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| : 彼の志す目的。それは宿敵[[シャーロック・ホームズ]]を超え、地球を砕く事。 | | : 彼の志す目的。それは宿敵[[シャーロック・ホームズ]]を超え、地球を砕く事。 |
| : たった一度でも宿敵を越えたいと願い、しかし己が悪役である限りどう足掻いても勝てない事を悟った彼が唯一可能性を見出したのは、宿敵の味方につく事……すなわち、「これまで通り悪役として戦う」のではなく「正義の味方になる」ことだった。 | | : たった一度でも宿敵を越えたいと願い、しかし己が悪役である限りどう足掻いても勝てない事を悟った彼が唯一可能性を見出したのは、宿敵の味方につく事……すなわち、「これまで通り悪役として戦う」のではなく「正義の味方になる」ことだった。 |
− | : 彼は手始めに、自身の記憶と悪性を削り善性を獲得することで善の存在「善のモリアーティ」として新生。一方で共謀するバアルは記憶を封じてモリアーティに化け、モリアーティとしての意識を植え付けた――「悪のモリアーティ」の誕生である。 | + | : 彼は手始めに、自身の記憶と悪性を削り善性を獲得することで善の存在「善のモリアーティ」として新生。一方で共謀するバアルは記憶を封じてモリアーティに化け、モリアーティとしての意識を植え付けた──「悪のモリアーティ」の誕生である。 |
| : 新生の際に記憶を操作した両者はお互いを「元は一つの存在だったが善と悪の側面に分かたれた」と認識し、「悪のモリアーティ」は自身を本物のモリアーティだと認識し悪役として行動を開始。その一方で「善のモリアーティ」は記憶の一部喪失に加え善性を獲得している為に、悪を働く「悪のモリアーティ」一派と争う正義の味方として彼らと対立した。 | | : 新生の際に記憶を操作した両者はお互いを「元は一つの存在だったが善と悪の側面に分かたれた」と認識し、「悪のモリアーティ」は自身を本物のモリアーティだと認識し悪役として行動を開始。その一方で「善のモリアーティ」は記憶の一部喪失に加え善性を獲得している為に、悪を働く「悪のモリアーティ」一派と争う正義の味方として彼らと対立した。 |
| : こうして下準備を整えた後、「善のモリアーティ」はレイシフト直後の主人公に接触、その後も味方として行動を共にする。 | | : こうして下準備を整えた後、「善のモリアーティ」はレイシフト直後の主人公に接触、その後も味方として行動を共にする。 |
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| : 様々な不確定要素すらも計算の内に織り込んだ計画は見事に成功し、ホームズは油断の結果重要な推理を誤り、味方と信用しきっていたモリアーティに取り込まれるという形で敗北を喫した。 | | : 様々な不確定要素すらも計算の内に織り込んだ計画は見事に成功し、ホームズは油断の結果重要な推理を誤り、味方と信用しきっていたモリアーティに取り込まれるという形で敗北を喫した。 |
| : そしてモリアーティは取り込んでいた[[幻霊]]「マックス」の持つ「七発目の弾は自らの最も大切なものを射抜く」という呪いを利用し、彼が初めて獲得した大切なもの…即ち主人公の頭上に「七発目の魔弾」として隕石を落下させ、地球を砕くという大犯罪の成就に王手をかけた。 | | : そしてモリアーティは取り込んでいた[[幻霊]]「マックス」の持つ「七発目の弾は自らの最も大切なものを射抜く」という呪いを利用し、彼が初めて獲得した大切なもの…即ち主人公の頭上に「七発目の魔弾」として隕石を落下させ、地球を砕くという大犯罪の成就に王手をかけた。 |
− | : こうして目的の完全遂行まであと一歩というところまで漕ぎ付けたが、駆けつけた[[巌窟王 エドモン・ダンテス|厳窟王]]と[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]の二人により救出された[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]と、この時の為に身を隠していた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]ら二名が二次創作という形で無数の名探偵達――本来彼と戦うべきシャーロック・ホームズには届かないまでも名だたる探偵達の幻霊――を召喚。彼らに力を与えられた主人公に"この事件の犯人である事を完全に証明され"弱体化し、敗北を喫する。 | + | : こうして目的の完全遂行まであと一歩というところまで漕ぎ付けたが、駆けつけた[[巌窟王 エドモン・ダンテス|厳窟王]]と[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]の二人により救出された[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]と、この時の為に身を隠していた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]ら二名が二次創作という形で無数の名探偵達──本来彼と戦うべきシャーロック・ホームズには届かないまでも名だたる探偵達の幻霊──を召喚。彼らに力を与えられた主人公に"この事件の犯人である事を完全に証明され"弱体化し、敗北を喫する。 |
