危機的に陥ると楽しそうに喋りだすという地味に嫌な性格。 |
| :: 主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。なので、アキレウスからは槍の石突で制裁を加えられている。 | | :: 主が不利な状況に追い込まれる可能性があるのを敢えて黙っていたり、追及されても「ブヒヒヒ」と非常に卑しい笑い方で対応する。なので、アキレウスからは槍の石突で制裁を加えられている。 |
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| :広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。その速度はもはや瞬間移動にも等しく、視界に入っている光景全てが間合いとされるほど。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。 | | :広大な戦場を一呼吸で駆け抜け、フィールド上に障害物があっても速度は鈍らない。その速度はもはや瞬間移動にも等しく、視界に入っている光景全てが間合いとされるほど。弱点であるアキレス腱が露出してしまうが、アキレウスの速度を捕捉できる英霊は数少ない。 |
| :アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、速度は七割ほど減少する。 | | :アキレウスの急所である踵を貫かれた場合、速度は七割ほど減少する。 |
− | :『Grand Order』では「自身のQuickカード性能、およびクリティカル威力をアップ<ref group = "注">3ターン</ref>」という効果のスキルとして登場。 | + | :『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ[Lv](3ターン)&クリティカル威力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のスキルとして登場。 |
| : | | : |
| ; 勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス) | | ; 勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス) |
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| : また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。 | | : また伝承に伝わる通り、急所である「踵」には効果がない。踵は『勇者の不凋花』と『彗星走法』の楔でもあり、踵が貫かれた場合、この二つの宝具は消滅する。実は踵の治癒は可能ではあるが極めて困難で、よほどの術でなければ完全な走力を取り戻すことはできない。さらに悪意や敵意を含む攻撃には有効だが、吸血行為のような、攻撃ではなく『友愛』を示す行動には作用しないという弱点も存在する。 |
| :更に真偽は不明だが、 アニメ版『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』において神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、いわゆる〔神性〕特効攻撃でもこの耐性を貫通できる可能性が推測されている。こういった特攻が例外になるケースは、アキレウスに限らず存在し、Aランク以下の魔術は全て無効化するアルトリアの対魔力も「竜そのものの絶大な魔力が対魔力の源。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に'''竜殺しの魔術'''を使用されたら対魔力が十全に発揮されない」とされており、「勇者の不凋花」も女神からの祝福という特性故に神殺しに対しては十全に性能が発揮されないのかもしれない。 | | :更に真偽は不明だが、 アニメ版『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』において神殺しの武器ならば傷つけられる事を示唆するようなアキレウスの発言があったため、いわゆる〔神性〕特効攻撃でもこの耐性を貫通できる可能性が推測されている。こういった特攻が例外になるケースは、アキレウスに限らず存在し、Aランク以下の魔術は全て無効化するアルトリアの対魔力も「竜そのものの絶大な魔力が対魔力の源。だが、竜という特性故に、竜退治の逸話を持つ存在が苦手で、仮に'''竜殺しの魔術'''を使用されたら対魔力が十全に発揮されない」とされており、「勇者の不凋花」も女神からの祝福という特性故に神殺しに対しては十全に性能が発揮されないのかもしれない。 |
− | :『Grand Order』では「自身に無敵状態を付与<ref group = "注">2回5ターン</ref>&自身の防御力をアップ<ref group = "注">3ターン</ref>」という効果のスキルとして登場。 | + | :『Grand Order』では「自身に無敵状態(2回・5ターン)を付与&防御力をアップ[Lv](3ターン)」という効果のスキルとして登場。 |
− | :
| + | |
| ; 宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ) | | ; 宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ) |
| : ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人 | | : ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:2~10<br />最大捕捉:1人 |
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| : 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。 | | : 元々はトロイア戦争の宿敵・大英雄ヘクトールが、女神の加護を受けたアキレウスと戦うことを避けて逃げ回っていたため、彼と公平に決着をつけるために作り出したものである。ここでの決闘によって、ヘクトールを打ち破っている。 |
