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:更にケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥り、ランサー陣営の関係は悪化の一途をたどる。最期は[[衛宮切嗣|切嗣]]によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに[[令呪]]によって自決させられた。
 
:更にケイネスの婚約者である[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]がディルムッドの持つ魔貌による魅了を受け入れてしまい、盲目的なまでの恋慕を寄せる。奇しくも生前と同じ状況に陥り、ランサー陣営の関係は悪化の一途をたどる。最期は[[衛宮切嗣|切嗣]]によって人質にされたソラウを救うことを選んだケイネスに[[令呪]]によって自決させられた。
 
:血涙を流しながら悪鬼の形相で切嗣に、セイバーに、そしてこの世のすべてに怨嗟をぶつけながら消滅した。
 
:血涙を流しながら悪鬼の形相で切嗣に、セイバーに、そしてこの世のすべてに怨嗟をぶつけながら消滅した。
:『[[Fate/Grand Order]]』第五特異点『[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
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:『[[Fate/Grand Order]]』の第五特異点『[[北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム]]』では西暦1783年のアメリカに召喚され、ケルト軍の将として登場。
 
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[フィン・マックール]]と共にⅤの座を統括する[[ハルファス|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
 
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、[[フィン・マックール]]と共にⅤの座を統括する[[ハルファス|兵装舎ハルファス]]と交戦する。
 
;人物
 
;人物
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;能力
 
;能力
 
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
 
:二刀流ならぬ二槍流の槍兵。それぞれが[[宝具]]で、右手の長槍「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と、左手の短槍「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」の二つ。他の宝具のような圧倒的破壊力こそ持たないものの、同じ相手と長期に渡って戦うことに長ける、非常に実用的な宝具。
:絶世の美男子としても知られ、頬にある黒子には女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にも制御できず、ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力ではなく、高位の魔術師であれば難なく抵抗できる。実際、アイリスフィールにはレジストされている。ソラウが魅了されたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
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:絶世の美男子としても知られ、頬にある黒子には女性を魅了(チャーム)してしまう呪いがかけられている。これはディルムッド自身にも制御できず、ゆえに彼の貌は「魔貌」と呼ばれている。「[[魔眼]]」が「相手を見る」ことで効果を発揮する能動的な能力であるのに対し、ディルムッドの「魔貌」は「相手に見られる」ことで効果を発揮する受動的な能力である。ただし、そこまで強力ではなく、高位の魔術師であれば難なく抵抗できる。実際、[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]にはレジストされている。ソラウが魅了されたのは、彼女自身に抵抗する意思がなかったためである。
    
== 別クラス / バリエーション ==
 
== 別クラス / バリエーション ==
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| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C || style="text-align:left"|
 
| rowspan="2"|[[ランサー]] || [[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]] || B || C || A+ || D || E || B || rowspan="2"|対魔力:B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C || style="text-align:left"|
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C<br>騎士の武略:B<br>悲恋繚乱:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「騎士の武略」→「悲恋繚乱」に変化
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| [[主人公 (Grand Order)]] || B || C || A+ || D || E || B || 心眼(真):B<br>愛の黒子:C<br>騎士の武略:B<br>悲恋繚乱:A || style="text-align:left"|強化クエストクリアで「騎士の武略」→「悲恋繚乱」に変化。
 
|}
 
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== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
;破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)
 
;破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)
:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~4<br>最大捕捉:1人
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:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~4<br>最大捕捉:1人<br>由来:ディルムッドが養父であるドルイドのアンガスより贈られた紅槍ゲイ・ジャルグ。
:由来:ディルムッドが養父であるドルイドのアンガスより贈られた紅槍ゲイ・ジャルグ。
   
:「赤い槍」を意味する名の通り、紅の長槍。刃が触れた対象の魔力的効果を打ち消す。
 
:「赤い槍」を意味する名の通り、紅の長槍。刃が触れた対象の魔力的効果を打ち消す。
 
:[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の鎧のように魔力で編まれた防具、魔術やあるいは[[ランスロット|バーサーカー]]の宝具「騎士は徒手にて死せず」のような魔術的な強化・能力付加を受けた武具から、その魔力的効果を奪って物理的な防御力のみの状態にする。
 
