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| | イメージカラー = 赤茶 | | | イメージカラー = 赤茶 |
| | 特技 = 焦土作戦 | | | 特技 = 焦土作戦 |
− | | 好きな物 = 鉄の規律、信仰(EXTRA)<br/>妻の幸福(FGO) | + | | 好きな物 = 鉄の規律、信仰(EXTRA)<br>妻の幸福(FGO) |
− | | 苦手な物 = 不道徳、不覚悟(EXTRA)<br/>欲に溺れて尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった恥知らずな連中(FGO) | + | | 苦手な物 = 不道徳、不覚悟(EXTRA)<br>欲に溺れて尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった恥知らずな連中(FGO) |
| | 天敵 = [[フランシス・ドレイク|エルドラゴ]] | | | 天敵 = [[フランシス・ドレイク|エルドラゴ]] |
− | | デザイン = ワダアルコ<br />武内崇(原案) | + | | デザイン = ワダアルコ<br>武内崇(原案) |
| | 設定作成 = 奈須きのこ | | | 設定作成 = 奈須きのこ |
| | レア度 = ☆4 | | | レア度 = ☆4 |
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| | | |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− |
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| 「[[ランサー|槍兵]]」の[[サーヴァント]]。 | | 「[[ランサー|槍兵]]」の[[サーヴァント]]。 |
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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
| : 『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ランルーくん]]によって召喚された。 | | : 『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ランルーくん]]によって召喚された。 |
− | : [[主人公 (EXTRA)|主人公]]の第四回戦の対戦相手。第一〜第三回戦の相手とは違い、猶予期間中は積極的に主人公と関係を持とうとしてはこない。 | + | : [[主人公 (EXTRA)|主人公]]の第四回戦の対戦相手。第一~第三回戦の相手とは違い、猶予期間中は積極的に主人公と関係を持とうとしてはこない。 |
| : 例外は、監督役である[[言峰綺礼|言峰神父]]が仕掛けた追加の試練(タスク)『狩猟数勝負(ハンティング)』時のみ。「凛ルート」にて登場。 | | : 例外は、監督役である[[言峰綺礼|言峰神父]]が仕掛けた追加の試練(タスク)『狩猟数勝負(ハンティング)』時のみ。「凛ルート」にて登場。 |
− | : 『[[Fate/Grand Order]]』ではイベント「超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~」にて登場。クレオパトラが乗っ取ったチェイテ城の門番として勇者エリザベートと主人公一行の前に立ちはだかる。 | + | : 『[[Fate/Grand Order]]』ではイベント「ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~」にて登場。[[クレオパトラ]]が乗っ取った[[チェイテ城]]の門番として[[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|勇者エリザベート]]と[[主人公 (Grand Order)|主人公]]一行の前に立ちはだかる。 |
− | :
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 黒い甲冑に血塗れのマントを羽織った、血に飢えた狂気の騎士。 | | : 黒い甲冑に血塗れのマントを羽織った、血に飢えた狂気の騎士。 |
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| : しかし、マスターが深い信仰心、嘘偽りのない愛情の具現であった場合、狂戦士の側面は薄まり、彼はマスターの心を守るために敵を討つ槍となる。 | | : しかし、マスターが深い信仰心、嘘偽りのない愛情の具現であった場合、狂戦士の側面は薄まり、彼はマスターの心を守るために敵を討つ槍となる。 |
| ; 能力 | | ; 能力 |
− | : [[スキル (サーヴァント)|スキル]]「信仰の加護」により自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性を持っている。ただ、前述のとおり、人格の変調を来たしている。 | + | : [[スキル (サーヴァント)|スキル]]「信仰の加護」により自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性を持っている。ただ、前述の通り、人格の変調を来たしている。 |
− | : 四回戦までに戦ったどの相手よりも攻撃力が高く、その上マスターのコードキャストと連動し、呪縛の槍を使うなど連携能力も高い。 | + | : 四回戦までに戦ったどの相手よりも攻撃力が高く、その上マスターの[[コードキャスト]]と連動し、呪縛の槍を使うなど連携能力も高い。 |
| : 「槍兵」としては敏捷性が極端に低いが、高い耐久力を備えた上に『戦闘続行』スキルを持ち、全体的に隙が無いため、「オスマン帝国を退けた串刺し公」の名が伊達ではない事を思い知らされる。 | | : 「槍兵」としては敏捷性が極端に低いが、高い耐久力を備えた上に『戦闘続行』スキルを持ち、全体的に隙が無いため、「オスマン帝国を退けた串刺し公」の名が伊達ではない事を思い知らされる。 |
| :『Grand Order』では「軍略」も高ランクで保有していることが判明しており、武人としての戦術力の高さは健在である模様。 | | :『Grand Order』では「軍略」も高ランクで保有していることが判明しており、武人としての戦術力の高さは健在である模様。 |