| : 持ち主の手元に飛んで戻る機能もある他、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。 | | : 持ち主の手元に飛んで戻る機能もある他、アキレウスがランサーとして召喚された場合は上記の特殊能力に加えて『[[ディルムッド・オディナ|必滅の黄薔薇]]』と酷似した敵に与えた傷の治癒を不可能にする効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。 |
− | : | + | :『Grand Order』では「自身にターゲット集中状態を付与(1ターン)&NP獲得量をアップ[Lv](1ターン)&NPを増やす[Lv]」という効果のスキルとして登場。 |
| + | |
| ; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス) | | ; 蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス) |
| : ランク:A+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 | | : ランク:A+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0<br />最大捕捉:1人 |
− | : 由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神ヘパイストス製の盾。 | + | : 由来:アキレウスの母である女神テティスが息子のために作らせた鍛冶神[[ヘファイストス]]製の盾。 |
− | : 鍛冶神ヘパイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。 | + | : 鍛冶神ヘファイストスによって造られた神造兵装。アキレウスの切り札であり、彼が生きた世界の全てを表した大盾。全面に渡って凄まじいまでの精緻な意匠が施されている。 |
| : 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。 | | : 真名解放することで盾に刻み込まれた極小の世界が展開され、一つの“世界そのもの”で攻撃を防ぐ結界宝具。 |
| : この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ">『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ「蒼天囲みし小世界」より。</ref>。 | | : この盾に挑むということは、即ち世界を相手取るということであり、発動させれば対人・対軍・対城・対国・対神宝具にすら至るまで、ほぼ全ての攻撃を防ぎ切る。ただし、その性質上、対界宝具だけは苦手とする<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ">『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ「蒼天囲みし小世界」より。</ref>。 |
| : 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。 | | : 双方の同意と契約の上でアキレウスから[[アストルフォ|黒のライダー]]へと託され、彼の手によって[[カルナ|赤のランサー]]が放った『日輪よ、死に随え』を防ぐために使用された。神すら滅ぼす赤のランサーの槍も、“世界”そのものは殺すことができず、槍を完全に阻んで防ぎ切り、アストルフォとジークを守り抜いた。その後の決着の際には既に砕け、消えていた。 |
− | : またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものであるが、ヘパイストスも想定外の使用法であるそうな<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ"/>。 | + | : またアキレウス自身が使用した場合のみ、この盾を「攻撃」に転用できる。宝具を展開した後、突撃することによってその極小世界で相手を押し潰すというものであるが、ヘファイストスも想定外の使用法であるそうな<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』153-154ページ"/>。 |
| | | |
| == 真名:アキレウス == | | == 真名:アキレウス == |
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| : [[アレキサンダー]]の幕間の物語で先行登場。後に2018年の『Fate/Apocrypha』とのコラボイベントに合わせて実装。豊富な宝具を保有スキルとして表現している手法が取られたサーヴァントの一人。 | | : [[アレキサンダー]]の幕間の物語で先行登場。後に2018年の『Fate/Apocrypha』とのコラボイベントに合わせて実装。豊富な宝具を保有スキルとして表現している手法が取られたサーヴァントの一人。 |
| : 後に期間限定イベント『カルデア・サマーアドベンチャー!』開催に伴い、ライフセーバーをイメージしたダイバースーツ姿の霊衣「フィアレス・ダイバー」が実装された。 | | : 後に期間限定イベント『カルデア・サマーアドベンチャー!』開催に伴い、ライフセーバーをイメージしたダイバースーツ姿の霊衣「フィアレス・ダイバー」が実装された。 |
| + | |
| + | ===Fate関連=== |
| + | ; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]] |
| + | : 13時間目の[[ヘクトール]]についての解説の後半部分で因縁と決着について触れられていた。 |
| | | |
| ===その他=== | | ===その他=== |