:[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の鎧のように魔力で編まれた防具、魔術やあるいは[[ランスロット|バーサーカー]]の宝具「騎士は徒手にて死せず」のような魔術的な強化・能力付加を受けた武具から、その魔力的効果を奪って物理的な防御力のみの状態にする。
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:魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずなく、派手さはないが実に有用な宝具。
 
:魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずなく、派手さはないが実に有用な宝具。
 
;必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
 
;必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~3<br>最大捕捉:1人
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:ランク:B<br>種別:対人宝具<br>レンジ:2~3<br>最大捕捉:1人<br>由来:ディルムッドが妖精王[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕|マナマーン・マック・リール]]より贈られた黄槍ゲイ・ボウ。
:由来:ディルムッドが妖精王マナマーン・マック・リールより贈られた黄槍ゲイ・ボウ。
   
:「黄色い槍」を意味する名の通り、黄の短槍。回復不能の傷を負わせる呪いを帯びている。
 
:「黄色い槍」を意味する名の通り、黄の短槍。回復不能の傷を負わせる呪いを帯びている。
 
:HPの上限を削る為、いかなる治癒魔術、再生能力を持ってしても現在の最大HP、つまり「この槍による傷を負った状態」までしか回復できない。解呪するには槍を破壊するか、ディルムッド自身を滅ぼす必要がある。
 
:HPの上限を削る為、いかなる治癒魔術、再生能力を持ってしても現在の最大HP、つまり「この槍による傷を負った状態」までしか回復できない。解呪するには槍を破壊するか、ディルムッド自身を滅ぼす必要がある。
 
:短期決戦だとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
 
:短期決戦だとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもので、対象がサーヴァントでなければ、時間経過による出血死などのより致命的な効果が期待できる。
:ゲイ・ボルクにも同様に不治の能力が備わっているが、あちらはFateルートの教会内のシーンで真名解放で攻撃した場合は傷が治らないという旨でクー・フーリンが説明している。(UBWルートで自分の心臓を刺した際には、凛に「無駄だ。俺の槍で破壊された心臓は簡単には治らん。」と言っているので定かではないが)
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:[[クー・フーリン#宝具|ゲイ・ボルク]]にも同様に不治の能力が備わっているが、あちらは『[[Fate/stay night]]』のFateルートにおける教会内のシーンで真名解放で攻撃した場合は傷が治らないという旨でクー・フーリンが説明している。(UBWルートで自分の心臓を刺した際には、[[遠坂凛|凛]]に「無駄だ。俺の槍で破壊された心臓は簡単には治らん。」と言っているので定かではないが)
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
 
:「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。なお、使い手である彼はこの槍で傷つくことはない。
 
:;破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
 
:;破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇(ゲイ・ジャルグ&ゲイ・ボウ)
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:「スカサハ体験クエスト」の開催に伴い実装。
 
:「スカサハ体験クエスト」の開催に伴い実装。
 
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
 
:同時に実装されたフェルグス共々「スカサハ体験クエスト」で登場したが、最終パートのみで出番は少なめだった。スカサハやフェルグスは新規キャラクター、彼は元々の出演作がある身と考えれば妥当ではあるか。
:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第4次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
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:イベント「Fate/Accel Zero Order」では[[ロード・エルメロイⅡ世]]の策謀によりケイネスが第四次聖杯戦争から撤退、その際に令呪によって主人公たちに預けられる。
 
:ちなみに、ゲーム的な都合上1種類しかない宝具は二槍を連続で打ち込む「破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇」として構成され、効果も「相手の強化を解除する」「継続ダメージを与える」もので表現されている。
 
:ちなみに、ゲーム的な都合上1種類しかない宝具は二槍を連続で打ち込む「破魔の紅薔薇、必滅の黄薔薇」として構成され、効果も「相手の強化を解除する」「継続ダメージを与える」もので表現されている。
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;マナナン・マク・リール
 
;マナナン・マク・リール
 
:Fateにおける養父。ケルト神話における海の神。
 
:Fateにおける養父。ケルト神話における海の神。
:『Fate/Grand Order』では[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕]]の名でバゼットを依代とした疑似サーヴァントとして登場し現時点で言及はまだないが、期間限定イベント「アークティック・サマーワールド!」にて両者がYARIOメンバーとして共演した際は従来通り『父親っぽいがそうじゃない人』と認識している。
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:『Fate/Grand Order』では[[マナナン・マク・リール〔バゼット〕]]の名で[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|バゼット]]を依代とした[[疑似サーヴァント]]として登場しており現時点で言及はまだないが、期間限定イベント「アークティック・サマーワールド!」にて両者がYARIOメンバーとして共演した際は従来通り『父親っぽいがそうじゃない人』と認識している。
 
:一方あちらからは第三再臨にて「略奪愛はよくないです」と直球で言われている。
 
:一方あちらからは第三再臨にて「略奪愛はよくないです」と直球で言われている。
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;「嘆くな少女よ。これが男の浪漫というものだ。君も英霊の<br> 端くれならば、理解できずとも付き合ってやりたまえ」
 
;「嘆くな少女よ。これが男の浪漫というものだ。君も英霊の<br> 端くれならば、理解できずとも付き合ってやりたまえ」
 
:イベント「Fate/Accel Zero Order」にて。
 
:イベント「Fate/Accel Zero Order」にて。
:汚染された大聖杯をほったらかしての不条理な戦いに盛り上がる男たちに困惑するマシュにかけた言葉。『Fate/Grand Order』での彼にしては珍しく普通に格好いいのだが、同時に彼もまた脳筋気質なケルトの英雄だということを思い知らされる台詞と言えよう。
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:汚染された大聖杯をほったらかしての不条理な戦いに盛り上がる男たちに困惑する[[マシュ・キリエライト|マシュ]]にかけた言葉。『Fate/Grand Order』での彼にしては珍しく普通に格好いいのだが、同時に彼もまた脳筋気質なケルトの英雄だということを思い知らされる台詞と言えよう。
    
===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
 
===とびたて!超時空トラぶる花札大作戦===
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*世界的には余り有名でないケルト神話においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
 
*世界的には余り有名でないケルト神話においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
**なお、フィオナ騎士団を円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とする説もあり、ランスロットのモデルの1人にディルムッドが挙げられている。虚淵氏はこれに対し、「そりゃ~4thバーサーカーが苦手とするのも無理はない」と語っている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100">「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100</ref>。
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**なお、フィオナ騎士団を[[円卓の騎士]]や[[シャルルマーニュ十二勇士]]の原典とする説もあり、ランスロットのモデルの1人にディルムッドが挙げられている。虚淵氏はこれに対し、「そりゃ~4thバーサーカーが苦手とするのも無理はない」と語っている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100">「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100</ref>。
 
*伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには数年(7、16年とも)の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4、5人とも言われる)儲けている。作中でも同様かは不明。
 
*伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには数年(7、16年とも)の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4、5人とも言われる)儲けている。作中でも同様かは不明。
 
**上記の伝承が採用されていたとしてもグラニアはディルムッドの死後、フィンと再婚しているという伝承もあるので、それを踏まえればやっぱり不幸である。逆にディルムッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。<br>なお、フィンがディルムッドを見殺しにしてグラニアを娶った事はフィアナ騎士団からも非難の声が上がっており、フィンの孫であったオスカーはディルムッドの親友であり、最後までディルムッドを救うよう頼んでいたため、祖父との間に確執が出来ている。
 
**上記の伝承が採用されていたとしてもグラニアはディルムッドの死後、フィンと再婚しているという伝承もあるので、それを踏まえればやっぱり不幸である。逆にディルムッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。<br>なお、フィンがディルムッドを見殺しにしてグラニアを娶った事はフィアナ騎士団からも非難の声が上がっており、フィンの孫であったオスカーはディルムッドの親友であり、最後までディルムッドを救うよう頼んでいたため、祖父との間に確執が出来ている。
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**この猪、伝承では「ベン・ブルベンの猪」と呼ばれているのだが、ちゃっかり完結記念冊子「ALL OVER/ZERO」での質問コーナーでペンネームに使われている。何してんだ異父弟。その上に[[アルトリア・ペンドラゴン|コーンウォールの猪]]が並んでいる辺り、作為的なものを感じる。
 
**この猪、伝承では「ベン・ブルベンの猪」と呼ばれているのだが、ちゃっかり完結記念冊子「ALL OVER/ZERO」での質問コーナーでペンネームに使われている。何してんだ異父弟。その上に[[アルトリア・ペンドラゴン|コーンウォールの猪]]が並んでいる辺り、作為的なものを感じる。
 
**『Fate/Grand Order』では[[クー・フーリン]]の幕間の物語「ゲッシュ」にて、彼と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみにDr.ロマンは「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]も彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮られていた。その後、本人のマイルームで猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。
 
**『Fate/Grand Order』では[[クー・フーリン]]の幕間の物語「ゲッシュ」にて、彼と[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が彼と猪に関する話題を挙げていた。<br>ちなみにDr.ロマンは「彼は嫌がると思う」と難色を示し、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]も彼の名前を言おうとしたところをマシュに「誰しも苦手なものがある」と遮られていた。その後、本人のマイルームで猪が死ぬほど嫌いであることが判明した。
**彼と同時に実装された概念礼装「魔猪」では、幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい姿が描かれている。猪っていうのか、これ?<br>この魔猪は様々なクラスのエネミーとしても登場している。通常サイズと巨大サイズがおり、前者は複数で出現する事が多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。全てがディルムッドの死因になった猪という訳ではないが、こんなのが彷徨いていた神話時代のアイルランド、ウェールズの魔境っぷりが窺える。
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**彼と同時に実装された[[概念礼装]]「魔猪」では、幾多の戦士の亡骸の上に「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」を喰っている禍々しい姿が描かれている。猪っていうのか、これ?<br>この魔猪は様々なクラスのエネミーとしても登場している。通常サイズと巨大サイズがおり、前者は複数で出現する事が多く、後者は全体攻撃を持っているため場合によっては難敵とも言える強さ。全てがディルムッドの死因になった猪という訳ではないが、こんなのが彷徨いていた神話時代のアイルランド、ウェールズの魔境っぷりが窺える。
 
*生前、彼は2本の槍だけでなく2本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では「激情の細波」表記)を所持していた。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>。
 
*生前、彼は2本の槍だけでなく2本の剣、モラルタ(「大いなる激情」の意、『Grand Order』では「憤怒の波濤」表記)、ベガルタ(「小なる激情」の意、『Grand Order』では「激情の細波」表記)を所持していた。<br>用語辞典には「ケイネスはむしろディルムッドが[[ディルムッド・オディナ〔セイバー〕|セイバーのクラス]]で召喚されるのを望んでいたのかも」と記されている<ref group="出" name="「Fate/Zero用語辞典-ディルムッド・オディナ」『Fate/Zero material』p.100"/>。
 
**伝承によると、2口の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
 
**伝承によると、2口の剣は共に養父であるドルイドのアンガスより贈られた物で、元々は妖精王マナマーン・マック・リールが所有していた。モラルタは一太刀ですべてを倒すと言われ、ベガルタの詳細は不明とされている。<br>伝承ではこれらの二剣二槍の武器を用い様々な敵と闘い、グラニアとの逃避行の時には空飛ぶ魔女を投げ槍で倒したり、巨人を倒すなど騎士団に所属してた時以上の武功を立てたという。最も優れた組み合わせはゲイ・ジャルグとモラルタのようだが、クラスの都合で再現できない。なお、彼が最期に魔猪の牙に倒れた時、携えていたのは逆の組み合わせであるゲイ・ボウとベガルタであったとされる。
 
