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; 略歴
 
; 略歴
: 真名はマケドニアの覇者、征服王イスカンダル(日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世)。ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。
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: マケドニアの覇者、広域の地を征服した「征服王」。ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。
 
: [[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。
 
: [[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。
 
: 「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。
 
: 「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。
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;史実関係
 
;史実関係
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*「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。正しくは「アリスカンダル (Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル (Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>真名に「イスカンダル」が採用されたのは、「[[アレキサンダー]]」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すためなのかもしれない。
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*「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世。正しくは「アリスカンダル (Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル (Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>真名に「イスカンダル」が採用されたのは、「[[アレキサンダー]]」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すためなのかもしれない。
 
**ちなみにどの程度ありふれているのかというと、イスカンダル(アレクサンドロスIII世)の父方の伯父、母方の叔父、彼の死後産まれた息子、甥(異母妹の子)がみなアレクサンドロスである。
 
**ちなみにどの程度ありふれているのかというと、イスカンダル(アレクサンドロスIII世)の父方の伯父、母方の叔父、彼の死後産まれた息子、甥(異母妹の子)がみなアレクサンドロスである。
 
*父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家は[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]を先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。
 
*父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家は[[ライダー (Apocrypha・赤)|アキレウス]]を先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。
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*現存している絵画や彫刻などの多くで、軍装の胸当てに[[ライダー|メドゥーサ]]の首を掲げた姿が表されている。メドゥーサの首の意匠は魔除けとして、また勇者[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]の武勇にあやかるものとして、古代ギリシャ世界の戦士、軍人の間で人気があった。
 
*現存している絵画や彫刻などの多くで、軍装の胸当てに[[ライダー|メドゥーサ]]の首を掲げた姿が表されている。メドゥーサの首の意匠は魔除けとして、また勇者[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]の武勇にあやかるものとして、古代ギリシャ世界の戦士、軍人の間で人気があった。
 
*多くの英雄たちをリスペクトしていた彼もまた、後世の英雄・偉人たちから盛大にリスペクトされてる。特に帝政ローマ初期の皇帝たちは世界帝国建立の先駆者としてアレクサンドロス大王に対する一種の信仰を寄せており、[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]の伯父カリグラ帝などはアレキサンドリアの陵墓から持ち出した大王の胸当てを着け海上パレードを行うほどの傾倒ぶりを見せていた。皇帝たちを喜ばせるために、また逆に諌めるために、ローマ帝国の歴史学者は良きにつけ悪しきにつけ後世の脚色がふんだんに盛り込まれた大王伝を世に送り出し、それを受けた大衆文学で更に伝説が水増しされ、ついには『アレクサンドル・ロマンス』という一つの文学ジャンルが作られるまでに至った。
 
*多くの英雄たちをリスペクトしていた彼もまた、後世の英雄・偉人たちから盛大にリスペクトされてる。特に帝政ローマ初期の皇帝たちは世界帝国建立の先駆者としてアレクサンドロス大王に対する一種の信仰を寄せており、[[セイバー (EXTRA・赤)|ネロ]]の伯父カリグラ帝などはアレキサンドリアの陵墓から持ち出した大王の胸当てを着け海上パレードを行うほどの傾倒ぶりを見せていた。皇帝たちを喜ばせるために、また逆に諌めるために、ローマ帝国の歴史学者は良きにつけ悪しきにつけ後世の脚色がふんだんに盛り込まれた大王伝を世に送り出し、それを受けた大衆文学で更に伝説が水増しされ、ついには『アレクサンドル・ロマンス』という一つの文学ジャンルが作られるまでに至った。
**たとえばローマ時代に書かれた『アレクサンドロス大王東征記』では、インドからの撤退の際に突然[[アサシン (Apocrypha・赤)|セミラミス女王]]とキュロス大王の伝説を引き、先人の偉業を超えるため自らも更に厳しい条件のもとゲドロシア砂漠の横断を試みて、軍に大損害を与えたとも伝えられる。<!--『~東征記』のこのくだりは他の大王伝とは矛盾する表記が多く、後世の捏造説も疑われている-->
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**たとえばローマ時代に書かれた『アレクサンドロス大王東征記』では、インドからの撤退の際に突然[[セミラミス|セミラミス女王]]とキュロス大王の伝説を引き、先人の偉業を超えるため自らも更に厳しい条件のもとゲドロシア砂漠の横断を試みて、軍に大損害を与えたとも伝えられる。<!--『~東征記』のこのくだりは他の大王伝とは矛盾する表記が多く、後世の捏造説も疑われている-->
 
*父のフィリッポス二世が暗殺されたことで、彼は弱冠20歳で王になった。しかし、この暗殺で最も得をしたのは、後継者争いをすることなく王位を継いだ彼と母オリュンピアスである。そのためこの母子が暗殺の黒幕ではないかという説は古くから存在した。<br>なお『Zero』原作内では「王位を簒奪した」とあるため、この説、あるいはそれに近い解釈を採用していると思われる。
 
*父のフィリッポス二世が暗殺されたことで、彼は弱冠20歳で王になった。しかし、この暗殺で最も得をしたのは、後継者争いをすることなく王位を継いだ彼と母オリュンピアスである。そのためこの母子が暗殺の黒幕ではないかという説は古くから存在した。<br>なお『Zero』原作内では「王位を簒奪した」とあるため、この説、あるいはそれに近い解釈を採用していると思われる。
 
*エジプトでファラオとして即位した際、ゼウスと同一視されるエジプトの最高神アメンの現し身ともされ、死後伝えられる図像などではアメン神の象徴である羊の角を持った姿に描かれるようになった。この意匠はペルシャを経由して後のイスラム世界にも広く知られ、二本の角を持つ王「イスカンダル双角王(ズルカルナイン)」として伝説化されることとなる。
 
*エジプトでファラオとして即位した際、ゼウスと同一視されるエジプトの最高神アメンの現し身ともされ、死後伝えられる図像などではアメン神の象徴である羊の角を持った姿に描かれるようになった。この意匠はペルシャを経由して後のイスラム世界にも広く知られ、二本の角を持つ王「イスカンダル双角王(ズルカルナイン)」として伝説化されることとなる。
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