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| 第五特異点。西暦1776年の[[アメリカ合衆国]]独立宣言直後の、未だ微睡みに漂うアメリカ。 | | 第五特異点。西暦1776年の[[アメリカ合衆国]]独立宣言直後の、未だ微睡みに漂うアメリカ。 |
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− | 本来であれば1783年にアメリカ独立戦争が終結して独立が勝ち取られたはずのアメリカであるが、[[女王メイヴ]]に率いられたケルト軍が突如発生して襲撃を受け、ジョージ・ワシントンを始めとするアメリカ独立の英雄たちがあらかた討ち取られてしまっている。<br/> | + | 本来であれば1783年にアメリカ独立戦争が終結して独立が勝ち取られたはずのアメリカであるが、[[女王メイヴ]]に率いられたケルト軍が突如発生して襲撃を受け、ジョージ・ワシントンを始めとするアメリカ独立の英雄たちがあらかた討ち取られてしまっている。<br> |
− | それに対抗して「全てのアメリカ大統領」の力を受け取った[[トーマス・エジソン]]が大統王として残存勢力をまとめ上げ、アメリカ西部を拠点にして抗戦を続けており、南北戦争ならぬ東西戦争が発生している。<br/> | + | それに対抗して「全てのアメリカ大統領」の力を受け取った[[トーマス・エジソン]]が大統王として残存勢力をまとめ上げ、アメリカ西部を拠点にして抗戦を続けており、南北戦争ならぬ東西戦争が発生している。<br> |
| コミカライズ版『-turas réalta-』では「軍対軍の戦争」という側面がかなり強調されており、東軍が一定範囲を征服してしまった場合特異点が完全に成立してしまい、西軍やカルデアが敗北していなくても人理定礎復元が失敗してしまうとのこと。逆にアメリカ大陸という土地自体がある程度破壊されてしまうと特異点が成立せずに崩壊してしまう模様。 | | コミカライズ版『-turas réalta-』では「軍対軍の戦争」という側面がかなり強調されており、東軍が一定範囲を征服してしまった場合特異点が完全に成立してしまい、西軍やカルデアが敗北していなくても人理定礎復元が失敗してしまうとのこと。逆にアメリカ大陸という土地自体がある程度破壊されてしまうと特異点が成立せずに崩壊してしまう模様。 |
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| 女王メイヴ率いるケルト軍は一切を滅ぼすべく市民を無差別に殺戮しているが、一方の大統王軍も無限に兵士を生み出せる女王メイヴに抵抗する為に過剰な労働や兵士の機械化による酷使、果ては反抗者への思想教育などを行っており、どちらにもついていけないメンバーによるレジスタンス勢力も少数ながら存在している。 | | 女王メイヴ率いるケルト軍は一切を滅ぼすべく市民を無差別に殺戮しているが、一方の大統王軍も無限に兵士を生み出せる女王メイヴに抵抗する為に過剰な労働や兵士の機械化による酷使、果ては反抗者への思想教育などを行っており、どちらにもついていけないメンバーによるレジスタンス勢力も少数ながら存在している。 |
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− | なお、この特異点においては、北アメリカ大陸以外の世界はすべて人理焼却によって燃え尽きてしまったとのこと。このため、エジソンは聖杯を使用しての人理修復ではなく、聖杯を用いてアメリカを人類史から切り離して存続させることを目論んでいる。
| + | なお、この特異点においては、北アメリカ大陸以外の世界はすべて人理焼却によって燃え尽きてしまったとのこと。このため、エジソンは[[聖杯]]を使用しての人理修復ではなく、聖杯を用いてアメリカを人類史から切り離して存続させることを目論んでいる。 |
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− | 「神話大戦」のタイトル通り、舞台となっているアメリカの英雄以外にもケルト神話やインド神話の英雄が多数登場しており、神話に語られた「武力を以て偉業を成した英雄」と、近代に生まれた「何かを生み出して人を幸福にした英雄」の対立も一つの軸となっている。
| + | 「神話大戦」のタイトル通り、舞台となっているアメリカの英雄以外にも[[ケルト神話]]やインド神話の英雄が多数登場しており、神話に語られた「武力を以て偉業を成した英雄」と、近代に生まれた「何かを生み出して人を幸福にした英雄」の対立も一つの軸となっている。 |
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− | 『Fate/Grand Order Arcade』においては特異点の名称が『北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム』になっている。<br>
