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69 バイト除去 、 2015年9月5日 (土) 17:21
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;「―――うん。初めに言っておくとね、僕は魔法使いなんだ。」
 
;「―――うん。初めに言っておくとね、僕は魔法使いなんだ。」
 
:病院で幼少期の士郎が切嗣に引き取られることを選んだ時に切嗣が「うちに来る前に一つ教えなくちゃいけない」と言った後に発した言葉。
 
:病院で幼少期の士郎が切嗣に引き取られることを選んだ時に切嗣が「うちに来る前に一つ教えなくちゃいけない」と言った後に発した言葉。
:「魔法使い」という表現は少々盛っているが「魔術師」ではあるのであながち間違いでもないのだが…この時はコミュニケーションの為のジョークと取るべきか。士郎はあまり覚えていなかったが、切嗣にとって士郎を引き取ると決まったこの日の事は思い出深い出来事だったようで、よく士郎に語って聞かせていたという。
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:「魔法使い」という表現は正しくないが、何も知らない子供に対する言葉としては妥当な表現と言えるだろう。士郎はあまり覚えていなかったが、切嗣にとって士郎を引き取ると決まったこの日の事は思い出深い出来事だったようで、よく士郎に語って聞かせていたという。
    
;「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」
 
;「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」
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;「そうか。ああ――安心した」
 
;「そうか。ああ――安心した」
:ある月の綺麗な夜。士郎の持つ異常性、自分に過剰な憧れを抱く彼が自分と同じように後悔しか残らない道を歩むのでないか不安を懐いていた切嗣だったが、この語らいの中で、始まりの自分を忘れた自分と違い士郎は初心を見失わない。理想を継いで、たとえ自分のように生きて多くの嘆きや絶望を味わおうと、この月の下で誓った士郎は自分と違って過つことはないと希望を見出し、この言葉とともに息を引き取った。なお、ZEROもこの言葉で締めくくっている。
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:ある月の綺麗な夜。士郎の持つ異常性、自分に過剰な憧れを抱く彼が自分と同じように後悔しか残らない道を歩むのでないか不安を懐いていた切嗣だったが、この語らいの中で、始まりの自分を忘れた自分と違い士郎は初心を見失わない。理想を継いで、たとえ自分のように生きて多くの嘆きや絶望を味わおうと、この月の下で誓った士郎は自分と違って過つことはないと希望を見出し、この言葉とともに息を引き取った。なお、Zeroもこの言葉で締めくくられている。
 
:この夜の出来事は切嗣にとって最後の救いであり呪いでもあり、そして士郎にとっても呪いであり救いでもある。
 
:この夜の出来事は切嗣にとって最後の救いであり呪いでもあり、そして士郎にとっても呪いであり救いでもある。
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;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
 
;「なのに人類はどれだけ死体の山を積み上げようと、その真実に気付かない。<br> いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、華やかな武勇譚で人々の目を眩ませてきたからだ。<br> 血を流すことの邪悪さを認めようともしない馬鹿どもが余計な意地を張るせいで、人間の本質は、石器時代から一歩も前に進んじゃいない!」
:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ、蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
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:切嗣が英霊そのものを軽蔑していることの独白。セイバーは戦場にも誇りが、決して侵してはならない法と理念があると信じるが、戦争そのものが地獄と、巻き込まれ蹂躙される民からすれば騎士道など一切関係の無いと見ている切嗣からすれば、セイバーの信条は到底許容しがたいものであった。それが、かつて自分が憧れた姿であればあるほど。
    
;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。<br> だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。<br> それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。<br> 正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」
 
;「今の世界、今の人間の在りようでは、どう巡ったところで戦いは避けられない。最後には必要悪としての殺し合いが要求される。<br> だったら最大の効率と最小の浪費で、最短のうちに処理をつけるのが最善の方法だ。<br> それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。<br> 正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味ない」
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