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− :しかし、神々は母であるティアマトにさえ剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、新しい子供として十一の魔獣を産みだし、神々と対決する。+
− :戦いの末、ティアマトと十一の魔獣は敗れた。神々は彼女の死体を二つに裂き、天と地を造り、これを人界創世の儀式としたという。
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− :創世後に切り捨てられた母胎。追放された母なる海。
− :生命を生み出す土壌として使われたが、地球の環境が落ち着き、生態系が確立された後に、不要なものとして追放された。[[並行世界]]でもなければ、一枚の敷物の下にある旧世界にでさえない、世界の裏側――生命のいない虚数世界に。
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→真名:ティアマト
==真名:ティアマト==
==真名:ティアマト==
:ティアマト。メソポタミア神話における創世の神のひとり。
:ティアマト。メソポタミア神話における創世の神のひとり。
:神々は真水であるアプスー、塩水であるティアマトから生み出された。
:神話において、神々は真水であるアプスー、塩水であるティアマトから生み出された。その後、子供である神々は原父アプスーに反旗を翻し世界の支配権を獲得するが、ティアマトは子供たちの行為を穏やかに容認した。夫への愛より子供たちへの愛が勝っていた証左である。
:その後、子供である神々は原父アプスーに反旗を翻し世界の支配権を獲得するが、ティアマトは子供たちの行為を穏やかに容認した。夫への愛より子供たちへの愛が勝っていた証左である。
:しかし、神々は母であるティアマトにさえ剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、新しい子供として十一の魔獣を産みだし、神々と対決する。戦いの末、ティアマトと十一の魔獣は敗れた。神々は彼女の死体を二つに裂き、天と地を造り、これを人界創世の儀式としたとされているが、実際は、生命を生み出す土壌として使われたが、地球の環境が落ち着き、生態系が確立された後に、不要なものとして追放された。[[並行世界]]でもなければ、一枚の敷物の下にある旧世界にでさえない、世界の裏側――生命のいない虚数世界に。
:創世後に切り捨てられた母胎。追放された母なる海。……生態系が確立した以上、ランダムに生命をデザインする彼女はもう要らない。生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程においては最早邪魔者でしかなく、特に生命の系統樹を得た霊長類にとって、次の世界を生み出しかねない彼女は危険すぎた。
:……生態系が確立した以上、ランダムに生命をデザインする彼女はもう要らない。生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程においては最早邪魔者でしかなく、特に生命の系統樹を得た霊長類にとって、次の世界を生み出しかねない彼女は危険すぎた。
:以後、ティアマトは虚数世界に永遠に封じ込められたが、それでも元の地球に戻るチャンスを待ち続けた。そして、ゲーティアの聖杯により復活した彼女はラフムをはじめとする新生命体をデザインし、現存の生命体である人類を一掃した後、新生命体達の母へと返り咲こうとする。
:以後、ティアマトは虚数世界に永遠に封じ込められたが、それでも元の地球に戻るチャンスを待ち続けた。そして、ゲーティアの聖杯により復活した彼女はラフムをはじめとする新生命体をデザインし、現存の生命体である人類を一掃した後、新生命体達の母へと返り咲こうとする。