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| | rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ランルーくん]] || B || A || E || A || D || C || 対魔力:C ||信仰の加護:A+++<br>戦闘続行:A<br>無辜の怪物:A|| style="text-align:left"| | | | rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ランルーくん]] || B || A || E || A || D || C || 対魔力:C ||信仰の加護:A+++<br>戦闘続行:A<br>無辜の怪物:A|| style="text-align:left"| |
| |- | | |- |
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || E || A || D || C || 対魔力:C ||信仰の加護:A+++<br>軍略:B<br>無辜の怪物:A<br>悪魔の軍略:A|| style="text-align:left"|強化クエストクリアで「軍略」→「悪魔の軍略」に変化 | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || B || A || E || A || D || C || 対魔力:C ||信仰の加護:A+++<br>軍略:B<br>無辜の怪物:A<br>悪魔の軍略:A|| style="text-align:left"|強化クエストクリアで「軍略」→「悪魔の軍略」に変化。 |
| |} | | |} |
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| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ; 串刺城塞(カズィクル・ベイ) | | ; 串刺城塞(カズィクル・ベイ) |
− | : ランク:C<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:0〜50<br />最大捕捉:300人<br />由来:生前自国の貴族などに粛正として行い代名詞となった「串刺し刑」。 | + | : ランク:C<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:0~50<br>最大捕捉:300人<br>由来:生前自国の貴族などに粛正として行い代名詞となった「串刺し刑」。 |
| : 周囲の地面から無数の槍を生やし敵を処断する、魔槍から放たれる呪いと鉄槌の拷問魔城(ドラクリヤ)。敵対する敵兵全てを対象とするため、一対多で真価を発揮する宝具。 | | : 周囲の地面から無数の槍を生やし敵を処断する、魔槍から放たれる呪いと鉄槌の拷問魔城(ドラクリヤ)。敵対する敵兵全てを対象とするため、一対多で真価を発揮する宝具。 |
| : その由来からか相手が持つ不義・堕落の罪に応じて痛みを増すという特性を持つ。粛正の対象、『逃走』『不道徳』『暴力』を犯している相手ほど破壊力が増加する。しかし犯罪経歴のない[[主人公 (EXTRA)]]にその効果はなかった。 | | : その由来からか相手が持つ不義・堕落の罪に応じて痛みを増すという特性を持つ。粛正の対象、『逃走』『不道徳』『暴力』を犯している相手ほど破壊力が増加する。しかし犯罪経歴のない[[主人公 (EXTRA)]]にその効果はなかった。 |
− | : 『EXTRA』では、ランサーの持っていた槍が上空に浮かんでいくと同時に周囲に無数の槍が生え、敵の足元に出現した巨大な刃とランサーの持っていた槍による同時攻撃を行う。魔力貫通ダメージに加えて生贄状態を付与し、防御不可能の追加ダメージ+与えたダメージに応じて自身のHPを回復させる。 | + | : 『EXTRA』では、彼の持っていた槍が上空に浮かんでいくと同時に周囲に無数の槍が生え、敵の足元に出現した巨大な刃と彼の持っていた槍による同時攻撃を行う。魔力貫通ダメージに加えて生贄状態を付与し、防御不可能の追加ダメージ+与えたダメージに応じて自身のHPを回復させる。 |
| : 『Grand Order』では「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&敵単体に超強力な〔悪〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のBuster宝具。 | | : 『Grand Order』では「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&敵単体に超強力な〔悪〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のBuster宝具。 |
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| == 真名:ヴラド三世 == | | == 真名:ヴラド三世 == |
− | :ヴラド三世。串刺し公。ヴラド・ツェペシュ。ルーマニアに名高い英雄。ワラキアの独立をトルコの侵攻から保った、キリスト教世界の盾とまで言われる高潔な武人。 | + | :串刺し公。ヴラド・ツェペシュ。ルーマニアに名高い英雄。ワラキアの独立をトルコの侵攻から保った、キリスト教世界の盾とまで言われる高潔な武人。 |
| :国土を荒廃させた元凶である貴族を粛清、敵対するトルコ軍2万を串刺し刑とする。だがその厳罰主義を貫いた事で配下に背かれ、ワラキア貴族により暗殺される。享年46歳。 | | :国土を荒廃させた元凶である貴族を粛清、敵対するトルコ軍2万を串刺し刑とする。だがその厳罰主義を貫いた事で配下に背かれ、ワラキア貴族により暗殺される。享年46歳。 |
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| :第四回戦の対戦相手(いわゆる凛ルートにて登場。ラニルートには登場しない)。 | | :第四回戦の対戦相手(いわゆる凛ルートにて登場。ラニルートには登場しない)。 |
| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
− | :『超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』の開催に伴い実装。 | + | :イベント『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』の開催に伴い実装。 |
| ===その他=== | | ===その他=== |
| ;[[ちびちゅき!]] | | ;[[ちびちゅき!]] |
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| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| ;[[主人公 (Grand Order)]] | | ;[[主人公 (Grand Order)]] |
− | :マスター。「友」と呼ぶ。 | + | :カルデアにおけるマスター。「友」と呼ぶ。 |
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| ;[[エミヤ〔オルタ〕]] | | ;[[エミヤ〔オルタ〕]] |
− | :『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベント本編ではすれ違う形で面識は無かったが、コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』では礼拝堂で激突。 | + | :『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではすれ違う形で面識は無かったが、コミック版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 深海電脳楽土 SE.RA.PH』では礼拝堂で激突。 |
| :宝具を発動させるものの僅差で銃弾を撃ち込まれ、体の内側から串刺しにされる皮肉な結果となった。 | | :宝具を発動させるものの僅差で銃弾を撃ち込まれ、体の内側から串刺しにされる皮肉な結果となった。 |
| | | |
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| ;[[マシュ・キリエライト]]、[[メディア]]、[[巴御前]]、[[ミス・クレーン]]、[[ハベトロット]] | | ;[[マシュ・キリエライト]]、[[メディア]]、[[巴御前]]、[[ミス・クレーン]]、[[ハベトロット]] |
− | :『藤丸立香はわからない』にて、本来[[ヴラド三世 (Grand Order)|バーサーカーの自身]]が講師を務める「第5回手芸教室」に集ったメンバー。 | + | :『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』にて、本来[[ヴラド三世 (Grand Order)|バーサーカーの自身]]が講師を務める「第5回手芸教室」に集ったメンバー。 |
| :主人公の手違いでこちらに来てしまい、バーサーカーの自身を探すも見つからずお開きにしようとしていた。だがハベトロットの残念がる様子を見て、彼女らに羊毛フェルトマスコットの作り方を教えることにした。 | | :主人公の手違いでこちらに来てしまい、バーサーカーの自身を探すも見つからずお開きにしようとしていた。だがハベトロットの残念がる様子を見て、彼女らに羊毛フェルトマスコットの作り方を教えることにした。 |
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| ;「――――奇跡だ。<br> 奇跡だろう。奇跡である。奇跡でなくてなんと口にすればいい!<br> そうであろう、我が宿敵よ! なんという運命、なんという試練なのか!<br> 我が生涯を捧げた伴侶には初夜にして裏切られ!<br> 我が魂を捧げた信仰には、斬首をもって報いられ!<br> そう、かようにも我が信仰は砕かれた! 神の愛を見失い、神の愛を否定され、残されたのは堕ちるばかりの我が名声!<br> だが――! 無辜の怪物と創作されながらも、この手は、ついに真実の愛を得た!<br> そうであろう、妻よ! 過食にして拒食のマスター。"真に愛したモノしか口にできぬ"哀しき女(ひと)よ!<br> 貴女に出会えただけでも、我が槍は滾り狂うというのに、おお……!<br> 見ろ、あの極上の供物たちを! 神はさらに稀なる機会を与えてくださった!<br> 気高き眼差しに空に浮かぶ月さえ霞む。そなたこそオレが求めてきたミューズ!<br> そのしなやかな肢体をこの槍で貫く! 貫かずばおられぬ! 何故なら――<br> そう、何故なら。――おまえたちは、美しい。<br> 真理を教えよう、好敵手よ。葬儀において神父は語る。故人は神様に愛されすぎて天国に召し上げられた、と。<br> 然り。愛とは死だ。死こそが愛だ。俺は愛するが故に――おまえたちを殺したくて仕方がない!<br> 今ここで、血祭りを繰り広げてもよかろう? 我が妻よ!」 | | ;「――――奇跡だ。<br> 奇跡だろう。奇跡である。奇跡でなくてなんと口にすればいい!<br> そうであろう、我が宿敵よ! なんという運命、なんという試練なのか!<br> 我が生涯を捧げた伴侶には初夜にして裏切られ!<br> 我が魂を捧げた信仰には、斬首をもって報いられ!<br> そう、かようにも我が信仰は砕かれた! 神の愛を見失い、神の愛を否定され、残されたのは堕ちるばかりの我が名声!<br> だが――! 無辜の怪物と創作されながらも、この手は、ついに真実の愛を得た!<br> そうであろう、妻よ! 過食にして拒食のマスター。"真に愛したモノしか口にできぬ"哀しき女(ひと)よ!<br> 貴女に出会えただけでも、我が槍は滾り狂うというのに、おお……!<br> 見ろ、あの極上の供物たちを! 神はさらに稀なる機会を与えてくださった!<br> 気高き眼差しに空に浮かぶ月さえ霞む。そなたこそオレが求めてきたミューズ!<br> そのしなやかな肢体をこの槍で貫く! 貫かずばおられぬ! 何故なら――<br> そう、何故なら。――おまえたちは、美しい。<br> 真理を教えよう、好敵手よ。葬儀において神父は語る。故人は神様に愛されすぎて天国に召し上げられた、と。<br> 然り。愛とは死だ。死こそが愛だ。俺は愛するが故に――おまえたちを殺したくて仕方がない!<br> 今ここで、血祭りを繰り広げてもよかろう? 我が妻よ!」 |