| : 本来ならば幻霊探偵の支援を受けた主人公を相手にしてもなお充分な勝算はあったのだが、魔弾を命中させる為にどうしても消す事が出来なかった、主人公を大切に想う心が敗北の一因となってしまった。 | | : 本来ならば幻霊探偵の支援を受けた主人公を相手にしてもなお充分な勝算はあったのだが、魔弾を命中させる為にどうしても消す事が出来なかった、主人公を大切に想う心が敗北の一因となってしまった。 |
| : 落下中であった隕石も[[エミヤ〔オルタ〕]]と[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]の宝具攻撃によって粉砕・一掃され、計画は完全に失敗。 | | : 落下中であった隕石も[[エミヤ〔オルタ〕]]と[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|アルトリア・オルタ]]の宝具攻撃によって粉砕・一掃され、計画は完全に失敗。 |
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| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[アーチャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || A || B || A || C ||対魔力:D<br>単独行動:A+ ||魔弾の射手:EX<br>蜘蛛糸の果て:A++→A+++<br>邪智のカリスマ:A|| style="text-align:left"|強化クエストクリアで「蜘蛛糸の果て」のランクがA+++に上昇。 | + | | [[アーチャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || A || B || A || C ||対魔力:D<br>単独行動:A+ ||魔弾の射手:EX<br>蜘蛛糸の果て:A++→A+++<br>邪智のカリスマ:A|| style="text-align:left"|強化クエストクリアで「蜘蛛糸の果て」がA+++ランクに上昇。 |
| |} | | |} |
| | | |
| == [[宝具]] == | | == [[宝具]] == |
| ; 終局的犯罪(ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド) | | ; 終局的犯罪(ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド) |
− | : ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~99<br />最大捕捉:100人 | + | : ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~99<br>最大捕捉:100人 |
| : モリアーティが目指す窮極の破壊「惑星破壊」を具現化した宝具。 | | : モリアーティが目指す窮極の破壊「惑星破壊」を具現化した宝具。 |
| : 巨大な杭で大地を穿ち、地割れに全てを呑み込ませる。 | | : 巨大な杭で大地を穿ち、地割れに全てを呑み込ませる。 |
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| | | |
| ==真名:ジェームズ・モリアーティ== | | ==真名:ジェームズ・モリアーティ== |
− | :ジェームズ・モリアーティ。シャーロック・ホームズシリーズに登場した、ホームズ最大最強のライバルとして名高い数学教授。 | + | :シャーロック・ホームズシリーズに登場した、ホームズ最大最強のライバルとして名高い数学教授。 |
| | | |
| :登場した作品はわずか三作。しかもそのほとんどがホームズの伝聞でしか登場しない状況にも関わらず『ホームズ最後の事件』の暗躍によって絶大な支持を受け、モリアーティの名前は邪悪のカリスマとしてミステリー史上に燦然と輝いている。 | | :登場した作品はわずか三作。しかもそのほとんどがホームズの伝聞でしか登場しない状況にも関わらず『ホームズ最後の事件』の暗躍によって絶大な支持を受け、モリアーティの名前は邪悪のカリスマとしてミステリー史上に燦然と輝いている。 |
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| :期間限定イベント『ハロウィン・ストライク!』で彼女にロコモーティブフォームの派生である巨大ロボの製造方法を技術流出させ、特異点を形成させた。 | | :期間限定イベント『ハロウィン・ストライク!』で彼女にロコモーティブフォームの派生である巨大ロボの製造方法を技術流出させ、特異点を形成させた。 |
| ;[[エルキドゥ]] | | ;[[エルキドゥ]] |
− | :彼の幕間の物語にて、彼から話に誘われた事で興味を抱き、同行する事でその本質を見抜いてアドバイスを送ったり、[[モードレッド|とある人物]]のことを中途半端に教えたりと干渉してゆく。 | + | :彼の幕間の物語「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅰ」にて、彼から話に誘われた事で興味を抱き、同行する事でその本質を見抜いてアドバイスを送ったり、その続きである「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅱ」では[[モードレッド|とある人物]]のことを中途半端に教えたりと干渉してゆく。 |
