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==概要==
==概要==
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『Garden of Avalon』に登場する[[円卓の騎士]]。『[[Fate/Grand Order]]』では[[サーヴァント]]として登場する。
; 略歴
; 略歴
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: [[円卓の騎士]]の一員として[[アルトリア・ペンドラゴン]]に仕えた騎士。
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: 円卓の騎士の一員として[[アルトリア・ペンドラゴン]]に仕えた騎士。
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: もともとは母であるモルガンによって円卓を破滅させるべく派遣されたスパイであったが、アルトリアに国を栄えさせる希望を見いだし、実直に仕える。
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: もともとは母である[[モルガン]]によって円卓を破滅させるべく派遣されたスパイであったが、アルトリアに国を栄えさせる希望を見いだし、実直に仕える。
: 元来の性質からして真面目で厳格な人物であったが、王を支える為に敢えて憎まれ役を積極的に買って出た為に円卓内部でも嫌われ者になってしまった。
: 元来の性質からして真面目で厳格な人物であったが、王を支える為に敢えて憎まれ役を積極的に買って出た為に円卓内部でも嫌われ者になってしまった。
: そしてギネヴィアが不義を働いた際にその所業を手酷く侮辱した為に当事者である[[ランスロット]]を激怒させてしまい、殺されてしまった。
: そしてギネヴィアが不義を働いた際にその所業を手酷く侮辱した為に当事者である[[ランスロット]]を激怒させてしまい、殺されてしまった。
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:『[[Fate/Grand Order]]』第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』では[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]によってサーヴァントとして西暦1273年のエルサレムに召喚され、獅子王の補佐官として忠実に仕える。獅子王についた他の円卓の騎士たちがギフトを与えられているのだが、彼はそれを「いざという時に王に手が出せなくなる」と言う理由で固辞している。
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:『Fate/Grand Order』の第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』では[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]によってサーヴァントとして西暦1273年のエルサレムに召喚され、獅子王の補佐官として忠実に仕える。獅子王についた他の円卓の騎士たちがギフトを与えられているのだが、彼はそれを「いざという時に王に手が出せなくなる」と言う理由で固辞している。
; 人物
; 人物
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: 威圧感のある顔立ちをした黒甲冑の騎士。<br>極めて厳格で真面目な性格。職務や王への忠義、組織の運営の為ならば身内であっても決して容赦しない上、必要ならば汚れ役や嫌われ役を被って他者から非難や誤解を受ける事も全く厭わないため、その忠義の深さや苦労人ぶりに反して全く理解者に恵まれない。
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: 威圧感のある顔立ちをした黒甲冑の騎士。
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: 極めて厳格で真面目な性格。職務や王への忠義、組織の運営の為ならば身内であっても決して容赦しない上、必要ならば汚れ役や嫌われ役を被って他者から非難や誤解を受ける事も全く厭わないため、その忠義の深さや苦労人ぶりに反して全く理解者に恵まれない。
: その一方で、醜悪な性格の母親の影響故か、かなりの人間嫌いで女性不信であり、ギネヴィアの不義もそれに拍車をかけてしまっている。
: その一方で、醜悪な性格の母親の影響故か、かなりの人間嫌いで女性不信であり、ギネヴィアの不義もそれに拍車をかけてしまっている。
: 偉丈夫で険しい顔立ちながら実年齢はかなり若いらしく、天竺からの帰り道の途中という側面で少女の姿で現界している[[玄奘三蔵]]からは同い年と言われている(なお、史実上の玄奘が唐を出発したのは二十代後半だが、FGOの玄奘三蔵は出典が史実ではなく「西遊記」なので年齢はこの限りではない)。
: 偉丈夫で険しい顔立ちながら実年齢はかなり若いらしく、天竺からの帰り道の途中という側面で少女の姿で現界している[[玄奘三蔵]]からは同い年と言われている(なお、史実上の玄奘が唐を出発したのは二十代後半だが、FGOの玄奘三蔵は出典が史実ではなく「西遊記」なので年齢はこの限りではない)。
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==真名:アグラヴェイン==
==真名:アグラヴェイン==