| :初登場。途中、ランルーくんが茶々を入れたりもするが、一気にまくし立てる。 | | :初登場。途中、ランルーくんが茶々を入れたりもするが、一気にまくし立てる。 |
− | :尚、「ミューズ」の部分は[[無銘]]をパートナーに選んでいると「アポロン」になる。…そして一気に怪しい雰囲気になる。 | + | :尚、「ミューズ」の部分は[[無銘]]をパートナーに選んでいると「[[アポロン]]」になる。…そして一気に怪しい雰囲気になる。 |
| | | |
| ;「おお……なんと惨たらしい。このような運命、このような非業を、なぜ主は許したのか。<br> そう思わぬか△△のマスターよ。世は根本からねじれている。愛するものしか口にできぬなど――<br> なんと。なんと純粋な在り方である事か!<br> この女は真実、その信仰を守っている! この世の誰に! 誰が! この愛を笑えようか!<br> その気高さの前では、我が受けし信仰の加護の全てを賭けても惜しくなどあろうか!<br> ふはは、待っているがいい妻よ! そなたの満たされぬ<ruby><rb>胎内</rb><rt>はら</rt></ruby>に、ようやく肉が戻るのだ!」 | | ;「おお……なんと惨たらしい。このような運命、このような非業を、なぜ主は許したのか。<br> そう思わぬか△△のマスターよ。世は根本からねじれている。愛するものしか口にできぬなど――<br> なんと。なんと純粋な在り方である事か!<br> この女は真実、その信仰を守っている! この世の誰に! 誰が! この愛を笑えようか!<br> その気高さの前では、我が受けし信仰の加護の全てを賭けても惜しくなどあろうか!<br> ふはは、待っているがいい妻よ! そなたの満たされぬ<ruby><rb>胎内</rb><rt>はら</rt></ruby>に、ようやく肉が戻るのだ!」 |
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| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
− |
| |
| ====戦闘==== | | ====戦闘==== |
| ;「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい! 『<ruby><rb>串刺城塞</rb><rp>(</rp><rt>カズィクル・ベイ</rt><rp>)</rp></ruby>』!」 | | ;「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい! 『<ruby><rb>串刺城塞</rb><rp>(</rp><rt>カズィクル・ベイ</rt><rp>)</rp></ruby>』!」 |
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184行目: |
| | | |
| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
− |
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| ;「嫌いなものだと? 語るまでもなかろう! 欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!」 | | ;「嫌いなものだと? 語るまでもなかろう! 欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!」 |
| : マイルーム会話「嫌いなもの」。マイルーム会話では穏やかなものが多いが、コレに関しては怒りに満ちた声色で言い放っている。 | | : マイルーム会話「嫌いなもの」。マイルーム会話では穏やかなものが多いが、コレに関しては怒りに満ちた声色で言い放っている。 |
194行目: |
190行目: |
| : マイルーム会話「聖杯について」。その信仰心ゆえに、偽なる聖杯は認めない。<s>そしてこの台詞を聞いて「聖杯転臨(レベル上限開放)ができない」と嘆く<ruby><rb>マスター</rb><rt>とも</rt></ruby>が続出した。</s> | | : マイルーム会話「聖杯について」。その信仰心ゆえに、偽なる聖杯は認めない。<s>そしてこの台詞を聞いて「聖杯転臨(レベル上限開放)ができない」と嘆く<ruby><rb>マスター</rb><rt>とも</rt></ruby>が続出した。</s> |
| | | |
− | ;「何? 以前と姿が違う? では、確かに別の英霊なのだろうよ。</br> そなたが知っている男は、君主として国を守った男。そして私は……武人として敵を殺戮したものだ」 | + | ;「何? 以前と姿が違う? では、確かに別の英霊なのだろうよ。<br> そなたが知っている男は、君主として国を守った男。そして私は……武人として敵を殺戮したものだ」 |
| : マイルーム会話「絆Lv2」。「王としてのヴラド三世」と「武人としてのヴラド三世」は別の存在であると語る。 | | : マイルーム会話「絆Lv2」。「王としてのヴラド三世」と「武人としてのヴラド三世」は別の存在であると語る。 |
| | | |
− | ;「私が吸血鬼だと? フッハッハッハッハツ……それは愉快、愉快なことだ、友よ!</br> だが間違いではないぞ?贖いに血を求めた以上、我が身は紛れもなく人ではない何かであろうよ」 | + | ;「私が吸血鬼だと? フッハッハッハッハツ……それは愉快、愉快なことだ、友よ!<br> だが間違いではないぞ?贖いに血を求めた以上、我が身は紛れもなく人ではない何かであろうよ」 |
| : マイルーム会話「絆Lv3」。 [[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人の彼]]であれば激昂するであろう問いに、高笑いを上げながら肯定する。 | | : マイルーム会話「絆Lv3」。 [[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人の彼]]であれば激昂するであろう問いに、高笑いを上げながら肯定する。 |
| : 「怪物」であることを否定しないこの台詞に、両者の精神性の違いを感じられる。 | | : 「怪物」であることを否定しないこの台詞に、両者の精神性の違いを感じられる。 |