| :もっとも、2018年以降に起こるかもしれない危機において、彼が眠らせている強大な力が役立つのではないかと考えており、[[フワワ|モリアーティらしい邪悪な形]]で目覚めのきっかけを作ろうとしてる。 | | :もっとも、2018年以降に起こるかもしれない危機において、彼が眠らせている強大な力が役立つのではないかと考えており、[[フワワ|モリアーティらしい邪悪な形]]で目覚めのきっかけを作ろうとしてる。 |
| ;[[メフィストフェレス]] | | ;[[メフィストフェレス]] |
− | :エルキドゥの幕間の物語で共演。 | + | :エルキドゥの幕間の物語「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅰ」で共演。 |
| :後先を考えずに刹那的に悪逆を行う姿に頭を抱えており、「自分の計算には組み込めない」と半ば諦めている。 | | :後先を考えずに刹那的に悪逆を行う姿に頭を抱えており、「自分の計算には組み込めない」と半ば諦めている。 |
| :だが、なんだかんだでカルデア悪人会の仲間として加えている。 | | :だが、なんだかんだでカルデア悪人会の仲間として加えている。 |
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| :陰謀家同士で相性が良いように見えるが、実際は方針の違いから相性が悪く、まともな聖杯戦争なら最終的に殺し合いになりそう、とのこと。 | | :陰謀家同士で相性が良いように見えるが、実際は方針の違いから相性が悪く、まともな聖杯戦争なら最終的に殺し合いになりそう、とのこと。 |
| ;??? | | ;??? |
− | :エルキドゥの幕間にて、彼の力を目覚めさせるために協力を仰いだ謎の人物。 | + | :エルキドゥの幕間「神が造り、人が紡ぎ、土に還る Ⅱ」にて、彼の力を目覚めさせるために協力を仰いだ謎の人物。 |
| :モブエネミーのグラフィックで本人の台詞も伏せられていたために正体は不明だが、キャスターであることに加え「メフィストフェレスと同タイプの破滅的な享楽主義者」、 | | :モブエネミーのグラフィックで本人の台詞も伏せられていたために正体は不明だが、キャスターであることに加え「メフィストフェレスと同タイプの破滅的な享楽主義者」、 |
− | :「エルキドゥの感覚にさえ影響出来るほどの強力な幻術を操る」ことが幕間の内容や台詞から判明しており、幕間を担当しているのがStrangeFake執筆者の成田氏であることもあって、[[フランソワ・プレラーティ|この]][[フランチェスカ・プレラーティ|人物]]ではないかと一部では推察されている。なお、モリアーティ自身はあまり関わりたくないタイプとのこと。 | + | :「エルキドゥの感覚にさえ影響出来るほどの強力な幻術を操る」ことが幕間の内容や台詞から判明しており、幕間を担当しているのが『[[Fate/strange Fake]]』執筆者の成田氏であることもあって、[[フランソワ・プレラーティ|この]][[フランチェスカ・プレラーティ|人物]]ではないかと一部では推察されている。なお、モリアーティ自身はあまり関わりたくないタイプとのこと。 |
| ;[[妖精騎士トリスタン]] | | ;[[妖精騎士トリスタン]] |
| :『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』にて、悪についていろいろ吹き込もうと画策していた。 | | :『[[Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]』にて、悪についていろいろ吹き込もうと画策していた。 |
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| ;「では───ジョーカーだ」 | | ;「では───ジョーカーだ」 |
| :宝具選択時の台詞。ジョーカーはトランプにおいて多数のゲームにおける最強の札であり、それ故か「切り札」と和訳されることも多い。 | | :宝具選択時の台詞。ジョーカーはトランプにおいて多数のゲームにおける最強の札であり、それ故か「切り札」と和訳されることも多い。 |
− | :そして宝具もサーヴァントの「切り札」なので、比喩としては正しい――というかFateシリーズの地の文とかでも普通に使われている。 | + | :そして宝具もサーヴァントの「切り札」なので、比喩としては正しい──というかFateシリーズの地の文とかでも普通に使われている。 |
| :この台詞も真名解放前も解放後と共通。 | | :この台詞も真名解放前も解放後と共通。 |
| | | |
− | ;「真名封鎖、疑似宝具展開……お仕置きの時間だネ!<br/> ……素晴らしい! 世界は破滅に満ちている! アッハハハハハハハハハ!」 | + | ;「真名封鎖、疑似宝具展開……お仕置きの時間だネ!<br> ……素晴らしい! 世界は破滅に満ちている! アッハハハハハハハハハ!」 |
| :真名解放前の宝具解放。最初の方はともかく、後半の台詞が不穏極まりない。彼の本性の一端であろうか? | | :真名解放前の宝具解放。最初の方はともかく、後半の台詞が不穏極まりない。彼の本性の一端であろうか? |
| :ちなみに宝具の真名を言わないのは隠しているわけではなく「ただ単に覚えてないだけ」だった。 | | :ちなみに宝具の真名を言わないのは隠しているわけではなく「ただ単に覚えてないだけ」だった。 |