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:アグラヴェイン。通称「鉄のアグラヴェイン」。円卓の騎士の一人であり、生前においてギネヴィアとランスロットの不貞を暴き告発した張本人。また、彼がランスロットによって斬り殺されたことがきっかけで円卓の崩壊が始まったともされる。<br>Fateの世界では、モルガンの手でアーサー王の下に送り込まれたスパイの一人であった。結果として彼女の思惑通りに円卓を崩壊させる引き金の一つとなってしまったが、彼自身は二心なく王に仕えていた。
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:通称「鉄のアグラヴェイン」。円卓の騎士の一人であり、生前においてギネヴィアとランスロットの不貞を暴き告発した張本人。また、彼がランスロットによって斬り殺されたことがきっかけで円卓の崩壊が始まったともされる。
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:Fateの世界では、モルガンの手でアーサー王の下に送り込まれたスパイの一人であった。結果として彼女の思惑通りに円卓を崩壊させる引き金の一つとなってしまったが、彼自身は二心なく王に仕えていた。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
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: 円卓の騎士の一人として登場。
: 円卓の騎士の一人として登場。
; [[Fate/Grand Order]]
; [[Fate/Grand Order]]
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: 第六特異点で敵として登場。直接の対決こそなく、主人公一行との直接的な対面も一度だけではあるものの、獅子王の補佐官として序盤から終盤まで出番が多く、彼の言葉がこの章の締めとなる。
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: 第六特異点でNPCとして登場。直接の対決こそなく、主人公一行との直接的な対面も一度だけではあるものの、獅子王の補佐官として序盤から終盤まで出番が多く、彼の言葉がこの章の締めとなる。
===その他===
===その他===
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; [[アルトリア・ペンドラゴン]]
; [[アルトリア・ペンドラゴン]]
: 主君。もともとはスパイとして仕えていたが、ブリテンを繁栄させてくれる希望を見て心から敬愛し、補佐官として支え続ける。
: 主君。もともとはスパイとして仕えていたが、ブリテンを繁栄させてくれる希望を見て心から敬愛し、補佐官として支え続ける。
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: 因みに[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|サンタオルタ]]はアッくんと呼んでいる、型月特有のギャグ時空設定がある。
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: 因みに[[アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕|サンタオルタ]]はアッくんと呼んでいる、型月特有のギャグ時空設定がある。
; [[モルガン]]
; [[モルガン]]
: 母。人間嫌いと女性不信の原因。
: 母。人間嫌いと女性不信の原因。
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; [[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]
; [[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]
: 円卓の同僚。彼も円卓が健在だった当時はアグラヴェインのことを快く思っていなかったが、後にアグラヴェインの死がキャメロット崩壊の引き金となっていた事に思い至って彼の真意や在り方を理解し、考えを改めている。
: 円卓の同僚。彼も円卓が健在だった当時はアグラヴェインのことを快く思っていなかったが、後にアグラヴェインの死がキャメロット崩壊の引き金となっていた事に思い至って彼の真意や在り方を理解し、考えを改めている。
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; [[マシュ・キリエライト|ギャラハッド]]
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; [[ギャラハッド]]
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: 円卓の同僚。彼と融合しているマシュは敵対が明らかな状況にも関わらず、アグラヴェインを見て「この人がいるなら王は大丈夫」という奇妙な安堵感を抱いていた。
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: 円卓の同僚。彼と融合している[[マシュ・キリエライト|マシュ]]は敵対が明らかな状況にも関わらず、アグラヴェインを見て「この人がいるなら王は大丈夫」という奇妙な安堵感を抱いていた。
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:これは人を見る目の確かであったギャラハッドが、アグラヴェインの忠義心や尽力を見抜いていたからではとベディヴィエールに推測されている。
