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; 略歴
 
; 略歴
: 『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ありす]]によって召喚される。第三回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのありすと共に姿を現す。<br />姿を現すと同時にセラフ内の至る所を「鬼ごっこ」と称して易々と瞬間移動して回り、怪物「ジャバウォック」を召喚。その怪物の凶暴性から、バーサーカーを従えた双子のマスターであることを疑われる。<br />[[概念武装]]「ヴォーパルの剣」によってジャバウォックは退けられるが、次には[[固有結界]]「名無しの森」をアリーナ第二層全体に展開し、主人公を追いつめる。<br>バーサーカーと固有結界の取り合わせには無理がある。また、ムーンセルのシステム上、二人一組のマスターは存在し得ない。それらを手がかりに、主人公は「ありすとアリスの正体」に迫る。
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: 『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ありす]]によって召喚される。第三回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのありすと共に姿を現す。
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: 姿を現すと同時にセラフ内の至る所を「鬼ごっこ」と称して易々と瞬間移動して回り、怪物「ジャバウォック」を召喚。その怪物の凶暴性から、バーサーカーを従えた双子のマスターであることを疑われる。
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: [[概念武装]]「ヴォーパルの剣」によってジャバウォックは退けられるが、次には[[固有結界]]「名無しの森」をアリーナ第二層全体に展開し、主人公を追いつめる。
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: バーサーカーと固有結界の取り合わせには無理がある。また、ムーンセルのシステム上、二人一組のマスターは存在し得ない。それらを手がかりに、主人公は「ありすとアリスの正体」に迫る。
 
: 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[BB]]によって、マスターと共に彼女の手駒として蘇生されたが、[[パッションリップ]]の命令を拒否し、逆に彼女のことを虐めている。
 
: 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[BB]]によって、マスターと共に彼女の手駒として蘇生されたが、[[パッションリップ]]の命令を拒否し、逆に彼女のことを虐めている。
 
:だが[[メルトリリス]]の手によって………。
 
:だが[[メルトリリス]]の手によって………。
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:討伐にあたった[[モードレッド]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の攻撃を以てしても消滅に至らなかったが、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]に名前を呼ばれると共にサーヴァントとして完全に現界。再度の戦闘の末、消滅した。
 
:討伐にあたった[[モードレッド]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の攻撃を以てしても消滅に至らなかったが、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]に名前を呼ばれると共にサーヴァントとして完全に現界。再度の戦闘の末、消滅した。
 
: 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[フランケンシュタイン]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にⅣの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
 
: 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[フランケンシュタイン]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にⅣの座を統括する[[バルバトス|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
: 2部5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では天覧聖杯戦争にて[[源頼光]]に召喚されたサーヴァントとして登場。
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: 第2部第5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では天覧聖杯戦争にて[[源頼光]]に召喚されたサーヴァントとして登場。
 
; 人物
 
; 人物
 
:マスターの精神を映し出し、その夢の現身となるため、本来の固定的な姿・性格は存在していない。
 
:マスターの精神を映し出し、その夢の現身となるため、本来の固定的な姿・性格は存在していない。
:: 「ありす」と契約した際は白い少女であるありすとは服の色が反転した、双子のようにそっくりの外見をした黒い少女となる。<br>また、自分のことを「あたし」と呼ぶのと同様、ありすのことも「あたし」と呼ぶ。二人が交互に喋ると、どちらがどちらかを把握するのが困難になるほど。
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:: 「ありす」と契約した際は白い少女であるありすとは服の色が反転した、双子のようにそっくりの外見をした黒い少女となる。また、自分のことを「あたし」と呼ぶのと同様、ありすのことも「あたし」と呼ぶ。二人が交互に喋ると、どちらがどちらかを把握するのが困難になるほど。
 
:: 「ありすの夢がカタチとなったもの」「ありすの映し身」であるがゆえに基本的にはありすと同じ無邪気な子供となっているが、あくまでもサーヴァントとしてマスターの願いを叶えることを優先しているため、戦いに無自覚なありすを聖杯戦争で勝たるためにありすの「遊びたい」という願いを叶えることを兼ねつつ、それをもって敵を追いつめる。その一環で、ありすに比べて子供であるがゆえの残酷な面を多く見せている。
 
