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なお本来、大陸(中国)の思想魔術と、西洋魔術は相容れないものである。荒耶はその経歴により、両方に造詣があるようだ。
なお本来、大陸(中国)の思想魔術と、西洋魔術は相容れないものである。荒耶はその経歴により、両方に造詣があるようだ。
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崩壊寸前の30世帯の家族を集め、家庭崩壊を後押しし全員死ぬように仕向ける。その後、荒耶が大別した64通りの死に方を人形に再現させ続ける。まわりくどい構造をした十階建てのマンションで、設計の半分は蒼崎橙子が行っており(依頼されただけで荒耶が関わっていることは知らなかった)、人形制作にはコルネリウス・アルバも関わっている。<br>
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崩壊寸前の30世帯の家族を集め、家庭崩壊を後押しし全員死ぬように仕向ける。その後、荒耶が大別した64通りの死に方を人形に再現させ続ける。まわりくどい構造をした十階建てのマンションで、設計の半分は[[蒼崎橙子]]が行っており(依頼されただけで荒耶が関わっていることは知らなかった)、人形制作には[[コルネリウス・アルバ]]も関わっている。<br>
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マンションの中での荒耶はどこからどこへでも空間を越えての移動ができる。他にも空間を圧縮したり、擬似的に無限の空間を造り、そこに式を閉じ込めたりもした。
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マンションの中での荒耶はどこからどこへでも空間を越えての移動ができる。他にも空間を圧縮したり、擬似的に無限の空間を造り、そこに[[両儀式|式]]を閉じ込めたりもした。
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『Fate/Grand Order』ではコラボイベント「空の境界/the Garden of Order」にて「'''オガワハイム'''」という名称で[[特異点#イベント|変異特異点]]として登場。
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『[[Fate/Grand Order]]』では『[[空の境界]]』とのコラボイベント「空の境界/the Garden of Order」にて「'''オガワハイム'''」という名称で[[特異点#イベント|変異特異点]]として登場。
===変異特異点「克螺旋境界式 オガワハイム」===
===変異特異点「克螺旋境界式 オガワハイム」===
:「空の境界/the Garden of Order」にて発生した特異点。ごく正常な21世紀の日本の都市部、その中に聳え立つ不気味な気配を漂わせるオガワハイム。
:「空の境界/the Garden of Order」にて発生した特異点。ごく正常な21世紀の日本の都市部、その中に聳え立つ不気味な気配を漂わせるオガワハイム。
:『Fate/Grand Order』における七つの[[特異点]]は、人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在しているが、この座標はどんな歴史にも存在していないため、特異点を人類史という巻物にできた染みに例えるなら、この特異点もどきは穴と言えるもの。
:『Fate/Grand Order』における七つの[[特異点]]は、人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在しているが、この座標はどんな歴史にも存在していないため、特異点を人類史という巻物にできた染みに例えるなら、この特異点もどきは穴と言えるもの。
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:本来なら歴史の闇に没するべき建物を人理焼却を行う[[ゲーティア|魔術王]]が掘り起こし、特異点にしようとしたが、それを行う尖兵の選択に失敗。サーヴァントたちを招き、閉じ込め、悪鬼に変質させる怨嗟に満ちた魔の塔となった。
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:本来なら歴史の闇に没するべき建物を人理焼却を行う[[ゲーティア|魔術王]]が掘り起こし、特異点にしようとしたが、それを行う尖兵の選択に失敗。[[サーヴァント]]たちを招き、閉じ込め、悪鬼に変質させる怨嗟に満ちた魔の塔となった。
:特定のサーヴァントの属性を変化させる性質を持っており、特に恨みや辛みを持ったまま最期を迎えたサーヴァントたちに効果がある。作中ではソロモンによって初期に召喚された[[メフィストフェレス]]の悪の心が実体化した「悪メフィスト」によってマンションへと勧誘されたサーヴァント達、[[武蔵坊弁慶|弁慶]]や[[エリザベート=バートリー|エリザベート]]、[[ブーディカ]]等が変質している。
:特定のサーヴァントの属性を変化させる性質を持っており、特に恨みや辛みを持ったまま最期を迎えたサーヴァントたちに効果がある。作中ではソロモンによって初期に召喚された[[メフィストフェレス]]の悪の心が実体化した「悪メフィスト」によってマンションへと勧誘されたサーヴァント達、[[武蔵坊弁慶|弁慶]]や[[エリザベート=バートリー|エリザベート]]、[[ブーディカ]]等が変質している。
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:マンションの内部も変化しており、廊下は外観のそれより長く、エレベーターは“永遠に封鎖中”と注意書きがあるだけで中は空、上に上がる階段の案内はあるが一向に辿り着かない。以前にここに訪れたことがある両儀式も「今回は輪をかけておかしい」と述べていた。
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:マンションの内部も変化しており、廊下は外観のそれより長く、エレベーターは“永遠に封鎖中”と注意書きがあるだけで中は空、上に上がる階段の案内はあるが一向に辿り着かない。以前にここに訪れたことがある[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]も「今回は輪をかけておかしい」と述べていた。
:このマンションには結界の要石ともいうべき、死霊たちを招き柱にする「億を越える死のコピーペースト」の巨大ゴーストが存在する。これは尖兵へソロモンが与えたもので、他人がいる限り恨み、殺し、その犠牲者の憎しみが次の糧を生み出す完成された呪いの循環となっているため、倒しても規模を増して復活する不滅の現象。
:このマンションには結界の要石ともいうべき、死霊たちを招き柱にする「億を越える死のコピーペースト」の巨大ゴーストが存在する。これは尖兵へソロモンが与えたもので、他人がいる限り恨み、殺し、その犠牲者の憎しみが次の糧を生み出す完成された呪いの循環となっているため、倒しても規模を増して復活する不滅の現象。
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:いずれは「地獄」と呼ばれる特異点と化すものの、人理定礎とは全く関係ないため放っておいても何ら害はない。仮に人理定礎が復元し、世界が元に戻ろうとこの建物は世界の外で死霊を集めるだけだった。すなわち、この怪異の解決は本来[[主人公 (Grand Order)|主人公]]にとって何の利益にもならないことだが、変質したサーヴァント達を放っておくことができなかった主人公は彼らを解放しながら進み、巨大ゴースト・大無間地獄堂の消去に成功。続いて再び出現した巨大ゴースト「不浄観太極殿」を両儀式が直死の魔眼で殺し、そのまま[[巌窟王 エドモン・ダンテス|黒幕であろうサーヴァントの影]]も退けたことで事件は解決した。
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:いずれは「地獄」と呼ばれる特異点と化すものの、人理定礎とは全く関係ないため放っておいても何ら害はない。仮に人理定礎が復元し、世界が元に戻ろうとこの建物は世界の外で死霊を集めるだけだった。すなわち、この怪異の解決は本来[[主人公 (Grand Order)|主人公]]にとって何の利益にもならないことだが、変質したサーヴァント達を放っておくことができなかった主人公は彼らを解放しながら進み、巨大ゴースト・大無間地獄堂の消去に成功。続いて再び出現した巨大ゴースト「不浄観太極殿」を両儀式が[[直死の魔眼]]で殺し、そのまま[[巌窟王 エドモン・ダンテス|黒幕であろうサーヴァントの影]]も退けたことで事件は解決した。
== 関連用語 ==
== 関連用語 ==
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==関連人物==
==関連人物==
;[[荒耶宗蓮]]
;[[荒耶宗蓮]]
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:マンションを築き上げた[[魔術師]]。
;[[両儀式]]
;[[両儀式]]
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:マンション内にて、宗蓮と対峙する人物。
;[[臙条巴]]
;[[臙条巴]]
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:宗蓮に目を付けられ、マンションに取り込まれた人物。
;[[蒼崎橙子]]
;[[蒼崎橙子]]
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:
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:上述の通り、マンションの設計の半分を担当している。
;[[コルネリウス・アルバ]]
;[[コルネリウス・アルバ]]
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:上述の通りマンション内の人形のほとんどを制作した人物。臙条巴の人形も彼による作品。
;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]
;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]
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:「空の境界/the Garden of Order」における黒幕。
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:魔術王の尖兵だが、彼の意に反した行動を取っていた。
==言及作品==
==言及作品==
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;[[空の境界]]
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*[[空の境界]]
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*[[Fate/Grand Order]]
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;[[Fate/Grand Order]]
==メモ==
==メモ==