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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :最初は好奇心から人の「死」の意味を知るために殺人を行ったものの、そこに快楽を見出して連続殺人犯となった青年。聖杯戦争に参加する5年前に姉を殺害し、以来地方を転々としながら殺人を繰り返してきた。その数はのべ42人にも及ぶ。<br />殺人に対する「モチベーションの低下」に悩まされたことをきっかけに「儀式殺人」の手法を取り入れ、参考とした書物が聖杯戦争について記録したものであったこと、彼の血筋に[[魔術|魔術回路]]が生きていたことから偶然にもキャスターを召喚し、無自覚のまま聖杯戦争に身を投じることとなる。 | + | :最初は好奇心から人の「死」の意味を知るために殺人を行ったものの、そこに快楽を見出して連続殺人犯となった青年。聖杯戦争に参加する5年前に姉を殺害し、以来地方を転々としながら殺人を繰り返してきた。その数は物語が始まる時点でのべ42人にも及ぶ。<br>殺人に対する「モチベーションの低下」に悩まされたことをきっかけに「儀式殺人」の手法を取り入れ、参考とした書物が聖杯戦争について記録したものであったこと、彼の血筋に[[魔術|魔術回路]]が生きていたことから偶然にもキャスターを召喚し、無自覚のまま聖杯戦争に身を投じることとなる。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
− | :普段は話すことも億劫だと感じるほど無気力な人物。しかし趣味の分野では明朗快活で饒舌。他者の心の機微に敏く、細かいことにこだわらない大らかさで常に建設的な思考をするポジティブさを持つ。探究心と好奇心が旺盛で、精一杯人生を楽しむ。夜の街では人気者で、女性にもよくモテる。――ただしその趣味は、拷問と殺人。聖杯戦争中はほぼ後者の性格のまま。<br />道徳や倫理観が破綻しているものの、これは幼少期に何か深刻なトラウマを負ったとかそういう理由はなく、どうしようもなく持って生まれたもの。(本人にとっては)幸いなことに、特に既存の道徳観念を植えつけられて思い悩むようなことはなく、自身の欲求に何の躊躇いも忌避も抱いてはいない。それどころか、自分の所業を芸術と信じており、その芸術性や哲学性が世間に認められないことを不思議に思っているフシもある。<br />行き当たりばったりの快楽殺人者でありながら、天性の証拠隠滅と捜査撹乱を行うことができ、警察を撒くだけでなく、行なった殺人そのものが世間には認知されていないケースすらある。プロの暗殺者として活動していればひとかどの人物とも成り得たが、彼にとって殺人は趣味の芸術であるため、そんな発想はついぞなかった。被害者の金品にも全く興味を示さず、これが警察の捜査を逃れる一因にもなっている。普段はフリーター。<br />動物が大好きで、サファリパークとかTVの動物特番とかを好む。中でも特に豹が好きで、衣服として豹柄をあしらったものを身につけるか、あるいは豹に関係した小物(本物の豹の牙のペンダントなど)を持ち歩くようにしている。ただし、動物は彼の「芸術」の対象ではなく、真に愛でるのはヒト科ヒト目に限られる。肉食獣は好きで憧れもするが、生まれ変わりたいとまでは思わない。ヒトを狩る上で最も優秀なハンターとなるのは、同じヒトに他ならないから。 | + | :普段は話すことも億劫だと感じるほど無気力な人物。しかし趣味の分野では明朗快活で饒舌。他者の心の機微に敏く、細かいことにこだわらない大らかさで常に建設的な思考をするポジティブさを持つ。探究心と好奇心が旺盛で、精一杯人生を楽しむ。夜の街では人気者で、女性にもよくモテる。――ただしその趣味は、拷問と殺人。聖杯戦争中はほぼ後者の性格のまま。<br>道徳や倫理観が破綻しているものの、これは幼少期に何か深刻なトラウマを負ったとかそういう理由はなく、どうしようもなく持って生まれたもの。(本人にとっては)幸いなことに、特に既存の道徳観念を植えつけられて思い悩むようなことはなく、自身の欲求に何の躊躇いも忌避も抱いてはいない。それどころか、自分の所業を芸術と信じており、その芸術性や哲学性が世間に認められないことを不思議に思っているフシもある。<br>行き当たりばったりの快楽殺人者でありながら、天性の証拠隠滅と捜査撹乱を行うことができ、警察を撒くだけでなく、行なった殺人そのものが世間には認知されていないケースすらある。プロの暗殺者として活動していればひとかどの人物とも成り得たが、彼にとって殺人は趣味の芸術であるため、そんな発想はついぞなかった。被害者の金品にも全く興味を示さず、これが警察の捜査を逃れる一因にもなっている。普段はフリーター。<br>動物が大好きで、サファリパークとかTVの動物特番とかを好む。中でも特に豹が好きで、衣服として豹柄をあしらったものを身につけるか、あるいは豹に関係した小物(本物の豹の牙のペンダントなど)を持ち歩くようにしている。ただし、動物は彼の「芸術」の対象ではなく、真に愛でるのはヒト科ヒト目に限られる。肉食獣は好きで憧れもするが、生まれ変わりたいとまでは思わない。ヒトを狩る上で最も優秀なハンターとなるのは、同じヒトに他ならないから。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
− | :彼自身に特殊な能力は何もないが、その血脈は[[魔術|魔術師]]の因子を持つ。<br />正面切って戦うことはできないが、不意打ち・暗殺・謀略に関しては非常に優秀(虚淵玄氏いわく「神」)。ただし相手は一般人に限る。 | + | :彼自身に特殊な能力は何もないが、その血脈は[[魔術|魔術師]]の因子を持つ。<br>正面切って戦うことはできないが、不意打ち・暗殺・謀略に関しては非常に優秀(虚淵玄氏いわく「神」)。ただし相手は一般人に限る。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ;[[Fate/Zero]] | | ;[[Fate/Zero]] |
