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| :[[マリー・アントワネット]]の前では借りてきた猫のように大人しくなる。 | | :[[マリー・アントワネット]]の前では借りてきた猫のように大人しくなる。 |
| :作曲家を目指す子供は「天才か、馬鹿か、破綻しているか」のどれかだったため、純朴な子供の相手は経験が無いため苦手。 | | :作曲家を目指す子供は「天才か、馬鹿か、破綻しているか」のどれかだったため、純朴な子供の相手は経験が無いため苦手。 |
− | :ただしこれらの特徴は「アヴェンジャーのサリエリ」の面が強く、「本来のサリエリ」は普段の攻撃的言動が嘘のように穏やかで、子供たちに合唱の指導を積極的に行う人格者である<ref group="注">自身の[[幕間の物語]]でこの『生前』に近い彼が登場するのだが、マシュ曰く「本来の性格からかけ離れている」「何か異常でもあったのか」と酷い言われようである。<del>そして実際あった訳だが…</del></ref>。 | + | :ただしこれらの特徴は「アヴェンジャーのサリエリ」の面が強く、「本来のサリエリ」は普段の攻撃的言動が嘘のように穏やかで、子供たちに合唱の指導を積極的に行う人格者である<ref group="注">自身の[[幕間の物語]]「至高の神よ、彼を憐れみたまえ」でこの『生前』に近い彼が登場するのだが、マシュ曰く「本来の性格からかけ離れている」「何か異常でもあったのか」と酷い言われようである。<del>そして実際あった訳だが…</del></ref>。 |
| :奏章Ⅱでは疑似東京の同位体である人間「サリエリ先生」に憑依する形で活動していたが、思考が彼の影響を受けたのか言い回しが少し変わっていた。 | | :奏章Ⅱでは疑似東京の同位体である人間「サリエリ先生」に憑依する形で活動していたが、思考が彼の影響を受けたのか言い回しが少し変わっていた。 |
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| == 真名:アントニオ・サリエリ == | | == 真名:アントニオ・サリエリ == |
− | :アントニオ・サリエリ。稀代の音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの友人。 | + | :稀代の音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの友人。 |
| :サリエリはかつての宮廷楽長の立場を追われはしたものの、尊敬すべき音楽家として尊敬を集める存在であり、数多くの音楽家やその子弟を弟子にしていた。その中にはモーツァルトの一番弟子であったジュスマイヤーやモーツァルトの息子であるフランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト、そしてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン等も含まれていた。 | | :サリエリはかつての宮廷楽長の立場を追われはしたものの、尊敬すべき音楽家として尊敬を集める存在であり、数多くの音楽家やその子弟を弟子にしていた。その中にはモーツァルトの一番弟子であったジュスマイヤーやモーツァルトの息子であるフランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト、そしてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン等も含まれていた。 |
| : だが、1820年代「モーツァルトはサリエリによって殺害された」という伝説が突如として世界に広まっていった。事実と異なっているにも関わらず、人々は'''『神に愛された天才と、それに憧れつつも深く恨み命を奪わんとした秀才』'''という残酷な物語を夢想した。やがてそれは、老年のサリエリが弟子モシェレスへと告げた「悪意ある中傷以外の何者でもない」という言葉さえ、罪の告白として流布された。罪を悔いて老人は自らナイフで喉を切ったとする噂さえ、まことしやかに囁かれた。 | | : だが、1820年代「モーツァルトはサリエリによって殺害された」という伝説が突如として世界に広まっていった。事実と異なっているにも関わらず、人々は'''『神に愛された天才と、それに憧れつつも深く恨み命を奪わんとした秀才』'''という残酷な物語を夢想した。やがてそれは、老年のサリエリが弟子モシェレスへと告げた「悪意ある中傷以外の何者でもない」という言葉さえ、罪の告白として流布された。罪を悔いて老人は自らナイフで喉を切ったとする噂さえ、まことしやかに囁かれた。 |
− | :そして長い時を経た後――謂われなきモーツァルト暗殺伝説によって存在を歪められ続けたサリエリの存在は、同じくアマデウスの最後にまつわる伝説『灰色の男』と習合し、サーヴァントとして現界を果たす。 | + | :そして長い時を経た後──謂われなきモーツァルト暗殺伝説によって存在を歪められ続けたサリエリの存在は、同じくアマデウスの最後にまつわる伝説『灰色の男』と習合し、サーヴァントとして現界を果たす。 |
| :人を害する反英雄。悲しき者。怒れる者。神の愛し子を殺す者。一騎の「無辜の怪物」として。 | | :人を害する反英雄。悲しき者。怒れる者。神の愛し子を殺す者。一騎の「無辜の怪物」として。 |