:: 「ありすの夢がカタチとなったもの」「ありすの映し身」であるがゆえに基本的にはありすと同じ無邪気な子供となっているが、あくまでもサーヴァントとしてマスターの願いを叶えることを優先しているため、戦いに無自覚なありすを聖杯戦争で勝たるためにありすの「遊びたい」という願いを叶えることを兼ねつつ、それをもって敵を追いつめる。その一環で、ありすに比べて子供であるがゆえの残酷な面を多く見せている。
 
:: その特性によりこのサーヴァントは一人の悲惨な少女に救いを与えることになるが、同時に「'''常に何者でもない鏡'''」であるこのサーヴァント自身も救われていた。……たとえそれが砂糖菓子のように脆く、意味のない事だとしても。
 
:: その特性によりこのサーヴァントは一人の悲惨な少女に救いを与えることになるが、同時に「'''常に何者でもない鏡'''」であるこのサーヴァント自身も救われていた。……たとえそれが砂糖菓子のように脆く、意味のない事だとしても。
 
: パッションリップをいじめる際、彼女のマスターとは異なり、リップが本気で怒り出さない引き際を見極めて引き留めてもいる。[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]ですらスキル『被虐体質』の餌食になったことを考慮すると、相当異質な存在であることが窺える。
 
: パッションリップをいじめる際、彼女のマスターとは異なり、リップが本気で怒り出さない引き際を見極めて引き留めてもいる。[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]ですらスキル『被虐体質』の餌食になったことを考慮すると、相当異質な存在であることが窺える。
 
:『Fate/Grand Order』ではありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフを取り続ける事をナーサリー・ライム自身が望んだため、契約したマスターではなく、かつて契約した「ありす」の姿となって顕現している。第三再臨時の衣装(ワンピースの絵柄)はモチーフになった本の内容を反映している<ref group = "出">[https://twitter.com/tsubuanfes/status/942346729633886209 ワダアルコTwitter2017年12月17日19:52]</ref>。
 
:『Fate/Grand Order』ではありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフを取り続ける事をナーサリー・ライム自身が望んだため、契約したマスターではなく、かつて契約した「ありす」の姿となって顕現している。第三再臨時の衣装(ワンピースの絵柄)はモチーフになった本の内容を反映している<ref group = "出">[https://twitter.com/tsubuanfes/status/942346729633886209 ワダアルコTwitter2017年12月17日19:52]</ref>。
::ただしマスターに応じて姿を変える特性は健在であり。『地獄界曼荼羅』において[[源頼光]]がマスターであった際は、彼女の子供時代を映し取った和服の幼子の姿を取っていた。
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::ただしマスターに応じて姿を変える特性は健在であり、『地獄界曼荼羅 平安京』において[[源頼光]]がマスターであった際は、彼女の子供時代を映し取った和服の幼子の姿を取っていた。
 
; 能力
 
; 能力
 
: このサーヴァント自体が固有結界であり宝具であるという特異な性質を持つが、通常は多彩な魔術によって様々な異常現象を引き起こす。
 
: このサーヴァント自体が固有結界であり宝具であるという特異な性質を持つが、通常は多彩な魔術によって様々な異常現象を引き起こす。
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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
;誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
 
;誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
:ランク:EX(EXTRA) / C-(Grand Order)/C++(Grand Orderマテリアル)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
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:ランク:EX(EXTRA )/C-(Grand Order)/C++(Grand Orderマテリアル)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
 
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、'''固有結界そのものがサーヴァントと化したもの'''。
 
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、'''固有結界そのものがサーヴァントと化したもの'''。
 
:マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントとなって顕現する。
 
:マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントとなって顕現する。
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::CV:景浦大輔(ドラマCD)
 
::CV:景浦大輔(ドラマCD)
 