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− | ;「宝具開放! 我が最終式、終局的犯罪をここに証明しよう―――<br/> 『<RUBY><RB>終局的犯罪</RB><RT>ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド</RT></RUBY>』!」 | + | ;「宝具開放! 我が最終式、終局的犯罪をここに証明しよう───<br>『<RUBY><RB>終局的犯罪</RB><RT>ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド</RT></RUBY>』!」 |
| :真名解放後の宝具解放。 | | :真名解放後の宝具解放。 |
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| ====マイルーム==== | | ====マイルーム==== |
| ;「うおっ!? まさかライダーもいるのか! 彼の心を開かせるのは大変だろうが、それでも頑張ってくれ!」 | | ;「うおっ!? まさかライダーもいるのか! 彼の心を開かせるのは大変だろうが、それでも頑張ってくれ!」 |
− | :マイルーム特殊会話(真名解放後)「[[ヘシアン・ロボ]]」。 | + | :マイルーム会話「[[ヘシアン・ロボ]]」(真名解放後)。 |
| :彼の言うとおり、狼王ロボの心を開かせるのは至難の業である。 | | :彼の言うとおり、狼王ロボの心を開かせるのは至難の業である。 |
| :なお、亜種特異点Ⅰにおいてヘシアン・ロボがアヴェンジャーにクラスチェンジする前に「新宿のライダー」として登場した為この様な台詞を発しているが、後に[[Fate/EXTRA Last Encore |別の作品]]で[[ヴァナルガンド|ライダーのクラス適性を持つ狼のサーヴァント]]が登場するとは、誰が予想できただろうか……。 | | :なお、亜種特異点Ⅰにおいてヘシアン・ロボがアヴェンジャーにクラスチェンジする前に「新宿のライダー」として登場した為この様な台詞を発しているが、後に[[Fate/EXTRA Last Encore |別の作品]]で[[ヴァナルガンド|ライダーのクラス適性を持つ狼のサーヴァント]]が登場するとは、誰が予想できただろうか……。 |
− | ;「おおっと、ジキル君じゃあないか。ハハハ、そんなに警戒せずとも。今は互いにサーヴァント。<br/> 仲良くやろうじゃないか。仲良く、な……」 | + | ;「おおっと、ジキル君じゃあないか。ハハハ、そんなに警戒せずとも。今は互いにサーヴァント。<br> 仲良くやろうじゃないか。仲良く、な……」 |
− | :マイルーム特殊会話(真名解放後)「[[ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕|ヘンリー・ジキル&ハイド]]」。 | + | :マイルーム会話「[[ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕|ヘンリー・ジキル&ハイド]]」(真名解放後)。 |
| :剽軽なノリはなりを潜め、凄まじく邪悪で粘着質な口調で煽る。彼が生前にやらかしたことを思えばやむなしというか、ジキルからすれば近づくのもためらわれる存在だろう。 | | :剽軽なノリはなりを潜め、凄まじく邪悪で粘着質な口調で煽る。彼が生前にやらかしたことを思えばやむなしというか、ジキルからすれば近づくのもためらわれる存在だろう。 |
| :余計な火種をばら撒かないでほしい所であるが、さて……。 | | :余計な火種をばら撒かないでほしい所であるが、さて……。 |
− | ;「ん!? あそこにいるのはシャーロック・ホームズか! よしマスター、トマトか何かぶつけてやれ!」
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− | :マイルーム特殊会話(真名解放後)「[[シャーロック・ホームズ]]」。
| |
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| ====本編==== | | ====本編==== |
− | ;「落下する少年/少女を救う。<br> それはまさに少女/少年の役割であり、即ち大抵はここから始まる<ruby>恋と希望の物語<rb></rb><rt>ボーイミーツガール</rt></ruby>!<br> 君はこの後、何か適当にいちゃつきながら頑張って奮闘して特異点を修正したりしなかったりする訳だ!<br> いいねェ、実によろしィ! だがしかーし! だーがーしーかーしー!<br> 残念! 君を助けたのはひたむきな少年でも、見目麗しい少女でもなく!<br> 胡散臭いヒゲのおじさんでしたー!」 | + | ;「落下する少年/少女を救う。<br> それはまさに少女/少年の役割であり、即ち大抵はここから始まる<ruby>恋と希望の物語<rb></rb><rt>ボーイミーツガール</rt></ruby>!<br> 君はこの後、何か適当にいちゃつきながら頑張って奮闘して特異点を修正したりしなかったりする訳だ!<br> いいねェ、実によろしィ! だがしかーし! だーがーしーかーしー!<br> 残念! 君を助けたのはひたむきな少年でも、見目麗しい少女でもなく!<br> 胡散臭いヒゲのおじさんでしたー!」 |
| :亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』より。初登場での口上。自分でも言っているがホントに胡散臭い事この上ない。 | | :亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』より。初登場での口上。自分でも言っているがホントに胡散臭い事この上ない。 |
| ;(マスター君……早くアサシンを見つけるんだ……<br> じゃないとタワーリング炎熱地獄になっちゃう……!) | | ;(マスター君……早くアサシンを見つけるんだ……<br> じゃないとタワーリング炎熱地獄になっちゃう……!) |
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| ====イベント==== | | ====イベント==== |
| ;「ガチャーン……とね。<br> 自分の中で……何かが啓けたような気がしましてね。<br> 言葉とは、何と雄弁なものなのだろうと。<br> そして、何と蠱惑的なのだろうと。<br> ……はい。<br> あのとき、私は生まれて初めて涙を流しました。<br> あの一言で、私は人間の一生を生きた気がするのです……。<br> 真っ当な、人間としての一生を……。」 | | ;「ガチャーン……とね。<br> 自分の中で……何かが啓けたような気がしましてね。<br> 言葉とは、何と雄弁なものなのだろうと。<br> そして、何と蠱惑的なのだろうと。<br> ……はい。<br> あのとき、私は生まれて初めて涙を流しました。<br> あの一言で、私は人間の一生を生きた気がするのです……。<br> 真っ当な、人間としての一生を……。」 |
− | : 『デッドヒート・サマーレース!』より。 | + | : 『デッドヒート・サマーレース!』より。 |
| : [[フランケンシュタイン|フラン]]に「ぱぱ」と呼ばれ、自分の奥底に眠っていた本能のような何かを痛烈に刺激されて、回想風味にわざわざ場面を変えて語った。 | | : [[フランケンシュタイン|フラン]]に「ぱぱ」と呼ばれ、自分の奥底に眠っていた本能のような何かを痛烈に刺激されて、回想風味にわざわざ場面を変えて語った。 |
| : サラっと言っているが犯罪界のナポレオンが「生まれて初めて泣いた」とか「真っ当な人生を体感した」などと語っている何気にとんでもないシーンである。 | | : サラっと言っているが犯罪界のナポレオンが「生まれて初めて泣いた」とか「真っ当な人生を体感した」などと語っている何気にとんでもないシーンである。 |
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| :何かと年齢を意識した台詞が多いが、ここまで強く明言したのはそうそう無い。<del>じゃあもっと別のやり方があるだろうと突っ込んではならない。</del> | | :何かと年齢を意識した台詞が多いが、ここまで強く明言したのはそうそう無い。<del>じゃあもっと別のやり方があるだろうと突っ込んではならない。</del> |
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− | ;「脱出ーーーーーーーーーーーーーー!!」 | + | ;「脱出ーーーーーーーーーーーーーー!!」 |
| :『ハロウィン・ストライク!』より。マシュとバベッジから、騒動の間接的な黒幕である事を指摘されてその場から逃走を図る。[[メカエリチャン|しかし……。]] | | :『ハロウィン・ストライク!』より。マシュとバベッジから、騒動の間接的な黒幕である事を指摘されてその場から逃走を図る。[[メカエリチャン|しかし……。]] |
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− | ; 「―――完全犯罪計画、起動。」 | + | ; 「───完全犯罪計画、起動。」 |
| : 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。 | | : 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』にて。 |
| : 犯罪界のナポレオンの異名に恥じない風格を醸し出しての台詞だが、やろうとしていることは覗きである。<del>[[フランケンシュタイン|娘]]に嫌われるぞパパ。</del> | | : 犯罪界のナポレオンの異名に恥じない風格を醸し出しての台詞だが、やろうとしていることは覗きである。<del>[[フランケンシュタイン|娘]]に嫌われるぞパパ。</del> |
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− | ;「悪用? 君が?<br> バカも休み休み言い給え! 君が悪に堕ちたなら―――<br> そうさな、目でピーナッツを噛み、鼻でスパゲッティを食べてやる!<br> フハハハハ!」 | + | ;「悪用? 君が?<br> バカも休み休み言い給え! 君が悪に堕ちたなら───<br> そうさな、目でピーナッツを噛み、鼻でスパゲッティを食べてやる!<br> フハハハハ!」 |
− | :バレンタインイベントにて。 | + | :自身のバレンタインシナリオにて。 |
| :手作りチョコのお返しとして犯罪対策マニュアル「邪悪教典」を渡された主人公に「悪用したら、とか考えないの?」と問われての返し。 | | :手作りチョコのお返しとして犯罪対策マニュアル「邪悪教典」を渡された主人公に「悪用したら、とか考えないの?」と問われての返し。 |