| : またこれにより、『EXTRA』では「怪物」のキーワードに厳しく反応していたのは、自分ではなく自分のマスターを蔑まされたからということも分かる。 | | : またこれにより、『EXTRA』では「怪物」のキーワードに厳しく反応していたのは、自分ではなく自分のマスターを蔑まされたからということも分かる。 |
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− | ;「私は人の愛を見失った男だ。串刺し公とは人を弾劾する獣の名だ。</br> だが、一度ここではない彼方で、美しいものを見た気がする。あれは……深い……海の底の記憶だったか……」 | + | ;「私は人の愛を見失った男だ。串刺し公とは人を弾劾する獣の名だ。<br> だが、一度ここではない彼方で、美しいものを見た気がする。あれは……深い……海の底の記憶だったか……」 |
| : マイルーム会話「絆Lv4」。月の海での記憶。かすかに脳裏に残る、[[ランルーくん|愛した人]]の姿。 | | : マイルーム会話「絆Lv4」。月の海での記憶。かすかに脳裏に残る、[[ランルーくん|愛した人]]の姿。 |
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− | ;「正しさを求め、裁きを求め血を求めた。我が人生はこの夜のようなもの。あらゆる罪科を飲み込み、夜明けとともに消えゆかねばならない。</br> 友よ、そなたの戦いに罪はない。それらはすべて、私が地獄に持ってゆこう」 | + | ;「正しさを求め、裁きを求め血を求めた。我が人生はこの夜のようなもの。あらゆる罪科を飲み込み、夜明けとともに消えゆかねばならない。<br> 友よ、そなたの戦いに罪はない。それらはすべて、私が地獄に持ってゆこう」 |
| : マイルーム会話「絆Lv5」。地獄に行くべきは自分のみと、『EXTRA』での最期を彷彿とさせる言葉を語る。 | | : マイルーム会話「絆Lv5」。地獄に行くべきは自分のみと、『EXTRA』での最期を彷彿とさせる言葉を語る。 |
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− | ;「我が側面、我が真実とすら契約していたか。</br> フッ……確かに、アレは静かに狂っているな。我が事ながら融通の利かぬ男よ。苦労を掛けるな、友よ」 | + | ;「我が側面、我が真実とすら契約していたか。<br> フッ……確かに、アレは静かに狂っているな。我が事ながら融通の利かぬ男よ。苦労を掛けるな、友よ」 |
| : マイルーム会話「[[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人のヴラド三世]]」。自分の側面である姿を見て、冷静な判断を下す。 | | : マイルーム会話「[[ヴラド三世 (Apocrypha)|もう一人のヴラド三世]]」。自分の側面である姿を見て、冷静な判断を下す。 |
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− | ;「あの女は気に喰わぬ……カーミラと言ったか。</br> 生きるために血が必要だと語りながら、その中身は不老への渇望のみ。我が妻の前に立てば、恥辱から灰になろうよ」 | + | ;「あの女は気に喰わぬ……カーミラと言ったか。<br> 生きるために血が必要だと語りながら、その中身は不老への渇望のみ。我が妻の前に立てば、恥辱から灰になろうよ」 |
| : マイルーム会話「[[カーミラ]]」。 | | : マイルーム会話「[[カーミラ]]」。 |
| : ここでいう「妻」が誰であるかは定かではないが、[[Fate/EXTRA|とある世界]]で自分が仕えた[[ランルーくん|マスター]]は『生きるために「愛」を求めた人』であった。それと比較すれば、彼女の在り方を軽蔑するのもやむなしか。 | | : ここでいう「妻」が誰であるかは定かではないが、[[Fate/EXTRA|とある世界]]で自分が仕えた[[ランルーくん|マスター]]は『生きるために「愛」を求めた人』であった。それと比較すれば、彼女の在り方を軽蔑するのもやむなしか。 |
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− | ;「エリザベート・バートリー……何故か、あ奴を見ると我が槍が怒りで震える。</br> だが同時に「許せ」と、響く女の声がある。この声は……誰のものだったか」 | + | ;「エリザベート・バートリー……何故か、あ奴を見ると我が槍が怒りで震える。<br> だが同時に「許せ」と、響く女の声がある。この声は……誰のものだったか」 |
− | : マイルーム会話「[[エリザベート・バートリー]]」。 | + | : マイルーム会話「[[エリザベート=バートリー]]」。 |
| : [[Fate/EXTRA CCC|とある平行世界]]での出来事が彼の<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>を震わすのか、怒りを露わにする。しかし[[ランルーくん|どこかで聞いた彼女の声]]が竜の少女を許してほしいと訴えかけている。 | | : [[Fate/EXTRA CCC|とある平行世界]]での出来事が彼の<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>を震わすのか、怒りを露わにする。しかし[[ランルーくん|どこかで聞いた彼女の声]]が竜の少女を許してほしいと訴えかけている。 |
| : あの顛末は少女の裏切りによるものだったが、彼女自身は少女を恨んでいないことが伺える。 | | : あの顛末は少女の裏切りによるものだったが、彼女自身は少女を恨んでいないことが伺える。 |
224行目: |
220行目: |
| ;「……おかしな話だがな。オレはその女の姿に、失った真実の愛を見た。」 | | ;「……おかしな話だがな。オレはその女の姿に、失った真実の愛を見た。」 |
| ;「あのような女がいるのなら――オレは再び、地獄の業火に焼かれても良いと思ったのだ。」 | | ;「あのような女がいるのなら――オレは再び、地獄の業火に焼かれても良いと思ったのだ。」 |
− | :とある探索の折に語ったいつかの戦いの記憶。この話を聞いたロマニは彼の言葉を「悲しい話じゃない」と語る。生前に愛した女、信じた信仰に裏切られながら、再び業火に焼かれてもいいという彼の言葉は即ち『もう一度、光を探しても良い』という希望だと。 | + | :自身の[[幕間の物語]]「焦土の記憶」にて。 |
| + | :とある探索の折に語ったいつかの戦いの記憶。この話を聞いた[[ロマニ・アーキマン|ロマニ]]は彼の言葉を「悲しい話じゃない」と語る。生前に愛した女、信じた信仰に裏切られながら、再び業火に焼かれてもいいという彼の言葉は即ち『もう一度、光を探しても良い』という希望だと。 |
| | | |
| ;「フッ。何を言う盾の乙女よ。たかだか百の敵兵でこの身が滅ぼされるとでも?」 | | ;「フッ。何を言う盾の乙女よ。たかだか百の敵兵でこの身が滅ぼされるとでも?」 |
| ;「せいぜい槍の一本が我が臓腑を貫き、数百の矢が我が身を撃つだけの話。」 | | ;「せいぜい槍の一本が我が臓腑を貫き、数百の矢が我が身を撃つだけの話。」 |
| ;「取るに足りん。まったく取るに足らん。気付けの酒の方がまだ頭に響くというものよ!」 | | ;「取るに足りん。まったく取るに足らん。気付けの酒の方がまだ頭に響くというものよ!」 |
− | :百を超える数の敵に単身で突撃していく様を見たマシュに諫められるが、意にも介さず戦闘を継続する。臓腑が貫かれようとも矢の雨を浴びようとも止まらないというのは自身の実力に対する自信ではなく、ただ単に「その程度で止まる訳がない」という事実でしかない。あくまでも為政者ではなく武人であると宣言するだけはある、戦闘狂めいた言葉。その奮戦ぶりを見たロマニからは「生きるか死ぬかしかない戦い方」「彼が生き残っているかぎりは負け知らず」と開き直った評価を下されている。 | + | :同上。百を超える数の敵に単身で突撃していく様を見たマシュに諫められるが、意にも介さず戦闘を継続する。臓腑が貫かれようとも矢の雨を浴びようとも止まらないというのは自身の実力に対する自信ではなく、ただ単に「その程度で止まる訳がない」という事実でしかない。あくまでも為政者ではなく武人であると宣言するだけはある、戦闘狂めいた言葉。 |
| + | :その奮戦ぶりを見たロマニからは「生きるか死ぬかしかない戦い方」「彼が生き残っているかぎりは負け知らず」と開き直った評価を下されている。 |
| | | |
| ;「なに、気にするなロマンの男よ。」 | | ;「なに、気にするなロマンの男よ。」 |
| ;「貴様の軟弱ぶりは目に余るが、日々の細やかな努力、労働をオレは評価している。」 | | ;「貴様の軟弱ぶりは目に余るが、日々の細やかな努力、労働をオレは評価している。」 |
| ;「まったく――すべての人間が貴様のように勤勉であればいいのだが。そうはいかぬのが、人の世の難しさよな」 | | ;「まったく――すべての人間が貴様のように勤勉であればいいのだが。そうはいかぬのが、人の世の難しさよな」 |
− | : 探索の時間切れを謝罪するロマニに対し、意外にも好意的な評価を語る。軟弱とは言っているものの「すべての人間が貴様のようであれば」となかなか高評価な模様。武人の側面に寄った召喚ではあるが、同時に腐敗貴族を苛烈に粛清した処刑者の面も出ているためか、職務に忠実な姿にはかなり好感を持っている様子。ロマニに対し肯定的な評価を強く推す人物は稀(もちろん皆がその尽力は認めているが、その上でサボり癖や手抜かりを指摘されることが多い)で、上述のようにロマニの側もヴラド公の心情をかなり踏み込んで読み解いており、案外相性のいい組み合わせなのかもしれない。 | + | : 同上、探索の時間切れを謝罪するロマニに対し、意外にも好意的な評価を語る。 |
| + | : 軟弱とは言っているものの「すべての人間が貴様のようであれば」となかなか高評価な模様。武人の側面に寄った召喚ではあるが、同時に腐敗貴族を苛烈に粛清した処刑者の面も出ているためか、職務に忠実な姿にはかなり好感を持っている様子。 |
| + | : ロマニに対し肯定的な評価を強く推す人物は稀(もちろん皆がその尽力は認めているが、その上でサボり癖や手抜かりを指摘されることが多い)で、上述のようにロマニの側もヴラド公の心情をかなり踏み込んで読み解いており、案外相性のいい組み合わせなのかもしれない。 |
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| ====イベント==== | | ====イベント==== |
− | | + | ;「だが。この姿の<ruby><rb>吾</rb><rt>おれ</rt></ruby>は貴様には特に厳しい。貴様が犯した罪は数多い。<br> その中の一つに、英霊となった吾にとっては決して見過ごせぬ罪がある。<br> ―――死をもって償え、とは言わん。償いの場など与えぬからな。」<br>「王たる吾は鷹揚にして苦悩する人間であるが、武人たる吾には一切の邪悪を赦しはしない。<br> 不義不徳、民を玩弄し、無知である事を当然だと考えた殺人鬼よ。<br> 貴様の罪は百年経っても醒めぬ悪夢、貴様の悪は歴史に刻まれし罪科である。<br> 何人も訪れぬ暗闇に還る時だ。では―――徹頭徹尾、<ruby><rb>鏖</rb><rt>みなごろし</rt></ruby>である。」 |
− | ;「だが。この姿の<ruby><rb>吾</rb><rt>おれ</rt></ruby>は貴様には特に厳しい。貴様が犯した罪は数多い。</br> その中の一つに、英霊となった吾にとっては決して見過ごせぬ罪がある。</br> ―――死をもって償え、とは言わん。償いの場など与えぬからな。」</br>「王たる吾は鷹揚にして苦悩する人間であるが、武人たる吾には一切の邪悪を赦しはしない。</br> 不義不徳、民を玩弄し、無知である事を当然だと考えた殺人鬼よ。</br> 貴様の罪は百年経っても醒めぬ悪夢、貴様の悪は歴史に刻まれし罪科である。</br> 何人も訪れぬ暗闇に還る時だ。では―――徹頭徹尾、<ruby><rb>鏖</rb><rt>みなごろし</rt></ruby>である。」 | + | : 『ハロウィン・カムバック!』にて。門番として立ちはだかるヴラド三世は、エリザベートの罪を糾弾する。 |
− | : ハロウィン・カムバックにて。門番として立ちはだかるヴラド三世は、エリザベートの罪を糾弾する。 | |
| : 『CCC』で突き付けられた「永遠に救われない」という事実。どれだけ善行を積もうが、どれほど時が経とうが、犯した罪科の重みは決して消えることはない。 | | : 『CCC』で突き付けられた「永遠に救われない」という事実。どれだけ善行を積もうが、どれほど時が経とうが、犯した罪科の重みは決して消えることはない。 |
