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| | サーヴァント階位 = | | | サーヴァント階位 = |
| | 特技 = 詩 | | | 特技 = 詩 |
− | | 好きな物 = 孤独(Apo)<br/>詩を紡ぐこと(FGO) | + | | 好きな物 = 孤独(Apo)<br>詩を紡ぐこと(FGO) |
− | | 苦手な物 = 衆目(Apo)<br/>迫害(FGO) | + | | 苦手な物 = 衆目(Apo)<br>迫害(FGO) |
| | 天敵 = [[ジーク]] | | | 天敵 = [[ジーク]] |
| | デザイン = 近衛乙嗣 | | | デザイン = 近衛乙嗣 |
− | | 設定作成 = 東出祐一郎<br />三輪清宗(設定考証) | + | | 設定作成 = 東出祐一郎<br>三輪清宗(設定考証) |
| | レア度 = ☆3 | | | レア度 = ☆3 |
| }} | | }} |
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| :顔も姿も隠しているため、その雰囲気から一見老練な魔術師や気位の高い知識人を思わせるが、予想に反して喋り方は若々しいもの。極度の厭世家で、必要以上の言葉は一切喋らない。ただ伝承ほど病的な人間嫌いではなく、マスターであるロシェやスポンサーのダーニックとは普通に会話する。 | | :顔も姿も隠しているため、その雰囲気から一見老練な魔術師や気位の高い知識人を思わせるが、予想に反して喋り方は若々しいもの。極度の厭世家で、必要以上の言葉は一切喋らない。ただ伝承ほど病的な人間嫌いではなく、マスターであるロシェやスポンサーのダーニックとは普通に会話する。 |
| :ロシェとは精神的に相性が良く、慕われながら円滑な人間関係を築き上げることができ、理想的なマスターともみなせる存在だった。だが生前、病のせいで引き籠りがちな生活を送っていた為、人間達とは没交渉で、中でも子供とはまるで縁がなく苦手。ましてや懐かれることなど想像もできなかった為、実はマスターであるロシェからの尊敬の念を嬉しく思いつつも困惑している。 | | :ロシェとは精神的に相性が良く、慕われながら円滑な人間関係を築き上げることができ、理想的なマスターともみなせる存在だった。だが生前、病のせいで引き籠りがちな生活を送っていた為、人間達とは没交渉で、中でも子供とはまるで縁がなく苦手。ましてや懐かれることなど想像もできなかった為、実はマスターであるロシェからの尊敬の念を嬉しく思いつつも困惑している。 |
− | :生前のアヴィケブロンは人が戦乱を巻き起こしてお互いに殺し合い、無力な者から略奪を行うなど、人間の醜い部分を度々目の当たりにしてきた。究極にして完全なる神が創り出したはずの人類は、何故かくも愚かで不完全なのかと。<br>それは「純粋にして最高の原理」である神の意志から、物質的な世界へと人間がこぼれ落ちる際、段階を追って不完全になっていくためである。その考えに至ったアヴィケブロンは、世界のすべてを煩わしく思い、無用な会話や人付き合いを避けるため仮面を身に付けるようになった。 | + | :生前のアヴィケブロンは人が戦乱を巻き起こしてお互いに殺し合い、無力な者から略奪を行うなど、人間の醜い部分を度々目の当たりにしてきた。究極にして完全なる神が創り出したはずの人類は、何故かくも愚かで不完全なのかと。 |
| + | :それは「純粋にして最高の原理」である神の意志から、物質的な世界へと人間がこぼれ落ちる際、段階を追って不完全になっていくためである。その考えに至ったアヴィケブロンは、世界のすべてを煩わしく思い、無用な会話や人付き合いを避けるため仮面を身に付けるようになった。 |
| :そんな彼が目指したのは、「原初の人類を創造した、神の御業の再現」。この世のすべての悲しみを払い、地上に楽園をもたらす存在を創る。かつて、神が原初の人類「アダム」を創造したように。人間嫌いの厭世家であったアヴィケブロンは彼なりに世界を、そして人類を救済しようとしていた。 | | :そんな彼が目指したのは、「原初の人類を創造した、神の御業の再現」。この世のすべての悲しみを払い、地上に楽園をもたらす存在を創る。かつて、神が原初の人類「アダム」を創造したように。人間嫌いの厭世家であったアヴィケブロンは彼なりに世界を、そして人類を救済しようとしていた。 |
| :彼の聖杯への願いは少し複雑で、「己の宝具である『<ruby>王冠・叡智の光<rb></rb><rt>ゴーレム・ケテルマルクト</rt></ruby>』の完成」を望んで聖杯大戦に身を投じる。ただ宝具として完成させたのでは「未完成」であり、これにはカバラの考えが大きく影響している。 | | :彼の聖杯への願いは少し複雑で、「己の宝具である『<ruby>王冠・叡智の光<rb></rb><rt>ゴーレム・ケテルマルクト</rt></ruby>』の完成」を望んで聖杯大戦に身を投じる。ただ宝具として完成させたのでは「未完成」であり、これにはカバラの考えが大きく影響している。 |
| :そもそもゴーレムとはカバラの術の一つであり、名は“胎児”や“形作られざるもの”などを意味する。即ち、神が原初の人間の創造した際の秘術を再現するための魔術であり、単に強力な兵器として力を振るうだけの物は決して彼が求める「完成された存在」ではない。『苦難に満ちた我々を、再びエデンの園へと導く偉大なる王』、それこそがアヴィケブロンが究極のゴーレムに求める役割である。 | | :そもそもゴーレムとはカバラの術の一つであり、名は“胎児”や“形作られざるもの”などを意味する。即ち、神が原初の人間の創造した際の秘術を再現するための魔術であり、単に強力な兵器として力を振るうだけの物は決して彼が求める「完成された存在」ではない。『苦難に満ちた我々を、再びエデンの園へと導く偉大なる王』、それこそがアヴィケブロンが究極のゴーレムに求める役割である。 |
| :その在り方は魂や信念、誇りや技を注ぎ込む「職人」とは決定的に異なり、彼の内にあるのは人が信じ仰ぎ見る物、最上の存在を造りだそうという「信仰心」のみである。宝具の完成に魔術師を『炉心』にすることに躊躇いはあるが、悲願のためには全てを犠牲にする覚悟がある。 | | :その在り方は魂や信念、誇りや技を注ぎ込む「職人」とは決定的に異なり、彼の内にあるのは人が信じ仰ぎ見る物、最上の存在を造りだそうという「信仰心」のみである。宝具の完成に魔術師を『炉心』にすることに躊躇いはあるが、悲願のためには全てを犠牲にする覚悟がある。 |
− | :その深遠な目的から、常に「より良い宝具(モノ)を作りたい」と願う探究者で、理想的な魔術回路をもったホムンクルスの脱走により、宝具の炉心に使える生贄が[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド]]しか居ないことを残念に思っていた。 | + | :その深遠な目的から、常に「より良い宝具(モノ)を作りたい」と願う探究者で、[[ジーク|理想的な魔術回路をもったホムンクルス]]の脱走により、宝具の炉心に使える生贄が[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|ゴルド]]しか居ないことを残念に思っていた。 |
− | :彼にとって自らを尊敬するマスターと共に戦うのは決して悪くはない気分だった。しかし、それでも人生の全てを投げ打った己の希望が手の届く所にあるという誘惑には逆らえなかったのだ。そして「アダム」を生誕させるべく、何もかもを犠牲にし、そして遂には自分のマスターをも手に掛けた。<br>だがその選択の代償として、アヴィケブロンは悟ってしまう。自身が生前疎み避けた「自身の利益のため、弱者を食い物にする不完全な人間」と同類だった事を。黒の陣営への攻撃時、目立つところへ姿を現したのは、宝具の完成と同時に自らの価値が0になったと感じた為。本当は宝具がもたらす楽園を見てみたいという未練を抱きながらも、その罪悪感から自らの命を差し出し、裏切りへの対価を払ったのだ<ref group = "出">http://fate-apocrypha.com/sp/character/?chara=black_caster</ref>。 | + | :彼にとって自らを尊敬するマスターと共に戦うのは決して悪くはない気分だった。しかし、それでも人生の全てを投げ打った己の希望が手の届く所にあるという誘惑には逆らえなかったのだ。そして「アダム」を生誕させるべく、何もかもを犠牲にし、そして遂には自分のマスターをも手に掛けた。 |
| + | :だがその選択の代償として、アヴィケブロンは悟ってしまう。自身が生前疎み避けた「自身の利益のため、弱者を食い物にする不完全な人間」と同類だった事を。黒の陣営への攻撃時、目立つところへ姿を現したのは、宝具の完成と同時に自らの価値が0になったと感じた為。本当は宝具がもたらす楽園を見てみたいという未練を抱きながらも、その罪悪感から自らの命を差し出し、裏切りへの対価を払ったのだろう<ref group = "出">[https://fate-apocrypha.com/character/ アニメ『Fate/Apocrypha』公式サイト 「CHARACTER」 アヴィケブロン COLUMN]</ref>。 |
| :上記の出来事は相当にトラウマになったのか霊基に刻まれてしまい、「結局は自分も目的のために罪のない他人を犠牲にする魔術師に過ぎなかった」という後悔から、他で召喚された際にはかなり自己犠牲的な言動が見受けられるようになった。 | | :上記の出来事は相当にトラウマになったのか霊基に刻まれてしまい、「結局は自分も目的のために罪のない他人を犠牲にする魔術師に過ぎなかった」という後悔から、他で召喚された際にはかなり自己犠牲的な言動が見受けられるようになった。 |
| :その一方で、仮面で表情が見えずに他人ともあまり会話しない為にわかりにくいが、研究関連ではわりとテンションが上がりやすく、テンションが上がると割と引くレベルで突飛な言動を繰り返すようになる。 | | :その一方で、仮面で表情が見えずに他人ともあまり会話しない為にわかりにくいが、研究関連ではわりとテンションが上がりやすく、テンションが上がると割と引くレベルで突飛な言動を繰り返すようになる。 |
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| :彼が操る魔術はすべてゴーレムに関るもので、七枝の燭台(メノラー)と呼ばれる特殊な魔道具を用いて、広大な範囲を索敵・監視することができる。この魔術は飛行型のゴーレムを中継地点として使っており、その限界距離は一般的な遠見の魔術を遥かに凌駕し、その索敵網はトゥリファス近辺に留まらず、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]がブカレストの空港に辿り着いたのを即座に発見した。 | | :彼が操る魔術はすべてゴーレムに関るもので、七枝の燭台(メノラー)と呼ばれる特殊な魔道具を用いて、広大な範囲を索敵・監視することができる。この魔術は飛行型のゴーレムを中継地点として使っており、その限界距離は一般的な遠見の魔術を遥かに凌駕し、その索敵網はトゥリファス近辺に留まらず、[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]がブカレストの空港に辿り着いたのを即座に発見した。 |
| :また、固有スキルとして『数秘術』すなわちカバラの秘奥を持ち、ノタリコン(呪文を構成する単語の頭文字だけを繋げてひとつの単語とする記述法)による短縮詠唱と併用することで、複数のゴーレムに複数のコマンドを一瞬で入力することも可能。 | | :また、固有スキルとして『数秘術』すなわちカバラの秘奥を持ち、ノタリコン(呪文を構成する単語の頭文字だけを繋げてひとつの単語とする記述法)による短縮詠唱と併用することで、複数のゴーレムに複数のコマンドを一瞬で入力することも可能。 |
− | :『Fate/Grand Order』Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』で彼は、その素材が魔力に満ちていれば大抵の物はゴーレムにする事が出来るが、雪をゴーレムにするには炉心はどうにかなるが、集積と維持が難しく、安い炉心では集積しきれないと語る。かといって、価値の高い素材を炉心にしても出来上がるのは、弱いが耐久力だけはあるゴーレム。 | + | :『[[Fate/Grand Order]]』のLostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』で彼は、その素材が魔力に満ちていれば大抵の物はゴーレムにする事が出来るが、雪をゴーレムにするには炉心はどうにかなるが、集積と維持が難しく、安い炉心では集積しきれないと語っている。かといって、価値の高い素材を炉心にしても出来上がるのは、弱いが耐久力だけはあるゴーレムともしている。 |
| :またゴーレムの術式を応用することで、壁に手を付けて周囲の会話を盗み聞きする能力も見せた。ただし、特定の情報を拾うには不向きな手段なので、情報を獲得出来るかは運が絡む。 | | :またゴーレムの術式を応用することで、壁に手を付けて周囲の会話を盗み聞きする能力も見せた。ただし、特定の情報を拾うには不向きな手段なので、情報を獲得出来るかは運が絡む。 |
| :『Grand Order』の通常戦闘の際に出現するゴーレムは、一時的な戦闘に使用するだけのもので、耐久力は全くない。 | | :『Grand Order』の通常戦闘の際に出現するゴーレムは、一時的な戦闘に使用するだけのもので、耐久力は全くない。 |
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| | rowspan="2"|[[キャスター]] || [[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|ロシェ・フレイン・<br>ユグドミレニア]] || E || E || D || A || B || A+|| rowspan="2"| 陣地作成:B<br>道具作成:B+ ||数秘術:B|| style="text-align:left"| | | | rowspan="2"|[[キャスター]] || [[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|ロシェ・フレイン・<br>ユグドミレニア]] || E || E || D || A || B || A+|| rowspan="2"| 陣地作成:B<br>道具作成:B+ ||数秘術:B|| style="text-align:left"| |
| |- | | |- |
− | | [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || A || B || A+ || 数秘術:B<br />高速詠唱:B+<br />平穏の無花果:EX || style="text-align:left"| | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || A || B || A+ || 数秘術:B<br>高速詠唱:B+<br>平穏の無花果:EX || style="text-align:left"| |
| |} | | |} |
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| ;王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト) | | ;王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト) |
| :ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大捕捉:100人 | | :ランク:A+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~10<br>最大捕捉:100人 |
− | :生前に鋳造していた物ではなく、キャスターが生前完成を願い、叶わなかった至高のゴーレム。アヴィケブロンの見果てぬ夢が宝具化したもの。受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主。最も原典に忠実なゴーレム、すなわち「原初の人間(アダム)」の模倣であり、主の奇跡の模倣にして再現を目指した、固有結界に生命が与えたものである。「宝具という領域に留まらぬ奇跡の結晶」とすら称されるカバリストの悲願にして、魔獣など比較にもならない「幻想の巨人」である。作り手であるアヴィケブロンが滅んでも、構わず動き続ける。 | + | :生前に鋳造していた物ではなく、キャスターが生前完成を願い、叶わなかった至高のゴーレム。アヴィケブロンの見果てぬ夢が宝具化したもの。受難の民族を楽園に導く王にして守護者であり救世主。最も原典に忠実なゴーレム、すなわち「原初の人間(アダム)」の模倣であり、主の奇跡の模倣にして再現を目指した、[[固有結界]]に生命が与えたものである。「宝具という領域に留まらぬ奇跡の結晶」とすら称されるカバリストの悲願にして、魔獣など比較にもならない「幻想の巨人」である。作り手であるアヴィケブロンが滅んでも、構わず動き続ける。 |
| :宝具は通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば、宝具そのものに必要な素材など存在しない。しかし例外として『単体の英霊が所有するには余りに巨大な物』『未完成であるが故に伝説に刻まれた代物』が存在し、この宝具も起動にはキャスターが現界した後に現在の物質を使って製造する必要がある。 | | :宝具は通常、既に完成したものであり、発動する際に必要とされる条件を除けば、宝具そのものに必要な素材など存在しない。しかし例外として『単体の英霊が所有するには余りに巨大な物』『未完成であるが故に伝説に刻まれた代物』が存在し、この宝具も起動にはキャスターが現界した後に現在の物質を使って製造する必要がある。 |
| :素材は土と木と石といった自然物。そして一度宝具として召喚してしまうと、無尽蔵に魔力を求め続ける生粋の大喰らいであるため、『炉心』として一級品の魔術回路を持つ魔術師が必要となる。 | | :素材は土と木と石といった自然物。そして一度宝具として召喚してしまうと、無尽蔵に魔力を求め続ける生粋の大喰らいであるため、『炉心』として一級品の魔術回路を持つ魔術師が必要となる。 |
| :後述の通り「完成」してしまえば完全無欠の存在となるものの、それ以前の能力は素材・特に生贄となった魔術師の魔術回路に左右される。必然的に魔力の薄い現代よりも魔力・神秘が濃い環境において十全の力を発揮する宝具と言える。 | | :後述の通り「完成」してしまえば完全無欠の存在となるものの、それ以前の能力は素材・特に生贄となった魔術師の魔術回路に左右される。必然的に魔力の薄い現代よりも魔力・神秘が濃い環境において十全の力を発揮する宝具と言える。 |
| :そのものは自然の雄大さをそのまま取り込んだ巨人の如き風貌で、その外観は表現としては美しい、神々しいと称される。自立した固有結界という性質から『周囲の大地を際限なく「楽園」へと塗り替えていく』という途方もない性質を持ち、大地からの祝福により際限なく魔力が供給され続ける。更に『楽園において傷付くものなど存在しない』という理屈から受けた傷をなかったことにしてしまう復元・再生能力を持っており、周囲を完全に楽園化させた場合は真に「完成」し完全なる不可侵・不死身の存在となるため、手の施しようがなくなる。 | | :そのものは自然の雄大さをそのまま取り込んだ巨人の如き風貌で、その外観は表現としては美しい、神々しいと称される。自立した固有結界という性質から『周囲の大地を際限なく「楽園」へと塗り替えていく』という途方もない性質を持ち、大地からの祝福により際限なく魔力が供給され続ける。更に『楽園において傷付くものなど存在しない』という理屈から受けた傷をなかったことにしてしまう復元・再生能力を持っており、周囲を完全に楽園化させた場合は真に「完成」し完全なる不可侵・不死身の存在となるため、手の施しようがなくなる。 |
− | :生誕時点では全長十五メートルだが大きさは倍々ゲームで増大し、最終的には一千メートルを超える。巨大化して完全復活に近付くのに比例し戦闘力も向上していき、曰く十五メートル程度の状態であればステータス平均Cランクのサーヴァント一騎でも容易に倒せるが、全長一千メートルとなると一流のサーヴァントが揃っていなければ抗し得ない存在となる。作中において推定全長数百m級に達した際は、拳で山肌を穿ち、神霊の雷撃クラスの攻撃にすら耐えるほどの圧倒的な戦闘力を発揮していた。 | + | :生誕時点では全長十五メートルだが大きさは倍々ゲームで増大し、最終的には一千メートルを超える。巨大化して完全復活に近付くのに比例し戦闘力も向上していき、曰く十五メートル程度の状態であればステータス平均Cランクのサーヴァント一騎でも容易に倒せるが、全長一千メートルとなると一流のサーヴァントが揃っていなければ抗し得ない存在となる。作中において推定全長数百m級に達した際は、拳で山肌を穿ち、[[神霊]]の雷撃クラスの攻撃にすら耐えるほどの圧倒的な戦闘力を発揮していた。 |
| :与えられた役割を遂行するための自らの知性を持っており、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能。製造された時点では経験は皆無だが凄まじい加速度の学習能力を持ち、巨体の膂力に体格に見合わぬ技巧を備えた英雄の域へと上り詰めていき攻撃能力も高まっていく。 | | :与えられた役割を遂行するための自らの知性を持っており、黒曜石の剣を生み出しての近接戦闘も可能。製造された時点では経験は皆無だが凄まじい加速度の学習能力を持ち、巨体の膂力に体格に見合わぬ技巧を備えた英雄の域へと上り詰めていき攻撃能力も高まっていく。 |
| :消滅させる方法はただ一つ、大地との接触を完全に断った上で頭部の霊核と胸部の炉心を一瞬の誤差もなく同時に破壊するしかない。ただし、楽園化が完了してしまった場合はこの弱点も消滅し不死の存在となるため、生誕間もない時点で打倒することが必須である。 | | :消滅させる方法はただ一つ、大地との接触を完全に断った上で頭部の霊核と胸部の炉心を一瞬の誤差もなく同時に破壊するしかない。ただし、楽園化が完了してしまった場合はこの弱点も消滅し不死の存在となるため、生誕間もない時点で打倒することが必須である。 |
− | :『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。魔術協会に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。 | + | :『Apocrypha』ではユグドミレニアによって集められた材料によって、マスターであるロシェと共に製作される。[[魔術協会]]に反旗を翻した後であるため手間が増えていたこともあるが、材料として人工物に用いられず長い年月を経た土と木と石を集めるのにダーニックは資産の三割を費やしたという。 |
| :本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウに移したことで、自身のマスターでは無くなったロシェが炉心に用いられ起動した。 | | :本来は炉心にはキャスターがその能力に目を付けた[[ジーク]]が用いられるはずだったが、彼の脱走と黒陣営による捕縛失敗により断念。そのためゴルドで妥協することになるはずだったが、その悲願からより高い完成度を目指していたキャスターが赤陣営に寝返りマスターをシロウに移したことで、自身のマスターでは無くなったロシェが炉心に用いられ起動した。 |
