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| : 真名は円卓の騎士たちを率いて戦乱の時代を駆け抜けたブリテンの伝説的な君主であり、騎士道の体現として知られる騎士王・アーサー・ペンドラゴン。 | | : 真名は円卓の騎士たちを率いて戦乱の時代を駆け抜けたブリテンの伝説的な君主であり、騎士道の体現として知られる騎士王・アーサー・ペンドラゴン。 |
| : [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|8年前の聖杯戦争]]では祖国の滅びの運命を変えるため、[[沙条愛歌|愛歌]]の召喚に応じる。愛歌の言動に危ういものを感じつつも、彼女の行動は自分を想ってのものであること、そして何より故国のために聖杯を必ず手に入れねばならないことから、愛歌を強く諌めることができずに善悪の間で苦悩する。激戦の末、最後まで勝ち残るも、入手直前に[[聖杯]]の本質に気付き、それを利用しようとする愛歌を殺害して、自身も消滅している。 | | : [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|8年前の聖杯戦争]]では祖国の滅びの運命を変えるため、[[沙条愛歌|愛歌]]の召喚に応じる。愛歌の言動に危ういものを感じつつも、彼女の行動は自分を想ってのものであること、そして何より故国のために聖杯を必ず手に入れねばならないことから、愛歌を強く諌めることができずに善悪の間で苦悩する。激戦の末、最後まで勝ち残るも、入手直前に[[聖杯]]の本質に気付き、それを利用しようとする愛歌を殺害して、自身も消滅している。 |
− | : 『Prototype』本編では聖杯戦争の途中、綾香の油断からバーサーカーに敗れ、サンクレイド・ファーンへのマスター変更を強いられる。 | + | : [[Fate/Prototype|第二の聖杯戦争]]では[[ペルセウス|ライダー]]やキャスターを撃破するも、その経験からセイバーを過信した綾香の油断によってバーサーカーに敗れる。そして綾香の令呪をサンクレイド・ファーンに奪われ、マスター変更を強いられた。 |
| : また、子供だった綾香によって自身の願いが歪なものだと思い知らされ、「故国の救済」という願いからは解放されている。このことが、綾香を守る理由にもなっている。 | | : また、子供だった綾香によって自身の願いが歪なものだと思い知らされ、「故国の救済」という願いからは解放されている。このことが、綾香を守る理由にもなっている。 |
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| ===Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ=== | | ===Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ=== |
− | ;[[ランサー (フラグメンツ)]] | + | ;[[ランサー (フラグメンツ)|ランサー]] |
| :八年前に初めて手合せした相手。<br>彼女からは戦士としての敬意と共に「優しい人。誠実な人」呼ばれ、好意を寄せられている。 | | :八年前に初めて手合せした相手。<br>彼女からは戦士としての敬意と共に「優しい人。誠実な人」呼ばれ、好意を寄せられている。 |
| ;[[静謐のハサン|アサシン]] | | ;[[静謐のハサン|アサシン]] |
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| ;[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]] | | ;[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]] |
| :玲瓏館の森で戦ったサーヴァント。彼が「意図的に狂っている」事を看破する。 | | :玲瓏館の森で戦ったサーヴァント。彼が「意図的に狂っている」事を看破する。 |
| + | ;[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]] |
| + | :自らと同じく愛歌に仕えるサーヴァント。無辜の民を生贄に捧げようとしているにも関わらず愛歌に剣を向けようとしないセイバーを「きっと正義の見方ではない」と評する。 |
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| ===その他=== | | ===その他=== |
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| : もう一人の「騎士王」。『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』では一方的に襲いかかってくる。 | | : もう一人の「騎士王」。『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』では一方的に襲いかかってくる。 |
| ; [[ガウェイン]] | | ; [[ガウェイン]] |
− | : 「コハエース」にて、その完璧振りから『この方にお仕えしたい』と強い興味を持たれる。 | + | : 『コハエース』にて、その完璧振りから『この方にお仕えしたい』と強い興味を持たれる。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| : 愛歌の朝食として並べられた料理の山を前にして。 | | : 愛歌の朝食として並べられた料理の山を前にして。 |
| : 「卵料理」としてベーコンエッグ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグがおよそ六人分。ちなみにポーチドエッグはトーストに添えられていて、これも六人分。緑を基調とした見た目もバランスも良い「サラダ」が六人分。肉料理として白色で肉厚の茸と一緒に焼いたソーセージが六人分。牛の内臓や肉に椎茸を具材としたキドニーパイが丸ごとひとつ。ミルクの麦粥(ポリッジ)も六人分。鮭の切り身とポテトを油で揚げた物は山盛り。桃を切ったものにプラムを添えたデーザートもそれなりに。更にスコーンとクリームがかなりの量でケーキスタンドに置かれていた。 | | : 「卵料理」としてベーコンエッグ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグがおよそ六人分。ちなみにポーチドエッグはトーストに添えられていて、これも六人分。緑を基調とした見た目もバランスも良い「サラダ」が六人分。肉料理として白色で肉厚の茸と一緒に焼いたソーセージが六人分。牛の内臓や肉に椎茸を具材としたキドニーパイが丸ごとひとつ。ミルクの麦粥(ポリッジ)も六人分。鮭の切り身とポテトを油で揚げた物は山盛り。桃を切ったものにプラムを添えたデーザートもそれなりに。更にスコーンとクリームがかなりの量でケーキスタンドに置かれていた。 |
− | : セイバーを気遣って十九世紀から二十世紀にかけての英国式の朝食にしてみたらしいが、'''幾らなんでも作り過ぎです愛歌お姉ちゃん'''。あと、全部六人分なのはなぜ……? | + | : セイバーを気遣って十九世紀から二十世紀にかけての英国式の朝食にしてみたらしいが、幾らなんでも作り過ぎです愛歌お姉ちゃん。あと、全部六人分なのはなぜ……? |
− | : 愛歌も流石にこれはやりすぎたという思いがあり、「無理はしなくてもいいのよ、食べたいものだけ……」と遠慮していた。だがセイバーは「肉も、芋も、酒も、あるだけ平らげてみせる剛胆をなしてこその騎士という考えも、なくはない」という、'''なんかよく分からない騎士道'''を語りだし、完食を宣言する。'''そして実際に食べきったらしい'''。 | + | : 愛歌も流石にこれはやりすぎたという思いがあり、「無理はしなくてもいいのよ、食べたいものだけ……」と遠慮していた。だがセイバーは「肉も、芋も、酒も、あるだけ平らげてみせる剛胆をなしてこその騎士という考えも、なくはない」という、なんかよく分からない騎士道を語りだし、完食を宣言する。そして実際に食べきったらしい。 |
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| === とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦 === | | === とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦 === |
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| ; 「ご、誤解だ!<br> アレはくるくる回る愛歌を、後ろから(聖剣で)バッサリ串刺しにしたというか……」 | | ; 「ご、誤解だ!<br> アレはくるくる回る愛歌を、後ろから(聖剣で)バッサリ串刺しにしたというか……」 |