− | :キャスターのマスターとして聖杯戦争に参加するが本人にその自覚はない。<br />ただキャスターの殺人美学・哲学に心酔しているがために共に行動し、連続殺人犯として冬木の町を恐怖に包んだ。 | + | :キャスターのマスターとして聖杯戦争に参加するが本人にその自覚はない。<br>ただキャスターの殺人美学・哲学に心酔しているがために共に行動し、連続殺人犯として冬木の町を恐怖に陥れた。 |
| + | ;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]] |
| + | :「ゼロカフェ」店員その2。明るくて人当たりもよく、仕事もできる好青年。ちょっと同居人が怪しかったり、小さな子供が好きすぎたりと胡乱なところはあるのだが…… |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[キャスター (第四次)]] | | ;[[キャスター (第四次)]] |
− | :自身のサーヴァントではあるが、マスターとして主従関係を意識している様子はない。<br />彼を「旦那」と呼び慕い、殺人の師と仰いでいる。 | + | :自身のサーヴァントではあるが、マスターとして主従関係を意識している様子はない。<br>彼を「旦那」と呼び慕い、殺人の師と仰いでいる。 |
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| ;姉 | | ;姉 |
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| ;「精魂込めて俺達が仕上げてきたアートが……酷すぎる! こんな、こ、これが人間のやることかよォッ!!」 | | ;「精魂込めて俺達が仕上げてきたアートが……酷すぎる! こんな、こ、これが人間のやることかよォッ!!」 |
− | :せっかくの創りあげた芸術品が、留守にした工房ごと破壊され、涙を流して慟哭する龍之介。<br />ただし、彼の言う「アート」とは、人間を材料にした●●とか■■とかのことである。 | + | :せっかくの創りあげた芸術品が、留守にした工房ごと破壊され、涙を流して慟哭する龍之介。<br>ただし、彼の言う「アート」とは、人間を材料にした●●とか■■とかのことである。 |
| :読者や視聴者から「'''お前が言うな'''」と総ツッコミを受けたことは言うまでもない。 | | :読者や視聴者から「'''お前が言うな'''」と総ツッコミを受けたことは言うまでもない。 |
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− | ;「神様は勇気とか希望とかいった人間賛歌が大好きだし、それと同じくらいに血飛沫やら悲鳴やら絶望だって大好きなのさ。<br /> でなけりゃぁ――生き物のハラワタが、あんなにも色鮮やかなわけがない。<br /> だから旦那、きっとこの世界は神様の愛に満ちてるよ」 | + | ;「神様は勇気とか希望とかいった人間賛歌が大好きだし、それと同じくらいに血飛沫やら悲鳴やら絶望だって大好きなのさ。<br> でなけりゃぁ――生き物のハラワタが、あんなにも色鮮やかなわけがない。<br> だから旦那、きっとこの世界は神様の愛に満ちてるよ」 |
| :信仰も奇跡も知らない龍之介がキャスターに説いた台詞。信仰に絶望し神を呪って来たキャスターにとって思わぬ啓示となった。 | | :信仰も奇跡も知らない龍之介がキャスターに説いた台詞。信仰に絶望し神を呪って来たキャスターにとって思わぬ啓示となった。 |
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| ;「やっちまえ、青髭の旦那ぁ!ぶっ潰せ!ぶっ殺せ!ここは神様のおもちゃ箱だぁ!」 | | ;「やっちまえ、青髭の旦那ぁ!ぶっ潰せ!ぶっ殺せ!ここは神様のおもちゃ箱だぁ!」 |
− | :キャスターの大海魔を目にしてテンションの上がった龍之介のセリフ。彼独特の神の解釈からすれば今から海魔に人が嬲り殺されるのもまた神の遊戯に過ぎない。 | + | :キャスターの大海魔を目にしてテンションの上がった龍之介のセリフ。彼独特の解釈からすれば、今から海魔に人が嬲り殺され、食い殺されるのもまた神の遊戯に過ぎない。 |
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| ;「うわぁ…すっげーキレー」 | | ;「うわぁ…すっげーキレー」 |
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| ;龍之介が行った殺人行為の描写 | | ;龍之介が行った殺人行為の描写 |
− | :原作は文章のみなので読者は想像するしかなかったが、その後ドラマCD→漫画版の順で残虐な描写がエスカレートしていった。特に漫画版では犠牲者の無惨な遺体が2ページ見開きで描かれるなど、凄惨を極めた内容となっている。そしてアニメ版は(流血シーン等はあるが)原作よりはるかに抑えられた内容であり(とりわけある人物の行動が原作と異なっており、その結果本来犠牲となるべき人間達が救われたりもした)、その結果、とくにアニメから入ったファンからは「龍ちゃん」という呼び方をされている。 | + | :原作は文章のみなので読者は想像するしかなかったが、その後ドラマCD→漫画版の順で残虐な描写がエスカレートしていった。特に漫画版では犠牲者の無惨な遺体が2ページ見開きで描かれるなど、凄惨を極めた内容となっている。そしてアニメ版は(流血シーン等はあるが)原作よりはるかに抑えられた内容であり(とりわけある人物の行動が原作と異なっており、その結果本来犠牲となるべき人間達が救われたりもした)、そのせいか、アニメ版を入口とした一部のファンにはさほど異常性を認識されず、時に「龍ちゃん」の愛称で親しまれてすらいる。 |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |