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| イメージカラー = 黒褐色
 
| イメージカラー = 黒褐色
 
| 特技 = 全自動願望成就
 
| 特技 = 全自動願望成就
| 好きな物 = 願いを叶えること(Apo)<br/>正義(FGO)
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| 好きな物 = 願いを叶えること(Apo)<br>正義(FGO)
| 苦手な物 = 空気を読む(Apo)<br/>邪悪(FGO)
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| 苦手な物 = 空気を読む(Apo)<br>邪悪(FGO)
| 天敵 = ファヴニール
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| 天敵 = [[ファヴニール]]
| デザイン = 近衛乙嗣<br />KN(原案)
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| デザイン = 近衛乙嗣<br>KN(原案)
 
| 設定作成 =  
 
| 設定作成 =  
 
; Apocryopha
 
; Apocryopha
 
: TYPE-MOON
 
: TYPE-MOON
 
; Grand Order
 
; Grand Order
: 東出祐一郎<br />奈須きのこ
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: 東出祐一郎<br>奈須きのこ
 
| レア度 = ☆4
 
| レア度 = ☆4
 
}}
 
}}
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
   
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。 
 
「[[セイバー|剣士]]」の[[サーヴァント]]。 
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: 『[[Fate/Apocrypha]]』では[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]によって召喚された。触媒は血に染まった菩提樹の葉。
 
: 『[[Fate/Apocrypha]]』では[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]によって召喚された。触媒は血に染まった菩提樹の葉。
 
: 真名と弱点の秘匿のため、召喚されて早々にゴルドに自分の許可なしに喋ることを禁じられ、それを承諾してしまったが故にゴルドと信頼関係を築けなかった。そして、そのすれ違いが致命的な事態を招くことになってしまった。後に、ゴルドの暴行によって死亡した[[ジーク]]に自らの心臓を与えて消滅した。だが……。
 
: 真名と弱点の秘匿のため、召喚されて早々にゴルドに自分の許可なしに喋ることを禁じられ、それを承諾してしまったが故にゴルドと信頼関係を築けなかった。そして、そのすれ違いが致命的な事態を招くことになってしまった。後に、ゴルドの暴行によって死亡した[[ジーク]]に自らの心臓を与えて消滅した。だが……。
: 『[[Fate/Grand Order]]』第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』ではマスターのいないはぐれサーヴァントとして西暦1431年のフランスに召喚される。[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]が操る邪竜ファヴニールへの切り札として[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らに協力する。
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: 『[[Fate/Grand Order]]では第一特異点『[[邪竜百年戦争 オルレアン]]』において、マスターのいないはぐれサーヴァントとして西暦1431年のフランスに召喚される。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らと出会った後は[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]が操る邪竜[[ファヴニール]]への切り札として、彼/彼女らに協力する。
 
: 当初は重傷と呪いによってまともに戦える状態ではなかったが、[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]と[[ゲオルギウス]]、二人の聖人の力で治癒に成功。決戦においてファヴニールを打ち破る力となった。
 
: 当初は重傷と呪いによってまともに戦える状態ではなかったが、[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]と[[ゲオルギウス]]、二人の聖人の力で治癒に成功。決戦においてファヴニールを打ち破る力となった。
 
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
 
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
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: 性格は高潔な騎士そのもので強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、義を重んじる英雄らしい性格。伝承から「頼まれ続けてきた人柄」と称され、利のある命令には素直に随従する。
 
: 性格は高潔な騎士そのもので強敵との死力を尽くした戦いを望み、戦場での嘲笑を良しとせず、義を重んじる英雄らしい性格。伝承から「頼まれ続けてきた人柄」と称され、利のある命令には素直に随従する。
 
: しかし、弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとする高潔な精神を持つ。
 
: しかし、弱者への一方的な暴力を嫌い目の前で蹲る者がいれば、例え命令を無視してでも助けようとする高潔な精神を持つ。
: 『[[Fate/Grand Order]]』では寡黙、謙虚、控えめな態度をしており、マスターに対しても一歩引いた態度でマスターを立たせる、日頃は何でも言うことを聞いている。
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: 『Fate/Grand Order』では寡黙、謙虚、控えめな態度をしており、マスターに対しても一歩引いた態度でマスターを立たせる、日頃は何でも言うことを聞いている。
 
: その一方で自身の主義主張に対しては誰よりも頑固な側面をもっており、極めて人間的で真っ当なもの。彼の主義主張に関わる問題が出た場合、どれほど良好な関係を築いていても頑として言うことを聞かず、[[令呪]]を使用されても一歩も退かないほど。
 
: その一方で自身の主義主張に対しては誰よりも頑固な側面をもっており、極めて人間的で真っ当なもの。彼の主義主張に関わる問題が出た場合、どれほど良好な関係を築いていても頑として言うことを聞かず、[[令呪]]を使用されても一歩も退かないほど。
 
: 自己評価が常にマイナス気味で、何かにつけて「すまない」と呟くが、生前において不幸と悲劇をもたらし、誰かの願いを叶えることしかしなかった故。
 
: 自己評価が常にマイナス気味で、何かにつけて「すまない」と呟くが、生前において不幸と悲劇をもたらし、誰かの願いを叶えることしかしなかった故。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| rowspan="2"| [[セイバー]] || [[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]] || B+ || A || B || C || E || A || rowspan="2"| 対魔力:-<br />騎乗:B || 黄金律:C- || style="text-align:left"|
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| rowspan="2"| [[セイバー]] || [[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]] || B+ || A || B || C || E || A || rowspan="2"| 対魔力:-<br>騎乗:B || 黄金律:C- || style="text-align:left"|
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B+ || A || B || C || E || A ||  黄金律:C-<br />仕切り直し:A<br />竜殺し:A→A++<br />貪欲なる黄金:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「黄金律」→「貪欲なる黄金」に変化。
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B+ || A || B || C || E || A ||  黄金律:C-<br>仕切り直し:A<br>竜殺し:A→A++<br>貪欲なる黄金:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「竜殺し」のランクがA++に上昇。<br>強化クエスト3クリアで「黄金律」→「貪欲なる黄金」に変化。
 
|}
 
|}
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)
 
; 幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)
: ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~50<br />最大捕捉:500人<br />由来:ジークフリートの剣、バルムンク。
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: ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~50<br>最大捕捉:500人<br>由来:ジークフリートの剣、バルムンク。
 
: Aランクに到達した[[聖剣]]と魔剣両方の属性を持つ黄昏の剣。竜殺しを為した呪いの聖剣。
 
: Aランクに到達した[[聖剣]]と魔剣両方の属性を持つ黄昏の剣。竜殺しを為した呪いの聖剣。
 
:原典である魔剣「グラム」としての属性も持ち、手にした者によって聖剣にも魔剣にも成り得る。柄に青い宝玉が埋め込まれており、ここに神代の魔力(真エーテル)が貯蔵・保管されていて、宝具発動のブーストに使用される。王が所有していたからか、対軍に特化しており、真名を解放することで大剣を中心として半円状に拡散する黄昏の剣気を放つ。またグラムと同じく、竜種の血を引く者に対しては追加ダメージを与える<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』179ページ">「Fate/Apocrypha用語辞典-幻想大剣・天魔失墜」『Fate/Apocrypha material』p.179</ref>。
 
:原典である魔剣「グラム」としての属性も持ち、手にした者によって聖剣にも魔剣にも成り得る。柄に青い宝玉が埋め込まれており、ここに神代の魔力(真エーテル)が貯蔵・保管されていて、宝具発動のブーストに使用される。王が所有していたからか、対軍に特化しており、真名を解放することで大剣を中心として半円状に拡散する黄昏の剣気を放つ。またグラムと同じく、竜種の血を引く者に対しては追加ダメージを与える<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』179ページ">「Fate/Apocrypha用語辞典-幻想大剣・天魔失墜」『Fate/Apocrypha material』p.179</ref>。
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: が、実は連射速度はサーヴァントとしてのジークフリートよりも、『ガルバニズム』によって必要な魔力を引き出せるジークやサーヴァント化した事で欠落した特質を持っている生前のジークフリートの方が早い<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』179ページ"/>。
 
: が、実は連射速度はサーヴァントとしてのジークフリートよりも、『ガルバニズム』によって必要な魔力を引き出せるジークやサーヴァント化した事で欠落した特質を持っている生前のジークフリートの方が早い<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』179ページ"/>。
 
:『Grand Order』では「敵全体に強力な〔竜〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のBuster宝具。
 
:『Grand Order』では「敵全体に強力な〔竜〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のBuster宝具。
:強化後はランクがEXに上昇、ダメージ倍率が上がり「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)」という効果が追加される。
+
:強化クエスト2クリア後はランクがEXに変化。ダメージ倍率が上がり「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)」という効果が追加される。
    
; 悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)
 
; 悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)
: ランク:B+<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />防御対象:1人<br />由来:背中を除く全身にファヴニールの血を浴びた逸話。
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: ランク:B+<br>種別:対人宝具<br>レンジ:-<br>防御対象:1人<br>由来:背中を除く全身にファヴニールの血を浴びた逸話。
 
: 悪竜の血を浴びることで得た常時発動型の宝具。Bランク以下の物理攻撃と魔術を完全に無効化し、更にAランク以上の攻撃でもその威力を大幅に減少させ、Bランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する。宝具の攻撃の場合はB+相当<ref group="注">3ターン序盤の解説項でのみ、「正当な英霊による攻撃は」という注釈が付いている。</ref>の防御数値を得る。ただし竜種特攻などの宝具やスキルを所持している場合はプラス分が計上されない。その防御力は赤のランサーの槍撃を受けても微傷程度で済むほど。なお、B+はあくまで無防備に喰らった場合なので、『幻想大剣・天魔失墜』を相手の宝具に合わせる等の防御行為を取った場合は、さらに削減される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』148ページ">「Fate/Apocrypha用語辞典-悪竜の血鎧」『Fate/Apocrypha material』p.148</ref>。
 
: 悪竜の血を浴びることで得た常時発動型の宝具。Bランク以下の物理攻撃と魔術を完全に無効化し、更にAランク以上の攻撃でもその威力を大幅に減少させ、Bランク分の防御数値を差し引いたダメージとして計上する。宝具の攻撃の場合はB+相当<ref group="注">3ターン序盤の解説項でのみ、「正当な英霊による攻撃は」という注釈が付いている。</ref>の防御数値を得る。ただし竜種特攻などの宝具やスキルを所持している場合はプラス分が計上されない。その防御力は赤のランサーの槍撃を受けても微傷程度で済むほど。なお、B+はあくまで無防備に喰らった場合なので、『幻想大剣・天魔失墜』を相手の宝具に合わせる等の防御行為を取った場合は、さらに削減される<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』148ページ">「Fate/Apocrypha用語辞典-悪竜の血鎧」『Fate/Apocrypha material』p.148</ref>。
 
: 但し、伝承の通り背中にある、菩薩樹の葉が張り付いていた葉の様な形の跡が残っている部分のみ効果は発揮せず、呪いによりその個所を隠すことも出来ない<ref group="注">『Fate/Apocrypha matelial』によると、たとえ球体バリアーでジークフリートを防護しても、背中の部分だけは必ず穴が開かれるなど、概念的に背を守ることは不可能。</ref>。その上一度背中を負傷すると治癒魔術でも修復は極めて難しい<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』148ページ"/>。
 
: 但し、伝承の通り背中にある、菩薩樹の葉が張り付いていた葉の様な形の跡が残っている部分のみ効果は発揮せず、呪いによりその個所を隠すことも出来ない<ref group="注">『Fate/Apocrypha matelial』によると、たとえ球体バリアーでジークフリートを防護しても、背中の部分だけは必ず穴が開かれるなど、概念的に背を守ることは不可能。</ref>。その上一度背中を負傷すると治癒魔術でも修復は極めて難しい<ref group = "出" name = "『Fate/Apocrypha material』148ページ"/>。
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: かつて持っていたとされる宝具。四代遊んで暮らしてもなお余るほどの大量の財宝。本来は失っている。
 
: かつて持っていたとされる宝具。四代遊んで暮らしてもなお余るほどの大量の財宝。本来は失っている。
 
: 魔性が宿っており、そこにあるだけで魔物を含めた他者を誘引して精神を汚染し、財宝への執着から互いに相争わせるという効果を持つ。世界からラインの黄金が消えると、精神汚染された者の記憶も合わせて消去されて元に戻る。
 
: 魔性が宿っており、そこにあるだけで魔物を含めた他者を誘引して精神を汚染し、財宝への執着から互いに相争わせるという効果を持つ。世界からラインの黄金が消えると、精神汚染された者の記憶も合わせて消去されて元に戻る。
: 『[[Fate/Grand Order]]』の[[幕間の物語]]「ラインの黄金を求めて」では[[ファヴニール]]が蘇った余波でフランスに召喚されてしまい、回収するためにフランスへレイシフトした。このラインの黄金を触媒に、ジークフリートを殺して黄金を手に入れた[[ハーゲン]]が召喚された。
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: 『[[Fate/Grand Order]]』の[[幕間の物語]]「ラインの黄金を求めて」では[[ファヴニール]]が蘇った余波でフランスに召喚されてしまい、回収するためにフランスへ[[レイシフト]]した。このラインの黄金を触媒に、ジークフリートを殺して黄金を手に入れた[[ハーゲン]]が召喚された。
: Fateにおける初出は『[[Fate/stay night]]』で、[[アインツベルン]]がその伝承に長けているとされた。『[[トラぶる花札道中記]]』でも[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ブルマ]]が宝具の名に使っている。『[[Fate/Grand Order]]』でのジークフリートのモーション変更時に追加されたマイルームボイスにて、'''現代ではアインツベルンの手に渡っていることが確定した'''。
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: Fateにおける初出は『[[Fate/stay night]]』で、[[アインツベルン]]がその伝承に長けているとされた。『[[トラぶる花札道中記]]』でも[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ブルマ]]が宝具の名に使っている。『Fate/Grand Order』でのジークフリートのモーション変更時に追加されたマイルームボイスにて、'''現代ではアインツベルンの手に渡っていることが確定した'''。
    
; タルンカッペ
 
; タルンカッペ
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:ネーデルラントの王子であり、幾多もの冒険を重ねてニーベルンゲン族の財宝や聖剣バルムンク、姿を消す外套を手に入れた彼は、ついに邪竜ファヴニールを打ち倒し、彼は「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の称号を冠するまでに至った。
 
:ネーデルラントの王子であり、幾多もの冒険を重ねてニーベルンゲン族の財宝や聖剣バルムンク、姿を消す外套を手に入れた彼は、ついに邪竜ファヴニールを打ち倒し、彼は「竜殺し(ドラゴンスレイヤー)」の称号を冠するまでに至った。
   −
:どのように誕生したか、どのように最期を遂げたか、それらを総合して英雄らしい英雄であるが、だからこそ彼は無意識に縛りをかけたのだ<br>英雄とは、人に乞われて初めて成り立つものであり、乞われないのであれば動いてはならない。<br>人の願いを叶えるものであり、自分の意志で動いて自分の願いを叶えようとしてはいけない。<br>結果、彼は「求められればそれに応じる」という、善も悪も問わず叶える「願望機」のような生き方を送っていた。<br>彼に取って善と悪など立ち位置の問題でしかなかった。悪人であろうと求められたなら手を貸し、求められなければ善人であろうと見捨てた。全ての人を救えないなら、せめて求められたならば応じる、それだけを決めていたという。<br>
+
:どのように誕生したか、どのように最期を遂げたか、それらを総合して英雄らしい英雄であるが、だからこそ彼は無意識に縛りをかけたのだ。
 +
:英雄とは、人に乞われて初めて成り立つものであり、乞われないのであれば動いてはならない。人の願いを叶えるものであり、自分の意志で動いて自分の願いを叶えようとしてはいけない。
 +
:結果、彼は「求められればそれに応じる」という、善も悪も問わず叶える「願望機」のような生き方を送っていた。
 +
:彼に取って善と悪など立ち位置の問題でしかなかった。悪人であろうと求められたなら手を貸し、求められなければ善人であろうと見捨てた。全ての人を救えないなら、せめて求められたならば応じる、それだけを決めていたという。
   −
:打ち倒したファヴニールの血を浴び、雫を飲んだジークフリートは不死身の存在となり、あらゆる攻撃が自分には通用しなくなったが、それはただ無造作に敵を屠るだけ、と「闘争」は何時の間にか「作業」となり、戦いに高揚を感じる感覚も失われていった。<br>だがある時、彼は「自らが何を望んでいるのかまるで分らない、希望も夢もなく、未来を思い描くことも出来ない」と自分が知らず知らずの内に行っていた欺瞞に気づいてしまう。
+
:打ち倒したファヴニールの血を浴び、雫を飲んだジークフリートは不死身の存在となり、あらゆる攻撃が自分には通用しなくなったが、それはただ無造作に敵を屠るだけ、と「闘争」は何時の間にか「作業」となり、戦いに高揚を感じる感覚も失われていった。
 +
:だがある時、彼は「自らが何を望んでいるのかまるで分らない、希望も夢もなく、未来を思い描くことも出来ない」と自分が知らず知らずの内に行っていた欺瞞に気づいてしまう。
 
:人を、世界を愛しているのに、その空虚さを埋めることは出来なかった。そして彼の華々しき栄光は、彼がブルグントの姫クリームヒルトと添い遂げたあたりから影が差す。
 
:人を、世界を愛しているのに、その空虚さを埋めることは出来なかった。そして彼の華々しき栄光は、彼がブルグントの姫クリームヒルトと添い遂げたあたりから影が差す。
   −
:義兄の望みを叶えた結果、義兄の妻と自分の妻クリームヒルトが対立状態に陥り、戦いを防ぐためにはジークフリート自身が死ぬしかない、という状況にまで追い込まれた。自分の命で事を収めるため友であったハーゲンに自分を殺すよう願いを告げる。<br>友は彼の願いを叶えたが、それは彼の意に反した惨劇を引き起こしてしまうが、同時に致命的に見誤ってしまった。
+
:義兄の望みを叶えた結果、義兄の妻と自分の妻クリームヒルトが対立状態に陥り、戦いを防ぐためにはジークフリート自身が死ぬしかない、という状況にまで追い込まれた。自分の命で事を収めるため友であったハーゲンに自分を殺すよう願いを告げる。
 +
:友は彼の願いを叶えたが、それは彼の意に反した惨劇を引き起こしてしまう事を、同時に致命的に見誤ってしまった。
    
:クリームヒルトは殺した者への復讐をするのなら悪魔に魂を売っても構わない程彼を愛しており、ジークフリートを殺したハーゲンや義兄のグンターを手にかけ、彼女も憎悪に囚われた末に殺され、結局は「争いを止めたい」という彼自身の望みは叶えられなかった。
 
