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| :しかし、[[魔神柱]]の配下にされた際はその情報を利用して人理焼却を破却してもなお未来が崩壊することを突き止め、自身の理性を代償に[[シャーロック・ホームズ]]に事件の解決を依頼したり、知り合いの娘とも言える存在である[[フランケンシュタイン|フラン]]を傷つけまいと命令に逆らったり、直接対決に敗れた後は主人公らに事態を打開するための助言を送るなど、聖杯の強制がなければ良心的な人物であることを伺わせた。 | | :しかし、[[魔神柱]]の配下にされた際はその情報を利用して人理焼却を破却してもなお未来が崩壊することを突き止め、自身の理性を代償に[[シャーロック・ホームズ]]に事件の解決を依頼したり、知り合いの娘とも言える存在である[[フランケンシュタイン|フラン]]を傷つけまいと命令に逆らったり、直接対決に敗れた後は主人公らに事態を打開するための助言を送るなど、聖杯の強制がなければ良心的な人物であることを伺わせた。 |
| :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]と交戦する。 | | :終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]と交戦する。 |
− | :2部5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では天覧聖杯戦争にて[[紫式部]]に召喚されたサーヴァントとして登場。 | + | :第2部第5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では天覧聖杯戦争にて[[紫式部]]に召喚されたサーヴァントとして登場。 |
| ;人物 | | ;人物 |
| :巨大な蒸気仕掛けの機関鎧を纏った鋼鉄の紳士。 | | :巨大な蒸気仕掛けの機関鎧を纏った鋼鉄の紳士。 |
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| == 真名:チャールズ・バベッジ == | | == 真名:チャールズ・バベッジ == |
− | :チャールズ・バベッジ。天才的な数学者であり、機械設計者。 | + | :天才的な数学者であり、機械設計者。 |
| :蒸気機関を用いた世界初となるコンピューター「階差機関」 「解析機関」を考案した天才碩学。現代では「コンピュータの父」とも呼ばれている。 | | :蒸気機関を用いた世界初となるコンピューター「階差機関」 「解析機関」を考案した天才碩学。現代では「コンピュータの父」とも呼ばれている。 |
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| :天体だけではない。政府の研究機関や在野の企業では、殆どすべての実験や事業に於いて必要となる大量計算に際して、数十人の計算手を必要としている。 | | :天体だけではない。政府の研究機関や在野の企業では、殆どすべての実験や事業に於いて必要となる大量計算に際して、数十人の計算手を必要としている。 |
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− | :数学はあらゆる学問で応用されているのだ。故に、これらの無数の計算すべてを機械――― | + | :数学はあらゆる学問で応用されているのだ。故に、これらの無数の計算すべてを機械─── |
| :階差機関が完成した暁には、人類はあらゆる分野で飛躍的な時間短縮を実現し、文明は数世紀分の発展を遂げることとなるだろう。 | | :階差機関が完成した暁には、人類はあらゆる分野で飛躍的な時間短縮を実現し、文明は数世紀分の発展を遂げることとなるだろう。 |
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| ;[[キルケー]] | | ;[[キルケー]] |
− | :バレンタインイベントで、彼女が作ったチョコレートを試食してメカイノシシになってしまう。 | + | :彼女のバレンタインシナリオで、彼女が作ったチョコレートを試食してメカイノシシになってしまう。 |
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| ;[[紫式部]] | | ;[[紫式部]] |
− | :『地獄界曼荼羅』におけるマスター。 | + | :『地獄界曼荼羅 平安京』におけるマスター。 |
| :「文学の素養がある知的な女性」ということで非常に好印象で、夢の先を求める彼女を年長者として導いていた。 | | :「文学の素養がある知的な女性」ということで非常に好印象で、夢の先を求める彼女を年長者として導いていた。 |
| : カルデアの自身にはその記憶は無くマイルームボイスでもそのことに言及したが、彼女からは前向きな言葉を貰った様子。 | | : カルデアの自身にはその記憶は無くマイルームボイスでもそのことに言及したが、彼女からは前向きな言葉を貰った様子。 |