| : 大聖杯の前で愛歌と一体ナニをしていたのか、と綾香に聞かれて。 | | : 大聖杯の前で愛歌と一体ナニをしていたのか、と綾香に聞かれて。 |
− | : セイバーの言動は紛れもない真実なのだが、肝心な所が抜けているため'''R―18なセリフ'''にしか聞こえない。綾香も当然勘違いし、更に状況は大混乱。 | + | : セイバーの言動は紛れもない真実なのだが、肝心な所が抜けているためR-18なセリフにしか聞こえない。綾香も当然勘違いし、更に状況は大混乱。 |
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− | ; 「…む。それは良くない愛歌。確かに僕は君を裏切った。<br> 一度目は君の背中を。二度目は綾香との契約を。だから君に復讐されるのも覚悟の上だ。<br> けど、もうちょっとこう、ヒロインらしい愛の言葉を覚えよう。<br> 年頃の女の子は“わたしの触手”なんて言葉は使っちゃダメだぞ☆」 | + | ; 「……む。それは良くない愛歌。確かに僕は君を裏切った。<br> 一度目は君の背中を。二度目は綾香との契約を。だから君に復讐されるのも覚悟の上だ。<br> けど、もうちょっとこう、ヒロインらしい愛の言葉を覚えよう。<br> 年頃の女の子は“わたしの触手”なんて言葉は使っちゃダメだぞ☆」 |
| : 最終決戦において、「わたしの触手で全身を貫いてあげるわ」と迫る愛歌に対して。 | | : 最終決戦において、「わたしの触手で全身を貫いてあげるわ」と迫る愛歌に対して。 |
| : 天然同士なので彼女とは息ピッタリ。愛歌も注意を素直に聞き、触手に「'''マナカ虐殺ウィップ'''」という可愛らしい名前を付けてあげた。ラスボスとの決戦でさえ余裕を崩さず、こんなセリフを言い放つ彼は『Prototype』1の強心臓の持ち主である。 | | : 天然同士なので彼女とは息ピッタリ。愛歌も注意を素直に聞き、触手に「'''マナカ虐殺ウィップ'''」という可愛らしい名前を付けてあげた。ラスボスとの決戦でさえ余裕を崩さず、こんなセリフを言い放つ彼は『Prototype』1の強心臓の持ち主である。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
− | ;「えええええええ!?何で僕の息子が娘に」 | + | ;「えええええええ!? 何で僕の息子が娘に」 |
− | :コンプティーク付録ドラマCD『コハトーーク』にて[[アルトリア・ペンドラゴン|青セイバー]]や[[ネロ・クラウディウス|赤セイバー]]と共演。Apocryphaに登場する[[モードレッド]]が娘に変わっていることに衝撃を受ける。なお、Proto本編が詳しく描かれていないため、最強セイバー議論では非常に謙虚な態度を保っている。 | + | :コンプティーク付録ドラマCD『コハトーーク』にて[[アルトリア・ペンドラゴン|青セイバー]]や[[ネロ・クラウディウス|赤セイバー]]と共演。『Apocrypha』に登場する[[モードレッド]]が娘に変わっていることに衝撃を受ける。なお、『Prototype』本編が詳しく描かれていないため、最強セイバー議論では非常に謙虚な態度を保っている。 |
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| ;「ところでこの青い人……本当に僕と同じアーサー王なのか?」 | | ;「ところでこの青い人……本当に僕と同じアーサー王なのか?」 |
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| ==メモ == | | ==メモ == |
− | *『stay night』製作の都合上、主人公を男性にする必要があり、どうにかそれができないかと悩んでいたところに武内崇氏から出されたのが、「女性の騎士王」案。奈須氏に、「''コイツ、俺のセイバーを女にしやがった''」と言わしめたらしい。 | + | *『stay night』製作の都合上、主人公を男性にする必要があり、どうにかそれができないかと悩んでいたところに武内氏から出されたのが、「女性の騎士王」案。奈須氏に、「''コイツ、俺のセイバーを女にしやがった''」と言わしめたらしい。 |