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| :大アイアスの盾が、Fateシリーズでは[[エミヤ]]が使用することで知られる『熾天覆う七つの円環』である。そして同時に大アイアスの父がアキレウスの父ペレウスの兄弟に当たるため、血縁上は従兄弟になる。 | | :大アイアスの盾が、Fateシリーズでは[[エミヤ]]が使用することで知られる『熾天覆う七つの円環』である。そして同時に大アイアスの父がアキレウスの父ペレウスの兄弟に当たるため、血縁上は従兄弟になる。 |
| | | |
− | ;アガメムノン | + | ;[[アガメムノン]] |
| :全ギリシャの王にしてトロイアを攻めたアカイア勢の総司令官。 | | :全ギリシャの王にしてトロイアを攻めたアカイア勢の総司令官。 |
| :叙事詩「イリアス」は彼とアキレウスが激しく対立する場面から始まる。アキレウスの王族嫌いはこれが原因であろう。 | | :叙事詩「イリアス」は彼とアキレウスが激しく対立する場面から始まる。アキレウスの王族嫌いはこれが原因であろう。 |
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| *彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。 | | *彼の父ペレウスは[[アタランテ]]と「アルゴナウタイ」と「カリュドーンの猪狩り」に共に参加した旧知の仲で、彼が彼女の事を「姐さん」と呼ぶのは親しみの他に、父と共に冒険をした人物に対する敬意も含まれていると思われる。 |
| *母テティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。 | | *母テティスは海の神ネレウスの眷属・ネレイデスの乙女で、その美貌から主神ゼウスも彼女を狙っていたが「必ず父より優れた子を産む」という予言を知ってあっさり諦めた。ある意味[[遠坂葵]]の原典である。 |
| + | **テティスの父親は通説ではネレウスとされるが、文献によってはケイローンとされる場合もあり、その場合ケイローンとアキレウスは師弟のみならず「'''祖父と孫'''」の関係でもある、という事になる。作中では具体的に言及されていない為、前説準拠の設定となっていると思われる。 |
| *母テティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。 | | *母テティスが彼を不死の体にした方法は、作品中では「神聖の炎で炙り、人間としての血を蒸発させる」というものであったが、一般的に知られる伝説では「冥府に流れる忘却の川(レテ)の水に浸す」パターンであることが多い。<br>この場合、赤子の足首を掴んで川に突っ込んだために踵の一部が不死性を得ず残ってしまったという、いわば'''うっかりミス'''の結果があの弱点であり、作中で語られる「父ペレウスがアキレウスの人間の部分を全て失くすことを惜しんだため」という理由に比べると微妙に格好悪い。 |
| *かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。 | | *かの大英雄カルナと同等の戦力評価は伊達でなく「神性」または神造兵装を保有してないサーヴァントでは実質彼に勝つ事は限りなく不可能に近いとされる程で、ライダーの真名を聞いたカウレスも弱点の踵があるにも関わらず黒のサーヴァントでケイローンが居なかったら黒陣営の敗北は確定していたと評している。 |
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| *『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 | | *『Fate/Apocrypha material』によれば黒のライダーが「蒼天囲みし小世界」を使用できたのは、アキレウスが他人に宝具を貸した逸話があることと、黒のライダー自身も他人と宝具を貸し借りした逸話を数多く持っていたことで、双方宝具をやり取りすることができるだけの条件が揃っていたからという理由がある。 |
| **アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。 | | **アキレウスはトロイア戦争において、ギリシア軍の総大将アガメムノンと揉めたことで出陣を拒否。代わりに出陣しようとした親友パトロクロスに鎧を貸し与えたという逸話を持つ。アキレウスが他人と宝具をやり取りしたという例の一つ。 |
− | **これがアキレウスの王族嫌いの要因だが、彼の父ペレウスはアイギーナという小島の王アイアコスの息子であり、アキレウスはれっきとした王族の血を引いている。さらにこのアイアコスは大神ゼウスの息子であるため、同時に親戚にもあたる。 | + | **このいざこざがアキレウスの王族嫌いの要因だが、彼の父ペレウスはアイギーナという小島の王アイアコスの息子であり、アキレウスはれっきとした王族の血を引いている。さらにこのアイアコスは大神ゼウスの息子であるため、同時に親戚にもあたる。 |
| *伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。 | | *伝承の中には、[[メディア]]の4人目の夫だったという説も存在する。 |
− | *アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子をもうけたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイラス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった。といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイラスに至っては、太陽神アポロンとトロイア王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref> | + | **この他アキレウスの恋愛関係に関する逸話には、一子をもうけたテイダメイアやアガメムノンとの悶着の要因になった愛妾ブリセイアの他に、アポロンの神殿で出会ったポリュクセネ王女との悲恋や、その弟で自らを殺すと予言されたトロイロス王子に、彼を討ち取る刹那の瞬間心を奪われてしまった…といったものも存在する。ちなみにこの二人は'''ヘクトールとパリスの弟妹'''である。<ref group="注">トロイロスに至っては、太陽神アポロンとトロイア王妃ヘカベーの息子とする説もある。</ref> |