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: これは人を見る目の確かであったギャラハッドが、アグラヴェインの忠義心や尽力を見抜いていたからではとベディヴィエールに推測されている。
; [[パーシヴァル]]
; [[パーシヴァル]]
: 円卓の同僚。ギャラハッド同様に数少ない円卓の騎士で親しい相手。
: 円卓の同僚。ギャラハッド同様に数少ない円卓の騎士で親しい相手。
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:ランスロットの名を出した獅子王が場を去った時に。不満を剥き出しにした苦々しい顔で呟く。
:ランスロットの名を出した獅子王が場を去った時に。不満を剥き出しにした苦々しい顔で呟く。
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;「そうだな―――ああ、ちょうど一人、手の空いている騎士がいたようだ。」<br>「遊撃騎士ランスロット。聖都への帰路についている卿に連絡を。」<br>「異邦からの叛逆者を追撃せよ。<br> これを成すまで聖都に戻る事は許されない、とな。」
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;「そうだな───ああ、ちょうど一人、手の空いている騎士がいたようだ。」<br>「遊撃騎士ランスロット。聖都への帰路についている卿に連絡を。」<br>「異邦からの叛逆者を追撃せよ。<br> これを成すまで聖都に戻る事は許されない、とな。」
:ランスロットに主人公らの追撃命令を伝達させるが、その内容には彼への当てつけが多分に含まれている。
:ランスロットに主人公らの追撃命令を伝達させるが、その内容には彼への当てつけが多分に含まれている。
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:ランスロットの「自分達は共に裏切り者」という言葉を聞いて。その言葉に、アグラヴェインの堪えていた感情は爆発した。
:ランスロットの「自分達は共に裏切り者」という言葉を聞いて。その言葉に、アグラヴェインの堪えていた感情は爆発した。
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;「……私の母親は、狂っていた。<br> いつかブリテンを統べる王になる、などと。私は枕言葉に、その怨念を聞かされて育った。<br> 私は<ruby><rb>母親</rb><rt>モルガン</rt></ruby>の企みで、お前達の席に座った。円卓など、なりたくもなかったが、それが最短距離だった。<br> 私は、アーサー王から円卓を奪い、母親に渡すためだけの、道具だった。<br> 私はそれに同意した。ブリテンには強い王が必要だと理解していたからだ。<br> 私の目的はブリテンの存続だけだ。その為にアーサー王を利用した。<br> ―――利用、したのだ。」<br>「私が求めたのは、上手く働く王だ。ブリテンをわずかでも長らえさせるための王だ。<br> 私の計画に見合う者がいればいい。誰を王にするかなど、私にとってはどうでもいい。<br> ただ、結果としてアーサー王が最適だった。モルガンよりアーサー王の方が使いやすかっただけだ。」
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;「……私の母親は、狂っていた。<br> いつかブリテンを統べる王になる、などと。私は枕言葉に、その怨念を聞かされて育った。<br> 私は<ruby><rb>母親</rb><rt>モルガン</rt></ruby>の企みで、お前達の席に座った。円卓など、なりたくもなかったが、それが最短距離だった。<br> 私は、アーサー王から円卓を奪い、母親に渡すためだけの、道具だった。<br> 私はそれに同意した。ブリテンには強い王が必要だと理解していたからだ。<br> 私の目的はブリテンの存続だけだ。その為にアーサー王を利用した。<br> ───利用、したのだ。」<br>「私が求めたのは、上手く働く王だ。ブリテンをわずかでも長らえさせるための王だ。<br> 私の計画に見合う者がいればいい。誰を王にするかなど、私にとってはどうでもいい。<br> ただ、結果としてアーサー王が最適だった。モルガンよりアーサー王の方が使いやすかっただけだ。」
:アグラヴェインの生い立ちと目論見、そしてモルガンの妄執。鬼気迫る顔で抑えていた感情と本心をランスロットに対してぶちまけ、まくしたてる。
:アグラヴェインの生い立ちと目論見、そしてモルガンの妄執。鬼気迫る顔で抑えていた感情と本心をランスロットに対してぶちまけ、まくしたてる。
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;「私は女は嫌いだ。<br> モルガンは醜く<ruby><rb>淫蕩</rb><rt>いんとう</rt></ruby>だった。清らかさを<ruby><rb>謳</rb><rt>うた</rt></ruby>ったギネヴィアは貴様との愛に落ちた。<br> 私は生涯、女というものを嫌悪し続ける。<br> 人間というものを軽蔑し続ける。<br> 愛などという感情を憎み続ける。<br> その、私が―――。<br> はじめて。嫌われる事を恐れた者が、男性であった時の安堵が、お前に分かるか。<br> ……それが。貴様とギネヴィアのふざけた末路で。王の苦悩を知った時の、私の空白が、お前に分かるか。」<br>「私には、まだやるべき事が残っている。<br> ―――報いを受けろ。貴様はまた、我が王を裏切った。」