| : 何より、彼にとって許せぬ罪をエリザベートは犯した。それゆえに、彼は断罪の槍を掲げる。 | | : 何より、彼にとって許せぬ罪をエリザベートは犯した。それゆえに、彼は断罪の槍を掲げる。 |
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− | ;「そうだ。貴様は罪を犯した。世界は貴様のあの罪を数えぬだろう。</br> 貴様の霊基にも、あの罪は刻まれてはいないだろう。何もかもが無かった事になった世界での話だからな。</br> ……だが、吾は忘れる訳にはいかぬ。</br> 我が妻。我が愛。我が光の最後の理性を、貴様は否定したのだ。</br> あの美しい女のために、吾は貴様を赦さぬ。たとえ、あの女が貴様を赦すと言ってもな―――」 | + | ;「そうだ。貴様は罪を犯した。世界は貴様のあの罪を数えぬだろう。<br> 貴様の霊基にも、あの罪は刻まれてはいないだろう。何もかもが無かった事になった世界での話だからな。<br> ……だが、吾は忘れる訳にはいかぬ。<br> 我が妻。我が愛。我が光の最後の理性を、貴様は否定したのだ。<br> あの美しい女のために、吾は貴様を赦さぬ。たとえ、あの女が貴様を赦すと言ってもな―――」 |
| : 同イベントにて。ヴラド三世にとって許せぬことを、自分がしてしまったのかもしれないとエリザベートが自問した際の言葉。 | | : 同イベントにて。ヴラド三世にとって許せぬことを、自分がしてしまったのかもしれないとエリザベートが自問した際の言葉。 |
| : 何もかもが無くなった出来事であったとしても。全てが忘れ去られた世界のことであっても。 | | : 何もかもが無くなった出来事であったとしても。全てが忘れ去られた世界のことであっても。 |
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| **しかし片やマスターの信念に殉じ、片やマスターを裏切って切り捨てたという決定的な違いがある。両者が初対峙した『Grand Order』ではエリザベートに対して激しい憤怒を向けている。 | | **しかし片やマスターの信念に殉じ、片やマスターを裏切って切り捨てたという決定的な違いがある。両者が初対峙した『Grand Order』ではエリザベートに対して激しい憤怒を向けている。 |
| *生前は領主としては落ち着きのない性格だったようで、料理・裁縫・家畜の世話を自らこなしたと言う。サーヴァントとして現界した場合、裁縫の腕では[[ヴラド三世 (Apocrypha)]]が上回るが、料理の腕はこちらの領分とのこと。 | | *生前は領主としては落ち着きのない性格だったようで、料理・裁縫・家畜の世話を自らこなしたと言う。サーヴァントとして現界した場合、裁縫の腕では[[ヴラド三世 (Apocrypha)]]が上回るが、料理の腕はこちらの領分とのこと。 |
− | **これは2017年のバレンタインイベントで本人が語ったことだが、チョコレートのお返しにくれたハンバーガーを見る分にその腕前は確か。実際美味しい。「謝肉祭」と名付けられた概念礼装から、[[ランルーくん]]を思い浮かべたプレイヤーも多かった様子。<br>それにしても、金星料理としか呼べないようなテロい料理スキルである[[エリザベート=バートリー|エリちゃん]]とはどこまでも正反対である。 | + | **これは彼のバレンタインシナリオで本人が語ったことだが、チョコレートのお返しにくれたハンバーガーを見る分にその腕前は確か。実際美味しい。「謝肉祭」と名付けられた[[概念礼装]]から、[[ランルーくん]]を思い浮かべたプレイヤーも多かった様子。<br>それにしても、金星料理としか呼べないようなテロい料理スキルである[[エリザベート=バートリー|エリちゃん]]とはどこまでも正反対である。 |
| *属性はまさかの秩序・善。性格がぶっとんでいるのは「信仰の加護」と「無辜の怪物」のスキルのせいであろう。また意図的にマスターに合わせた口調にしている節も見られる。 | | *属性はまさかの秩序・善。性格がぶっとんでいるのは「信仰の加護」と「無辜の怪物」のスキルのせいであろう。また意図的にマスターに合わせた口調にしている節も見られる。 |
| **戦いとなると鬼人の如き苛烈さを見せる彼だが、『Grand Order』でのマイルーム会話ではマスターに対して落ち着いた話し方をしている。『EXTRA material』にも記述があった彼の穏やかさが感じられる一面である。<br>また、友人のように接してきても一線を引いているサーヴァントも多い中、彼はマスターに面と向かって「友」と呼び掛けてくる。 | | **戦いとなると鬼人の如き苛烈さを見せる彼だが、『Grand Order』でのマイルーム会話ではマスターに対して落ち着いた話し方をしている。『EXTRA material』にも記述があった彼の穏やかさが感じられる一面である。<br>また、友人のように接してきても一線を引いているサーヴァントも多い中、彼はマスターに面と向かって「友」と呼び掛けてくる。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;月の記憶 | | ;月の記憶 |
− | *『Grand Order』のイベントにて、ヴラド三世がエリザベートの犯した罪を糾弾するシーンがある。<br/>マスターを巡る二人の因縁は以前よりファンの間でも話題に挙がることが多かっただけに、公式で取り上げてくれたことに喜ぶユーザーの声は多かった。<br/>しかしそれと同時に、一つの疑問点が浮上することになる。それは'''「なぜヴラド三世は月の裏側のことを知っているのか'''」ということだ。 | + | *『Grand Order』の『ハロウィン・カムバック!』にて、彼がエリザベートの犯した罪を糾弾するシーンがある。<br>マスターを巡る二人の因縁は以前よりファンの間でも話題に挙がることが多かっただけに、公式で取り上げてくれたことに喜ぶユーザーの声は多かった。<br>しかしそれと同時に、一つの疑問点が浮上することになる。それは'''「なぜヴラド三世は月の裏側のことを知っているのか'''」ということだ。 |
− | **ヴラド三世の語る通り、『CCC』の物語はムーンセルに記録されない「月の裏側」での出来事で、事態が収拾された時点で「全てが無かった事になった」世界での話である。よってエリザベートがランルーくんを殺害したという「事実」も世界には忘れられており、ヴラド三世が事の顛末を知るのは少々難しいと言わざるを得ない。<br/>ただし「全てがなかった事になった」とはいえ、[[カルナ]]が月の裏側での[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]を覚えているケースもあるので、これだけで判断するのは早計だろう。 | + | **ヴラド三世の語る通り、『CCC』の物語はムーンセルに記録されない「月の裏側」での出来事で、事態が収拾された時点で「全てが無かった事になった」世界での話である。よってエリザベートがランルーくんを殺害したという「事実」も世界には忘れられており、ヴラド三世が事の顛末を知るのは少々難しいと言わざるを得ない。<br>ただし「全てがなかった事になった」とはいえ、[[カルナ]]が月の裏側での[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]を覚えているケースもあるので、これだけで判断するのは早計だろう。 |
− | **そもそもマスターを軸として考えた場合、'''「ヴラド三世とエリザベートには接点が存在し得ないのではないか?」'''という推測が上がっている。<br/>『EXTRA material』の記述によれば、ランルーくんのサーヴァントとして『EXTRA』ではヴラド三世が召喚されたが、『CCC』のように[[BB]]が存在してしまう歴史においてはエリザベートが召喚されることが確定するという。つまりランルーくんがヴラド三世を召喚した世界では、エリザベートがランルーくんを殺害していないため因縁自体が生じないのではないか、ということである。<br/>一応、サーヴァントのデータは聖杯戦争終了後にムーンセルに戻るため、並行世界まで記録するムーンセルのデータベースをヴラド三世自身が閲覧することができれば話は変わってくるのだが、ここで上に述べた「ムーンセルに記録されない月の裏側」という背景が問題となる。エリザベートがランルーくんを殺害した事件は「月の裏側」での出来事であるため、ムーンセルのデータベースにも記録されない事柄を知る術がないのである。 | + | **そもそもマスターを軸として考えた場合、'''「ヴラド三世とエリザベートには接点が存在し得ないのではないか?」'''という推測が上がっている。<br>『EXTRA material』の記述によれば、ランルーくんのサーヴァントとして『EXTRA』ではヴラド三世が召喚されたが、『CCC』のように[[BB]]が存在してしまう歴史においてはエリザベートが召喚されることが確定するという。つまりランルーくんがヴラド三世を召喚した世界では、エリザベートがランルーくんを殺害していないため因縁自体が生じないのではないか、ということである。<br>一応、サーヴァントのデータは聖杯戦争終了後にムーンセルに戻るため、並行世界まで記録するムーンセルのデータベースをヴラド三世自身が閲覧することができれば話は変わってくるのだが、ここで上に述べた「ムーンセルに記録されない月の裏側」という背景が問題となる。エリザベートがランルーくんを殺害した事件は「月の裏側」での出来事であるため、ムーンセルのデータベースにも記録されない事柄を知る術がないのである。 |
| *以上の点から、ヴラド三世が月の裏側の記憶をどうやって知ったのかが議論されるようになった。これについては『Grand Order』特有の記憶の曖昧さが招いたのか、あるいは別の手段でヴラド三世が事の顛末を知ったのか、はたまた単なるファンサービスなのか、定かではない。 | | *以上の点から、ヴラド三世が月の裏側の記憶をどうやって知ったのかが議論されるようになった。これについては『Grand Order』特有の記憶の曖昧さが招いたのか、あるいは別の手段でヴラド三世が事の顛末を知ったのか、はたまた単なるファンサービスなのか、定かではない。 |
− | **確実なことは、幕間の物語「焦土の記憶」においてヴラド三世がマスターに関する記憶を目の当たりにしたこと、そしてヴラド三世がマスターへの『愛』を失っていないという事だけである。『CCC』で[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]が語った三竦みで語るならば、ヴラド三世が抱く彼女への『愛』が、全てがなかったことになったかつての『現実』を歪ませた、のかもしれない……。 | + | **確実なことは、彼の幕間の物語「焦土の記憶」においてヴラド三世がマスターに関する記憶を目の当たりにしたこと、そしてヴラド三世がマスターへの『愛』を失っていないという事だけである。『CCC』で[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]が語った三竦みで語るならば、ヴラド三世が抱く彼女への『愛』が、全てがなかったことになったかつての『現実』を歪ませた、のかもしれない……。 |
| *メタ的な視点で考察すると、こうもEXTRA原作・ランルーくんの話題を色濃く反映した状態での実装となったのは「史実や吸血鬼ネタは既にApocryphaヴラドに先に実装された結果大分やられているのでこのような形での差別化」「Apocryphaヴラドは[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|原作マスターが原作マスター]]である為話題にしたがらない事への対象的なネタ」「FGOで楽しくやっているがエリザベートは本来どこまで行っても救われないキャラクターであるという事の戒め」等々の裏事情でこの処置をとった可能性も在りうる。 | | *メタ的な視点で考察すると、こうもEXTRA原作・ランルーくんの話題を色濃く反映した状態での実装となったのは「史実や吸血鬼ネタは既にApocryphaヴラドに先に実装された結果大分やられているのでこのような形での差別化」「Apocryphaヴラドは[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|原作マスターが原作マスター]]である為話題にしたがらない事への対象的なネタ」「FGOで楽しくやっているがエリザベートは本来どこまで行っても救われないキャラクターであるという事の戒め」等々の裏事情でこの処置をとった可能性も在りうる。 |
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