| + | 『[[Fate/Grand Order Arcade]]』においては特異点の名称が『北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム』になっている。<br> |
− | ストーリーにおいても「大統王軍が登場しない」、「カルナとアルジュナが同じケルト軍の陣営に所属している」、「ラーマは登場せずシータが戦闘に参加する」、「マーリンではなくマーリン〔プロトタイプ〕が手助けに現れる」等のアプリ版との明確な差異が示された。<br>
| + | ストーリーにおいても「大統王軍が登場しない」、「[[カルナ]]と[[アルジュナ]]が同じケルト軍の陣営に所属している」、「[[ラーマ]]は登場せず[[シータ]]が戦闘に参加する」、「[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]ではなく[[マーリン〔プロトタイプ〕]]が手助けに現れる」等のアプリ版との明確な差異が示された。<br> |
| この差異は[[騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム|第六特異点]]において、より大きな差異として示されることとなる。 | | この差異は[[騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム|第六特異点]]において、より大きな差異として示されることとなる。 |
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| ;ケルト軍 | | ;ケルト軍 |
− | :クーフーリンをリーダーとする、アメリカを滅ぼして自分達の理想郷を築こうとする人理焼却側の勢力。合衆国東部を本拠地とする。 | + | :クー・フーリンをリーダーとする、アメリカを滅ぼして自分達の理想郷を築こうとする人理焼却側の勢力。合衆国東部を本拠地とする。 |
| :女王メイヴと聖杯の力によって無限に生み出されるケルト兵による圧倒的な物量によってすべてを破壊しながら侵攻している。 | | :女王メイヴと聖杯の力によって無限に生み出されるケルト兵による圧倒的な物量によってすべてを破壊しながら侵攻している。 |
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| *特異点を解決しても失われた命は戻らず、辻褄合わせが行われるわけだが、上述の通りこの北米特異点では合衆国建国の偉人が本来の寿命よりもかなり早い段階で死んでいる。さらに大雑把な記録しか残っていない遠い過去の特異点と違って時代が比較的新しく詳細な記録が残されているため、特異点発生前と比べて歴史の教科書がかなり書き換えられているのではないか、という考察がある。 | | *特異点を解決しても失われた命は戻らず、辻褄合わせが行われるわけだが、上述の通りこの北米特異点では合衆国建国の偉人が本来の寿命よりもかなり早い段階で死んでいる。さらに大雑把な記録しか残っていない遠い過去の特異点と違って時代が比較的新しく詳細な記録が残されているため、特異点発生前と比べて歴史の教科書がかなり書き換えられているのではないか、という考察がある。 |
| *本章実装時のTVCMにおいて、[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのディルムッド]]とビリーのマッチアップが描かれたが、実際に本編に登場したのはランサーのディルムッドであった。 | | *本章実装時のTVCMにおいて、[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのディルムッド]]とビリーのマッチアップが描かれたが、実際に本編に登場したのはランサーのディルムッドであった。 |
− | **セイバーのディルムッドの実装は第五特異点実装から'''およそ2年半後'''、2018年9月のFate/Zeroコラボイベント復刻ということもあり、本章CMの時点で実装を期待していたマスターは長らく待たされることとなった。 | + | **セイバーのディルムッドの実装は第五特異点実装から'''およそ2年半後'''、2018年9月の『復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-』の開催と同時ということもあり、本章CMの時点で実装を期待していたマスターは長らく待たされることとなった。 |
| **なお、コミカライズ版『-turas réalta-』においては、ランサーのディルムッドとビリーのマッチアップが、CMと似た構図で描かれている。 | | **なお、コミカライズ版『-turas réalta-』においては、ランサーのディルムッドとビリーのマッチアップが、CMと似た構図で描かれている。 |
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