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;「私は女は嫌いだ。<br> モルガンは醜く<ruby><rb>淫蕩</rb><rt>いんとう</rt></ruby>だった。清らかさを<ruby><rb>謳</rb><rt>うた</rt></ruby>ったギネヴィアは貴様との愛に落ちた。<br> 私は生涯、女というものを嫌悪し続ける。<br> 人間というものを軽蔑し続ける。<br> 愛などという感情を憎み続ける。<br> その、私が───。<br> はじめて。嫌われる事を恐れた者が、男性であった時の安堵が、お前に分かるか。<br> ……それが。貴様とギネヴィアのふざけた末路で。王の苦悩を知った時の、私の空白が、お前に分かるか。」<br>「私には、まだやるべき事が残っている。<br> ───報いを受けろ。貴様はまた、我が王を裏切った。」
:アグラヴェインの周囲に見せなかった自身の、そして王への偽らざる本心。自らの望ましい強い王として、アーサーは使える、適していると考え、利用した。当初はそうだった。
:アグラヴェインの周囲に見せなかった自身の、そして王への偽らざる本心。自らの望ましい強い王として、アーサーは使える、適していると考え、利用した。当初はそうだった。
−
:―――だが、王に仕えるうちに、いつしか王に希望を見出し、惹かれていき、やがて王の苦悩を知るのだったが、それは彼に空白を覚えてしまう程までに愕然としてしまう。
+
:───だが、王に仕えるうちに、いつしか王に希望を見出し、惹かれていき、やがて王の苦悩を知るのだったが、それは彼に空白を覚えてしまう程までに愕然としてしまう。
:そしてその事を知るきっかけとなり、今この世界でも目の前で王や自分達に剣を構え、挙げ句の果てに自身までも裏切り者呼ばわりしたランスロットに対して、今まで溜めてきた憎悪と怒りの全てをぶちまける。
:そしてその事を知るきっかけとなり、今この世界でも目の前で王や自分達に剣を構え、挙げ句の果てに自身までも裏切り者呼ばわりしたランスロットに対して、今まで溜めてきた憎悪と怒りの全てをぶちまける。
:気に食わなかった相手の本心を知ったランスロットは愕然とし、そして……。
:気に食わなかった相手の本心を知ったランスロットは愕然とし、そして……。
−
;「……いえ、畏れ多い。それに、私には仕事がまだ、五つばかり残っています。」<br>「賊軍の排除。侵入者の排除。破壊された聖都の修復。聖抜を受けた市民たちの誘導。<br> そして―――最後にただ一人残される貴方が住まう、<ruby><rb>絢爛</rb><rt>けんらん</rt></ruby>たる離宮の仕上げ。」<br>「まだ……やる事が、ありすぎる。ありすぎる、というのに―――……現実は、ここまでのようだ。」<br>「今度こそ、貴方に、理想の国を献上する予定、でしたが―――」<br>「まことに、お恥ずかしい―――私の計画は、今回も上手くいかなかった。」
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;「……いえ、畏れ多い。それに、私には仕事がまだ、五つばかり残っています。」<br>「賊軍の排除。侵入者の排除。破壊された聖都の修復。聖抜を受けた市民たちの誘導。<br> そして───最後にただ一人残される貴方が住まう、<ruby><rb>絢爛</rb><rt>けんらん</rt></ruby>たる離宮の仕上げ。」<br>「まだ……やる事が、ありすぎる。ありすぎる、というのに───……現実は、ここまでのようだ。」<br>「今度こそ、貴方に、理想の国を献上する予定、でしたが───」<br>「まことに、お恥ずかしい───私の計画は、今回も上手くいかなかった。」
:死にゆく状態にあっても、文官として、補佐官としての役目を全うし、王に尽くそうとする忠誠心を見せる。
:死にゆく状態にあっても、文官として、補佐官としての役目を全うし、王に尽くそうとする忠誠心を見せる。
:その様を見た獅子王からは働きぶりを労いながらも「'''働きすぎなのが唯一の欠点'''」と指摘するのだが、それもむべなるかな。
:その様を見た獅子王からは働きぶりを労いながらも「'''働きすぎなのが唯一の欠点'''」と指摘するのだが、それもむべなるかな。
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;「まさか―――貴方に比べれば、私など。」
+
;「まさか───貴方に比べれば、私など。」
:第六特異点を締める最後の言葉。功を労う獅子王の言葉に謙遜しながらも、鉄の騎士の顔には確かな喜びがあった。
:第六特異点を締める最後の言葉。功を労う獅子王の言葉に謙遜しながらも、鉄の騎士の顔には確かな喜びがあった。
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== メモ ==
== メモ ==
*『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとして登場するものの、立ち絵のみでクラスやステータスは不明。
*『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとして登場するものの、立ち絵のみでクラスやステータスは不明。
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**当然ながらレアリティについても不明であるが、舞台版FGOでの景品のカードでは銀枠(☆3)であった。
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**当然ながらレアリティについても不明であるが、舞台版FGOでの景品のカードでは銀枠(☆3)であった。