− | :『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.1「永久凍土帝国 アナスタシア」では[[神霊]]すら打倒できると目された山岳型魔獣と一体化している[[イヴァン雷帝]]に対する切り札として、[[ミノタウロス]]の宝具『万古不易の迷宮・邪』を素材とし、そしてアヴィケブロン自身を炉心とする形で起動。炉心と素材・環境の影響か、誕生間もない時点で雷帝に匹敵する巨躯を現し、周囲のサーヴァントを驚愕させていた。そして操作権を移譲された主人公を肩に載せた状態で雷帝と対峙、雷帝が放つ雷を物ともせずに侵攻を押し留めるなど奮戦し、山岳型魔獣から本体を引き千切り、カルデア勢の勝利に大いに貢献した。 | + | :『[[Fate/Grand Order]]』のLostbelt No.1「永久凍土帝国 アナスタシア」では神霊すら打倒できると目された山岳型魔獣と一体化している[[イヴァン雷帝]]に対する切り札として、[[ミノタウロス]]の宝具『万古不易の迷宮・邪』を素材とし、そしてアヴィケブロン自身を炉心とする形で起動。炉心と素材・環境の影響か、誕生間もない時点で雷帝に匹敵する巨躯を現し、周囲のサーヴァントを驚愕させていた。そして操作権を移譲された主人公を肩に載せた状態で雷帝と対峙、雷帝が放つ雷を物ともせずに侵攻を押し留めるなど奮戦し、山岳型魔獣から本体を引き千切り、カルデア勢の勝利に大いに貢献した。 |
| :なお、ロシア領の[[異聞帯]]は「極限環境でこそあったものの、魔術素材に困らない」という特殊な状況であり、通常の世界における現代上での聖杯戦争でもサーヴァントが炉心となって運用できるかは不透明。 | | :なお、ロシア領の[[異聞帯]]は「極限環境でこそあったものの、魔術素材に困らない」という特殊な状況であり、通常の世界における現代上での聖杯戦争でもサーヴァントが炉心となって運用できるかは不透明。 |
| :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+味方全体のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。 | | :『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+味方全体のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。 |
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| == 真名:アヴィケブロン == | | == 真名:アヴィケブロン == |
− | :アヴィケブロン。正式な名前はソロモン・ベン・ユダ・イブン・ガビーロール。 | + | :正式な名前はソロモン・ベン・ユダ・イブン・ガビーロール。 |
| :十一世紀の哲学者、詩人、そして魔術の一ジャンルである「カバラ」を扱うカバリスト。カバラの基盤を作ったと伝えられている。 | | :十一世紀の哲学者、詩人、そして魔術の一ジャンルである「カバラ」を扱うカバリスト。カバラの基盤を作ったと伝えられている。 |
| :彼は病弱で病を患うことが多く、中でも皮膚病が重かった。そのためか厭世的・悲観的であったと伝えられている。 | | :彼は病弱で病を患うことが多く、中でも皮膚病が重かった。そのためか厭世的・悲観的であったと伝えられている。 |
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| :「黒」のサーヴァントとして登場。 | | :「黒」のサーヴァントとして登場。 |
| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
− | :Lostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』配信に伴い実装。 | + | :Lostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』開幕に伴い実装。 |
| | | |
| ===Fate関連作品=== | | ===Fate関連作品=== |
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| :ジークが逃亡して『炉心』のアテがなくなってしまったので、当初は彼を『炉心』代わりにする予定であった。 | | :ジークが逃亡して『炉心』のアテがなくなってしまったので、当初は彼を『炉心』代わりにする予定であった。 |
| ;[[ジーク]] | | ;[[ジーク]] |
− | :宝具に必要な『炉心』に使うため、彼を追っている。<br>ただ作業の手を止めるほど重要視していないため、ダーニックに連絡し、彼の捕獲は他の者に任せている。 | + | :宝具に必要な『炉心』に使うため、彼を追っている。ただ作業の手を止めるほど重要視していないため、ダーニックに連絡し、彼の捕獲は他の者に任せている。 |
| | | |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ;[[主人公 (Grand Order)]] | | ;[[主人公 (Grand Order)]] |
− | :マスター。『永久凍土帝国 アナスタシア』においてシャドウ・ボーダーが損傷し、大幅に活動が制限されている絶望的な状況を打開すべく行われた召喚に応じる。 | + | :カルデアにおけるマスター。『永久凍土帝国 アナスタシア』において[[虚数潜航艇シャドウ・ボーダー|シャドウ・ボーダー]]が損傷し、大幅に活動が制限されている絶望的な状況を打開すべく行われた召喚に応じる。 |
| :戦力にも作業人員にも乏しかったカルデア残党にとっては最優と言っても過言でないほどの活躍を見せる。また魔術師、哲学者として深い見識から、状況分析に有意義な助言を与えてくれる場面も多い。 | | :戦力にも作業人員にも乏しかったカルデア残党にとっては最優と言っても過言でないほどの活躍を見せる。また魔術師、哲学者として深い見識から、状況分析に有意義な助言を与えてくれる場面も多い。 |
− | :一方、トンネル掘削時にまずゴーレムを創ってそのついでにトンネルを掘らせようと発言したり、 ビリーとの会話中に馬型ゴーレムのアイデアが湧いてきてそれに気を取られたり、 シャドウ・ボーダーの外装にドリルを付けたり先端をフォーク状にしようとするなど、『Apocrypha』では見られなかった愉快な一面も見せてくれる。 | + | :一方、トンネル掘削時にまずゴーレムを創ってそのついでにトンネルを掘らせようと発言したり、 [[ビリー・ザ・キッド|ビリー]]との会話中に馬型ゴーレムのアイデアが湧いてきてそれに気を取られたり、 シャドウ・ボーダーの外装にドリルを付けたり先端をフォーク状にしようとするなど、『Apocrypha』では見られなかった愉快な一面も見せてくれる。 |
| :終盤では[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|顔も名も憶えていないとある少年]]への罪を告白し、主人公へ自身の余命である宝具を託して雷帝討伐に最大の貢献をもたらした。 | | :終盤では[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|顔も名も憶えていないとある少年]]への罪を告白し、主人公へ自身の余命である宝具を託して雷帝討伐に最大の貢献をもたらした。 |
| ;[[ヴィクター・フランケンシュタイン]] | | ;[[ヴィクター・フランケンシュタイン]] |
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| :「愛される人形」という点で興味を持ち、モデルにしようと話を持ちかけるも、断られて酷く落胆していた。 | | :「愛される人形」という点で興味を持ち、モデルにしようと話を持ちかけるも、断られて酷く落胆していた。 |
| ;[[ウィリアム・シェイクスピア]] | | ;[[ウィリアム・シェイクスピア]] |
− | :[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]における敵側の赤のキャスター。コラボイベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』にて彼や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]と共に主人公の元にサーヴァントとして再現された。いつもと変わらぬ奇天烈さで主人公やジーク、[[セミラミス]]から全く信用されていない(人柄を把握されている)対応に「どれだけやらかしたのか」とツッコミを入れている。 | + | :[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]における敵側の赤のキャスター。イベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』にて彼や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]と共に主人公の元にサーヴァントとして再現された。いつもと変わらぬ奇天烈さで主人公や[[ジーク (Grand Order)|ジーク]]、[[セミラミス]]から全く信用されていない(人柄を把握されている)対応に「どれだけやらかしたのか」とツッコミを入れている。 |
| ;[[エウロペ]] | | ;[[エウロペ]] |
− | :自身の幕間の物語「ギッチギチ第一回史上最強ロボコンテスト」で共演。 | + | :自身の[[幕間の物語]]「ギッチギチ第一回史上最強ロボコンテスト」で共演。 |
| :彼女が所有している青銅の巨人タロスに興味津々であったが、彼女自身のノリは苦手な模様。 | | :彼女が所有している青銅の巨人タロスに興味津々であったが、彼女自身のノリは苦手な模様。 |
| ;[[オデュッセウス]] | | ;[[オデュッセウス]] |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/Apocrypha === | | === Fate/Apocrypha === |
− | ;「――そのゴーレムは、決して無敵という訳ではない。<br> ――むしろ、如何なる方法で死すのかを刻み込まなければならない。<br> ――僕が作るゴーレムは生を獲得する。だからこそ、死ぬ。<br> ――ゴーレムとは、ただ単に土人形を動かすだけの術式ではない。<br> ゴーレムとは、生命の創造……即ち、<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>の模倣である。」 | + | ;「──そのゴーレムは、決して無敵という訳ではない。<br> ──むしろ、如何なる方法で死すのかを刻み込まなければならない。<br> ──僕が作るゴーレムは生を獲得する。だからこそ、死ぬ。<br> ──ゴーレムとは、ただ単に土人形を動かすだけの術式ではない。<br> ゴーレムとは、生命の創造……即ち、<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>の模倣である。」 |
| :ロシェに語った、目指すべき目標。ただ有能なゴーレムを造ればいいと思っていたロシェはこの言葉に感銘を受け、更に彼に心酔することとなる。 | | :ロシェに語った、目指すべき目標。ただ有能なゴーレムを造ればいいと思っていたロシェはこの言葉に感銘を受け、更に彼に心酔することとなる。 |
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| :どこまでも<RUBY><RB>筋肉</RB><RT>マッスル</RT></RUBY>な赤のバーサーカーと自分を比べて言った、自嘲的なセリフ。<br>病弱な自分の体に若干コンプレックスがあるのかもしれない。 | | :どこまでも<RUBY><RB>筋肉</RB><RT>マッスル</RT></RUBY>な赤のバーサーカーと自分を比べて言った、自嘲的なセリフ。<br>病弱な自分の体に若干コンプレックスがあるのかもしれない。 |
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− | ; “<RUBY><RB>地</RB><RT>はは</RT></RUBY>に産まれ、<RUBY><RB>風</RB><RT>ちせい</RT></RUBY>を呑み、<RUBY><RB>水</RB><RT>いのち</RT></RUBY>を充たす”<br>“<RUBY><RB>火</RB><RT>ぶき</RT></RUBY>を振るえば、<RUBY><RB>病</RB><RT>あくま</RT></RUBY>は去れり。不仁は己が頭蓋を砕き、義は己が血を清浄へと導かん”<br>“霊峰の如き巨躯は、巌の如く堅牢で。万民を守護し、万民を統治し、万民を支配する貌を持つ”<br>“汝は土塊にして土塊にあらず。汝は人間にして人間にあらず。汝は楽園に佇む者、楽園を統治する者、楽園に導く者。汝は我らが夢、我らが希望、我らが愛”<br>“<RUBY><RB>聖霊</RB><RT>ルーアハ</RT></RUBY>を抱く汝の名は――――『<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>』なり” | + | ; “<RUBY><RB>地</RB><RT>はは</RT></RUBY>に産まれ、<RUBY><RB>風</RB><RT>ちせい</RT></RUBY>を呑み、<RUBY><RB>水</RB><RT>いのち</RT></RUBY>を充たす”<br>“<RUBY><RB>火</RB><RT>ぶき</RT></RUBY>を振るえば、<RUBY><RB>病</RB><RT>あくま</RT></RUBY>は去れり。不仁は己が頭蓋を砕き、義は己が血を清浄へと導かん”<br>“霊峰の如き巨躯は、巌の如く堅牢で。万民を守護し、万民を統治し、万民を支配する貌を持つ”<br>“汝は土塊にして土塊にあらず。汝は人間にして人間にあらず。汝は楽園に佇む者、楽園を統治する者、楽園に導く者。汝は我らが夢、我らが希望、我らが愛”<br>“<RUBY><RB>聖霊</RB><RT>ルーアハ</RT></RUBY>を抱く汝の名は────『<RUBY><RB>原初の人間</RB><RT>アダム</RT></RUBY>』なり” |
| :湖に沈む『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の起動呪文を詠唱する。 | | :湖に沈む『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の起動呪文を詠唱する。 |
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− | ;「……僕を糾弾し、僕を非難するがいい。<br> 確かに君は僕を尊敬し、崇拝してくれていた。<br> 君が僕に向けてくれた感情は実に心地よかった。それは決して嘘ではない」<br> ――けれど。考えてみるがいい。<br>「僕は人間嫌いであり、厭世的だ。<br> 人と目を合わせることすら億劫だからこの仮面を被り、皮膚が弱いから全身を覆い隠している。<br> そんな僕が君を切り捨てる算段を整えないと何故信じられたのだ――?」 | + | ;「……僕を糾弾し、僕を非難するがいい。<br> 確かに君は僕を尊敬し、崇拝してくれていた。<br> 君が僕に向けてくれた感情は実に心地よかった。それは決して嘘ではない」<br> ──けれど。考えてみるがいい。<br>「僕は人間嫌いであり、厭世的だ。<br> 人と目を合わせることすら億劫だからこの仮面を被り、皮膚が弱いから全身を覆い隠している。<br> そんな僕が君を切り捨てる算段を整えないと何故信じられたのだ──?」 |
| :何故、どうしてと問うロシェへ、アヴィケブロンは最後に告げる。<br>どうしようもなく開いた溝。互いを理解できなかった、しなかったが故の、致命的なすれ違い。 | | :何故、どうしてと問うロシェへ、アヴィケブロンは最後に告げる。<br>どうしようもなく開いた溝。互いを理解できなかった、しなかったが故の、致命的なすれ違い。 |