− | * ブラック化のエピソードは原画担当の武内氏のお気に入りであり、『Fate/stay night』に[[セイバーオルタ]]が登場したのも氏の強い要望があったから、なんだとか。 | + | * 『旧Fate』では『蒼銀のフラグメンツ』で描かれたストーリーと多少流れが異なり、「物語中盤、アーチャーによって倒され消滅。バーサーカーのマスターによってブラック化した状態で再召喚されるもののランサーと仮契約した綾香との戦いによって正純化し、バーサーカー陣営を撃破する」という展開だった。 |
− | * 「素直になれない天才少女」と「年上の青年」という関係を奈須氏は気に入っていたらしく、「性格はシニカルな男性サーヴァントと女性マスター」、という関係も含めて、[[遠坂凛]]と[[エミヤ|アーチャー]]という形で『staynight』へと引き継がれることになる。<br>なお、[[ギルガメッシュ]]のデザインは黒化したセイバーを元にしている。 | + | ** このブラック化のエピソードは原画担当の武内氏のお気に入りであり、『Fate/stay night』に[[セイバーオルタ]]が登場したのも氏の強い要望があったから、なんだとか。 |
− | * 彼の鎧は逢倉千尋氏によるデザイン。形状は[[セイバー]]と大分異なるが、青と銀のコントラストが醸し出す雰囲気は奈須氏のお気に入りであり、「王子様感と騎士姿が融合した素晴らしいデザインだと思います。そして、フードが最高。マジ萌えます」と、大絶賛している。 | + | * 「素直になれない天才少女」と「年上の青年」という関係を奈須氏は気に入っていたらしく、「性格はシニカルな男性サーヴァントと女性マスター」、という関係も含めて、[[遠坂凛]]と[[エミヤ|アーチャー]]という形で『stay night』へと引き継がれることになる。<br>なお、[[ギルガメッシュ]]のデザインは黒化したセイバーを元にしている。 |
| + | * 彼の鎧は逢倉千尋氏によるデザイン。形状は[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]のものと大分異なるが、青と銀のコントラストが醸し出す雰囲気は奈須氏のお気に入りであり、「王子様感と騎士姿が融合した素晴らしいデザインだと思います。そして、フードが最高。マジ萌えます」と、大絶賛している。 |
| * 私服は長袖のシャツにスラックスとラフな格好で、外ではロングコートを着ている。<br>「蒼銀のフラグメンツ」では、『[[Fate/Zero]]』でアルトリアが着ていた物とソックリな黒のスーツを着用して執事のように愛歌に仕えている。どうも『Zero』から逆輸入したらしい。 | | * 私服は長袖のシャツにスラックスとラフな格好で、外ではロングコートを着ている。<br>「蒼銀のフラグメンツ」では、『[[Fate/Zero]]』でアルトリアが着ていた物とソックリな黒のスーツを着用して執事のように愛歌に仕えている。どうも『Zero』から逆輸入したらしい。 |
− | *本作のセイバーも鞘を常備している事が奈須氏のインタビューで明かされている。但し、詳細は不明でアルトリアの『全て遠き理想郷』程の破格の性能を持つかは不明である。 | + | *基本、騎士らしく真面目だが、『超時空トラぶる花札大作戦』では綾香との相部屋を希望したり温泉で彼女の裸を見ようとしたりと結構むっつりな一面も持っている。 |
− | *基本、騎士らしく真面目だが花札では綾香との相部屋を希望したり温泉で彼女の裸を見ようとしたりと結構むっつりな一面も持っている。
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| *フルネームは「アーサー・ペンドラゴン」となっているが、これは有名な誤り。「ペンドラゴン」は、アーサーの父ユーサーの持つ称号であり、子に継承されるものではない。当時のブリテンに苗字はなく、「アーサー」と言う名前のみでフルネームなのである。なお、アルトリアの方も同様のフルネームが設定されている。 | | *フルネームは「アーサー・ペンドラゴン」となっているが、これは有名な誤り。「ペンドラゴン」は、アーサーの父ユーサーの持つ称号であり、子に継承されるものではない。当時のブリテンに苗字はなく、「アーサー」と言う名前のみでフルネームなのである。なお、アルトリアの方も同様のフルネームが設定されている。 |
| **もっとも、Fateは原典から多くの設定を大幅に変更しているため、誤りと知った上でなお「苗字があった方がかっこいいよね!」ぐらいの気分でこちらを採用した可能性も大いにある。 | | **もっとも、Fateは原典から多くの設定を大幅に変更しているため、誤りと知った上でなお「苗字があった方がかっこいいよね!」ぐらいの気分でこちらを採用した可能性も大いにある。 |