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**クラス予想に関しては円卓の騎士としての従来枠にあたる「セイバー」が最も有力視されており、次に狂化付与および拷問に関する逸話から「バーサーカー」と「アサシン」が候補に入っている。異説では「フォーリナー」も挙がっており、これはクラスの相性におけるシステムのメタ的な意味とも捉えられる。近年では2部6章に汎人類史側で召喚された母モルガンが「ルーラー」だった事から、このクラスを踏襲する可能性も浮上している。
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**クラス予想に関しては円卓の騎士としての従来枠にあたる「セイバー」が最も有力視されており、次に狂化付与および拷問に関する逸話から「バーサーカー」と「アサシン」が候補に入っている。異説では「フォーリナー」も挙がっており、これはクラスの相性におけるシステムのメタ的な意味とも捉えられる。近年では第2部第6章『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で汎人類史側で召喚された母モルガンが「ルーラー」だった事から、このクラスを踏襲する可能性も浮上している。
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*『Fate/Grand Order』の夏期イベント『FGO 2016 Summer』では、アルトリアやモードレッドは水着姿のサーヴァントとして登場し、トリスタン、ランスロット、ベディヴィエール、ガウェインはまとめて礼装カードとして登場しているが、ビジュアルが公開されているにも関わらずアグラヴェインは影も形も姿を見せず、誰一人言及していなかった。
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*『Fate/Grand Order』の夏期イベント『FGO 2016 Summer』では、アルトリアやモードレッドは水着姿のサーヴァントとして登場し、トリスタン、ランスロット、ベディヴィエール、ガウェインはまとめて[[概念礼装]]に登場しているが、ビジュアルが公開されているにも関わらずアグラヴェインは影も形も姿を見せず、誰一人言及していなかった。
**おまけにアルトリアの台詞で「王としての責務は執務室に置いてきた」と言うものもあり、'''「王を始め主立ったメンバーが休暇で海に行っている間に一人だけ執務室に残って業務をこなしている」'''等とネタにされることに。
**おまけにアルトリアの台詞で「王としての責務は執務室に置いてきた」と言うものもあり、'''「王を始め主立ったメンバーが休暇で海に行っている間に一人だけ執務室に残って業務をこなしている」'''等とネタにされることに。
**別説としては、この礼装の一同を撮影したカメラマンなのではとも。
**別説としては、この礼装の一同を撮影したカメラマンなのではとも。
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**後に2019年クリスマスイベント『ナイチンゲールのクリスマス・キャロル』の限定礼装'''「ウィズ・マイ・ファミリー」'''で兄妹達と揃って登場した。また、同年に実装した[[ガレス]]のバレンタインイベントのマテリアルでも彼に関する言及がある。
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**後に2019年クリスマスイベント『ナイチンゲールのクリスマス・キャロル』の限定礼装'''「ウィズ・マイ・ファミリー」'''で兄妹達と揃って登場した。また、同年に実装された[[ガレス]]のチョコ礼装「チョコカップケーキ」でも彼に関する言及がある。
*FGOユーザーからの広く使われている通称として、彼自身が登場する前に[[アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕|サンタオルタ]]が呼んだ「'''アッくん'''」なるものがある。……厳格でド真面目なワーカホリックである彼のイメージにそぐわなすぎるフランク極まりない響きの通称だが、それだけ愛されているとも言えるだろうか。
*FGOユーザーからの広く使われている通称として、彼自身が登場する前に[[アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕|サンタオルタ]]が呼んだ「'''アッくん'''」なるものがある。……厳格でド真面目なワーカホリックである彼のイメージにそぐわなすぎるフランク極まりない響きの通称だが、それだけ愛されているとも言えるだろうか。
*上記のようにガウェインとは兄弟関係だが、兄が爽やかさや愛想の良さを感じさせる若々しいハンサムな顔立ちなのに対し、アグラヴェインは威圧感や不機嫌さを感じさせる壮年のような渋い顔立ちのため、その老け顔と実年齢のギャップに驚く人も多い。トリスタン曰く、元々あのような顔立ちだった訳ではなく、あまりのストレスのキツさのせいであのような顔立ちになってしまった、との事<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p110</ref>。
*上記のようにガウェインとは兄弟関係だが、兄が爽やかさや愛想の良さを感じさせる若々しいハンサムな顔立ちなのに対し、アグラヴェインは威圧感や不機嫌さを感じさせる壮年のような渋い顔立ちのため、その老け顔と実年齢のギャップに驚く人も多い。トリスタン曰く、元々あのような顔立ちだった訳ではなく、あまりのストレスのキツさのせいであのような顔立ちになってしまった、との事<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 『FGO』一問一答 p110</ref>。