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| :生前のサリエリにとっては神才に羨望はあるものの親友、アヴェンジャーのサリエリにとっては殺意を向ける相手という、非常に複雑な関係。 | | :生前のサリエリにとっては神才に羨望はあるものの親友、アヴェンジャーのサリエリにとっては殺意を向ける相手という、非常に複雑な関係。 |
| :『Fate/Grand Order』のロシアの異聞帯では彼から呪いを受け継ぎ「アマデウス・オルタ」となってイヴァン雷帝のためにピアノを弾き続けていた。 | | :『Fate/Grand Order』のロシアの異聞帯では彼から呪いを受け継ぎ「アマデウス・オルタ」となってイヴァン雷帝のためにピアノを弾き続けていた。 |
| + | :自身の[[幕間の物語]]「至高の神よ、彼を憐れみたまえ」では彼の中の[[アムドゥシアス]]が表面化した影響を受け、生前に近い性格に変化していた。 |
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| ;[[マリー・アントワネット]] | | ;[[マリー・アントワネット]] |
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| ;「私は、死だ。私は、神に愛されしものを殺さねばならぬ。……我が名はサリエリ。いいや。違う。私は、私は誰なのだ…………───」 | | ;「私は、死だ。私は、神に愛されしものを殺さねばならぬ。……我が名はサリエリ。いいや。違う。私は、私は誰なのだ…………───」 |
| :召喚時の台詞。彼はサリエリであってサリエリではない、燎原の火に焼かれた無辜の怪物。 | | :召喚時の台詞。彼はサリエリであってサリエリではない、燎原の火に焼かれた無辜の怪物。 |
− | ;「演奏は良い、音楽は好きだ。それらは真に聖なる物だ。……『かつてのサリエリ』にとっては」
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− | :マイルーム会話「好きなこと」。
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− | ;「貴方の兄君には世話になった……のだろうか? いや、私は……おぉ……我は……誰なのだ……」
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− | :マイルーム会話「[[マリー・アントワネット]]」 / 「[[マリー・アントワネット〔キャスター〕]]」。
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− | ;「貴様が召喚せしサーヴァントは……あぁ、サリエリではない。アントニオ・サリエリは死んだ。『死んだまま』だ。間違えるな」
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− | :マイルーム会話「絆Lv1」。
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− | ;「我はサリエリではない。我は……私は、神の愛し子を殺す者だ。<br> 人々に語られた伝説が産み落とした『無辜の怪物』であり『灰色の男』であり『サリエリの自我の欠片』である。<br> 即ち……即ち……あぁ、私は誰なのだマスターよ。殺すべき者を殺した時、貴様は我に、どの様に答えるのかな……?」
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− | :マイルーム会話「絆Lv5」。
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| ;「我が外殻、我が外装はこの様に解除も出来る。だが然したる意味はない。私は反英雄としての殻を纏ってこその存在だ」 | | ;「我が外殻、我が外装はこの様に解除も出来る。だが然したる意味はない。私は反英雄としての殻を纏ってこその存在だ」 |
| :霊基再臨1回目の台詞。ダークヒーロー然とした外装を剥がし、普通の人間と何ら変わりない姿を晒しながら。 | | :霊基再臨1回目の台詞。ダークヒーロー然とした外装を剥がし、普通の人間と何ら変わりない姿を晒しながら。 |
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| ====本編==== | | ====本編==== |
− | ;「ヤツはアマデウス……ヤツこそはアマデウス……ヤツだけがアマデウス……やはりな……やはり貴様だったかアマデウスゥゥゥウ……!」<br/>「行くぞアマデウスゥゥゥゥ! その悪趣味なネタばかり吐く舌、斬り裂いてくれる!」 | + | ;「ヤツはアマデウス……ヤツこそはアマデウス……ヤツだけがアマデウス……やはりな……やはり貴様だったかアマデウスゥゥゥウ……!」<br>「行くぞアマデウスゥゥゥゥ! その悪趣味なネタばかり吐く舌、斬り裂いてくれる!」 |