**全ての問題の元凶のグラニアに対しては全く恨んでおらず、愛していた。一方、グラニアとのことを、ケイネスから「主君の許嫁を奪った間男」扱いされた時は流石に地雷だったようで激怒してしまった。
 
**全ての問題の元凶のグラニアに対しては全く恨んでおらず、愛していた。一方、グラニアとのことを、ケイネスから「主君の許嫁を奪った間男」扱いされた時は流石に地雷だったようで激怒してしまった。
 
**フィオナ騎士団の騎士達はディルムッドへの友情から討伐を拒否した。そのためフィンは外部からディルムッド討伐を命令した。
 
**フィオナ騎士団の騎士達はディルムッドへの友情から討伐を拒否した。そのためフィンは外部からディルムッド討伐を命令した。
**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。<br>「槍兵」のクラスで現界した場合は槍しか持たず、二槍流で戦う。この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>「剣士」のクラスで現界した場合は槍の方が使えなくなる。セイバーのディルムッドの絆礼装にて、サーヴァントである限り、生前の戦い方は不可能と明らかになった。
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**騎士の鑑といえる人物であるが、本来は二槍流や二刀流だけでなく剣と槍を同時に扱うという、かなり変則的な戦闘方法の持ち主である。<br>アニメ版でケイネスが見たディルムッドの過去夢および第一期エンディングでは、槍と剣を同時に装備している姿が確認出来る。<br>「槍兵」のクラスで現界した場合は槍しか持たず、二槍流で戦う。この非常に珍しい得物の扱いは、英霊という歴戦の戦士もまず相手にした経験が無いという面で白兵戦にて絶大な効果を発揮し、セイバーはやりにくい闘い方と相当戸惑っていた。<br>「剣士」のクラスで現界した場合は槍の方が使えなくなる。セイバーのディルムッドの絆礼装「波濤と細波」にて、サーヴァントである限り、生前の戦い方は不可能と明らかになった。
 
***槍しか持ち込んでいないことについて、虚淵氏は冗談交じりに「ランサーのクラスで剣を使っちゃうのは流石にアレだと思ったんでしょう」と語っている<ref group="出">「うろぶち、きのこのFate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24</ref>。確かに[[長尾景虎|剣を持ち込むランサー]]も居る……
 
***槍しか持ち込んでいないことについて、虚淵氏は冗談交じりに「ランサーのクラスで剣を使っちゃうのは流石にアレだと思ったんでしょう」と語っている<ref group="出">「うろぶち、きのこのFate/Zero一問一答」『ALL OVER/Zero』p.24</ref>。確かに[[長尾景虎|剣を持ち込むランサー]]も居る……
 
**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにてモラルタ、ベガルタと思しき2本の剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、長らくセイバーとしてのディルムッドは実装されていなかった。
 
**後に『Grand Order』の第五特異点実装の際のCMにてモラルタ、ベガルタと思しき2本の剣を携えた彼の姿が確認された。しかし本編に登場した際はランサーであり、長らくセイバーとしてのディルムッドは実装されていなかった。
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:奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して
 
:奈須氏は「同じランサーであるクー・フーリンとディルムッドがガチンコで戦ったら、どっちが勝ちますか? 初登場時のクー・フーリンはセイバーに押しまくられましたが、ディルムッドは逆に押してましたよね? ということはディルムッドのほうが強い……?」という質問に対して
 
:「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」(原文)と回答している<ref group="出">「Fate道場」『コンプティーク』2007年6月号</ref>。
 
:「ディルムッドはマスターからのバックアップ(魔力供給量)が優れているので、単純な火力勝負ならディルムッドに軍配が上がるかと。日本ではどちらも地形効果はゼロですが、舞台がアイルランドならクー・フーリンに一本かと」(原文)と回答している<ref group="出">「Fate道場」『コンプティーク』2007年6月号</ref>。
:「ディルムッドはマスターからのバックアップが優れているので~」'''「単純な火力勝負なら~」'''と条件が補足されている通り、虚淵氏は「戦闘能力」、奈須氏は「マスター差も含めた火力勝負」の話であり、別に2人の発言は矛盾していない。また、虚淵氏は戦闘能力では上とは言っているが「クーフーリンが勝つ」とは言っていない。逆に奈須氏も火力だけで戦った場合はディルムッドが勝つとは言っているが何でもありの条件で「ディルムッドが勝つ」とは言っていない。そもそも対軍宝具がないディルムッドが火力勝負で勝つとしている時点で恐らく白兵戦(宝具抜き)での話と思われる。
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:「ディルムッドはマスターからのバックアップが優れているので~」'''「単純な火力勝負なら~」'''と条件が補足されている通り、虚淵氏は「戦闘能力」、奈須氏は「マスター差も含めた火力勝負」の話であり、別に2人の発言は矛盾していない。また、虚淵氏は戦闘能力では上とは言っているが「クー・フーリンが勝つ」とは言っていない。逆に奈須氏も火力だけで戦った場合はディルムッドが勝つとは言っているが何でもありの条件で「ディルムッドが勝つ」とは言っていない。そもそも対軍宝具がないディルムッドが火力勝負で勝つとしている時点で恐らく白兵戦(宝具抜き)での話と思われる。
 
:各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
 
:各本編の時点でのお互いの長所としては、ディルムッドはマスターからの魔力供給が非常に優位な点、クー・フーリンは「刺し穿つ死棘の槍」が強力かつ相性が良い(ディルムッドは幸運Eのためまず回避出来ない)点が挙げられるか。
  
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