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− | ;「さあ――――世界の救済を始めようじゃないか、僕のゴーレム。<br> 戦い、殺し、殲滅させ、世界の楽園を築こう。<br> それで下らない戦いも終わる。下らない社会も終わる。」 | + | ;「さあ────世界の救済を始めようじゃないか、僕のゴーレム。<br> 戦い、殺し、殲滅させ、世界の楽園を築こう。<br> それで下らない戦いも終わる。下らない社会も終わる。」 |
| :ロシェという「炉心」を得て誕生を果たした『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』。彼らは往く。世界を楽園へと塗り替えるために。 | | :ロシェという「炉心」を得て誕生を果たした『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』。彼らは往く。世界を楽園へと塗り替えるために。 |
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| ==== マイルーム ==== | | ==== マイルーム ==== |
| ;「僕は一度だけ人を殺した事がある……聖杯大戦においてね。アレは良くない。この霊基に、一生残る傷となるだろう。」 | | ;「僕は一度だけ人を殺した事がある……聖杯大戦においてね。アレは良くない。この霊基に、一生残る傷となるだろう。」 |
− | :マイルーム会話「会話2」。『[[Fate/Apocrypha]]』での[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|かつてのマスター]]を生贄にした事を悔いている。 | + | :マイルーム会話2。『[[Fate/Apocrypha]]』での[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|かつてのマスター]]を生贄にした事を悔いている。 |
| :最も"彼"については顔も名も覚えてはおらず、ただ人を殺した記録だけが消えない傷として座に刻まれている。 | | :最も"彼"については顔も名も覚えてはおらず、ただ人を殺した記録だけが消えない傷として座に刻まれている。 |
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| ;「君達ならば皮膚を治療できると? いや、結構。この皮膚は僕が生前抱え続けていた物。治せば“僕の何か”が歪む。このままでいい。」 | | ;「君達ならば皮膚を治療できると? いや、結構。この皮膚は僕が生前抱え続けていた物。治せば“僕の何か”が歪む。このままでいい。」 |
− | :マイルーム会話「会話6」。生前から患った皮膚病を治す事を提案したようだが、それを断った。 | + | :マイルーム会話「医療系サーヴァント」。生前から患った皮膚病を治す事を提案されたようだが、それを断った。 |
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| ;「僕が望むのがアダムならば、彼女はイヴか。“出来損ない”と笑う気などない。彼女はイヴに最も近い。ヴィクターという男は、まさしく天才だったのだろう。」 | | ;「僕が望むのがアダムならば、彼女はイヴか。“出来損ない”と笑う気などない。彼女はイヴに最も近い。ヴィクターという男は、まさしく天才だったのだろう。」 |
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| ==== 本編 ==== | | ==== 本編 ==== |
| ;「ここを工房とする!」 | | ;「ここを工房とする!」 |
− | :『永久凍土帝国 アナスタシア』中盤にて、ヤガ・モスクワへと続くトンネル工事の手伝いに来て、そこが良質のゴーレムの材料の宝庫であると気づいての言葉。 | + | :Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』中盤にて、ヤガ・モスクワへと続くトンネル工事の手伝いに来て、そこが良質のゴーレムの材料の宝庫であると気づいての言葉。 |
| :完全にテンションがおかしな方向に吹っ飛んでしまっており、以降も材料確保の事ばかり考えて本来の仕事に身が入らない事にツッコミを入れられていた。 | | :完全にテンションがおかしな方向に吹っ飛んでしまっており、以降も材料確保の事ばかり考えて本来の仕事に身が入らない事にツッコミを入れられていた。 |
| :ちなみに元ネタの台詞は[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ|同じく『Grand Order』で既出]]だったりする。 | | :ちなみに元ネタの台詞は[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ|同じく『Grand Order』で既出]]だったりする。 |
− | ;「ああ――それは少し辛いので勘弁してほしい。」 | + | ;「ああ──それは少し辛いので勘弁してほしい。」 |
| ;「先生と呼ばれる資格はない、ということだよ。その資格はとうに捨ててしまったのでね。」 | | ;「先生と呼ばれる資格はない、ということだよ。その資格はとうに捨ててしまったのでね。」 |
| :『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節「皇女アナスタシア」において、[[主人公 (Grand Order)|マスター]]に「先生とお呼びしても?」と問われた時の反応。 | | :『永久凍土帝国 アナスタシア』第15節「皇女アナスタシア」において、[[主人公 (Grand Order)|マスター]]に「先生とお呼びしても?」と問われた時の反応。 |
| :かつて犯した過ちは霊基に傷として刻まれた、人間嫌いのこの男に「周囲と会話し続け、理解し合わなければならない」と決意させるほどの成長と変革を促すものとなった。 | | :かつて犯した過ちは霊基に傷として刻まれた、人間嫌いのこの男に「周囲と会話し続け、理解し合わなければならない」と決意させるほどの成長と変革を促すものとなった。 |
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− | ;「僕はサーヴァントとして召喚されてから人を殺めるようになった。 | + | ;「僕はサーヴァントとして召喚されてから人を殺めるようになった。<br> ……そういうサーヴァントもいるだろう。生前、手を汚さなかった者が手を汚す。<br> 召喚される以上、殺傷行為は避けられない。元より、聖杯戦争とは魔術師の欲を満たす<ruby><rb>祭事</rb><rt>イベント</rt></ruby>。<br> そうなるのは仕方ない。そして、その聖杯戦争の僕は<ruby><rb>最悪</rb><rt>・・</rt></ruby>だった。<br> 僕の悲願は、『原初の人間』の再現と、そして受難の民を救うこと。<br> その為に。僕は僕の<ruby><rb>矜持</rb><rt>きょうじ</rt></ruby>も、道徳も踏みにじった。<br> 己のマスターであった、子供を殺したのだ。<br> ……所詮、それは記録だ。名前も顔も、初めから思い出せない。<br> そんなに惨いことをしたというのに、僕には、何も思い出せない。<br> だが、記録は事実として僕を<ruby><rb>苛</rb><rt>さいな</rt></ruby>む。召喚される度に、僕に突きつけるのだ───<br> “おまえもまた、欲望に突き動かされた魔術師と同類だ”と。」 |
− | ; ……そういうサーヴァントもいるだろう。生前、手を汚さなかった者が手を汚す。
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− | ; 召喚される以上、殺傷行為は避けられない。元より、聖杯戦争とは魔術師の欲を満たす<ruby><rb>祭事</rb><rt>イベント</rt></ruby>。
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− | ; そうなるのは仕方ない。そして、その聖杯戦争の僕は<ruby><rb>最悪</rb><rt>・・</rt></ruby>だった。
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− | ; 僕の悲願は、『原初の人間』の再現と、そして受難の民を救うこと。
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− | ; その為に。僕は僕の<ruby><rb>矜持</rb><rt>きょうじ</rt></ruby>も、道徳も踏みにじった。
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− | ; 己のマスターであった、子供を殺したのだ。
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− | ; ……所詮、それは記録だ。名前も顔も、初めから思い出せない。
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− | ; そんなに惨いことをしたというのに、僕には、何も思い出せない。
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− | ; だが、記録は事実として僕を<ruby><rb>苛</rb><rt>さいな</rt></ruby>む。召喚される度に、僕に突きつけるのだ―――
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− | ; “おまえもまた、欲望に突き動かされた魔術師と同類だ”と。」
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| : 『永久凍土帝国 アナスタシア』終盤において自らを自身の宝具『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の炉心とした際の言葉。 | | : 『永久凍土帝国 アナスタシア』終盤において自らを自身の宝具『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の炉心とした際の言葉。 |
| : 聖杯大戦での自身の行いは記憶になく、そのことが余計に自分をかつて自らが疎んだ「弱者を踏みにじる人間」と同類なのだと苛む。 | | : 聖杯大戦での自身の行いは記憶になく、そのことが余計に自分をかつて自らが疎んだ「弱者を踏みにじる人間」と同類なのだと苛む。 |
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| ;「長い道程と酷薄な選択が君を待つ。」 | | ;「長い道程と酷薄な選択が君を待つ。」 |
| ;「だが僕は信じている。」 | | ;「だが僕は信じている。」 |
− | ;「――戦え、少年(少女)。僕は信頼している。」 | + | ;「──戦え、少年(少女)。僕は信頼している。」 |
| ;「人間にはその責務に耐えるだけの、強靭さがあると!」 | | ;「人間にはその責務に耐えるだけの、強靭さがあると!」 |
| :『永久凍土帝国 アナスタシア』終盤において、マスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の幸運を祈りながら自らを炉心へと変換し、自身の宝具『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の駆動をマスターに託す際の激励の言葉。 | | :『永久凍土帝国 アナスタシア』終盤において、マスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の幸運を祈りながら自らを炉心へと変換し、自身の宝具『<RUBY><RB>王冠・叡智の光</RB><RT>ゴーレム・ケテルマルクト</RT></RUBY>』の駆動をマスターに託す際の激励の言葉。 |
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| *彼は生涯病弱な人物であったとされる。全身を隠した衣装は、人間嫌いな厭世家ということだけではなく、そういった事情を示しているのだと思われる。 | | *彼は生涯病弱な人物であったとされる。全身を隠した衣装は、人間嫌いな厭世家ということだけではなく、そういった事情を示しているのだと思われる。 |
| **事実、アニメでは仮面が割れて目元が見えているが、まるで老人の様に萎び、うっすらと赤みがかったものであった。 | | **事実、アニメでは仮面が割れて目元が見えているが、まるで老人の様に萎び、うっすらと赤みがかったものであった。 |
− | *「キャスターとマスターは最終的に仲良し」という、[[キャスター]]クラスの物語における法則性を破壊した最初のサーヴァント。<br>「魔術師が自分より優れた魔術師を召喚して使役する」事の矛盾とその危険性は第一作から語られていたが、明確な形で現れたのは今回が初である(実は『stay night』の頃から[[メディア|キャスター]]は[[アトラム・ガリアスタ|正規マスター]]を裏切っていたりするが)。 | + | *「キャスターとマスターは最終的に仲良し」という、[[キャスター]]クラスの物語における法則性を破壊した最初のサーヴァント。<br>「魔術師が自分より優れた魔術師を召喚して使役する」事の矛盾とその危険性は第一作から語られていたが、明確な形で現れたのは今回が初である(実は『[[Fate/stay night]]』の頃から[[メディア|キャスター]]は[[アトラム・ガリアスタ|正規マスター]]を裏切っていたりするが)。 |
− | *アヴィケブロンが生み出したカバラは占い等にも用いられ現代でも知名度は高く、TYPE-MOON世界では[[蒼崎青子|二]][[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|人]]この魔術系統を操る魔術師が登場している。もっとも、二人とも結構肉弾戦派の魔術師だったりするが(そもそも一人は死徒)。 | + | *アヴィケブロンが生み出したカバラは占い等にも用いられ現代でも知名度は高く、TYPE-MOON世界では[[蒼崎青子|二]][[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|人]]この魔術系統を操る魔術師が登場している。もっとも、二人とも結構肉弾戦派の魔術師だったりするが(そもそも一人は[[死徒]])。 |
− | *生産工場として使える設備の整った工房にゴーレムや宝具の材料となる貴重で特別かつ高価な資源、そしてそれらを継続的に供給するために必要な一定以上の規模の組織レベルの投資を要求するという、魔力面のみならず資金面でも気の遠くなるほどの負担が掛かる恐ろしく金喰い虫なサーヴァントであり、大富豪や権力者のようなよほど金回りの良い人物がマスターでなければまともな運用は到底望めないサーヴァント。<br>そのため、そんな潤沢過ぎる資産も支援も無いマスターからは弱小サーヴァント扱いされることが殆どだが、逆に言えば十分な資材と設備、そしてそれらを満足に揃えるために必要なお金さえあればその分だけ有能な戦力を生産し続けられるという特徴を持つため、資金調達が比較的容易で戦力が多いほど有利になる組織戦においては無類の強さを誇る。<br>そのため、まさに「聖杯大戦のためのサーヴァント」の<s>更に言えば「遠坂マネーイズパワーシステム」を地で行くような</s>一騎と言える。'''もしも遠坂家の跡継ぎが召喚した場合は真っ青だっただろう'''。 | + | *生産工場として使える設備の整った工房にゴーレムや宝具の材料となる貴重で特別かつ高価な資源、そしてそれらを継続的に供給するために必要な一定以上の規模の組織レベルの投資を要求するという、魔力面のみならず資金面でも気の遠くなるほどの負担が掛かる恐ろしく金喰い虫なサーヴァントであり、大富豪や権力者のようなよほど金回りの良い人物がマスターでなければまともな運用は到底望めないサーヴァント。<br>そのため、そんな潤沢過ぎる資産も支援も無いマスターからは弱小サーヴァント扱いされることが殆どだが、逆に言えば十分な資材と設備、そしてそれらを満足に揃えるために必要なお金さえあればその分だけ有能な戦力を生産し続けられるという特徴を持つため、資金調達が比較的容易で戦力が多いほど有利になる組織戦においては無類の強さを誇る。<br>そのため、まさに「聖杯大戦のためのサーヴァント」の<s>更に言えば「遠坂マネーイズパワーシステム」を地で行くような</s>一騎と言える。'''もしも[[遠坂家]]の跡継ぎが召喚した場合は真っ青だっただろう'''。 |