| :ジャヴォル・トローンと遭遇し、強敵と見なして自己暗示をかける。……のだが、そういう方向性でいいのだろうか。 | | :ジャヴォル・トローンと遭遇し、強敵と見なして自己暗示をかける。……のだが、そういう方向性でいいのだろうか。 |
| ;「そういうところだアマデウス!」 | | ;「そういうところだアマデウス!」 |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *人間体のモデルや衣装はロックオペラモーツァルトのPVが参考にされている。[https://twitter.com/pfl/status/984304255774281729][https://www.youtube.com/watch?v=tP6tQ7OEFlY] | + | *人間体のモデルや衣装は[https://www.youtube.com/watch?v=tP6tQ7OEFlY ロックオペラモーツァルトのPV]が参考にされている<ref group ="出">[https://twitter.com/pfl/status/984304255774281729 PFALZ Twitter 2018年4月12日 14:36]</ref>。 |
| **人間体のオーダーは「洒落た伊達男」だったようで、ついでに架空の独自ブランドまで作ってしまうなどPFALZ氏はノリノリでデザインしたらしい。 | | **人間体のオーダーは「洒落た伊達男」だったようで、ついでに架空の独自ブランドまで作ってしまうなどPFALZ氏はノリノリでデザインしたらしい。 |
| *英霊としてのかなりの部分が「モーツァルトを殺した男」としての部分が占めているようで、所有スキルも3つとも「無辜の怪物」の親戚のような代物で、本人の人格も不安定である。 | | *英霊としてのかなりの部分が「モーツァルトを殺した男」としての部分が占めているようで、所有スキルも3つとも「無辜の怪物」の親戚のような代物で、本人の人格も不安定である。 |
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| ****とはいえ、奇天烈なエピソードについてはあくまで「それなりに」であり、川辺を歌いながら散歩していたら猪に襲われて歌いながらダッシュで逃走したとか、雇い主がケチで設備を買い替えようとしないことに激怒して設備である鍵盤楽器(チェンバロ)を蹴って破壊したとか、ある程度は変人のようであった。 | | ****とはいえ、奇天烈なエピソードについてはあくまで「それなりに」であり、川辺を歌いながら散歩していたら猪に襲われて歌いながらダッシュで逃走したとか、雇い主がケチで設備を買い替えようとしないことに激怒して設備である鍵盤楽器(チェンバロ)を蹴って破壊したとか、ある程度は変人のようであった。 |
| *『Fate/Grand order』とローソンがコラボした際の礼装ではロールケーキを前に感極まった表情を浮かべていたが、史実におけるサリエリも甘い物が好物であったらしく、子供の頃には砂糖をちょろまかして貯め込んでいたり、大人になってからも行きつけのレモネードショップでアイスクリームを食べるのが日課になっていて弟子にもご馳走していたりと枚挙に暇がない。 | | *『Fate/Grand order』とローソンがコラボした際の礼装ではロールケーキを前に感極まった表情を浮かべていたが、史実におけるサリエリも甘い物が好物であったらしく、子供の頃には砂糖をちょろまかして貯め込んでいたり、大人になってからも行きつけのレモネードショップでアイスクリームを食べるのが日課になっていて弟子にもご馳走していたりと枚挙に暇がない。 |
− | **三周年イベントでのテキストでも、ジェラートに舌鼓を打ちながらアマデウスへの殺意を押さえ込んでいた。このため、「甘い物を食べさせれば精神が安定しておとなしくなる」等とプレイヤーから言われてしまう事に。 | + | **FGO三周年に際して販売された『Fate/Grand Order 3rd Anniversary ALBUM』でのテキストでも、ジェラートに舌鼓を打ちながらアマデウスへの殺意を押さえ込んでいた。このため、「甘い物を食べさせれば精神が安定しておとなしくなる」等とプレイヤーから言われてしまう事に。 |
− | **先述の『アマデウス』において、曲の持ち込みにやって来たモーツァルトの妻・コンスタンツェにサリエリが菓子を振舞うシーンがあるが、その菓子の名が「'''ヴィーナスの乳首'''」。オーストリア・ザルツブルクに伝わる、マロンフィリングをホワイトチョコレートでコーティングし、レモンピール等のトッピングを乗せた伝統菓子で、絵面的には乳首よりむしろ'''乳房'''に近い。バレンタイン礼装として採用されなかったのはそのせいだろうか…。 | + | **先述の『アマデウス』において、曲の持ち込みにやって来たモーツァルトの妻・コンスタンツェにサリエリが菓子を振舞うシーンがあるが、その菓子の名が「'''ヴィーナスの乳首'''」。オーストリア・ザルツブルクに伝わる、マロンフィリングをホワイトチョコレートでコーティングし、レモンピール等のトッピングを乗せた伝統菓子で、絵面的には乳首よりむしろ'''乳房'''に近い。バレンタインのお返し礼装として採用されなかったのはそのせいだろうか…。 |
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| ==話題まとめ== | | ==話題まとめ== |