| :「目でピーナッツを噛み、鼻でスパゲッティを食べる」発言は藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』における無茶振りが元ネタだが、かの犯罪界のナポレオンにここまで言わせる辺り、主人公の善性は突き抜けているというべきか。 | | :「目でピーナッツを噛み、鼻でスパゲッティを食べる」発言は藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』における無茶振りが元ネタだが、かの犯罪界のナポレオンにここまで言わせる辺り、主人公の善性は突き抜けているというべきか。 |
327行目: |
325行目: |
| :子供が相手である上に意図的な「犯罪」ではなく完全な「アクシデント」なので、彼にしては珍しいくらい終始狼狽している。 | | :子供が相手である上に意図的な「犯罪」ではなく完全な「アクシデント」なので、彼にしては珍しいくらい終始狼狽している。 |
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− | ;「貴殿は貴殿、円卓の騎士サー・ランスロットだろう。<br> バーサーカーの霊基ならまだしも、貴殿は理性を有したセイバーの霊基で現界している。<br> ならば―――ガレス卿を目にして、感じるところのひとつもあるんじゃないかネ?<br> なにせ、彼女は生きている。当然英霊であるからには死した本人の影ではあるが、<br> 生前の彼女とうり二つ。連続性はなくとも、完全に同じ記憶と人格の持ち主だ。<br> さてどうする?<br> ―――剣を向けるのかね。騎士殿。<br> かつては斬り殺したのだったかな? それとも叩き殺したのだったかな?<br> いやはや、騎士道は何処に!<br> かつて! 円卓の騎士たるランスロット卿は不義を働き! その現場をアグラヴェイン卿をはじめとする、他の円卓の騎士に見咎められたが……<br> おお、無窮の武練を有したランスロット卿は強し! 徒手空拳にて、完全武装の騎士たちを次々と屠ってみせた!<br> 貴殿を陥れようとしたアグラヴェイン卿のみならず、貴殿に強く憧れていたガレス卿まで……。<br> ……なんとも、惨い。<br> 実際のところどうなのです、サー・ランスロット。貴殿は、誰かも分からずガレス卿を叩き殺したのかな?<br> それとも、その美しき手の騎士が、仔犬のように自らに懐くガレス卿だと分かった上で―――」 | + | ;「貴殿は貴殿、円卓の騎士サー・ランスロットだろう。<br> バーサーカーの霊基ならまだしも、貴殿は理性を有したセイバーの霊基で現界している。<br> ならば───ガレス卿を目にして、感じるところのひとつもあるんじゃないかネ?<br> なにせ、彼女は生きている。当然英霊であるからには死した本人の影ではあるが、<br> 生前の彼女とうり二つ。連続性はなくとも、完全に同じ記憶と人格の持ち主だ。<br> さてどうする?<br> ───剣を向けるのかね。騎士殿。<br> かつては斬り殺したのだったかな? それとも叩き殺したのだったかな?<br> いやはや、騎士道は何処に!<br> かつて! 円卓の騎士たるランスロット卿は不義を働き! その現場をアグラヴェイン卿をはじめとする、他の円卓の騎士に見咎められたが……<br> おお、無窮の武練を有したランスロット卿は強し! 徒手空拳にて、完全武装の騎士たちを次々と屠ってみせた!<br> 貴殿を陥れようとしたアグラヴェイン卿のみならず、貴殿に強く憧れていたガレス卿まで……。<br> ……なんとも、惨い。<br> 実際のところどうなのです、サー・ランスロット。貴殿は、誰かも分からずガレス卿を叩き殺したのかな?<br> それとも、その美しき手の騎士が、仔犬のように自らに懐くガレス卿だと分かった上で───」 |
| :『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』にて。アロハ騎士として主人公達の前に立ちはだかる[[ランスロット〔セイバー〕|ランスロット]]の対抗策として[[モードレッド]]と[[ガレス]]を用意し、更に彼の古傷を言葉で容赦なく抉って。 | | :『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』にて。アロハ騎士として主人公達の前に立ちはだかる[[ランスロット〔セイバー〕|ランスロット]]の対抗策として[[モードレッド]]と[[ガレス]]を用意し、更に彼の古傷を言葉で容赦なく抉って。 |
| :それまでのトンチキな空気を完全に無視した上に、今まで相手が敵であってさえここまでえげつない事はしなかっただけに、多くのプレイヤーに衝撃を与え、主人公にも「流石に、言いすぎ……!」と咎められたが、彼自身は「お子様向けの甘口ぐらいのつもり」とどこ吹く風。<del>変な所で</del>大悪党としての貫禄を見せつけた犯罪界のナポレオンであった。 | | :それまでのトンチキな空気を完全に無視した上に、今まで相手が敵であってさえここまでえげつない事はしなかっただけに、多くのプレイヤーに衝撃を与え、主人公にも「流石に、言いすぎ……!」と咎められたが、彼自身は「お子様向けの甘口ぐらいのつもり」とどこ吹く風。<del>変な所で</del>大悪党としての貫禄を見せつけた犯罪界のナポレオンであった。 |