| **ダーニックは自身の持つ莫大な個人資産や人脈を利用して魔術協会に悟られる事なく彼への投資を行った上で彼を召喚し、聖杯大戦前までに1000体以上のゴーレムを生産させていたが、ダーニックが彼のサーヴァントとしての性質を理解した上で聖杯大戦が始まる何百日も前からゴーレムを作らせる準備を進め、更にこうなる事を予測して事前にゴーレム作りに傾倒しているロシェをマスターに手配していたというならば、流石と言うしかない。 | | **ダーニックは自身の持つ莫大な個人資産や人脈を利用して魔術協会に悟られる事なく彼への投資を行った上で彼を召喚し、聖杯大戦前までに1000体以上のゴーレムを生産させていたが、ダーニックが彼のサーヴァントとしての性質を理解した上で聖杯大戦が始まる何百日も前からゴーレムを作らせる準備を進め、更にこうなる事を予測して事前にゴーレム作りに傾倒しているロシェをマスターに手配していたというならば、流石と言うしかない。 |
− | **『Fate/Grand Order』のロシア異聞帯はまさにアヴィケヴロンにとっては最高の環境であり、神代が現代まで続いたような世界であるためそこらの建材ですらそれなりの神秘を持っており、ちょっと掘っただけの鉱脈が文字通りの宝の山になる状況。このため指パッチン程度でそれなりに有力なゴーレムが無尽蔵に生産可能なレベルになり、サーヴァント戦こそ心許ないものの通常戦闘・偵察・運搬・護衛・制圧と何でもござれ。その有様は'''「異聞帯に召喚された僕がゴーレム魔術で無双してみた」'''などと言われてしまうレベルであった。 | + | **『Fate/Grand Order』のロシア異聞帯はまさにアヴィケヴロンにとっては最高の環境で、神代が現代まで続いたような世界であるためそこらの建材ですらそれなりの神秘を持っており、ちょっと掘っただけの鉱脈が文字通りの宝の山になる状況。このため指パッチン程度でそれなりに有力なゴーレムが無尽蔵に生産可能なレベルになり、サーヴァント戦こそ心許ないものの通常戦闘・偵察・運搬・護衛・制圧と何でもござれ。その有様は'''「異聞帯に召喚された僕がゴーレム魔術で無双してみた」'''などと言われてしまうレベルであった。 |
| *バレンタインシナリオでは基盤が科学とカバラという差異以外は相似しているという理由から現代のロボットにも興味を持っており、主人公からライブラリに資料があると聞いた時はとても嬉しそうであった。 | | *バレンタインシナリオでは基盤が科学とカバラという差異以外は相似しているという理由から現代のロボットにも興味を持っており、主人公からライブラリに資料があると聞いた時はとても嬉しそうであった。 |
− | **彼の[[幕間の物語]]はこれを踏襲したシナリオになっており、[[チャールズ・バベッジ|外観が]][[フランケンシュタイン〔セイバー〕|ロボット]][[メカエリチャン|状]][[メカエリチャンⅡ号機|態]]、並びに[[司馬懿〔ライネス〕|似た]][[トリムマウ|系列]][[エウロペ|の]][[オデュッセウス|宝具]]を持っているサーヴァント達を集めてトーナメントファイト開催を主人公に提案するという内容。<ref group = "注">一応自身の宝具強化と洗練向上という名目はあるが、半分はおふざけもあった。</ref> | + | **彼の[[幕間の物語]]「ギッチギチ第一回史上最強ロボコンテスト」はこれを踏襲したシナリオになっており、[[チャールズ・バベッジ|外観が]][[フランケンシュタイン〔セイバー〕|ロボット]][[メカエリチャン|状]][[メカエリチャンⅡ号機|態]]、並びに[[司馬懿〔ライネス〕|似た]][[トリムマウ|系列]][[エウロペ|の]][[オデュッセウス|宝具]]を持っているサーヴァント達を集めてトーナメントファイト開催を主人公に提案するという内容<ref group = "注">一応自身の宝具強化と洗練向上という名目はあるが、半分はおふざけもあった。</ref>。 |
− | *FGOではロシェとアヴィケブロンが描かれている概念礼装『叡智の光』が実装された。 | + | *FGOではロシェとアヴィケブロンが描かれている[[概念礼装]]『叡智の光』が実装された。 |
| **この礼装はArtsカード性能とNP獲得量をアップさせる効果だが、アヴィケブロンの宝具はBusterカードなので'''NP(宝具ゲージ)が溜まるまでは相性がいい'''という地味に原作再現されている効果となっている。 | | **この礼装はArtsカード性能とNP獲得量をアップさせる効果だが、アヴィケブロンの宝具はBusterカードなので'''NP(宝具ゲージ)が溜まるまでは相性がいい'''という地味に原作再現されている効果となっている。 |
− | *2018年4月29日午後8時よりFate/Grand Orderにて開催されたApocryphaコラボイベント内の日替わりレイドイベントでは[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]、[[ジャック・ザ・リッパー(Apocrypha)|黒のアサシン]]共々最初のレイドボスを務めた。70万~60万のHPを持ち、体力に相当する戦闘数は140万。だが終章よりも参加条件が緩いうえ需要の高い素材と高額のQPを落とすことが判明したためか、日付が変わる瞬間すら迎えられず退場した。 | + | *2018年4月29日午後8時より『Fate/Grand Order』にて開催されたイベント『Fate/Apocrypha Inheritance of Glory』内の日替わりレイドバトルでは[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|黒のアサシン]]共々最初のレイドボスを務めた。70万~60万のHPを持ち、体力に相当する戦闘数は140万。だが終章よりも参加条件が緩いうえ需要の高い素材と高額のQPを落とすことが判明したためか、日付が変わる瞬間すら迎えられず退場した。 |
| **討伐された時刻は大よそ午後10時40分~45分。1秒当たり143体程度と、'''[[バルバトス|管制塔バルバトス]]の3.5倍近い殲滅ペースだった'''<ref group = "注">なお、そのあと日付が変わる頃にジャックが退場し、その後午前2~3時頃にシェイクスピアもまたその後を追う様に退場している。その退場の時間帯から「夜が早い体質のアヴィケブロン」「日付が変わる頃に寝なさいと言われるジャック」「夜更かし上等の作家シェイクスピア」と一部でネタになった。</ref>。 | | **討伐された時刻は大よそ午後10時40分~45分。1秒当たり143体程度と、'''[[バルバトス|管制塔バルバトス]]の3.5倍近い殲滅ペースだった'''<ref group = "注">なお、そのあと日付が変わる頃にジャックが退場し、その後午前2~3時頃にシェイクスピアもまたその後を追う様に退場している。その退場の時間帯から「夜が早い体質のアヴィケブロン」「日付が変わる頃に寝なさいと言われるジャック」「夜更かし上等の作家シェイクスピア」と一部でネタになった。</ref>。 |
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