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| :召喚時の台詞。志半ばに死に、自らが渇望と夢想を昇華した固有結界と化した科学者の名乗り。 | | :召喚時の台詞。志半ばに死に、自らが渇望と夢想を昇華した固有結界と化した科学者の名乗り。 |
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− | ; 「恐れ、嫌悪、憎しみ、嘆き。すなわち、妄念と夢想の具現である、この身である」
| + | ;「見果てぬ夢を、ここに」<br>「我が空想、我が理想、我が夢想──『<ruby><rb>絢爛なりし灰燼世界</rb><rt>ディメンジョン・オブ・スチーム</RT></RUBY>』!」 |
− | : マイルーム会話。
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− | : 「嫌いなものは何か?」と問われての答え。
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− | ;「見果てぬ夢を、ここに」<br>「我が空想、我が理想、我が夢想――『<ruby><rb>絢爛なりし灰燼世界</rb><rt>ディメンジョン・オブ・スチーム</RT></RUBY>』!」 | |
| : 宝具開放。生前目指し続け、遂に果たせなかった夢の結晶。身にまとう鋼鉄の鎧その物であり、「有り得た未来」。 | | : 宝具開放。生前目指し続け、遂に果たせなかった夢の結晶。身にまとう鋼鉄の鎧その物であり、「有り得た未来」。 |
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− | ; 「――――呼んでいる」<br>主人公「助けを呼ぶ声が、聞こえるんだね? 」<br>「然り」<br>「この聴覚機関を誤魔化すことは出来ぬ。何故ならば、私には大いなる使命があるからだ」<br> 「――――世界を、守る」<br>「私の機関が作動し続ける限り、この世界には如何なる悪も存在してはならぬのだ」<br>「故に、行こう。私を目覚めさせた選ばれし者よ」 <br>「<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>よ!」<br>主人公「行こう、バベッジ!」<br>「―――――応!!」 | + | ; 「────呼んでいる」<br>主人公「助けを呼ぶ声が、聞こえるんだね? 」<br>「然り」<br>「この聴覚機関を誤魔化すことは出来ぬ。何故ならば、私には大いなる使命があるからだ」<br> 「────世界を、守る」<br>「私の機関が作動し続ける限り、この世界には如何なる悪も存在してはならぬのだ」<br>「故に、行こう。私を目覚めさせた選ばれし者よ」 <br>「<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>よ!」<br>主人公「行こう、バベッジ!」<br>「─────応!!」 |
− | :幕間の物語、『鋼鐵機動戦記C・バベッジ』にて。もはやタイトルと言い完全にロボアニメかスチームパンクのノリである。 | + | :自身の幕間の物語『鋼鐵機動戦記C・バベッジ』にて。もはやタイトルと言い完全にロボアニメかスチームパンクのノリである。 |
| :そして主人公にまた新しい称号が(<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>)加えられることに…。 | | :そして主人公にまた新しい称号が(<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>)加えられることに…。 |
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− | ; 「しかしあのロケットは未完成、かつ不完全だ。歯車がない、油差しがない、蒸気機関がない。<br/> 以上の問題点から得られる解答は一つ。あの宇宙船は、私に改造されなくてはなるまい」 | + | ; 「しかしあのロケットは未完成、かつ不完全だ。歯車がない、油差しがない、蒸気機関がない。<br> 以上の問題点から得られる解答は一つ。あの宇宙船は、私に改造されなくてはなるまい」 |
| : イベント『セイバーウォーズ』にて、ヒロインXの宇宙船を見ての一言。 | | : イベント『セイバーウォーズ』にて、ヒロインXの宇宙船を見ての一言。 |
| : 彼の時代の少し後には大砲で月まで行くSFが書かれているが、それにしたって宇宙船にも蒸気機関を使うつもりなのだろうか。 | | : 彼の時代の少し後には大砲で月まで行くSFが書かれているが、それにしたって宇宙船にも蒸気機関を使うつもりなのだろうか。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | *「[[アレクサンドル・デュマ|小]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|説]][[ウィリアム・シェイクスピア|家]]」「[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|音楽家]]」と際物が多いキャスタークラスに遂に現れた「科学者」。 | + | *「[[アレクサンドル・デュマ・ペール|小]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|説]][[ウィリアム・シェイクスピア|家]]」「[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|音楽家]]」と際物が多いキャスタークラスに遂に現れた「科学者」。 |
| **ただし『EXTELLA』のリリースが遅れたという事情を察するに、本来は[[アルキメデス]]の方が科学者サーヴァント第1号になるはずだった可能性もある。 | | **ただし『EXTELLA』のリリースが遅れたという事情を察するに、本来は[[アルキメデス]]の方が科学者サーヴァント第1号になるはずだった可能性もある。 |
| **鎧による巨大な外見といい、異様に高いステータスといい、初見でキャスターと理解できる人はそうそういないであろう。また、性格も相当な人格者であり、外道や性格破綻者が多いキャスタークラスにあるまじき善良さである。 | | **鎧による巨大な外見といい、異様に高いステータスといい、初見でキャスターと理解できる人はそうそういないであろう。また、性格も相当な人格者であり、外道や性格破綻者が多いキャスタークラスにあるまじき善良さである。 |
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| **ただしゲーム中のマテリアルで「あくまで存在そのものが固有結界と'''ほぼ同一'''」と記述されているため、ナーサリーのように存在丸ごとが固有結界というわけではないようだ。何故か催眠術も効く為、いわゆる「中の人」がいる可能性は否定できない。 | | **ただしゲーム中のマテリアルで「あくまで存在そのものが固有結界と'''ほぼ同一'''」と記述されているため、ナーサリーのように存在丸ごとが固有結界というわけではないようだ。何故か催眠術も効く為、いわゆる「中の人」がいる可能性は否定できない。 |
| **だからといって誰かが中の人を確認しようとすると、中の人本人は固有結界と同一化してしまってるせいで'''固有結界ごと世界から排除されてしまう'''。なんとも歯がゆいものである。いつか中身がどうなってるのか分かる時が来るのだろうか…? | | **だからといって誰かが中の人を確認しようとすると、中の人本人は固有結界と同一化してしまってるせいで'''固有結界ごと世界から排除されてしまう'''。なんとも歯がゆいものである。いつか中身がどうなってるのか分かる時が来るのだろうか…? |
− | *『[[Fate/Grand Order]]』における[[幕間の物語]]のタイトルは'''「鋼鐵機動戦記C・バベッジ」'''。タイトルからして突っ込みどころ満載だが「<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>」と称される主人公、言動も配役も完全にお姫様扱いのマシュ、老騎士のようなバベッジ、「邪悪ゴーレム軍団」と自分で言ってしまう敵役(おまけに最後に指揮担当の敵が[[ファヴニール]]に拡大変容する)と内容も凄まじくカオス。 | + | *『[[Fate/Grand Order]]』における彼の[[幕間の物語]]のタイトルは'''「鋼鐵機動戦記C・バベッジ」'''。タイトルからして突っ込みどころ満載だが「<ruby><rb>蒸気の勇者</rb><rt>スチームブレイブ</RT></RUBY>」と称される主人公、言動も配役も完全にお姫様扱いのマシュ、老騎士のようなバベッジ、「邪悪ゴーレム軍団」と自分で言ってしまう敵役(おまけに最後に指揮担当の敵が[[ファヴニール]]に拡大変容する)と内容も凄まじくカオス。 |
| **おまけに最後は'''主人公の夢オチ'''。何故これで宝具が強化されるのであろうか…(なお、マシュはこの夢を主人公から聞かされ「自分がお姫様役である事」にまんざらでもなさそうであった)。 | | **おまけに最後は'''主人公の夢オチ'''。何故これで宝具が強化されるのであろうか…(なお、マシュはこの夢を主人公から聞かされ「自分がお姫様役である事」にまんざらでもなさそうであった)。 |
| ***強引に解釈するなら「絢爛なりし灰燼世界」はバベッジの夢想・理想によって成り立っている代物である為、主人公のこの蒸気でむせ返りそうな「王道物語の夢」によってその夢想が補強された…のかもしれない。 | | ***強引に解釈するなら「絢爛なりし灰燼世界」はバベッジの夢想・理想によって成り立っている代物である為、主人公のこの蒸気でむせ返りそうな「王道物語の夢」によってその夢想が補強された…のかもしれない。 |