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| *ファンからの通称は、自他ともに言及されている「アラフィフ」、当初の名乗りの「新宿のアーチャー」、縮めて「新茶」、主人公に対する一人称から「ダディ」、『デッドヒート・サマーレース!』から「パパ」「プロフェッサーM」など多岐に渡っている。 | | *ファンからの通称は、自他ともに言及されている「アラフィフ」、当初の名乗りの「新宿のアーチャー」、縮めて「新茶」、主人公に対する一人称から「ダディ」、『デッドヒート・サマーレース!』から「パパ」「プロフェッサーM」など多岐に渡っている。 |
| **『ハロウィン・ストライク!』で主人公から「アラフィフ」「白髭」と呼ばれた事で、公式での呼び方は確定した模様。 | | **『ハロウィン・ストライク!』で主人公から「アラフィフ」「白髭」と呼ばれた事で、公式での呼び方は確定した模様。 |
− | *イラストレーターの本庄雷太氏はモリアーティを「冷酷非道、計算高い知的なイメージ」でデザインしており、立ち絵はホームズと対になるように描かれている<ref group = "出" name="『Fate/Grand Order material Ⅴ』p.61" >「ジェームズ・モリアーティ」『Fate/Grand Order material Ⅴ』p.61</ref>。 | + | *イラストレーターの本庄雷太氏はモリアーティを「冷酷非道、計算高い知的なイメージ」でデザインしており、立ち絵はホームズと対になるように描かれている<ref group = "出">「ジェームズ・モリアーティ」『Fate/Grand Order material Ⅴ』p.61</ref>。 |
| *原作では書き手であるワトソンと一切面識がないために直接登場しておらず、人物像はホームズが語るのみで詳細はよく解っていない。この為、シャーロック・ホームズをモチーフにした作品では様々なアレンジが行われている。 | | *原作では書き手であるワトソンと一切面識がないために直接登場しておらず、人物像はホームズが語るのみで詳細はよく解っていない。この為、シャーロック・ホームズをモチーフにした作品では様々なアレンジが行われている。 |
| **日本だと宮崎駿が監督を勤めたアニメ[https://ja.wikipedia.org/wiki/名探偵ホームズ 『名探偵ホームズ』](登場人物が全員犬の姿をしているため通称「犬ホームズ」と呼ばれている)でのマヌケな悪役姿が有名だろう。本作のモリアーティが時折見せる少々お茶目かつイマイチ抜けている所などは此方が元になったのではと思われている。 | | **日本だと宮崎駿が監督を勤めたアニメ[https://ja.wikipedia.org/wiki/名探偵ホームズ 『名探偵ホームズ』](登場人物が全員犬の姿をしているため通称「犬ホームズ」と呼ばれている)でのマヌケな悪役姿が有名だろう。本作のモリアーティが時折見せる少々お茶目かつイマイチ抜けている所などは此方が元になったのではと思われている。 |
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| **ただし、作品によってはホームズに匹敵する武術の達人として描写されているものもある。そもそも'''原作からしてホームズとの最後の対決には単独で挑んできている'''(後述のモラン大佐が二人の対決を崖上から監視しておりホームズを攻撃したという後付設定が加えられているが、モラン大佐がホームズを攻撃したのはモリアーティが滝壺に落ちた後である)。 | | **ただし、作品によってはホームズに匹敵する武術の達人として描写されているものもある。そもそも'''原作からしてホームズとの最後の対決には単独で挑んできている'''(後述のモラン大佐が二人の対決を崖上から監視しておりホームズを攻撃したという後付設定が加えられているが、モラン大佐がホームズを攻撃したのはモリアーティが滝壺に落ちた後である)。 |
| **「魔弾の射手」の幻霊マックスを取り込んだことでアーチャーになったとされるように、原作ではアーチャー要素は皆無であり、腹心の部下「'''セバスチャン・モラン'''」が銃の名手だった。 | | **「魔弾の射手」の幻霊マックスを取り込んだことでアーチャーになったとされるように、原作ではアーチャー要素は皆無であり、腹心の部下「'''セバスチャン・モラン'''」が銃の名手だった。 |
− | *生前から悪巧みで知られた人物であるが、カルデアで召喚されてからも「カルデアのシミュレータの異常を噴出させる」「2017年のネロ祭で[[ブリュンヒルデ]]の感情を暴走させる」「サマーレースで裏トトカルチョの胴元となって大儲けする」「[[刑部姫]]に[[メカエリチャン]]の製造法を技術流出させて特異点形成に間接的に関与する」などいくつものトラブルを起こしており、カルデアからは初期の[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]・[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]・[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と並び「悪巧み四天王」と称される。 | + | *生前から悪巧みで知られた人物であるが、カルデアで召喚されてからも「カルデアのシミュレータの異常を噴出させる」「『ネロ祭再び~2017 Autumn~』で[[ブリュンヒルデ]]の感情を暴走させる」「『デッドヒート・サマーレース』で裏トトカルチョの胴元となって大儲けする」「『ハロウィン・ストライク!』で[[刑部姫]]に[[メカエリチャン]]の製造法を技術流出させて特異点形成に間接的に関与する」などいくつものトラブルを起こしており、カルデアからは初期の[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]・[[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]・[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と並び「悪巧み四天王」と称される。 |