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**他の説では父ロット王に一番よく似ているからという声もあるが、三男のガヘリスがいまだ容姿不明なため現時点では漠然とした憶測に過ぎない。
**他の説では父ロット王に一番よく似ているからという声もあるが、三男のガヘリスがいまだ容姿不明なため現時点では漠然とした憶測に過ぎない。
**奈須きのこは「格好よくかかず、さりとて地味にかかず、黒騎士なんだけどクロという強い色は感じさせない……そんな絶妙なキャラ」で武内社長へ発注したという<ref group = "注" name = "竹箒日記2016/7/30">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
**奈須きのこは「格好よくかかず、さりとて地味にかかず、黒騎士なんだけどクロという強い色は感じさせない……そんな絶妙なキャラ」で武内社長へ発注したという<ref group = "注" name = "竹箒日記2016/7/30">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
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*正式な登場に先駆けて、2015年エイプリルフール企画やCDドラマ「帰ってきたぐだぐだお得テクニック」でモードレッドが彼に言及する場面がある。モードレッドが円卓名義で行った散財をなんとか処理したり、録画しそこなった番組を代わりに録ってあげたりしているらしい(ただし後者は金を取るとのこと)。
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*正式な登場に先駆けて、[[TYPE-MOON エイプリルフール企画#TMitter2015|2015年エイプリルフール企画]]やCDドラマ「帰ってきたぐだぐだお得テクニック」でモードレッドが彼に言及する場面がある。モードレッドが円卓名義で行った散財をなんとか処理したり、録画しそこなった番組を代わりに録ってあげたりしているらしい(ただし後者は金を取るとのこと)。
*『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』7巻において、ロゴスリアクト・レプリカにより再演された[[ケイ]]が口にした「どこぞの陰気な補佐官」「裏切り者の裏切り者」とは彼の事ではないかと推測される。
*『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』7巻において、ロゴスリアクト・レプリカにより再演された[[ケイ]]が口にした「どこぞの陰気な補佐官」「裏切り者の裏切り者」とは彼の事ではないかと推測される。
*第六特異点の終盤で、ランスロットと戦いになって結果的に相討ちになった結末には、それまでのランスロットの無茶苦茶な強さが描写されていたために多くのプレイヤーが驚愕した。
*第六特異点の終盤で、ランスロットと戦いになって結果的に相討ちになった結末には、それまでのランスロットの無茶苦茶な強さが描写されていたために多くのプレイヤーが驚愕した。
171行目:
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*彼より後に登場したガレスや[[パーシヴァル]]たち円卓の騎士や、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や[[イアソン]]等を筆頭に登場時NPCだったサーヴァントたちが実装される中、2024年現在でもアグラヴェインは未実装である。ファンの間では'''「人間嫌いなため人理修復に力を貸す気はない」「主君であるアルトリア以外の招集に応じる気はない」'''のではないかという考察がなされている。
*彼より後に登場したガレスや[[パーシヴァル]]たち円卓の騎士や、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]や[[イアソン]]等を筆頭に登場時NPCだったサーヴァントたちが実装される中、2024年現在でもアグラヴェインは未実装である。ファンの間では'''「人間嫌いなため人理修復に力を貸す気はない」「主君であるアルトリア以外の招集に応じる気はない」'''のではないかという考察がなされている。
**ただし、同じく初登場時はNPC予定だったが後にプレイヤーの声により実装した[[山南敬助]]の例を考えると、今後実装される可能性がないとは言いきれない。
**ただし、同じく初登場時はNPC予定だったが後にプレイヤーの声により実装した[[山南敬助]]の例を考えると、今後実装される可能性がないとは言いきれない。
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**一方で、劇場アニメ『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』において劇場公開版では他の円卓の騎士と共に彼が登場するシーンがあったものの、後にソフト化・配信された際には同様のシーンから姿が消されている。そうなった経緯等は不明だが、彼が実装される可能性が低いという考察を、補強しているとも言えよう。
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**一方で、劇場アニメ『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』において劇場公開版では他の円卓の騎士と共に彼が登場するシーンがあったものの、後にソフト化・配信された際には同様のシーンから姿が消されている。そうなった経緯等は不明だが、彼が実装される可能性が低いという考察を補強しているとも言えよう。
== 脚注 ==
== 脚注 ==