:クリームヒルトは殺した者への復讐をするのなら悪魔に魂を売っても構わない程彼を愛しており、ジークフリートを殺したハーゲンや義兄のグンターを手にかけ、彼女も憎悪に囚われた末に殺され、結局は「争いを止めたい」という彼自身の望みは叶えられなかった。
109行目: 113行目:  
;ニーベルンゲンの歌
 
;ニーベルンゲンの歌
 
:ジークフリートの伝説。五~六世紀に成立し、様々な土地に広がっていた。
 
:ジークフリートの伝説。五~六世紀に成立し、様々な土地に広がっていた。
:『ニーベルンゲンの歌』とほぼ同時期に、英雄シグルドの物語『ヴォルンスンガ・サガ』が成立、ワーグナーの歌劇『ニーベルングの指環』はこれらの伝説を纏め上げた傑作である。
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:『ニーベルンゲンの歌』とほぼ同時期に、英雄[[シグルド]]の物語『ヴォルンスンガ・サガ』が成立、ワーグナーの歌劇『ニーベルングの指環』はこれらの伝説を纏め上げた傑作である。
: 実を言うと、ジークフリートは主役という立ち位置ではなく、本当の主役は彼の妻であるクリームヒルトであり、この物語は彼女の絶望と憎悪がもたらす一大復讐劇である。
+
: 実を言うと、ジークフリートは主役という立ち位置ではなく、本当の主役は彼の妻である[[クリームヒルト]]であり、この物語は彼女の絶望と憎悪がもたらす一大復讐劇である。
    
;バルムンク
 
;バルムンク
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====[[Fate/Grand Order]]====
 
====[[Fate/Grand Order]]====
 
: 初期実装のサーヴァントの一人。
 
: 初期実装のサーヴァントの一人。
 +
: 「Fate/Apocrypha × FGO スペシャルイベント開幕直前キャンペーン」の開催に際し、モーションがリニューアルされている。
 
: 期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』の開催に伴い、カジュアル衣装の霊衣「スーパー・クールビズ」が実装された。
 
: 期間限定イベント『水着剣豪七色勝負』の開催に伴い、カジュアル衣装の霊衣「スーパー・クールビズ」が実装された。
 
;:イベント
 
;:イベント
181行目: 186行目:  
; [[メディア]]
 
; [[メディア]]
 
: イベント「セイバーウォーズ」にて彼を導く悪の声。「汝の成したいように成すがよい」と良からぬことを吹き込んでくる。
 
: イベント「セイバーウォーズ」にて彼を導く悪の声。「汝の成したいように成すがよい」と良からぬことを吹き込んでくる。
; [[メディア〔リリィ〕‎‎]]  
+
; [[メディア〔リリィ〕]]  
 
: イベント「セイバーウォーズ」にて彼を導く善の声。……魔法の粉で悩みを消そうとするのは善なのだろうか。
 
: イベント「セイバーウォーズ」にて彼を導く善の声。……魔法の粉で悩みを消そうとするのは善なのだろうか。
 
; [[ブリュンヒルデ]]
 
; [[ブリュンヒルデ]]
187行目: 192行目:  
; [[シグルド]]
 
; [[シグルド]]
 
: 根源を同じくする竜殺しの英雄。
 
: 根源を同じくする竜殺しの英雄。
: 長らく共演を望む声があったが、2018年のハロウィンイベントにてついに並び立ち、黄金竜討伐の一翼となった。
+
: 長らく共演を望む声があったが、2018年のハロウィンイベント『神秘の国のONILAND!!』にてついに並び立ち、[[ハク|黄金竜]]討伐の一翼となった。
 
: その際の会話が「サラリーマンの挨拶のようだ」と新たなネタとなってしまっていたが。
 
: その際の会話が「サラリーマンの挨拶のようだ」と新たなネタとなってしまっていたが。
: 2019年の夏イベントでは眼鏡を提供してもらい、その際に眼鏡についていろいろと吹き込まれたようである。
+
: 2019年の夏イベント『見参! ラスベガス御前試合』では眼鏡を提供してもらい、その際に眼鏡についていろいろと吹き込まれたようである。
: マイルームでは手合わせを挑まれ、止めるマスターにちゃんと手加減するから大丈夫だと言ったものの結局すっかり忘れてガチバトルしてしまった模様。
+
: マイルームでは手合わせを挑まれ、止めるマスターにちゃんと手加減するから大丈夫だと言ったものの、結局その事をすっかり忘れてガチバトルしてしまった模様。
 
; [[葛飾北斎〔セイバー〕]]
 
; [[葛飾北斎〔セイバー〕]]
 
: 2019年の夏イベントで共演。
 
: 2019年の夏イベントで共演。
: 同じ水着剣豪、そして剣士の先達として彼女を教え導いていく。また、彼のヒロイックな言動は彼女にとってはドストライクだったようである。
+
: 同じ水着剣豪、そして剣士の先達として彼女を教え導いていく。また、自身のヒロイックな言動は彼女にとってはドストライクだったようである。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
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====イベント====
 
====イベント====
;「そうだ。オレは、君たちを傷つける事をすまない――――<br><font size=5>などと言うつもりはない!!</font>」
+
;「そうだ。オレは、君たちを傷つける事をすまない――――<br> <font size=5>などと言うつもりはない!!</font>」
 
:「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」にて。贋作とはいえ、普段の自己評価マイナスの竜殺しらしくない物言いに[[主人公 (Grand Order)|主人公]]や[[フォウ]]くんも滅茶苦茶動揺していた。
 
:「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」にて。贋作とはいえ、普段の自己評価マイナスの竜殺しらしくない物言いに[[主人公 (Grand Order)|主人公]]や[[フォウ]]くんも滅茶苦茶動揺していた。
   302行目: 307行目:  
:「ハロウィン・カムバック!」にて。苦難を乗り越えようやく辿り着いたチェイテ城の門番を務めるヴラド三世と戦っている最中、突如響いた声の主は'''夜空に浮かぶ巨大なジークフリート'''。一行はスタート地点である墓場まで強制的に送り返され、再びチェイテ城までの道を歩み直すこととなる。
 
:「ハロウィン・カムバック!」にて。苦難を乗り越えようやく辿り着いたチェイテ城の門番を務めるヴラド三世と戦っている最中、突如響いた声の主は'''夜空に浮かぶ巨大なジークフリート'''。一行はスタート地点である墓場まで強制的に送り返され、再びチェイテ城までの道を歩み直すこととなる。
 
:台詞にもある通り、送り返されたのには「現状を招いた原因に肝心のエリザベートが全く気付いていなかった」という立派な理由があるのだが、これまで(そしてこれ以降も)影も形もなかった彼の唐突極まりない登場が一切合切を吹き飛ばす。
 
:台詞にもある通り、送り返されたのには「現状を招いた原因に肝心のエリザベートが全く気付いていなかった」という立派な理由があるのだが、これまで(そしてこれ以降も)影も形もなかった彼の唐突極まりない登場が一切合切を吹き飛ばす。
:ついでにこのクエストの報酬は聖晶石一個。…詫び石?
+
:ついでにこのクエストの報酬は聖晶石一個。……詫び石?
 
:なお、このシーンは本イベントの最大のパロディ元である『魔界村』シリーズにおける、姫に2周目の開始を告げられる演出が元ネタである。<del>姫じゃなくて本当にすまない……</del>
 
:なお、このシーンは本イベントの最大のパロディ元である『魔界村』シリーズにおける、姫に2周目の開始を告げられる演出が元ネタである。<del>姫じゃなくて本当にすまない……</del>
   308行目: 313行目:  
;ブリュンヒルデ「はい。」
 
;ブリュンヒルデ「はい。」
 
;ジークフリート「人違いです。」
 
;ジークフリート「人違いです。」
:「神秘の国のONILAND!!」にて。ブリュンヒルデ実装は2016年2月3日で、この会話は2018年10月26日実装のストーリーで語られた。つまり(以前に同じ主張をしていなければ)2年8ヶ月23日も自分とシグルドが別人だと主張していなかったことになる。
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:「神秘の国のONILAND!!」にて。ブリュンヒルデ実装は2016年2月3日で、この会話は2018年10月26日実装のストーリーで語られた。つまり(以前に同じ主張をしていなければ)2年8ヶ月と23日間も自分とシグルドが別人だと主張していなかったことになる。
:なぜそこまでブリュンヒルデに人違いと言わなかったのか、その理由は定かではない。<ref group ="注">メタ的な視点で考えられる理由としては、シグルドの設定が固まっておらず彼らの区別が曖昧であったために、はっきり否定することができなかったのだろうと思われる。</ref>
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:なぜそこまでブリュンヒルデに人違いと言わなかったのか、その理由は定かではない<ref group ="注">メタ的な視点で考えられる理由としては、シグルドの設定が固まっておらず彼らの区別が曖昧であったために、はっきり否定することができなかったのだろうと思われる。</ref>
    
====その他====
 
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: そんな状況を知ってか知らずかストーリー中の言動が謙虚すぎるのも相まって、ネタキャラとして親しまれてしまうことに。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。[[コハエース]]でも[[沖田総司|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつまくなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。
 
: そんな状況を知ってか知らずかストーリー中の言動が謙虚すぎるのも相まって、ネタキャラとして親しまれてしまうことに。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。[[コハエース]]でも[[沖田総司|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつまくなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。
 
: 公式側並びにライター陣や声優陣にも度々触れられており、ゲームの内外問わず散々ネタにされている。
 
: 公式側並びにライター陣や声優陣にも度々触れられており、ゲームの内外問わず散々ネタにされている。
: しかし、繰り返しになるがストーリー第一章での扱いが酷いことが原因で広まったネタなだけであり、彼本人が『Grand Order』において全く使えない雑魚キャラというわけではないことを明記しておく。'''今では単独で持つ攻撃力アップ、バスター性能アップ、竜特攻付与、竜特攻宝具の四種乗算から繰り出される超火力により非竜特性クラス有利よりも竜特性クラス等倍の方が与えるダメージが高いという上記の『Grand Order』における大前提を覆す異次元火力を出せるようになり、メインストーリーでも死想顕現界域トラオムにて大活躍をみせ初期の不遇な扱いは完全に過去のものとなっている'''
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: しかし、繰り返しになるがストーリー第一章での扱いが酷いことが原因で広まったネタなだけであり、彼本人が『Grand Order』において全く使えない雑魚キャラというわけではないことを明記しておく。今では単独で持つ攻撃力アップ、バスター性能アップ、竜特攻付与、竜特攻宝具の四種乗算から繰り出される超火力により、'''非竜特性クラス有利よりも竜特性クラス等倍の方が与えるダメージが高い'''という上記の『Grand Order』における大前提を覆す異次元の火力を出せるようになり、メインストーリーでも死想顕現界域トラオムにて大活躍を見せ、初期の不遇な扱いは完全に過去のものとなっている。
: 現状ではアップデート修正を受けたことで、唯一初期状態でスキルが複数解禁されているSRキャラとなったのだが、これは一章のNPC登場の際に「竜殺し」スキルを使えるようにと配慮された結果だと思しい。
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: 現状ではアップデート修正を受けたことで、唯一初期状態でスキルが複数解禁されている☆4(SR)サーヴァントとなったのだが、これは一章のNPC登場の際に「竜殺し」スキルを使えるようにと配慮された結果だと思しい。
    
==脚注==
 
==脚注==
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