| *武装多目的棺桶「ライヘンバッハ」の設定・ギミック・戦闘スタイルは、内藤泰弘原作のアクションゲーム『ガングレイヴ』シリーズの主人公「ビヨンド・ザ・グレイヴ」が所持する様々な武装を搭載した棺桶「デス・ホーラー」に酷似している。 | | *武装多目的棺桶「ライヘンバッハ」の設定・ギミック・戦闘スタイルは、内藤泰弘原作のアクションゲーム『ガングレイヴ』シリーズの主人公「ビヨンド・ザ・グレイヴ」が所持する様々な武装を搭載した棺桶「デス・ホーラー」に酷似している。 |
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| ;モリアーティとは『何』であるか | | ;モリアーティとは『何』であるか |
| :ホームズの宿敵として知られるモリアーティだが、前述の真名解説にある通り登場した作品はわずか三作にすぎす、しかもその登場シーンはほぼ、ホームズによって語られるのみ。 | | :ホームズの宿敵として知られるモリアーティだが、前述の真名解説にある通り登場した作品はわずか三作にすぎす、しかもその登場シーンはほぼ、ホームズによって語られるのみ。 |
− | :これはそもそも彼が、「ホームズを殺すための存在」として、後付でドイルに設定されたため。そもそもドイルは歴史小説を好んでおり、当時、ホームズシリーズばかり求める世間に辟易していた<ref group = "注">「とにかくホームズを書いて欲しい」と言う雑誌社に辟易して破格の報酬をふっかけた所、その条件をあっさり呑まれて後に引けなくなってしまった、と言うエピソードもある。</ref>。そのため、「ホームズを殺してこのシリーズを終わらせたい」と言う欲求を抱き、ホームズを殺すに相応しい悪役としてモリアーティを生み出したのである。 | + | :これはそもそも彼が、「ホームズを殺すための存在」として、後付でドイルに設定されたため。そもそもドイルは歴史小説を好んでおり、当時、ホームズシリーズばかり求める世間に辟易していた<ref group = "注">「とにかくホームズを書いて欲しい」と言う雑誌社に辟易して破格の報酬をふっかけた所、その条件をあっさり呑まれて後に引けなくなってしまった、というエピソードもある。</ref>。そのため、「ホームズを殺してこのシリーズを終わらせたい」という欲求を抱き、ホームズを殺すに相応しい悪役としてモリアーティを生み出したのである。 |
| :そうした事情もあって、原作におけるモリアーティの設定は非常に曖昧。だがその曖昧さが逆にミステリアスさを生み、多くのシャーロキアンを惹きつけた。そんな彼の曖昧な正体に関する考察は諸説ある。 | | :そうした事情もあって、原作におけるモリアーティの設定は非常に曖昧。だがその曖昧さが逆にミステリアスさを生み、多くのシャーロキアンを惹きつけた。そんな彼の曖昧な正体に関する考察は諸説ある。 |
− | :FGOでは「悪のカリスマが世界に与える影響を恐れて簡易な描写に留めてもらった」と言う設定だが、他にも様々な説があり、中には「ホームズがコカイン中毒で見た妄想」「姿を晦ますための狂言」「ホームズと同一人物」といった、'''実は存在しない人間'''説も有る。 | + | :FGOでは「悪のカリスマが世界に与える影響を恐れて簡易な描写に留めてもらった」という設定だが、他にも様々な説があり、中には「ホームズがコカイン中毒で見た妄想」「姿を晦ますための狂言」「ホームズと同一人物」といった、'''実は存在しない人間'''説も有る。 |
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− | :また、「ジェームズ・モリアーティ」と言う本名に関しても、実は諸説ある。と言うのも、彼には軍人をしている兄と田舎の駅長をしている弟がいるのだが、その兄の名前も、彼と同じ「ジェームズ・モリアーティ」なのである。 | + | :また、「ジェームズ・モリアーティ」という本名に関しても、実は諸説ある。というのも、彼には軍人をしている兄と田舎の駅長をしている弟がいるのだが、その兄の名前も、彼と同じ「ジェームズ・モリアーティ」なのである。 |
− | :そのため、「実はジェームズ・モリアーティとは複合姓なのではないか」(つまり、兄弟揃って「○○・ジェームズ・モリアーティ」がフルネームなのではないか)と言う説があるのだ。 | + | :そのため、「実はジェームズ・モリアーティとは複合姓なのではないか」(つまり、兄弟揃って「○○・ジェームズ・モリアーティ」がフルネームなのではないか)といった説があるのだ。 |
− | :前述した漫画『憂国のモリアーティ』でも、この説を採ってウィリアム・ジェームズ・モリアーティと言うフルネームが設定されている。 | + | :前述した漫画『憂国のモリアーティ』でも、この説を採ってフルネームは「ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ」と設定されている。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |