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== 概要 ==
 
== 概要 ==
世界の伝説に数多語られる神々なるもの<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節">『永続狂気帝国 セプテム』第8節「帰路」。</ref>。神が実体を失い、自然へと溶けたもの<ref group = "出" name = "Lostbelt No.2 第5節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第5節「雪と氷の城(前編)」。</ref>。
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世界の伝説に数多語られる神々なるもの<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節">『永続狂気帝国 セプテム』第8節「帰路」</ref>。神が実体を失い、自然へと溶けたもの<ref group = "出">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第5節「雪と氷の城(前編)」</ref>。
    
太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
 
太陽、月、といった天体や嵐、地震といった自然現象を信仰の対象とした「元からあったものが神になったもの」と、初めは人間よりだったが、様々な要因で人間から逸脱し、信仰の対象になった「神として生まれ変わったもの」と、「宇宙から飛来したものが神になったもの」の3種類が存在する。
    
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br>
 
古来から人は惑星の運営に神を見出しており、神は星であり、自然の<ruby><rb>摂理</rb><rt>システム</RT></RUBY>とした。<br>
だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした<ref group = "出" name = "Lostbelt No.2 第6節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第6節「雪と氷の城(後編)」。</ref>、と[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]は語っている。
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だがシステムは利用するもので従うものではない事に人類は無自覚で、それを間違えたが故に人と神は別たれた、人は神々を忘却したのではなく、扱いきれずにその可能性を取りこぼした<ref group = "出">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第6節「雪と氷の城(後編)」</ref>、と[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]は語っている。
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「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」。</ref>。<br>
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「人の時代」の訪れともに姿を消していったもの。この消失は「衰退」、「決別」、「契機」の三段階に分かれている<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節">『絶対魔獣戦線 バビロニア』第4節「働くウルク民」</ref>。<br>
 
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きた[[セファール]]による大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「衰退」は1万4千年前の第二神代黎明期に起きた[[セファール]]による大規模な災害で、そこから先史神話文明は衰退した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々は[[ギルガメッシュ]]を天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
 
「決別」は紀元前2600年頃に起きた神々が消える決別の時。メソポタミアの神々は[[ギルガメッシュ]]を天の楔とすることでこの決別を回避しようとしたがギルガメッシュの反抗によって失敗した<ref group = "出" name = "第七特異点 第4節"/>。<br>
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|[[メルトリリス|サラスヴァティー]] || [[Fate/EXTRA CCC]] || インド神話
 
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|[[オリオン|アルテミス]]<br>[[アルテミス〔異聞帯〕]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話(アルテミス)<br>ローマ神話(ディアーナ)
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|[[ブリュンヒルデ]]<br>[[ブリュンヒルデ〔バーサーカー〕]] || [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]<br>[[Fate/Grand Order]] || [[北欧神話]]
 
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|[[ヘファイストス]]<br>プロメテウス=ヘファイストス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
 
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|[[ゼウス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話(ゼウス)<br>ローマ神話(ユピテル)
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|[[デメテル]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
 
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|[[アフロディーテ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話(アフロディーテ)<br>ローマ神話(ヴィーナス)
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|[[ディオスクロイ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
 
|[[ディオスクロイ]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
 
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|[[アレス]] || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話(アレス)<br>ローマ神話(マルス)
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|アトラス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
 
|アトラス || [[Fate/Grand Order]] || ギリシャ神話
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
 
*『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
*『[[Fate/stay night]]』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
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*『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
 
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
 
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
*『Fate/Grand Order』においてもDr.ロマンが「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「魔法の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」。</ref>。
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*『Fate/Grand Order』においても[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「[[魔法]]の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」</ref>。
 
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
 
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引にサーヴァントとして顕現している。
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**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引に[[疑似サーヴァント]]として顕現している。
 
**[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
 
**[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
 
***そのうち[[徴姉妹]]は'''知名度補正というカウンター'''が加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
 
***そのうち[[徴姉妹]]は'''知名度補正というカウンター'''が加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
**[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によればカルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
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**[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によれば、カルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
**ここまでの例から推測すると、[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]や[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。。
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**ここまでの例から推測すると、[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]や[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。
 
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
 
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
 
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。
 
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。
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== リンク ==
 
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*[[小辞典]]
 
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*[[サーヴァント]]
 
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