− | *親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々はとある作家がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。ちなみにこの戯曲を書いた人物こそ、言わずと知れたかの劇作家[[ウィリアム・シェイクスピア]]である。 | + | **親友のパトロクロスとは同性愛の関係にあったとする説もかなり有名。元々は他ならぬ[[ウィリアム・シェイクスピア]]その人がアキレウスにマイナスイメージを持たせるため戯曲の中でこんな風に書かれたのだが、考案自体は古代ギリシャ時代からあったとされている。 |
| *[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。 | | *[[イスカンダル]]は彼が主人公である『イリアス』の大ファンである。<br>史実では元々、イスカンダルの母方にあたるエペイロスのモロッソイ王家はアキレウスの子ネオプトレモスとトロイの王女の末裔を自称しており、幼い頃から英雄譚に憧れて育った彼は師アリストテレスから贈られた『イリアス』を片時も手放さず、東方出征の折には往路で立ち寄ったトロイ遺跡でアキレウスの墓に詣でたり、親友ヘファイスティオンをパトロクロス、自らをアキレウスとしてロールプレイに興じたりしたという。<br>虚淵氏曰く、「'''人類史最初のオタクセレブ'''」。 |
| *ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ"/>。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。 | | *ライダー以外にも[[ランサー]]、[[バーサーカー]]、[[シールダー]]のクラスとしても召喚可能。クラスが変わる度に宝具のラインナップも微妙に変化し、例えばランサーとして召喚された場合はライダーの宝具である『疾風怒濤の不死戦車』が失われる代わりに『宙駆ける星の穂先』にHP削減効果が付与される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』152-153ページ"/>。東出氏によるとこの場合、神速で走り回りながら神速でこの槍を振り回してくるので、どちらにせよ手が付けられないとか<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha matelial』176ページ"/>。 |
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| *アキレウスが生前に働いた暴挙として有名なものの一つに「討ち取ったヘクトールの死体を戦車で引きずり回した」というものがある。しかし当時のギリシャでは、戦争においては討ち取った敵将を鎧を奪った上で戦車で引きずるという行為は当たり前に行われており、アキレウスが異常だったわけでは全くない。 | | *アキレウスが生前に働いた暴挙として有名なものの一つに「討ち取ったヘクトールの死体を戦車で引きずり回した」というものがある。しかし当時のギリシャでは、戦争においては討ち取った敵将を鎧を奪った上で戦車で引きずるという行為は当たり前に行われており、アキレウスが異常だったわけでは全くない。 |
| **実際には当たり前と言うほどには実行されていない事ではあるが、これは将が討たれたら味方が戦闘そっちのけにしてでもその死体を守ろうとするために「できない」だけで、アキレウスの場合はヘクトールが孤立無援の状態だったために実行できた、と言うだけの話。 | | **実際には当たり前と言うほどには実行されていない事ではあるが、これは将が討たれたら味方が戦闘そっちのけにしてでもその死体を守ろうとするために「できない」だけで、アキレウスの場合はヘクトールが孤立無援の状態だったために実行できた、と言うだけの話。 |
− | *水着霊衣「フィアレス・ダイバー」で亀姿の[[タラスク]]を連れているのはパラドックス用語の一つ'''『アキレスと亀』'''に準えたもの。 | + | *水着霊衣「フィアレス・ダイバー」で亀姿の[[タラスク]]を連れているのはパラドックス用語の一つ'''『アキレスと亀』'''に準えたもので、この逆説はFate/Apocryphaにてシェイクスピアも引き合いに出したことがある。 |
− | **この仮説は''「アキレス(アキレウス)と亀が競争した場合、同時にスタートするとアキレスが勝つのは目に見えるので亀を彼より先の位置から走らせた。するとアキレスが亀の元々のスタート地点Aに到着する頃には亀はかなり先を歩いており、アキレスがその地点Bに着く頃には亀はさらに先にいる。これを繰り返していくといくら俊足のアキレスであっても亀には理論上追いつくことは出来ない」''という逆説。 | + | **かいつまんで説明すると''「アキレス(アキレウス)と亀が競争した場合、同時にスタートするとアキレスが勝つのは目に見えるので亀を彼より先の位置から走らせた。するとアキレスが亀の元々のスタート地点Aに到着する頃には亀はかなり先を歩いており、アキレスがその地点Bに着く頃には亀はさらに先にいる。これを繰り返していくといくら俊足のアキレスであっても亀には理論上追いつくことは出来ない」''と云う、楽しい時ほど時間があっという間に感じ、逆に嫌な時は時間が長く感じる時間と空間の実在性を否定するためのもの。本霊衣が実装したイベントシナリオの根幹的テーマとも捉えられる。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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