::由来:『鏡の国のアリス』の「ジャバウォックの詩」に登場する、正体不明の怪物。
 
::由来:『鏡の国のアリス』の「ジャバウォックの詩」に登場する、正体不明の怪物。
::バーサーカーであることを疑われるほどの強大な力を有する。ただし、理性の無い怪物に有効な概念武装「ヴォーパルの剣」の前では大きく弱体化する。<br />サーヴァントではなく、倒されてもマスターには何のフィードバックもない。与えられた魔力が尽きるまではアリーナに存在し続けられる。<br>元々は詩の中でジャバウォックは「名も無き一人の勇者によって倒される怪物」として描かれている。<br />ちなみに、弱体化前のステータスは、全てゲームにおける最大値である255。<br />つまり'''全ステータスEXランク'''のとんでもない化け物。まっとうなプレイでは絶対に倒すことが出来ない。漫画においては[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]と[[クー・フーリン|ランサー]]の二人相手であっても圧倒する力を有し、首を刎ねても回復する再生力も見せた。
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::バーサーカーであることを疑われるほどの強大な力を有する。ただし、理性の無い怪物に有効な概念武装「ヴォーパルの剣」の前では大きく弱体化する。
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::サーヴァントではなく、倒されてもマスターには何のフィードバックもない。与えられた魔力が尽きるまではアリーナに存在し続けられる。
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::元々は詩の中でジャバウォックは「名も無き一人の勇者によって倒される怪物」として描かれている。
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::ちなみに、弱体化前のステータスは、全てゲームにおける最大値である255。つまり'''全ステータスEXランク'''のとんでもない化け物。まっとうなプレイでは絶対に倒すことが出来ない。漫画においては[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]と[[クー・フーリン|ランサー]]の二人相手であっても圧倒する力を有し、首を刎ねても回復する再生力も見せた。
    
:;名無しの森
 
:;名無しの森
 
::由来:『鏡の国のアリス』にて主人公のアイデンティティを確立する切っ掛けとなった名無しの森。
 
::由来:『鏡の国のアリス』にて主人公のアイデンティティを確立する切っ掛けとなった名無しの森。
::彼女が「ありすのサーヴァント」として発動した固有結界。<br />またの[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「陣地作成」によって作られた自身に有利な陣地「工房」(もしくは「神殿」)でもある。<br />この固有結界に囚われた者は、自らの名前を皮切りに徐々に記憶を失い、それと共に存在が消滅していく。<br />ただしゲーム的には、必ずHP/MP1が残り、(第2回戦の[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]の毒と異なり)これ自体によりゲームオーバーになる事はない。<br />自分の名前を口にする事で結界から逃れる事ができるが、結界に入った時点で名を失い忘れてしまうため、事前にメモなどを持っておく必要がある。
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::彼女が「ありすのサーヴァント」として発動した固有結界。また、スキル「陣地作成」によって作られた自身に有利な陣地「工房」(もしくは「神殿」)でもある。
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::この固有結界に囚われた者は、自らの名前を皮切りに徐々に記憶を失い、それと共に存在が消滅していく。ただしゲーム的には、必ずHP/MP1が残り、(第2回戦の[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]の毒と異なり)これ自体によりゲームオーバーになる事はない。
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::自分の名前を口にする事で結界から逃れる事ができるが、結界に入った時点で名を失い忘れてしまうため、事前にメモなどを持っておく必要がある。
    
;永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
 
;永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
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== 真名:ナーサリー・ライム ==
 
== 真名:ナーサリー・ライム ==
:ナーサリー・ライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。
+
:ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。
 
:ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザー・グースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。
 
:ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザー・グースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。
 
:ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。
 
:ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。
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::'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最期の望みを叶えましょう'''――
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::'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最期の望みを叶えましょう'''──
    
:『マザー・グース』とも呼ばれる英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。
 
:『マザー・グース』とも呼ばれる英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。
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:よくお茶会に誘うようだが、いつの間にかいなくなるため困っている。
 
:よくお茶会に誘うようだが、いつの間にかいなくなるため困っている。
 
;[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕]]
 
;[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕]]
:彼らの幕間の物語『百貌さんのさがしもの』にて、彼らの一人である「ちびアサシン」の境遇に同情し、再び本来の役目をすることがないように匿っていた。
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:彼らの[[幕間の物語]]『百貌さんのさがしもの』にて、彼らの一人である「ちびアサシン」の境遇に同情し、再び本来の役目をすることがないように匿っていた。
 
;[[ウィリアム・シェイクスピア]]
 
;[[ウィリアム・シェイクスピア]]
 
:『チョコレートレディの空騒ぎ』でトラウマを植え付けられた片割れ。
 
:『チョコレートレディの空騒ぎ』でトラウマを植え付けられた片割れ。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/EXTRA ===
 
=== Fate/EXTRA ===
; 「わすれちゃったの? こう言うの。<br /> "あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ"<br /> "だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる"<br /> "さあ―― 嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!"」
+
; 「わすれちゃったの? こう言うの。<br> "あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ"<br> "だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる"<br> "さあ── 嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!"」
 
:決戦開始前。さよならの時間、ありすと共にくるくると踊りながら。
 
:決戦開始前。さよならの時間、ありすと共にくるくると踊りながら。
 
; 「まあ、その歳でヒロイン気取りだったの? オ・バ・サ・マ~♪」
 
; 「まあ、その歳でヒロイン気取りだったの? オ・バ・サ・マ~♪」
 
:対キャスター決戦開始時台詞。カワイイ系のサーヴァントは私一人で十分と言ったキャス狐に対して。やはり子供は恐ろしい。
 
:対キャスター決戦開始時台詞。カワイイ系のサーヴァントは私一人で十分と言ったキャス狐に対して。やはり子供は恐ろしい。
; 「越えて越えて虹色草原、白黒マス目の王様ゲーム――走って走って鏡の迷宮。みじめなウサギはサヨナラね?」
+
; 「越えて越えて虹色草原、白黒マス目の王様ゲーム──走って走って鏡の迷宮。みじめなウサギはサヨナラね?」
 
:宝具解放。物語は永遠に続く。その読み手が、現実を拒み続ける限り。
 
:宝具解放。物語は永遠に続く。その読み手が、現実を拒み続ける限り。
 
; 「やっと見つけたのに。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を。居場所を。しあわせを。<br> それだけでよかったのに。ずっとこのままで、ずっと、ずっと。それだけでよかったのに。<br> なんで終わっちゃうの?どうして小さなしあわせも持ってられないの?どうして…」
 
; 「やっと見つけたのに。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を。居場所を。しあわせを。<br> それだけでよかったのに。ずっとこのままで、ずっと、ずっと。それだけでよかったのに。<br> なんで終わっちゃうの?どうして小さなしあわせも持ってられないの?どうして…」
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=== Fate/EXTRA CCC ===
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
; 「ふふ、今度こそ悪い夢はおしまいみたい。<br /> さよなら、ひとりぼっちの<ruby><rb>ありす</rb><rt>あたし</rt></ruby>。<br /> いままで<ruby><rb>アリス</rb><rt>あたし</rt></ruby>と遊んでくれて、ありがとう」
+
; 「ふふ、今度こそ悪い夢はおしまいみたい。<br> さよなら、ひとりぼっちの<ruby><rb>ありす</rb><rt>あたし</rt></ruby>。<br> いままで<ruby><rb>アリス</rb><rt>あたし</rt></ruby>と遊んでくれて、ありがとう」
 
:月の裏側にて。もういないマスターに感謝と共に別れを告げる。
 
:月の裏側にて。もういないマスターに感謝と共に別れを告げる。
; 「それじゃあ、おやすみなさいお兄ちゃん(お姉ちゃん)。<br /> 幽霊だったありすの声を、<br /> 聞き逃さないでくれてありがとう」
+
; 「それじゃあ、おやすみなさいお兄ちゃん(お姉ちゃん)。<br> 幽霊だったありすの声を、<br> 聞き逃さないでくれてありがとう」
 
:ありすの最期を看取り、願いを聞き届けた主人公に、感謝と共に別れを告げる。
 
:ありすの最期を看取り、願いを聞き届けた主人公に、感謝と共に別れを告げる。
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====イベント====
 
====イベント====
 
; 「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない!<br> お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
 
; 「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない!<br> お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
:「チョコレートレディの空騒ぎ」第四節にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公とシェイクスピアがナーサリーと対峙して。
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:『チョコレートレディの空騒ぎ』第四節にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公とシェイクスピアがナーサリーと対峙して。
:ここで言う「首狩りバニー」は『鏡の国のアリス』内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベントにも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の「[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両儀式]]」の元ネタでもある。
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:ここで言う「首狩りバニー」は『鏡の国のアリス』内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベント『空の境界/the Garden of Order』にも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の「[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両儀式]]」の元ネタでもある。
 
; 「あの、マスターさん! お願いだからチョコレートを受け取ってくださーい!」
 
; 「あの、マスターさん! お願いだからチョコレートを受け取ってくださーい!」
:期間限定バレンタインイベントにて。[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にチョコレートを渡そうと、いつもと違い丁重で懸命な様子のナーサリー。
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:自身のバレンタインシナリオにて。[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にチョコレートを渡そうと、いつもと違い丁重で懸命な様子のナーサリー。
 
:お願いなんてしなくていいよ、と<RUBY><RB>物語</RB><RT>しょうじょ</RT></RUBY>の気持ちを優しい笑顔で受け取るマスターに喜び、恥じらう姿は、恋する少女そのものである。
 
:お願いなんてしなくていいよ、と<RUBY><RB>物語</RB><RT>しょうじょ</RT></RUBY>の気持ちを優しい笑顔で受け取るマスターに喜び、恥じらう姿は、恋する少女そのものである。
 
; 「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
 
; 「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
:「二代目はオルタちゃん」でのロマニへの評価。ここでいう「眠りネズミ」とは『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターで、同作第七章「狂ったお茶会」の終わりにてティーポットへと詰め込まれた時の場面になぞらえている。
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:『二代目はオルタちゃん』でのロマニへの評価。ここでいう「眠りネズミ」とは『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターで、同作第七章「狂ったお茶会」の終わりにてティーポットへと詰め込まれた時の場面になぞらえている。
 
:彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく幕を開ける『冠位時間神殿 ソロモン』で明かされた彼の[[ソロモン|正体]]を暗示している台詞でもあるように思える。
 
:彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく幕を開ける『冠位時間神殿 ソロモン』で明かされた彼の[[ソロモン|正体]]を暗示している台詞でもあるように思える。
; 「あなたは自分でご本を閉じたの。 だから、もうオシマイなのよ。<br /> <RUBY><RB>私</RB><RT>おはなし</RT></RUBY>と<RUBY><RB>貴方</RB><RT>どくしゃ</RT></RUBY>のたった一つの約束。それは、貴方が私を信じてくれること。」
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; 「あなたは自分でご本を閉じたの。 だから、もうオシマイなのよ。<br> <RUBY><RB>私</RB><RT>おはなし</RT></RUBY>と<RUBY><RB>貴方</RB><RT>どくしゃ</RT></RUBY>のたった一つの約束。それは、貴方が私を信じてくれること。」
:「オール・ザ・ステイツメン!」第三節にて。特異点から消滅する[[名も無きマスター]]が自分に助けを求めるも、ナーサリーはソレを無慈悲に一蹴した。
+
:『オール・ザ・ステイツメン!』第三節にて。特異点から消滅する[[名も無きマスター]]が自分に助けを求めるも、ナーサリーはソレを無慈悲に一蹴した。
    
====その他====
 
====その他====
; ワンダーランドはおとぎの国。ライムの響きは夢のゆりかご。<br/>1シリングの価値もない。保証期間は十年足らず。<br/>いずれ消える甘い記憶。でも必要な甘い痛み。<br/>本の内容は忘れても、夢に挟んだ栞のことは忘れないで。
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; ワンダーランドはおとぎの国。ライムの響きは夢のゆりかご。<br>1シリングの価値もない。保証期間は十年足らず。<br>いずれ消える甘い記憶。でも必要な甘い痛み。<br>本の内容は忘れても、夢に挟んだ栞のことは忘れないで。
: 絆礼装「ワンダーランド」のフレーバーテキストの一部を抜粋した文章。
+
: 自身の[[概念礼装|絆礼装]]「ワンダーランド」のフレーバーテキストの一部を抜粋した文章。
 
:「保証期間が十年足らず」なのはありすの外見年齢が「10にも満たない事」に由来しており、10歳という年齢は子供から大人に変わる時期。つまり「童話からの卒業」とも取れる。
 
:「保証期間が十年足らず」なのはありすの外見年齢が「10にも満たない事」に由来しており、10歳という年齢は子供から大人に変わる時期。つまり「童話からの卒業」とも取れる。
 
; 「悪い事をしてしまった気がするの…もし会えたら、今度は仲良くできるかしら……」
 
; 「悪い事をしてしまった気がするの…もし会えたら、今度は仲良くできるかしら……」
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=== マンガで分かる!Fate/Grand Order ===
 
=== マンガで分かる!Fate/Grand Order ===
; 「バーサーカー!! 何度も言うけど友達は手足をもいだり食べたりしたらダメなの! 友達とはいっしょに仲良く遊ぶものなの!」<br/> 「あーっまたー!! やっぱり人間らしい倫理観が欠如しているのだわー!」
+
; 「バーサーカー!! 何度も言うけど友達は手足をもいだり食べたりしたらダメなの! 友達とはいっしょに仲良く遊ぶものなの!」<br>「あーっまたー!! やっぱり人間らしい倫理観が欠如しているのだわー!」
 
:『もっと』第65話にて、赤ん坊のようなバニヤンに手を焼きながら。
 
:『もっと』第65話にて、赤ん坊のようなバニヤンに手を焼きながら。
 
:確かに言っている事は最もなのだが……一緒に居るジャックちゃん共々原作でやらかした事を知っていると「どの口が言うか」と言いたくなってくる。
 
:確かに言っている事は最もなのだが……一緒に居るジャックちゃん共々原作でやらかした事を知っていると「どの口が言うか」と言いたくなってくる。
362行目: 370行目:  
**…が、そのゲーム上の性能とストーリーの流れから周回プレイにおいて戦うのは原則一周一回だけである。つまり1手開示させるのに6回、'''全開示なら36周『EXTRA』を周回プレイをする必要がある'''。同作における究極のやり込みであるが、主人公の性別:2×3体のサーヴァント×凛とラニの2ルート分岐全ての種類を組み合わせてもなお周回数が余る。…成し遂げた精神力:EXなプレイヤーはいるのだろうか。
 
**…が、そのゲーム上の性能とストーリーの流れから周回プレイにおいて戦うのは原則一周一回だけである。つまり1手開示させるのに6回、'''全開示なら36周『EXTRA』を周回プレイをする必要がある'''。同作における究極のやり込みであるが、主人公の性別:2×3体のサーヴァント×凛とラニの2ルート分岐全ての種類を組み合わせてもなお周回数が余る。…成し遂げた精神力:EXなプレイヤーはいるのだろうか。
 
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為'''「どうやって戦うんだ!?」'''と驚いたプレイヤー多数。
 
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為'''「どうやって戦うんだ!?」'''と驚いたプレイヤー多数。
**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>…が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは「召喚者によってその姿を自在に変える」はずだった。こうなっている理由はクリスマスイベントや幕間クエストの発言から推察するに「ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフを取り続ける事をナーサリー・ライム自身が望んだから」のようだ。<br>また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出す事があるのも関係しているかもしれない<ref group="注">事実、『EXTRA』シリーズから『Grand Order』に登場してきたサーヴァントには、原作での記憶をある程度以上保っている者が非常に多い。</ref>。
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**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>…が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは「召喚者によってその姿を自在に変える」はずだった。こうなっている理由は『ほぼ週間 サンタオルタさん』や彼女の幕間の物語「本の群れ、わたしたちの群れ」の発言から推察するに「ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフを取り続ける事をナーサリー・ライム自身が望んだから」のようだ。<br>また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出す事があるのも関係しているかもしれない<ref group="注">事実、『EXTRA』シリーズから『Grand Order』に登場してきたサーヴァントには、原作での記憶をある程度以上保っている者が非常に多い。</ref>。
 
**2016年エイプリルフールにて「サーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わる」という催しが行われたが、ナーサリー・ライムの場合、童話の絵本(不思議の国のアリス)が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様の様に振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵が描かれた本'''に変わっていた。しかもナーサリーは結構食い入る様子で本を読んでいる。<del>表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…</del>
 
**2016年エイプリルフールにて「サーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わる」という催しが行われたが、ナーサリー・ライムの場合、童話の絵本(不思議の国のアリス)が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様の様に振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵が描かれた本'''に変わっていた。しかもナーサリーは結構食い入る様子で本を読んでいる。<del>表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…</del>
 
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説『カーミラ』が英語版だったため読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して『カーミラ』の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ『カーミラ』の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん『カーミラ』は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのかどうかは一切不明。
 
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説『カーミラ』が英語版だったため読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して『カーミラ』の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ『カーミラ』の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん『カーミラ』は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのかどうかは一切不明。
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